創作 ポエム集 ((o(。・ω・。)o)) 『静音のカタルシス』 ~今日の涙と叫びを明日の笑顔と歓喜に~

他の誰でもなく私の言葉をクラウドの中へ、タイムカプセルのように埋める。見知らぬあなたのエールとなりますように。

夕暮れの雲

2014年12月31日 00時17分01秒 | ポエム



戦い終えた戦士が凱旋するかのように

夕暮れ時のキャンパスいっぱいに

拡(ひろ)がる雲が

枯れた冬山の奥へと

柔(やさ)しく微笑む月に

見守られ宛(なが)ら

風に乗って列を為して帰る



雲に向かって心で手を合わす

今日も一日お疲れさま

また明日いちにちが

元気に過ごせますように






とまり木

2014年12月30日 23時45分00秒 | ポエム


とまり木に時々降り立つ

なぜこの世に生をうけたのか

考えても答えの出ない疑問

悟ったつもりで出した答えも

暫くするとまた疑いで

いつまで経っても答えはでないのに



何かを諦める事で

新しい何かを得るための準備ができる

地球が自転する事で

唯一の太陽の徳を平等に享受できる

欲求があるからこそ

動機があってアクションを起こす

人間が作り出せる物は

総て素材が必要で零から創造できない

発明は何かと何かを組合せる事

辞書や図鑑に載ってることも

本当にそれが正しいのだろうか

生命種族は無数存在しているのに

それぞれ個性がある


当たり前の中にある人知を超えた

未来永劫迷宮入りのミステリー





皆無~ゼロの無限性~

2014年12月30日 18時31分00秒 | ポエム



何も無い事は

何もかも持っている事に等しい


器に何も入って無いからこそ

何でも入れることができる


紙に何も書かれていないからこそ

何でも画く事ができる


手に何も持っていないからこそ

手は自由に動かすことができる


家庭も守る人もいないから

新たな恋もできる


富も名誉もないから

いろんな可能性を探す事ができる



家も土地もないから

西も東もいつでも拠点を作れる



何も無い事は未知への無限の可能性



既に何かを持っている者は

何かを手にする為には今ある物を

手放さねばならぬ


何も無ければ手放す物も要らない

だから何も無いからって

君よ

嘆き腐る事はない

何もない事は

何でも始めれる事

ゼロのスタート地点なんだから



緒(いとぐち)

2014年12月30日 00時33分38秒 | ポエム



溜め息を吐きたくなったら

深呼吸すればいいよ


泣きたくなったら

口角をあげるといいよ


怒りで手をあげたくなったら

握った拳を解いて自分の鼓動を

手のひらで感じればいいよ



孤独を感じたら

同じように孤独に感じてる人と

宙(そら)の果てで

繋がっていると感じとればいいよ


不満があったら

どうしたら実現できるかを

百通り考えてみるといいよ



将来に不安を感じたら

今できることから少しずつでも

開始するといいよ


選択に迷ったら

より安全で確実な答えを

選ぶといいよ

それでも迷ったら

誰かに相談するといいよ

相談して状況を説明しているうちに

自分で答えを見つけれるから


















2014年12月27日 20時14分00秒 | ポエム




生を受けて親を知り

言葉を覚え

食べることを覚え

歩くことを覚え

文字を知る



そして友を知り

世間を知り

楽しみを知り

寂しさを知り

思い出を知る


そしてまた愛を知り

己の限界を知り

より広い世界を知り

その間に

悲しみ、病、希望、不公平を知る


歳を重ねて自然の偉大さを知り

先人の偉大さを知り

近き人の寛きさを知り

己自身を改めて知る


生きることとは知ることの連続

それでも総ては知らずに畢わる

今この時の水平線の向こうに

知り得る事は喜か憂か










頑張れ

2014年12月27日 19時42分00秒 | ポエム


頑張れ頑張れって

頑張ってるあなたに必要ないよね

だからって

頑張らないでっていうのは

なんだかおかしいよ

ずっと頑張ってるのは

わかってる



頑張り続けて挫けそうになる心に

頑張り続けて崩れそうになる心に

応援の言の葉は

やっぱり頑張れ

頑張れの言の葉には気が宿り

念を届けれそうだから

だから頑張れ





頑張るのをやめた時

風船に入れた空気が

吹くのをやめたら抜けて

萎んでしまうように

今までの頑張りが霧散してしまうから

だから頑張れ 

でも頑張りすぎてもいけないよ

万物何もかも過度の行いは失敗の素


頑張れの言葉を

ろうそくの火が燃えるのに必要な

空気のように感じてほしい


頑張れの言葉を

水が流れるのに必要な

重力のように感じてほしい 


頑張れの言葉を

植物が育むのに必要な

水や光や微生物のように感じてほしい



頑張れ頑張れあなたの輝きに

頑張れ頑張れあなたの未来に

希望満ち溢れますように







魔法の言葉

2014年12月27日 01時34分11秒 | ポエム


後悔しそうな決断の前や

誰かの助言に従い行動に移す前や

今の自分の状態を悔いた時に

唱える魔法の呪文

「全ては自分が決めた事」


産まれた環境や

大人に成育する以前の事のほかは

全て自分が決めたことの積み重ね

誰かを責めたり怨むこと勿れ

全ては自分が決めたことなのだから



困っている人を救けようとする前や

近き人を支える為の日常も

鍛錬や錬磨や自己投資をする前や

我慢や忍耐や辛抱をする前に

唱える魔法の言葉

「全ては自分の為にする事」



近き人の為を思ってしている行為も

結局は自分の為にしている事

だからその近き人に感謝されなくても

自分の為にしている事なのだから

感謝されなくても

慰められなくても

全て自分の為にした

唯々それだけの事なのだから





風船の葩(はな)

2014年12月26日 22時30分00秒 | ポエム


恋の最中(さなか)は

意中の人に

猩々緋色の焔(ほのお)の如き

想いに燃えて

会えない時間は

雷鳴が轟き続けるように

寂しさが募っていた



恋を諦めた跡は

心の置き場が失(き)えて

風船のように

ふらふら彷徨(さまよ)う

昼夜一貫

いつも荒れた海の高波が

繰り返すように

寂しさで心が烈しく惻(いた)む



この漠(さみ)しさの

咲き場を索(もと)めて


恋の待合室

2014年12月12日 01時40分29秒 | ポエム
苦しさ、切なさ、虚しさに

追いかけられて

きっと涙で

薄着で冬山を佇むように

身を震わせるだけなのに

闘牛の如く驀地に突き進み

鐘を撞くようなキュンと弾む恋を願う



相々反する想い

背中に刻まれた大きな傷が

長い時を経て漸く

癒えかけてる証なのかもね

ぽっかり開いた大きな空間が

新しい惑星を創造して

待合室のような伽藍堂へと変わる



どんなに粉々に砕かれようとも

どんなに斬り刻まれようとも

どんなに焼き焦がされようとも

歩みを止めたら枯れてしまうから