曇天の喚き 2016年02月29日 00時57分20秒 | ポエム 大地が割れるような大声で 叫びたくなる時があるんだ 空間が避けるような泣き声て 泣きたくなる時もあるんだ でもそんな事をしたって いっ時の慰みにもならないって 知っている だから精一杯 イマジネーションの中で 叫び泣くだけ 明日ふらつかないように
悲しみに覆われた世界の中で 2016年02月24日 18時17分00秒 | ポエム この世界は悲しみに 覆われている 空も大地も 悲しみの中にある 涙の数だけ強くなるって 言うけれど 実際は涙の数だけ弱くなる 人や地球や総てを 愛すれば愛するほどに 悲しみの色は深く濃くなり 呼吸をするほどに 悲しみが身に染みる 悲しみに覆われた世界の中で 堪える涙 歓喜の桃源郷が どこかにあるってずっと 信じて生きてきた いつか必ず辿り着くって 信じることだけが支え 悲しみに覆われた世界の中で 希望だけは失わずに 今日を生きる いつかきっと幸せに巡り逢えるって 信じる事を機動力にして
悲しい一日 2016年02月24日 15時04分00秒 | ポエム 今日も悲しい一日だったね 昨日流した涙が 今日も哀しみへ誘う 泣いて泣いて泣いて 悲しい出来事を 思い出の地へ舟で運ぶ いつか蠟燭の炎(ほむら)を 静かに見守れるように 哀しみを心に優しく抱く 明日も悲しい一日なのかな 今日流した涙が 明日が哀しみへ導く 泣いて泣いて泣いて 辛い出来事を 嘆きの故郷へ舟で運ぶ いつか笑っている自分へ 頑張ったねって言葉を添えて 哀しみを大切に抱く
心咸(ことごと)く刃(やいば)す 2016年02月23日 18時38分00秒 | ポエム 春には櫻 夏の花火 秋の紅葉 冬の雪山 終わりあるものの美しさや 待ち焦がれるほど 感動は拡がる 雲海や御来光など神憑りな眺望は 自分の脚で 兀々(コツコツ)と 挫けぬ心で成し遂げて 苦しさや辛さに 耐え抜いたほど 感動は淵(ふか)くなる 寂しさや虚しさ 絶望や怒り 嘆きや哀しみ 総べて傷口が大きいほどに 欣(よろこ)びは大きい だから今は 慶び事の来訪がきっと来るって 傷口を手のひらでそっと 抑えて待つんだ
昨日からの雨 2016年02月14日 13時43分11秒 | ポエム 昨日から降り続く雨 空に川や瀧があるかのように 限りなく降り続く 昨日から降り続く雨 止むことを忘れたかのように 滾滾と降り続く 昨日から降り続く雨 若き日よりずっと続く後悔のように 延々と降り続く 昨日から降り続く雨 土は泥と化し青葉も腐敗するかの如く 果てし無く降り続く 終わりなき雨に怯え 雨上がりの虹を待つ
空と大地の呼吸 2016年02月11日 19時06分25秒 | ポエム 空は母 総てを覆い 総てを包み込む 大地は父 総てに背を踏ませ 総ての足元を安定させる 母の呼吸で 我が身は引き締まり 父の呼吸で 我に試練を齎す 空と大地の間に 我らは今を息かけてゆく
野ブタはいつも後回し 2016年02月07日 22時54分00秒 | ポエム 「後でやる」 時間が多く過ぎて 「明日やる」 明日が来てまた 今日こそやらなきゃと思いながらも また後でやるからの「明日やる」 いつまで経っても 達成も完遂もされずに 日々は無情に過ぎる 今できることを なんの理由もないのに 面倒なだけで先延ばし 怠けの甘い誘惑に負け 気づいたら野ブタ 明日やると思って 本当に明日できる人は 今すぐにできる人 無理を強いるのではなく 今の責任は即座に果たして 今できることを終えてから 怠けたらいい
痛み止めの慰め 2016年02月07日 19時04分00秒 | ポエム 今が楽しければ それでいい なんて ただの慰め 楽しかった思い出だけでは 何ひとつ 新しい世界は 開拓できない 慰めているうちは 何も発展なんてしない 傷薬を塗るより たとえ後悔をとことんしてでも 次に繋げていかないとね