歯医者の待合室で、ん、っと心に響く曲が流れた。なんだっけこの曲。ジュワーッと感動が押し寄せる。なんだっけ、なんだっけと思い出そうとしていると、寅さんのミツオの顔が浮かんだ。受付の人に何の曲か聞こうと思っているうちに曲が変わってしまい、もうメロディも感動も思い出せないまま治療を終え帰る途中。ジワジワ思い出してきた。ミツオの顔と夕日が浮かぶ。こうくればALWAYSだ。確認するとそれは小雪が指を夕日にかざすシーンの曲。
TUTAYAでALWAYSサントラ版を借り、車に入れる。
ダウンロードした曲をランダムで流していると、長野からの帰り道この曲が流れる。浅間山麓を走っている時。桜が山肌を飾り、若緑と焦げ茶のパステルトーンな風景。残念ながらこの曲とはミスマッチ。
北関東自動車道が東北道とつながったから、最近は藤岡から高崎方面に回り東北道で帰るようにしている。もし途中渋滞したらどこでも高速降りて気楽に走れるからこのコースはいいね。北関東道から東北道に入ると空の色が変。右手は明るい空色なのに、左手はブルーグレー。走るほどに、その重たい空の下に入っていく感じ。あの空の下は土砂降りなのだろうか。前方に大きな虹が見えた。後方に夕焼けの空を背負い、大きな虹に向かって進む。いつまでも虹の真下に行くことはできないけれど、確実に虹に近づいている。雨なのに、西の空が晴れているから虹が消えないんだと思う。東北道は羽生から混み始めたので加須で降りる。一般道で進行方向が変わったので、虹から遠ざかってしまった。途中強い雨が降ったり、雨上がりの路面を走ったりしながら宝珠花の橋に向かう。とその時、ずっと東に向かって走っていたけど、橋に向かう上り道はヘアピンカーブでグルリと方向転換するので、橋の入口まで西に向かう。その瞬間、眼前に夕焼け空がサーッと開けた。この景色。ALWAYSのあの曲の風景。ここであの曲が流れてくれれば。しかし現実は春風亭昇太の落語でした。
TUTAYAでALWAYSサントラ版を借り、車に入れる。
ダウンロードした曲をランダムで流していると、長野からの帰り道この曲が流れる。浅間山麓を走っている時。桜が山肌を飾り、若緑と焦げ茶のパステルトーンな風景。残念ながらこの曲とはミスマッチ。
北関東自動車道が東北道とつながったから、最近は藤岡から高崎方面に回り東北道で帰るようにしている。もし途中渋滞したらどこでも高速降りて気楽に走れるからこのコースはいいね。北関東道から東北道に入ると空の色が変。右手は明るい空色なのに、左手はブルーグレー。走るほどに、その重たい空の下に入っていく感じ。あの空の下は土砂降りなのだろうか。前方に大きな虹が見えた。後方に夕焼けの空を背負い、大きな虹に向かって進む。いつまでも虹の真下に行くことはできないけれど、確実に虹に近づいている。雨なのに、西の空が晴れているから虹が消えないんだと思う。東北道は羽生から混み始めたので加須で降りる。一般道で進行方向が変わったので、虹から遠ざかってしまった。途中強い雨が降ったり、雨上がりの路面を走ったりしながら宝珠花の橋に向かう。とその時、ずっと東に向かって走っていたけど、橋に向かう上り道はヘアピンカーブでグルリと方向転換するので、橋の入口まで西に向かう。その瞬間、眼前に夕焼け空がサーッと開けた。この景色。ALWAYSのあの曲の風景。ここであの曲が流れてくれれば。しかし現実は春風亭昇太の落語でした。