宇宙の細胞 2016年09月28日 12時30分45秒 | ポエム 人はなぜ生きているのか 生きてく上での 対人関係や人生設計の悩み ずっと縛られて 苦悩しながら呼吸を続ける日々 細胞の一つ一つの 活動を細かく気にして 生活しないように 宇宙から見れば 人間一人ひとりは 細胞よりも小さい 小さな事に縛られないで 自分を素直に 表現していけばいいのだ
パラレルワールド 2016年09月27日 14時27分11秒 | ポエム あの日あの時の決断 後悔の念で 振り返れば 今のあなたに続く 分岐点 どこかにあるかもしれない パラレルワールド その中のあなたは 今幸せなのかもしれないね
逃走 2016年09月26日 03時05分46秒 | ポエム ヤツから逃げる事はできない どんなに疾走しても どんな工作を凝らして隠れても 決してヤツから逃れられない 眠っていようが気絶していようが 覚醒していようが 無関係に逃れられない どんな重厚な盾で防ぐ事も 機敏に避ける事もできない 迫って来る事も 過ぎ去るようにすり抜ける事もある けれど確実にヤツは やって来る 姿は同じなのに 人の感覚で 様々に変化する ヤツの正体は 「時間」
【エッセイ】弱い者 2016年09月24日 13時18分57秒 | ポエム 世の中兎角弱い者イジメが多い。 弱い者が弱い者を虐める。一昔前に町人庶民が、農民を虐げてたように。いつの時代も変わらない。 消費者という立場で、些細なミスや態度を攻撃(クレーム)する。 文句を言うもの。傍観するもの。逆恨みするもの。弱者ばかりだ。 国家の頂点がひとつだけしかないように、強きものはごく少数であり、それ以外はその他大勢なのだ。
何とかなる 2016年09月22日 08時14分11秒 | ポエム 小さい頃からずっと 思ってた どんなに困り果て悩ましい事も 最終的には 何とかなる 若者になり 時が経ち知った 何ともならない事もある 更に歳を経て ようやくわかった 知らず知らずのうちに 何とかなったことは いつも誰かが 何とかしてくれてた
身体に巣食う虫 2016年09月18日 22時21分41秒 | ポエム グーグー空腹のサインに鳴く音 胃袋の中に巣食う虫が 食べるものがなくて 動き回る音 イライラムカムカ虫の居所の悪さ 胸の中に巣食う虫が 胸の中にあるシーソーの 真ん中に立って 波を揺らすかのように立てる音 モヤモヤや心のざわめき 心の中に巣食う虫が 夜行性の猫のように 夜になると活発に 心の中を飛び回る音 みんな身体に巣食う虫のイタズラ
言い訳のメソッド 2016年09月17日 19時01分27秒 | ポエム 気づいたら 言い訳ばかり 何をするにも 言い訳ばかりが先行する 一人で考え事している時でさえ 言い訳ばかり 観覧車やメリーゴーランドのように 頭に巡らしている 言い訳は悪の根源とまでは 言い切らないけれど 言い訳の前に 反省している自分でありたい
道路脇の花束 2016年09月16日 11時42分12秒 | ポエム 道路脇に捧げられた花束 捧げた人の悲しい思いが 憑依してくる 目頭の当たりを 内出血のようにして 泳ぐ涙 心に広がる雨雲 花束を捧げた人に てるてる坊主が 寄り添いますように
心の味覚 2016年09月15日 22時59分46秒 | ポエム 生きていることに 意味を見いだそうとするのは 人間のエゴだけれど 生きている事に意味を 作ることが 人生の幅 面白味の調味料だ ただ何気なく過ごすだけでも ヒトとして全うはできるけれども それだけでは 人生は激辛料理だ 若い時に抱いた夢 諦めた夢を 今一度思い出したり 一番楽しいと感じられる事が 何であるか探したりして 漠然とでも今から 何をしていきたいのか 胸に留めて 生きていければ 心にある味蕾は 旨みを感じられるだろう
腕に抱え背に負い歩む 2016年09月15日 12時35分18秒 | ポエム 人は皆人として生きていく上で 何かしら背負いながら 何かしら抱えて 生きている 背負ったり抱えているものの大きさは 人によって大小あるけれど 将来に向けて背負うのは 「夢」 自分の可能性に向けた 大きな期待 背負ったり抱えているものを 目的地へ届けるために 弱さを隠して虚勢を張る つつかれたら 崩れそうになるのを堪えて
夢を誘う星座の囁き 2016年09月14日 23時59分19秒 | ポエム 地上の眠りの中の夢は 夜空の星座の囁き 人や全ての夢見る生命を 癒やす為に毎夜 投影機のように光りを送る 雲に覆われ頭上に 姿を現さない時も 休まずに
不老長寿 2016年09月14日 13時32分21秒 | ポエム 不老長寿 私にとっては悍(おぞ)ましい 言葉に聞こえる 老いないのは なんとなく羨ましい けれど長生きに魅力を感じない 喜びを感じる事時間は 蝉の刻より短く 一息している間に 消えている あまり何も感じていない時間と 心を痛めている時間が 遥かに永い なのに与えられた 時間よりも永らえようなど 思わない 老いてゆくほどに 身体の苦痛も増す 不老長寿は権力者など 力を得た者の幻想だろう
幸せってなんだ 2016年09月14日 00時37分49秒 | ポエム いつも何か満たされず 何も入っていないグラスのように 虚無を感じる 不幸せ 幸せってなんだ 欲求が満たされる事? 人は貪欲で何かが満たされても いつの間にか土を掘り次の欲求が 井戸水のように湧いてくる 「幸」の字源は 人が手枷をせれている状態 誰かに右腕を握り続けてもらう または握り続ける これが幸せの正体かもしれないね
旅人のつもりの放浪者 2016年09月13日 01時17分00秒 | ポエム この先もずっと 荊棘(いばら)に囲まれ 泥濘(ぬかる)んだ 道は永遠に続くのだろうか 荊棘を伐採して 泥濘(ぬかるみ)を舗装化すれば 苦労少なく歩いていけるのだろう けれど怠惰な精神が 横にも縦にも何倍もの大きさで 妨害してくる そんなことしても無駄 何をやっても同じ 負の誘(いざな)いの 膂力が勁(つよ)くて 軟弱な身体は濁流に呑まれてゆく 流されてきた距離が 長いほどに 目的地は離れてゆく 流された道のりを 悔やまず ここから始めよう
躓(つまづ)きの秘寶(ひほう) 2016年09月13日 00時59分00秒 | ポエム 誰よりも疾く走った者だけが 見ることのできる特別な景色に 風の聲に風の温もり けれども何度も立ち止りながら 鈍くたって駆け上がった者だけの 一瞬で疾走した者が見逃した 小さく細やかな美しき景色や 緩やかなで長閑な空気 躓(つまず)いて転ばないと 知ることのできない 美しい世界だってたくさんある 成功している人を 妬んだりしてしまうけれど 挫折した者だけに見える 桃源郷に気が付かないだけ 今いる場所の長所を 見つめ直す 今ここにいるからこそできる 何か大切なことがきっとある