創作 ポエム集 ((o(。・ω・。)o)) 『静音のカタルシス』 ~今日の涙と叫びを明日の笑顔と歓喜に~

他の誰でもなく私の言葉をクラウドの中へ、タイムカプセルのように埋める。見知らぬあなたのエールとなりますように。

蛙(かわず)

2017年02月26日 00時41分29秒 | ポエム


その気になったら

洒落た小説が書けそうな

気がしたり



少し習えば

管楽器や弦楽器が演奏できそうな

気がしたり



時間と気力があったら

油絵や水彩画が描けそうな

気がしたり



もう勉強したら

弁護士や行政書士の資格が取れそうな

気がしたり



人脈があったら

音楽の曲の提供やアイドルの

プロデュースができそうな

気がしたり



機会があったら

プロ野球の敏腕投手の豪速球が

打てそうな気がしたり



過去に戻れば

栄光を掴めそうな

気がしたり



すべてそれは

大きな海の存在など知らず

井戸の中しか知らないせいだ





キレイ事

2017年02月23日 20時30分31秒 | ポエム

 
海底に長い間

沈む錆びきった鉄屑が

ダイヤモンドで一度や二度

削っただけでは

落ちないように



汚(けが)れた心は

キレイ事を

ひとつふたつ並べただけでは

決して澄むことは無い



腐敗した心に

キレイ事は

満腹時に見る食べ物のように

拒否反応が起きるだけ



泥々の心に

キレイ事は

嘲笑の材料でしかない




錆びや汚(よご)れや腐った心に

キレイ事は

幻想(ゆめ)物語







理(ことわり)

2017年02月20日 03時24分23秒 | ポエム


やる気を引き出せない理由は

そこに理(ことわり)が無いからだ

イコール無理なんだ

何の為にやるのか

何の為にのやりたいのか

はっきりした理(ことわり)が

必要なんだ

何をしたらどうなるとイメージできる

筋道がつけれたなら

気力も芽生える


気持ちに心がついてこない

2017年02月18日 23時47分02秒 | ポエム

気持ちに心がついてこない

心は亀で

気持はウサギのようだ




気持ちに心がついてこない

気持ちより

心の重力は大きいのだろうか




気持ちに心がついてこない

気持ちばかりが先を歩き

心は後退り



気持ちに心がついてこない

気持ちは向上の地点にいるのに

心は面倒がり動かない



気持ちに心がついてこない

人それぞれ

2017年02月14日 01時55分19秒 | ポエム


沈まぬ太陽も

昇り続ける月もない

いつも活溌に見える人も

落ち込むことはあり

ネガティブに感じる人も

テンションを上げる事もある

どんな人も

昼夜の如く

晴れ間も闇夜もある

傍から見て

些細な事も

致命的な事も

当人にとっては

巨大な熊であったり

矮小な蟻であったり

感じ方は人それぞれだ

自分だけが悲劇のヒロインだなんて

虚観だ

空も大地が

同じであっても

見えている世界は

人それぞれだ

訪問者

2017年02月08日 01時25分46秒 | ポエム


喜びは律儀な紳士だ

必ず訪問する時には

ノックをして

やってくる



哀しみは礼儀知らずの無法者

勝手にドアを開けて

突如として

やってくる



ノックの音を

聞き逃すと

喜びは

帰ってしまうよ



ドアに鍵を

しめていても

哀しみは

容易に侵入してくる



哀しみから

逃れるために

隠れていると

喜びと出逢えない




堂々としてればいい

哀しみから逃れられないけれど

喜びとの出会いを逃さないように


心の夜空に認(したた)めて

2017年02月05日 23時37分37秒 | ポエム


心には夜空が広がっている


満ち欠けを繰り返す月の如く

大きな野望がひとつと


無数の星の如く

小さな希望が無数に広がる

夜空だ




成就して失う光は乏しい

失敗を認める事で諦め

光は滅していく



彗星のように燃焼して

小さな塵となり

新星は生まれる




認める事は

星が小爆発するが如く

エネルギーが要る



認める事は

時間をかけて

じっくりと見留めること



無惨なモノは

誰も見たくない

目を逸らしたくなる

凝視に耐えない

それでも凄惨な事実を

見留める



ひとつひとつ

見留めていくと

涙こみあげてくるね

けれどそれが自分の姿だ

なぞなぞ

2017年02月04日 00時29分59秒 | ポエム

離れたくても

ずっといつも側にいて

離れないもの



無意識のゾーンにあっても

バックグラウンドで

継続して活動しているもの



生まれた時から

現在まで

一緒にあるもの



隠し事もできなくて

嘘もつけない

唯一の存在



どんなに大きな失敗をしても

同じ過ちを繰り返しても

見放すことができないのもの






答えは自分自身だ



好き嫌いの云々で物語らずに

本気で向き合い

ぶつかり続けなければ

ならない相手は

自分自身だ