人には必ず潜在能力があるって言われると、今の自分はこんなんだけれども、もしかしてなどと、なんだか自分自身の可能性を感じて少し高揚するだろう。
最近では潜在能力の事を横文字でポテンシャルなどとつかわれる機会が多い。
聞こえ響きは良いけれども、潜在能力(ポテンシャル)の殆どは、あえてやらない事や、やったことが無い事の中にあるだけ。
極論。もしかして女装したらびっくりする才能があるのかもしれない。
もしかして誰かのモノマネをしたら上手にできるかもしれない。
もしかして坊主にしたら似合うかもしれない。
もしかして楽器を奏でたら巧者なのかもしれない。
ただ興味がないし、やろうとも思わない。興味があっても、面倒でやらない事もあるし、怖くて踏み込めない事もある。金銭的事情でできないこともあったり、何かの障害(事情)があってできない事もある。
人のポテンシャルは無限大だといえば聞こえは良い。でも何らかの理由で、自分からやらない事がただただ多いだけ。
なんの目的や目標も
夢さえない
なんとなくの生き方は
苦しみと哀しみのクリームが
塗られたホールケーキだ
楽しみも喜びもない
レットイットビー
朝起きて
仕事をして
テレビを見たり
スマホゲームをして
寝る
それを繰り返す日々
もしも自伝を残すとしたならば
きっと作文用紙一枚程度だろう
江戸時代の庶民
戦国時代の民衆
縄文時代の民族
精神論できっと生きていない
何もない生き方を
つまらないと考える
贅沢さ