揺れる空気 2014年01月28日 21時40分02秒 | ポエム 透明な空気をも震わす あなたの笑顔 ずっと見守っていくことが 夢だった 空気を共有していると 思っていたけれど 交わる事なく 擦れ違っていたんだね 空気を通して 君に話しかけた 気持ち込めた けれど君をすり抜けた 電波に周波数があるように 君に届く周波数を見つけれなかった もう諦めることだけしか 許されないのだろうか
好きな人の顔 2014年01月27日 23時37分11秒 | ポエム 好きな人の顔って どうして思い出せないのだろう 気が付かれないようにして ずっと眺めているのに 会いたいという感情を 高めるためなのかな 恋心で見ているから 脳まで届かないのかな 毎日何ヶ月も見ているのに どうして思い出せないのかな 心は朝から晩まで好きの気持ちで 会えない時間もたまらなく好きなのに
ぎこちない関係より表面的な関係を択ぶ 2014年01月24日 23時26分43秒 | ポエム 愛を封じて 何も無かったかのように 振る舞う日々 表に出して 冷たくされるよりも ずっと心地よくて 何も無かったかのようにするのは ひたすら侘しさが 煙のように立ち込めるけれど 拒まれながら 相接するよりも ずっといい 侘しさはやがて雲になり 雨となる日が訪れるって わかっているのにね
思い入 2014年01月16日 22時26分31秒 | ポエム もう逢えないんだね 楽しいときも 寂しいときも 哀しいときも 共有したのにね 今日から分けあう事もなく 思いは出してもすぐに 再びまた入り戻る 今やもうただただ寂しいよ
月 2014年01月13日 22時02分31秒 | ポエム 蒼き空に浮かぶ真昼の月は 泪目に映る笑顔のように美しい 碧き水面に映える月は 瞼の中のアフロディーテのように麗しい 夜曲のヒロインはジャンヌ・ダルクのように 雄壮で時には心哀しげ 優美でそしてどこか儚い 神秘的なその姿は 神の住処か隠れ家なのか 満ち欠けしているような錯覚は イリュージョストか魔導師なのか 今宵もまた月の引力に 導惹かれ独り月を仰ぎ魅せられる
大切な友達に 2014年01月10日 23時13分55秒 | ポエム あの日出逢った衝撃は 今でも鮮明に覚えている どこか自分と似ているような 自分に無い宝石を手にしているような どこか不思議な感覚 何でもない会話が楽しくて はしゃいだり笑ったりしたよね たくさん色んな話をしたね そしてたくさん学んだ 啻(ただ)手に届く距離に居てくれるだけで 胎内にいるかのような安心感があった 寂しくないって自分を騙してみるけれど 話たい時に話ができないって やっぱり寂しいね けれど自分自身の心の中に エールを込めて祈ることしかできない それだけができる啻(ただ)一つの事だから いつまでもありがとうの気持ちを重ねて 応援してるからね
儻しかして 2014年01月10日 20時48分30秒 | ポエム お金持ちになったら 君は私のそばにいてくれるかな イケメンになったら 君は私を好きになってくれるかな 女に生まれたなら 君は友達になってくれるかな 同じ年に生まれたなら 君とつきあえていたのかな テレパシーが使えたなら 君を振り向かせれたのかな 記憶を有形にして保管できたなら 君をたくさん感じれるのかな 上着を裏返しにして寝たら 夢で会えるかな
未来のために 2014年01月09日 19時53分00秒 | ポエム このさみしさは 明日の喜びのために この切なさは 明日の幸せのために この想いは 未来に二人が一人になるために さみしくて さみしくて 心が真冬の氷水に 浸っているかのように 冷えあがりそうだけど 切なくて 切なくて 心が宇宙空間に漂うかのように 目的地を見失いそうだけど この想いは未来に 二人が一人になるための 種なんだ 苗なんだ
初夢 2014年01月01日 16時57分16秒 | ポエム 歳の肇めの朔の夜 眠りのなかに 見た夢は 朧気で最早既に靄の中 けれど覚醒の夢(イメージ)の中には 北斎の描いたような 荒ぶる波に凛々しく聳える富士 そして幻の空には 優雅に羽撃き滑空する孤高の鷹 未だ続く荒野の中であっても 忍び耐えぬき 前に絶えず歩む そう決意した