同じ場所

（写真 (c)Tomo.Yun）

「同じ場所」


同じ大地の上に立ち


同じ太陽の光を浴びて


夜も同じ月の恵みを受けて


同じ時代に生きているのに


出会うこともすれ違うこともない


私の想いは強烈に望んでいるのに


どうして叶わないの


二次元や空想を追い求めてるわけじゃないのにね


大きな地球の中の


小さな島国の中の同じ郷にいるのにね


追いかけッコしてるわけでもないのにね


ただひと目元気な君を確認したいのに

濃霧

(c)Tomo.Yun


我が身を濃霧が覆い尽くす

雲海の中に迷い込んだように

前に歩き出してるつもりなのに

一向に目的地にたどり着かない




足元ばかり見て歩いてるからなのかな

転ぶことを恐れるあまりに



ただ前を見ても何も見えない現状

ちゃんと歩いてるのになぜ




不安で不安で

後ろを振り返り過ぎて

無意識に後退りしているからなのかな




もしもこの濃霧が晴れたならば

もっと歩みを強くできるのに

もしももしもと

自分の周りにいつも責任転嫁

今できないことは

周りが好転しようと

できるはずが無いのにね




右にも左にもどちらとも決断できずに

優柔不断に成すが儘

なるようになるさで運任せ





この濃霧は幻想なんだね　きっと


何もできない自分を認めたくなくて

愛のない場所

みんな愛を求めてるのにね

なぜだろう

愛を求めているのに

近づいてくる愛から

目を反らし後退りをして

自ら愛のない場所へ向かう

愛を求めているはずなのにね



愛され馴れしていないから

愛され方がわからなくて

不器用に立ち回る

愛のない場所に逃げ込み

愛を求めて叫び続けてる



愛のある場所に戻ればいいのにね