創作 ポエム集 ((o(。・ω・。)o)) 『静音のカタルシス』 ~今日の涙と叫びを明日の笑顔と歓喜に~

他の誰でもなく私の言葉をクラウドの中へ、タイムカプセルのように埋める。見知らぬあなたのエールとなりますように。

灰雲に登る虹

2015年07月23日 18時55分00秒 | ポエム



日頃の鬱憤を晴らすかのように

猛々しい槍のようなに強い雨


雨が過ぎ去れば

涙流した後の笑顔のように

静かな空気が澄み綻び

一辺を和ませる



雨上がりと

晴天の間(はざま)の空は

泣き終わったばかりで

悲しい表情を戻せずにいるかのように

灰雲がまだ宏がる



そんな空に虹ひとつ

ポセイドンの三叉のように

偉大な貫禄を放たれる


美しく威風堂々たる姿が

鬱屈していた心に宏がり


灰雲の陰(かげ)に潜む

蒼空(あおぞら)を見つけ

導いていてくれる


心の奥底

2015年07月22日 22時50分50秒 | ポエム


この世の中で

真実(ホントウ)に理解できるもの

たった一つ

自分の心だけ



だから自分には

いつも正直にいないとね



遠くの誰かも

近くの誰でさえ

真実(ホントウ)は何を

考えているかなんて

何万の時を費やしても

わからない

だから自分だけは正直でいないとね



煩悩分裂

2015年07月18日 21時59分30秒 | ポエム



いつもと変わらない毎日

ただ歳と同期して

身体が劣化していくだけ



刺激や新鮮な何か

ただなんの具体性もないのに

漠然と待つだけ



生きていくだけで

精一杯な国や時代は

朝が繰り返されることに

感謝しているというのにね



まるで細胞が煩悩で

形成されているかのような

贅沢な不満



毒が薬になるように

欲張りだって巧みに活用したら

成長のバネになる











一寸法師

2015年07月10日 23時37分41秒 | ポエム


むかしむかし

に生きてる一寸法師


過去の小さなちいさな

身の丈サイズの武勇伝を誇り

過去に心を置く一寸法師


一流の人間は今を全力投球

二流の人間は未来へ向って猛進

三流の人間は過去へ盲進



時流を乗りこなせずにいる

時間が長すぎて

大きくならないまま大人になった



今この時を生きなきゃね


人が生きる理由

2015年07月03日 22時53分13秒 | ポエム

ヒトはなぜ生を受け

なぜこの世で生きるのか



苦しみから解放されて

その苦しみを克服する事が使命



どんな立場であっても

どんな環境であっても

例え恵まれているように見えても

人は苦しみの中に立つ




文明も文化も苦しみを克服して

築き上げられた城



言葉も文字も人から人へ

思いを伝えようとして

作られた先人の遺産



今ある苦しみは乗り越えられない

障害ではない

乗り越える術が

きっと見つかる

そう信じ続けたならば