創作 ポエム集 ((o(。・ω・。)o)) 『静音のカタルシス』 ~今日の涙と叫びを明日の笑顔と歓喜に~

他の誰でもなく私の言葉をクラウドの中へ、タイムカプセルのように埋める。見知らぬあなたのエールとなりますように。

宇宙の細胞

2016年09月28日 12時30分45秒 | ポエム

人はなぜ生きているのか

生きてく上での

対人関係や人生設計の悩み

ずっと縛られて

苦悩しながら呼吸を続ける日々



細胞の一つ一つの

活動を細かく気にして

生活しないように



宇宙から見れば

人間一人ひとりは

細胞よりも小さい



小さな事に縛られないで

自分を素直に

表現していけばいいのだ

逃走

2016年09月26日 03時05分46秒 | ポエム

ヤツから逃げる事はできない


どんなに疾走しても

どんな工作を凝らして隠れても

決してヤツから逃れられない



眠っていようが気絶していようが

覚醒していようが

無関係に逃れられない


どんな重厚な盾で防ぐ事も

機敏に避ける事もできない



迫って来る事も

過ぎ去るようにすり抜ける事もある

けれど確実にヤツは

やって来る



姿は同じなのに

人の感覚で

様々に変化する







ヤツの正体は















「時間」

【エッセイ】弱い者

2016年09月24日 13時18分57秒 | ポエム


世の中兎角弱い者イジメが多い。

弱い者が弱い者を虐める。一昔前に町人庶民が、農民を虐げてたように。いつの時代も変わらない。

消費者という立場で、些細なミスや態度を攻撃(クレーム)する。

文句を言うもの。傍観するもの。逆恨みするもの。弱者ばかりだ。

国家の頂点がひとつだけしかないように、強きものはごく少数であり、それ以外はその他大勢なのだ。


何とかなる

2016年09月22日 08時14分11秒 | ポエム


小さい頃からずっと

思ってた

どんなに困り果て悩ましい事も

最終的には

何とかなる



若者になり

時が経ち知った

何ともならない事もある



更に歳を経て

ようやくわかった

知らず知らずのうちに

何とかなったことは

いつも誰かが

何とかしてくれてた


身体に巣食う虫

2016年09月18日 22時21分41秒 | ポエム


グーグー空腹のサインに鳴く音

胃袋の中に巣食う虫が

食べるものがなくて

動き回る音



イライラムカムカ虫の居所の悪さ

胸の中に巣食う虫が

胸の中にあるシーソーの

真ん中に立って

波を揺らすかのように立てる音



モヤモヤや心のざわめき

心の中に巣食う虫が

夜行性の猫のように

夜になると活発に

心の中を飛び回る音


みんな身体に巣食う虫のイタズラ



言い訳のメソッド

2016年09月17日 19時01分27秒 | ポエム


気づいたら

言い訳ばかり


何をするにも

言い訳ばかりが先行する


一人で考え事している時でさえ

言い訳ばかり

観覧車やメリーゴーランドのように

頭に巡らしている


言い訳は悪の根源とまでは

言い切らないけれど

言い訳の前に

反省している自分でありたい

心の味覚

2016年09月15日 22時59分46秒 | ポエム

生きていることに

意味を見いだそうとするのは

人間のエゴだけれど


生きている事に意味を

作ることが

人生の幅

面白味の調味料だ


ただ何気なく過ごすだけでも

ヒトとして全うはできるけれども

それだけでは

人生は激辛料理だ


若い時に抱いた夢

諦めた夢を

今一度思い出したり

一番楽しいと感じられる事が

何であるか探したりして


漠然とでも今から

何をしていきたいのか

胸に留めて

生きていければ

心にある味蕾は

旨みを感じられるだろう

腕に抱え背に負い歩む

2016年09月15日 12時35分18秒 | ポエム

人は皆人として生きていく上で

何かしら背負いながら

何かしら抱えて

生きている



背負ったり抱えているものの大きさは

人によって大小あるけれど

将来に向けて背負うのは

「夢」

自分の可能性に向けた

大きな期待


背負ったり抱えているものを

目的地へ届けるために

弱さを隠して虚勢を張る

つつかれたら

崩れそうになるのを堪えて

不老長寿

2016年09月14日 13時32分21秒 | ポエム


不老長寿

私にとっては悍(おぞ)ましい

言葉に聞こえる



老いないのは

なんとなく羨ましい

けれど長生きに魅力を感じない

喜びを感じる事時間は

蝉の刻より短く

一息している間に

消えている


あまり何も感じていない時間と

心を痛めている時間が

遥かに永い


なのに与えられた

時間よりも永らえようなど

思わない


老いてゆくほどに

身体の苦痛も増す



不老長寿は権力者など

力を得た者の幻想だろう


幸せってなんだ

2016年09月14日 00時37分49秒 | ポエム

いつも何か満たされず

何も入っていないグラスのように

虚無を感じる

不幸せ



幸せってなんだ


欲求が満たされる事?

人は貪欲で何かが満たされても

いつの間にか土を掘り次の欲求が

井戸水のように湧いてくる


「幸」の字源は

人が手枷をせれている状態



誰かに右腕を握り続けてもらう

または握り続ける

これが幸せの正体かもしれないね

旅人のつもりの放浪者

2016年09月13日 01時17分00秒 | ポエム

この先もずっと

荊棘(いばら)に囲まれ

泥濘(ぬかる)んだ

道は永遠に続くのだろうか



荊棘を伐採して

泥濘(ぬかるみ)を舗装化すれば

苦労少なく歩いていけるのだろう

けれど怠惰な精神が

横にも縦にも何倍もの大きさで

妨害してくる



そんなことしても無駄


何をやっても同じ


負の誘(いざな)いの

膂力が勁(つよ)くて


軟弱な身体は濁流に呑まれてゆく

流されてきた距離が

長いほどに

目的地は離れてゆく



流された道のりを

悔やまず

ここから始めよう 


躓(つまづ)きの秘寶(ひほう)

2016年09月13日 00時59分00秒 | ポエム



誰よりも疾く走った者だけが

見ることのできる特別な景色に

風の聲に風の温もり



けれども何度も立ち止りながら

鈍くたって駆け上がった者だけの

一瞬で疾走した者が見逃した

小さく細やかな美しき景色や

緩やかなで長閑な空気




躓(つまず)いて転ばないと

知ることのできない

美しい世界だってたくさんある




成功している人を

妬んだりしてしまうけれど

挫折した者だけに見える

桃源郷に気が付かないだけ




今いる場所の長所を

見つめ直す

今ここにいるからこそできる

何か大切なことがきっとある