溜め息をすると幸せが逃げるって
よる口笛を吹くと泥棒が現れると
同じレベルの俗説
溜め息をする事は
深呼吸をすると同じレベルの
ストレス軽減となる
ストレスを抱えないで
溜め息をもう存分するがいい
危険球が無防備な体に
当たれば怪我をする
当たる前のボールが
直視できていたら
避けることができるかもしれない
グローブやバットが
事前に用意出来ていたならば
対処できたかもしれない
不幸な現実も
目を背けて逃げていては
解決されない
自分が潰れないように
武器や防具を見につけ
不幸に立ち向かえたなら
今より何か変われるのかもしれない
織田信長や武田信玄のように
優れた支配者がいれば
強大な勢力が作れる
太原雪斎や太田道灌のように
有能な参謀や軍師がいれば
勢力は維持できる
立花道雪や高橋紹運のように
勇猛な武将がいれば
勢力は維持できる
私の支配者は私で
あなたの支配者はあなただ
怠惰や欲望、弱気に勝つも負けるも
自分次第だ
物事の真髄
万事の核となるのは
当たり前の事
何千年の人類の歴史が
紡ぎだした
普遍的なもの
行き詰まった時
助けてくれる
虎の巻は
当たり前の事の中にある
当たり前を嘲笑うものがいる
当たり前の中にある
延々と続く洞窟のような
奥深さを知らないのであろうか
当たり前に感じることは
当たり前のように
感じるほどに
親や恩師屋先輩に
繰り返し叩きこまれたり
あらゆる本や情報誌に
共通して記されていたりするからだ
当たり前の事を
なぜ当たり前なのか
追求していくと
探している答えが
見つかることもある
意識すると
秒針の音が
騒がしく感じる
意識すると
周りの匂いに
敏感になる
意識すると
痛みや痒みが
気になる
意識すると
暑さや寒さが
身にしみる
意識すると
背後の気配が
気になる
意識すると
見慣れた自然に
感動する
意識すると
呼吸が普通ではなくなり
苦しくなる
意識する
一点に感覚を集中すると
研ぎ澄まされた感覚が
何でもないことを
特別にさせる
悩みも心配事も
感覚を鋭敏にさせているから
心が痛むときは
痛点に距離をおけばいい
どっちかといえば
作りだすよりも
不意にできる分
壊すほうが簡単だ
どっちかといえば
覚えるより
無意識にできる分
忘れるほうが簡単だ
どっちかといえば
善い行いよりも
気づかない内にできる分
悪事の方が簡単だ
プラスは体力が消耗するけれど
マイナスは精神が擦り減る
華燭の炎が均衡を保つのは
左右から受けるエネルギーの
バランスが等しいからであるように
零になる点に立てばいい
記憶力、人の名前が覚えづらかったり、暗記がなかなか思うようにはいかなかったりするけれど、人の記憶はコンピューターのそれを超えている。
テレビの再放送や最近流行りのネットTVで昔見た番組を見た時、内容はさておき、見たか見てないかの判別ができる。
覚えようとしてなくて、何気に聞いていた曲のメロディーがあるていどわかったり。
昨日食べたものが朧気であっても、初めてある食材を食べた時の記憶や、食べたことがあるかないか判別できる。
記憶が何十階建てのマンションのようだ。普段最上階に暮らしていても、一階にずっと眠っていた記憶も、何かのきっかけで思い出すこともできる。
〈2016/10/13追記〉
一方では、繰り返し見た夢やそうであったら良かったのにという思念が強ければ、恰も体験したかの様に記憶を塗り替える事もある。同じ体験を一緒にしていたのに記憶が一致しないのは、いずれかもしくは双方の記憶の塗り替えがあるからだ。
誰の迷惑をかけることもなく、自由に記憶の塗替えをコントロールできたなら、それはそれで良いのかも知れない。都合良くはいかないのが現実ではあるが。
勉学で使われる記憶と日常の生活の中の記憶。前者は差異がはっきりしているが、後者はあまり無いような気がする。前述していた事は後者の生活の中の記憶力ではある。