若葉カップ予選

　今日は若葉カップ県予選でした。
　男子は早々に全国出場を決めていますが、女子は数チームによるリーグ戦。
　優勝のみが全国大会へ！
　優勝は五分五分かと思いきや、女子選手たちの勢いと安定したストロークで難なく全国行きのキップを手に入れました。
　優勝に王手をかけ、ほぼ勝ちが決まったとき、まったりした雰囲気が流れた。そこで女子たちを集めて、「最後までがんばればユニフォーム新調してもいいよ」の一言で、一気に盛り上がる。何か目に見えた目標が与えられるとがんばれるよね。黒がいい！なんて言葉も飛び交い、やっぱり女の子だね。こんな姑息な手でチームを盛り上げたけど、明るく盛り上がったからこれはこれでいいよね。お母さんたち、すみませーん、お金出すのは私じゃないけど。
　優勝を決めた後の消化試合で、まわってきた５年生の最後のシングルス。
　優勝を決めた以上それなりの試合してほしいと思い送り出すが、どこまで踏ん張った試合ができるか少し不安が残る選手だった。
　１ゲームをとり、２ゲーム目に入る。
　コートチェンジし、選手を正面から応援すると。
　あれ、この子こんなにサーブうまかった？
　センターラインに高く高く上げ、エンドラインギリギリにストンと落ちるサーブ。堂々としたフォーム。
　「このサーブは天下一品だから、よく見ておくんだよ」と他の選手に話す。
　インターバルで、「いいサーブだね。これだけ高いサーブ打てるんだから、次はショートも混ぜてごらん」と言うと、「ショート打ったことない」と言いながら、挑戦してみると言う。そして本当にすぐショートを打つ。１本目。高い。ネットの上に放物線を描く。そして再びサーブ権がまわると、またショートを打つ。これはいい。すっとコートに入った。
　怖がらず、言われたことを大胆にやってみる。すごいね、子供って。

　子供たちがいい試合する。そんな試合を間近で見る。
　最高です。いい日でした。