この世界に愛はあるのか
愛があるならば
なぜ私の所に愛は
巡ってこないのだろうか
愛は雲のように
同じ場所にいつまでも留まらずに
いつの間にかどこかに消えて
いなくなるものなのかもしれないね
愛は風のように
一瞬訪れて包みこんだと思ったら
何もなかったかのように
通過していくだけなのかもしれないね
愛は水のように
片手で掬うとすると僅かな量だけ
両手で掬っても零れる方が多くて
掴めず時が経てば乾いて
消えていくものなのかもしれないね
愛とは火のように
触れたものを燃やし
全てを焼き尽くし無にしたり
焦げ跡だけを残して
いつの間にか
消滅していくものなのかもしれないね
愛は無形で
幻想や夢なのかもしれないね