優しさとは
人のことを憂うこと
自分勝手なこの社会の中の
燦爛とした燈火(ともしび)
優しい人とは
人生の旅路に遭難した人へ
救助と毛布や食料を渡せるように
大切な人の遭難信号を
いつでも受信できる状態へと
心配りできてる人
優しさは見せかけでも
本当にそれを求めるものには
暖かければそれでいい時も
あるけれど
やっぱり見せかけは
体温を取り戻した後は
悲しくなる
若い頃
「優しいね」って
口々によく言ってもらえたけれど
ただおとなしかっただけ
ただ迷惑かけないように
することに必死で
人の包容力の中へ
飛び込む勇気がなかっただけ
優しさは
憂慮するだけで
心以外なにも減らない
だから優しいだけなら
誰でもできる
もし誰かの為になりたいならば
佑(たす)けになるような
行動が何より貴い