創作 ポエム集 ((o(。・ω・。)o)) 『静音のカタルシス』 ~今日の涙と叫びを明日の笑顔と歓喜に~

他の誰でもなく私の言葉をクラウドの中へ、タイムカプセルのように埋める。見知らぬあなたのエールとなりますように。

溜め息

2016年10月31日 20時09分27秒 | ポエム


溜め息をすると幸せが逃げるって

よる口笛を吹くと泥棒が現れると

同じレベルの俗説

溜め息をする事は

深呼吸をすると同じレベルの

ストレス軽減となる

ストレスを抱えないで

溜め息をもう存分するがいい


危険球

2016年10月31日 17時34分15秒 | ポエム


危険球が無防備な体に

当たれば怪我をする



当たる前のボールが

直視できていたら

避けることができるかもしれない


グローブやバットが

事前に用意出来ていたならば

対処できたかもしれない



不幸な現実も

目を背けて逃げていては

解決されない

自分が潰れないように

武器や防具を見につけ

不幸に立ち向かえたなら

今より何か変われるのかもしれない





乱世の英雄

2016年10月31日 12時31分10秒 | ポエム


織田信長や武田信玄のように

優れた支配者がいれば

強大な勢力が作れる




太原雪斎や太田道灌のように

有能な参謀や軍師がいれば

勢力は維持できる




立花道雪や高橋紹運のように

勇猛な武将がいれば

勢力は維持できる




私の支配者は私で

あなたの支配者はあなただ



怠惰や欲望、弱気に勝つも負けるも

自分次第だ




ここにいる理由

2016年10月30日 19時10分00秒 | ポエム

あなたがいま

そこにいる

その場所にいる

理由は何でだろうか



単純な問いかけだけど

複雑で奥深い




時々立ち止まって

考えてみるといい

答えは出なくてもいい




あなたがその場所にいる理由

あなたがその場所にいた理由



今なぜそこにいるのか

そこに至る動機

そこにいて繋がる未来のビジョン

時系列に整頓して考える



人間関係や能力や

性格などの環境と

絡めて考える




なんとなくのつもりが

総てが複雑に交差して

その場所にいるのだ




後は野となれ山となれ

2016年10月30日 13時46分40秒 | ポエム


渾身の力で投げた槍

錆びて朽ちようが

道に刺ささっていようとも

後は野となれやまとなれ

無責任者のひとり愚痴



自ら暴れて自らを捨てたネズミ花火

雨に濡れて湿気ようが

燃えて灰が風に流されていようとも

後は野となれ山となれ

無責任者のひとり小火き




鞘とはぐれた刀身

刃先が刃こぼれしようが

鉄屑に成り代わっていようとも

後は野となれ山となれ

無責任者のひとり癇癪






笑いのもと

2016年10月29日 07時28分00秒 | ポエム

笑いを生み出す

ズレ


自分が知っている常識だとか事や言葉と

少しズレていたり



想定される間合いと

少しズレていたり



想定外が愉快に感じる

まるで空間が歪むのように

少しのズレが笑いを起こす



一発屋は同じネタを

繰り返すことにより

ズレていた笑いが

ズレがいつの間にかなくなって

想定内となり

飽きられていく



天然の烙印を押さている

人の言動の面白さもズレであり

ドラマや映画を

面白いと感じることも

自分の体験や知識とのズレでもある



けれど

頓珍漢すぎたり

興味関心からかけ離れたりした

大きなズレは

空気の流れに逆らい

不愉快をつくる

まるで鍋に蓋が合わずに

落ちるように




周囲の空気を和ませる為には

何かしらの少しのズレを工夫すればいい

当たり前の美学

2016年10月29日 04時22分51秒 | ポエム


物事の真髄

万事の核となるのは

当たり前の事



何千年の人類の歴史が

紡ぎだした

普遍的なもの



行き詰まった時

助けてくれる

虎の巻は

当たり前の事の中にある



当たり前を嘲笑うものがいる

当たり前の中にある

延々と続く洞窟のような

奥深さを知らないのであろうか




当たり前に感じることは

当たり前のように

感じるほどに

親や恩師屋先輩に

繰り返し叩きこまれたり

あらゆる本や情報誌に

共通して記されていたりするからだ



当たり前の事を

なぜ当たり前なのか

追求していくと

探している答えが

見つかることもある


時の巻き戻し

2016年10月27日 21時23分00秒 | ポエム

巻き戻したい過去がある。

それ以上に

巻き戻したくない過去がある。

過去を巻き戻せるなら

やり直したい事がたくさんある。



でも二度と

戻りたくない過去を

また通過しなきゃならない

ならば、もう戻りたくない。

いま 見つめたくない

現実が目の前に。

逃げ出したい。

逃げ出したい。

巻き戻して今ある登りきれない

長い急な坂と別の道を選びたい。

巻き戻して別の道を選んでも

結局はきっとかわらないんだろうな。

自分が何か変わらなきゃ。



忘れ去りたい過去がある。

思い出したい過去もある。

思い出したい過去を覗くと、

忘れ去りたい過去が

雪崩のように襲う。

ならば過去は思い出さない方が楽だ。

でも過去よりも今がツライ。

未来が暗い。

自分が撒いた種に

芽が出て蔓が延びている。

花は咲くのだろうか?

花を咲かせたくて撒いた種。

毎日水やりをしてれば、

きっと花は咲いたのかな?

過去はどうにも変えれない。

今できる事を逃げずに

やるしかないんだ。

マイナス思考

2016年10月27日 19時16分37秒 | ポエム


マイナス思考は

膿や汗

溜めておくより

体内から

放出するがいい



ブログや日記で

マイナス思考を思う存分綴ると

脳内のモヤモヤが

紙や電子媒体に憑依して軽くなる



カラオケや海に向かって

マイナス思考を声に込めて

思う存分叫ぶと

心のモヤモヤが

周りの空気に吸収されて軽くなる



マイナス思考は

けれど悪魔ではない

マイナス思考があるから

慎重になれる

マイナス思考があるから

謙虚になれる

時にマイナス思考は

車のブレーキの如きなり






切ない歌

2016年10月26日 07時22分00秒 | ポエム


切なくさせる歌があるんだ

僕のちっぽけな心を

抉るような歌が

あの日あの時の未熟過ぎた

私が瞼の奥で泣き笑う

為すがままに

生きていればいい

それはただの甘えだなんて

知らずにいた

あの頃



切なくさせる歌声があるんだ

僕のちっぽけな心を

鷲づかみにする歌声が

今この時の未だ未熟な

私が今此処でも

為すがままに

生きる愚直さに

気づかないふりをして

目を背ける

この頃

意識すると…

2016年10月19日 13時49分09秒 | ポエム


意識すると

秒針の音が

騒がしく感じる



意識すると

周りの匂いに

敏感になる


意識すると

痛みや痒みが

気になる


意識すると

暑さや寒さが

身にしみる


意識すると

背後の気配が

気になる


意識すると

見慣れた自然に

感動する



意識すると

呼吸が普通ではなくなり

苦しくなる



意識する

一点に感覚を集中すると

研ぎ澄まされた感覚が

何でもないことを

特別にさせる



悩みも心配事も

感覚を鋭敏にさせているから

心が痛むときは

痛点に距離をおけばいい


どっちかといえば

2016年10月18日 22時30分00秒 | ポエム


どっちかといえば

作りだすよりも

不意にできる分

壊すほうが簡単だ




どっちかといえば

覚えるより

無意識にできる分

忘れるほうが簡単だ




どっちかといえば

善い行いよりも

気づかない内にできる分

悪事の方が簡単だ






プラスは体力が消耗するけれど

マイナスは精神が擦り減る





華燭の炎が均衡を保つのは

左右から受けるエネルギーの

バランスが等しいからであるように

零になる点に立てばいい



出逢っていたかもしれない人達

2016年10月18日 19時47分22秒 | ポエム


前に出逢っていたかもしれない

前に会話したかもしれない

けれど記憶の片隅にも

残っていなくて

はじめましてではないかもしれない

数多の人達





店員と客として出逢っていたかもしれない

雑誌や新聞TVで一目でも見たかもしれない

公共の乗り物の中で見たかもしれない

街なかや車ですれ違ったかもしれない

けれど記憶の片隅にも

残っていなくて

はじめてではないかもしれない

数多の人達




SNSやネットサーフィンしてる中で

見たかもしれない

祭りやコンサート大勢が集まる中で

すれ違ったり見たかもしれない

けれど記憶の片隅にも

残っていなくて

はじめてではないかもしれない

数多の人達





一生何一つ接点なくて

見ることも

声聞くことも

同じ空間の情報を共有することさえも

全く無いかもしれない

数多の人達もいるのにね




【エッセイ】身勝手

2016年10月14日 15時54分26秒 | エッセイ


 他人を優先して物事を考慮できる人は、世の中にどれほどいるのだろうか。

 日常の小さなイライラは、自分のペースを他人に乱されるといった自分本位な事が多い。

 自分のペースで行動する事は、他人のペースも乱すことになる。けれど自己本位の人は、他人のペースを乱していようとも気にしない。

 少しだけなのに、人の迷惑にならないように心を配って行動している人は、他人のルール違反にイライラする。自分はちゃんと守っているのにと、恩着せがましく思うからだ。

 聖人のような人間になりたいと憧れを抱くことがある。聖人は他人の為に生きているわけでもなく、他人を優先して生きているわけでもない。けれど、自己本位でもない。

 他人の行動を予見する事を含めて、自分のペースにしていく事。周りの人の行いを総て赦す事、言葉にすることは簡単だか難しい。

 

【エッセイ】記憶力

2016年10月13日 20時48分28秒 | エッセイ

 記憶力、人の名前が覚えづらかったり、暗記がなかなか思うようにはいかなかったりするけれど、人の記憶はコンピューターのそれを超えている。

 テレビの再放送や最近流行りのネットTVで昔見た番組を見た時、内容はさておき、見たか見てないかの判別ができる。

 覚えようとしてなくて、何気に聞いていた曲のメロディーがあるていどわかったり。

 昨日食べたものが朧気であっても、初めてある食材を食べた時の記憶や、食べたことがあるかないか判別できる。

 記憶が何十階建てのマンションのようだ。普段最上階に暮らしていても、一階にずっと眠っていた記憶も、何かのきっかけで思い出すこともできる。

 


〈2016/10/13追記〉

 一方では、繰り返し見た夢やそうであったら良かったのにという思念が強ければ、恰も体験したかの様に記憶を塗り替える事もある。同じ体験を一緒にしていたのに記憶が一致しないのは、いずれかもしくは双方の記憶の塗り替えがあるからだ。

 誰の迷惑をかけることもなく、自由に記憶の塗替えをコントロールできたなら、それはそれで良いのかも知れない。都合良くはいかないのが現実ではあるが。

 勉学で使われる記憶と日常の生活の中の記憶。前者は差異がはっきりしているが、後者はあまり無いような気がする。前述していた事は後者の生活の中の記憶力ではある。