創作 ポエム集 ((o(。・ω・。)o)) 『静音のカタルシス』 ~今日の涙と叫びを明日の笑顔と歓喜に~

他の誰でもなく私の言葉をクラウドの中へ、タイムカプセルのように埋める。見知らぬあなたのエールとなりますように。

メビウスの日々

2014年03月22日 20時35分45秒 | ポエム



毎日同じ日々の繰返し

昨日も今日も

同じ事を繰り返している

そんな気がするけれど

毎日時間は新しく娩まれたての

時を刻んでいる




太陽も月も日々新た

海も空も日々新た

風も雲も土も岩も木も花も草も

総てが日々新た

ただ気が付かないそれだけのこと



ずっと同じでいる為には

自らも周りも何もかも

白兎赤烏が停止すれば

同じままで居続けれるのだろう



毎日が同じ繰り返しのように感じて

嘆くこと勿れ

それはただの錯覚で

ただの思い込みなのだから


続く恋心

2014年03月13日 21時08分12秒 | ポエム

恋したあの日の気持ちと

日々増してゆく想いと

失意に打ちひしがれても

消失することなく続いた愛

会えない日々が続いているのに

そのまま気持ちだけが

心の中の洞窟にひそんでいる

身の回りの物は

落とす事も忘れる事もあるのに

気持ちは置いてくる事も消す事も

できないんだね

建物は巨大になるほど破壊に

時が必要なように

想いも大きいほどに

時が必要なんだね

だからもう少しだけ秘かに

好きでいさせてね


2014年03月10日 23時19分00秒 | ポエム



歳を重ねて身につけたもの

見栄と虚栄とプライド


歳を重ねて手に入れたもの

嘘と躊躇いと臆病風


歳を重ねて覚えたもの

怠惰と自己嫌悪と何かをしてるふり



真っ直ぐで希望を持っていた

幼き頃の我と逸れて

諦観と妥協と絶望を抱き棒えて

老いに向かって猛突進している

地平線のずっと奥にいても



優しい気に包まれ耀く

好々爺になれたなら

道のりが恥じた生涯であったとしても

胸を張って三文銭を

払うことができるだろう



君の影

2014年03月09日 17時16分00秒 | ポエム


いつもどこにでもついてまわれる

君の影になれたなら

笑顔の時も涙した時も

同じタイミングで

笑ったり泣いたり

跳んだり肩震わせたり

シンクロできるのにね


晴れた日はくっきりと

月夜や曇った日にはひっそりと

君のそばに付き添えるのにね

ゆっくりもそそくさも

どんなときも

君と同じでいれるのにね


君を非難する者がいたって

身代わりに踏まれることだって

君に元気づける者がいたなら

二つの影を一つにして

巨大な影を作れるのにね


現の叶わぬ夢を見るよりも

虚無の中に夢を抱く

君から遠く離れたこの場所で

私はそう 動くことのない影








湯船から追憶

2014年03月08日 22時50分29秒 | ポエム

湯船の中でじっと佇んでいると

君との想い出が

湯気の中に浮かぶ

初めて会った日のこと

出逢って二日目の日のこと

指が触れた時のこと

2人きりで同じ空間で過ごした日のこと

気持ちは通ってなかったけれど

笑顔を確認し合ったこと

お互いに譲らす反駁したこと

そして繰り返された

いつもの日々のこと


楽しかった記憶が

湯気のようにぼんやりと思い返す

僅かな月日だったけれど

一方通行の恋であったけれども

止まらないシャワーのように

流れでる感謝の気持ちが目から溢れる

楽しい時間をくれて

ありがとう

最後の我儘

2014年03月07日 21時10分29秒 | ポエム

偶然が無い限り

もうあなたに逢えない

心の準備は確りとしていたけれど

愛が大きかった分だけ

悲しみも大きいね

話し声も笑い声に癒されていたのに

靭やかな手の幸

長い黒髪

千年に唯一人

理想を超えるような女性だった

過去形の感想が

凄まじく物悲しいね

全て思いのままになることがなかった

けれどこれだけは叶えて欲しい

素敵な生涯を送ってくれますように


安心

2014年03月07日 20時57分00秒 | ポエム



近くにいる時には

あんなにも安心できていたのに

離れている今は

雨の前に空を雲が覆うが如く

切なさが湧き出て溢れそう

片思いの不安感なのかな



唯あなたが側にいてくれるだけでいい

他に何も望まない

強がりじゃないつもり

でもあなたが私よりも

ほかの誰かの近くにいる時には

異性同性関わりなく

嫉妬がフツフツと湧き上がり

心から先に幽体離脱のように

その空間から逃避する



片想いのくせして

わがままな私

離れている今は

なんの関わりもなくてもいい

なんでもいいから

近くにあなたにいて欲しい

それだけでいい



欲を言えばやっぱり

手の中に 胸の中に

あなたが欲しい

理性の制御装置をあなたへ

秘かに預けてしまっていたんだね

嵐の備え

2014年03月06日 23時16分46秒 | ポエム


愛していた人と二度と

逢えなくなるかもしれず

明日の嵐に備えて堤防を築く

自らをマインドコントロールして

出逢っていないと暗示をかけたり

別の事に神経を傾け

思考の中に入る隙間を無くす

一方通行のままの気持ちだったけれど

喜びも悲しみも

大きな振り幅で揺れた恋だった

男磨きを始めよう

来世で巡り逢えた時の為に










愛していた人と二度と

逢えなくなるかもしれず

明日の嵐に備えて堤防を築く

自らをマインドコントロールして

出逢っていないと暗示をかけたり

別の事に神経を傾け

思考の中に入る隙間を無くす

一方通行のままの気持ちだったけれど

喜びも悲しみも

大きな振り幅で揺れた恋だった

男磨きを始めよう

来世で巡り逢えた時の為に









地の底から

2014年03月06日 14時40分00秒 | ポエム

風に乗せて熱く漲るこの想いを

今宵も夜空に放つ

月の光 星の光の彼方にある

未来のあなたの元へと届きますように

今 この時のあなたの気分が

晴れ渡る日の水面のように

キラキラ輝いて

今 この時のあなたの表情が

燦々と輝き続ける太陽のように

明るい笑顔であるように

沈んだ心も生気のない心情も

すべて私が引き受ける

私が地の底を歩み続けることで

あなたが地上を歩けるのならば

嬉し涙で地上にオアシスを

届けることができるでしょう

相反

2014年03月03日 20時35分43秒 | ポエム


相反する関係にあるものは

双方どちらか一つ虧(か)けても

成り立たない


長き物短き物

総ての長さがもしも同じならば

長短の概念すら生じない

深浅、高低、濃薄も然り

貧乏人がいるから金持ちがいる

もしも総ての人が

等しい経済力であるならば

金銭の価値は消失し更に

意欲も競争も発展も無くなる

均衡の弊害が生まれ出る


もしも総ての人が

等しく貧乏であるならば

そもそも総ての人の

差の均衡を維持する事すら

消費がある以上有り得ない


前後、表裏、陰陽、明暗、緩急

枚挙に遑(いとま)がない


過去未来

今だけならば時は動く事はなく

希望を持つから絶望を感じ


美しきものだけしか

存在しないのであれば

美しさは普通で当たり前であり

美しいと感動を覚える事はない



ずっと不幸の連続と思い続けてた

我が人生は不幸の塊で

下降だらけだと

けれど幸福を知っているからこそ

不幸を嘆くのだ








ここにあるのは想いと私

2014年03月01日 14時46分00秒 | ポエム

大空も大地も
あなたのいる場所に続いているのに

朝も夜も同じタイミングで
時を迎えているのに

今ここにあなたはいない


広大な地球からしてみれば
わずかな距離なのに

永い時代からしてみれば
わずかな差なのに

今ここにあなたはいない

何億何兆の中に巡る出会いなのに
どうして私は
永久に独りでいるのだろう

前世の誓いはあなたと
交わしていた筈なのになぜ