創作 ポエム集 ((o(。・ω・。)o)) 『静音のカタルシス』 ~今日の涙と叫びを明日の笑顔と歓喜に~

他の誰でもなく私の言葉をクラウドの中へ、タイムカプセルのように埋める。見知らぬあなたのエールとなりますように。

遠距離

2015年01月31日 23時40分49秒 | ポエム


離れていても

お互いの思いが繋がっていたなら

心もきっと繋がっているよ




目を閉じて胸に手をあてれば

どこでもドアやタイムマシーンで

いつだってきっと会えるよ



一緒の空間を共有できなくても

後で楽しかったことや

苦労したことの話だとか

一緒にいない分だけの

話を聞ける楽しみがある



いつも心はへその緒のように

繋がっているから

君が悲しい日々を暮らしていたなら

大切な誰かも悲しいが伝わるよ




人の守護霊の正体は

生きてる君の大切な誰かを

思う気持ちや祈りで

できているのかもね



だから悲しまずに

いつも元気に明るく

日々を過ごしていれば

きっと大切な誰かも幸せな日々を

過ごせるから







詩(うた)

2015年01月31日 23時24分00秒 | ポエム




思いっきり自虐的に詩にのせて

言葉にタップダンスを踊らせると

傷口から膿が出てきて

明日もう一度だけ諦めずに

チャレンジしようって

思えてくる



見知らぬ誰かの

苦悩の絲を解(ほど)く

パズルのピースの一片に

なれたなら

負けずに私も

頑張ろうって思えてくる




悲しいときこそ詩をかく

寂しいときこそ詩をかく



今の生き抜き方に迷った時

潜在意識にメールして

次の一歩の置き場を確認する





プラス思考にリズムをとれば

頑張ろうって思えてくる

マイナス思考にリズムをとれば

モヤモヤを吐き出せる




泣きたい時には詩を振り返り

元気が足りない時には詩を直す




だから今日も明日も詩い続けていく



誰かの心に

鐘を突いたように響き

メッセージを伝えれたなら

詩は生命力の焔で

燿(ひかり)を灯せる

道化師

2015年01月31日 20時39分00秒 | ポエム




涙 涙 涙の道化師



泣くことさえも許されず

涙のペイントを頬に描き




女神に恋した愚直さに

赤恥色の鼻を付け




言葉を増やすほどに惨めに

本当の唇より大きく口紅を塗り




空気よりも薄い存在感を誤魔化して

派手な衣装を身に纏う




涙 涙 涙の道化師




グレー1色の心でありながら

偽りの七変化をしてみせる




逆さ吊りのフールのタロット

逆位置になっても足枷されたまま





ブッダの前で

火に飛び込んだ兎のように

ただ血肉になれることだけ

望むことさえも

私には赦(ゆる)されないの

見えない恐怖

2015年01月31日 00時27分07秒 | ポエム


幽霊や宇宙人のように

存在の不確かな

見えないものへの恐怖



将来や未来のように

着地点の不確かな

見えないものへの恐怖



空気や風のように

見えないのに

畏怖しないのは

当たり前の如く

日常に溢れて気心知れているから




おそれや心配は識らない事が源

未来や将来のように

識ることが困難なことは

恐怖が消えるぐらいまで

たくさん想像をしたらいい



知識は不安や恐怖の消しゴムになる


恥 ~感情の根源~

2015年01月29日 21時34分28秒 | ポエム


恥じらいは

生命の中で人間特有の感情


恥は本気の障壁

我武者羅に何かをすることは

格好悪い

本気で何かをする姿は

表情も姿勢も不格好で

時には涙流したりして

格好悪い


格好悪いって感じる心と恥は等しい



大勢の前で話すときに

緊張するのは

巧く話ができなかったらと

勝手に無様な自分を想像するから

失敗したら恥ずかしい



正義感を振り翳(かざ)して

正当な主張を

表現することは

恥ずかしい



自分の気持ちを伝えて

断られたり断られたら

格好悪くて

恥ずかしい



知らない人に話しかけて

相手にしてもらえなかったら

格好悪くて

恥ずかしい



誰もやっていないことを

率先してやり始めて

目立ちたがり屋だと思われたら

恥ずかしい



恥ずかしがり屋の

小心者は

プライドも高い




恥ずかしさとは

勝手な自分の憶測から

生まれる気持ち

勝手に人の気持ちを読んで

人の気持ちを決めつけて

心の奥深くまで見透かしてる

気になっているだけなのに




他人が何を感じるのかなんて

わからない

恥をかくのを畏れて

危惧する倍の恥をかく




どうせ人の気持ちが

わからないのならばと

自分の信念を貫いて

見た目が無様だろうとも

本気で人と向き合い

本気で生き抜いてる人が

一番かっこいい

























形なきものの終焉

2015年01月29日 21時02分00秒 | ポエム


形なきものの終焉は

新しき始まりの為に

いつのまにか迎えていたことに

目に見えないが故か

気づくことができずにいた

ずっとずっと続くんだって

新しき始まりは

転生するまで永遠に

出現しないって諦めていた



あんなにも

あれほど大きくて

焉わりがないもののように

信じていたから

寂寥感

2015年01月27日 02時23分00秒 | ポエム


人には寂しいという感情が

常に付き纏う


独りでいる時だけに留まらず

街中を歩く人の群れの中での孤独

気心の知れた集団の中に突然の孤独



私はここにいるよと

存在を自己主張する欲求の顕れで

欲求が達成されることがなくて

齎(もた)されるのか



みんな自分本意で

誰の存在感も感じない事に

気が付いた時に湧出して

孤独の洞窟に迷い込むからなのか



誰かの存在を感じる事で

喩え近くに誰もいなくても

その瞬間は寂しさから解放され


楽しかった思い出の余韻に浸る事で

その瞬間は寂しさから解放され


誰かの為に役立てるように

あれこれの試行錯誤をしている時に

その瞬間は寂しさから解放される



寂寥感は生命が助け合う為の

機動力になる



ただ寂しいと思う感情が

思いやりを発信して

人と繋がる鎖となるように

努力する為の

エネルギーになる



寂寥感を上手に手のひらで

転がしてコントロールしていけば

氷に細工を施しオブジェになるように

自分の魅力になる



孤独は自分を見つめて

磨くためのタイムゾーン

創(きず)口

2015年01月27日 00時07分42秒 | ポエム

春には櫻

夏の花火

秋の紅葉

冬の雪山

畢わりのあるものの美しさよ

待ち焦がれるほどに

感動は拡がる



雲海や御来光の如く

神憑りな眺望は

自分の脚で 兀々(コツコツ)と

挫けぬ心で成し遂げて

苦しさや辛さに

耐え抜いたほど

感動は淵(ふか)くなる




寂しさや虚しさ

絶望や怒り

嘆きや哀しみ

総べて創口が大きいほどに

欣(よろこ)びは大きい



だから今は

慶び事の来訪が

きっと来るって

創口を手のひらでそっと

抑えて待つんだ










あと一歩

2015年01月26日 00時04分00秒 | ポエム

あと一歩 あと一歩 あと一歩の勇気

あと一歩 あと一歩 あと一歩なのに

その一歩が踏み込めず

その一歩に臆してしまう

その間にも秋から冬に移りゆく



あと一歩 あと一歩 あと一歩の勇気

あと一歩 あと一歩 あと一歩なのに

その一歩が踏み込めず

その一歩に躊躇(ためら)ってしまう

その間にも冬から春に移りゆく



あと一歩 あと一歩 あと一歩の重み

あと一歩 あと一歩 あと一歩なのに

その一歩の重みで

喩(たと)え背中を押して

もらっていても退歩してしまう


これまで我が身に

蓄えた積み立てが

三角錐の頂の如く

不安定な足場となって

慎重に鉄橋であっても

叩きながらその場に蹲(うずくま)る

あと一歩 あと一歩 あと一歩なのに

祈り~思念よ届け~

2015年01月25日 23時23分00秒 | ポエム


地球が割れるくらいの

大きな声で叫びたくなるんだ


河が生まれるくらいの

涙が溢れそうになるんだ


堪えているだけでは

余りにも苦しすぎて



朝靄(あさもや)の中に

思念を溶かして

思念よ届けと祈り



自在に姿形を変化する

雲に思念を混ぜて

思念よ届けと祈る



夕焼けを渡航する

鳥の群れに

思念を伝えて

思念よ届けと祈り




何億光年前の光を放つ

星々に思念を託して

思念よ届けと祈る




一生で一度だけでも

願いが叶うのならば

今この願いを

どうか叶えてほしい

この願いが叶うのならば

再び荊(いばら)の道が

永遠に続いていても

立ち止まらずに

歩いていけるから



分岐点

2015年01月25日 21時25分00秒 | ポエム



私が今日まで生きてきた中では

誰の役にも立つ事はしてこなかった


これといって優れた術を

身に着けることもなく

守るべき相手を得ることもなくて

誰の支えにもなれなかった



自分が現世に生きた証

このままでは何ひとつ

残せない




今まで一体私は何を

してきたのだろうか




折り返し点が目の前に

近づいているのに

たくさんの無駄と

多くの恥

虚しくて中身のない

今日までの軌跡




折り返し後の復路で

今までの失った時を

取り返すくらいの充実が

手に入れることができるのか



未来は誰にもわからない



わからないのならばこそ

思うがままにこれからの道を

美しき景観に

花々の咲く道を

自分のペースで復(かえ)る



たくさんの挫折

たくさんの野望も希望も捨て

一気に駆け足で

景色を楽しむことなく

奔り藻掻いてたあの頃



今まで生きてきた時の二倍は

健康でいればあるのだから

少しずつ自分が決めたことを少しずつ

達成して積み重ねていけば

到達できなくても

近づくことはできるだろう



そう今までは準備運動していただけ

記録なんてなくて当たり前

これから少しずつこの時代に

足跡を踏み残していく

誰何(すいか)

2015年01月25日 02時25分10秒 | ポエム


あなたは誰ですか


固有名詞を使わないで

自分を表現できますか


性格や趣味趣向

長所や短所

目標や使命


生活資金を得るとか

家族を養う為だとかの他に

どんな目的で仕事をしていますか



普段何気なく日常を過ごして

自分のことを知らないでいる

佇(たちど)まって

あなたは誰なのか

自分自身を誰何する



あなたの探している何かが

そこに隠れているかもしれないね




優しさとは

2015年01月23日 23時48分00秒 | ポエム

優しさとは

人のことを憂うこと



自分勝手なこの社会の中の

燦爛とした燈火(ともしび)



優しい人とは

人生の旅路に遭難した人へ

救助と毛布や食料を渡せるように

大切な人の遭難信号を

いつでも受信できる状態へと

心配りできてる人



優しさは見せかけでも

本当にそれを求めるものには

暖かければそれでいい時も

あるけれど

やっぱり見せかけは

体温を取り戻した後は

悲しくなる



若い頃

「優しいね」って

口々によく言ってもらえたけれど

ただおとなしかっただけ

ただ迷惑かけないように

することに必死で

人の包容力の中へ

飛び込む勇気がなかっただけ


優しさは

憂慮するだけで

心以外なにも減らない

だから優しいだけなら

誰でもできる

もし誰かの為になりたいならば

佑(たす)けになるような

行動が何より貴い












切なさの行方

2015年01月23日 23時02分00秒 | ポエム


切ない気持ちは吐息となり

白き妖精となって

風に舞い空を漂い

大気を突き抜け宇宙を越え

銀河の果ての一点に集まる

川が海へと繋がっているように


今感じた切なさも

昨日の切なさも

幼き日の切なさも

全て銀河の果てに


僕の切なさも

君の切なさも

古の平安縄文時代の人々の切なさも

全て銀河の果てに


日本中の人の切なさも

世界中の人々の切なさも

総ての生命の切なさは

全て銀河の果てへ


切なさの行き着く先は

みな同じ場所なのだから

もう一人で苦しまなくていいんだよ






強き心

2015年01月22日 02時00分00秒 | ポエム



自己の決意を完遂前に挫くことなく

自己の欲求に負けることなく

他人の欠点や過ちを水に流せる

強き心に憧れる


過去の失敗をくよくよしないで

吉と思うことを即行動に移せ

邪道な道を決して選ばぬ

強き心に憧れる


でもダメだとわかっているのに

やってしまう

言い訳ばかりを考えて

実現できる方法を考えることを疎かに

自分を基準点に物事を捉え

なすがままに身を委ねてしまうんだよね


いきなり強くなんてなれない

徐々に忍耐力を養い

孤独を親しみ

自分の弱さを認め

段々と鉄を鍛えるように

心も鍛えて

いつか憧れを手に入れるんだ

きっと