バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

四半世紀ぶりの再会

2013-05-01 18:41:22 | ライフスタイル
いわゆるOLしていた頃。あれは20代の頃。時差通勤をいち早く取り入れた会社で、比較的ゆったりした時間に出社し、そのかわり終電で帰るような生活。帰りの電車は酔っ払いばかりで、酔いつぶれた人や絡んでくるおじさんを避けながら、息を潜めるようにやり過ごした車内。そんな生活でも週1回地元の体育館でバドミントンして帰るのが楽しみだった。そこは会社帰りの社会人だけでなく、地元の高校生やら、中央区という土地柄公人もいた。そんな「新橋烏守口青春編」的な雑多でアナログなあの時代が、つい先日のように思えてならない。そしてもっとあの時こうしておけば良かったと思うことの数々に出くわす度に、いつでもやり直しに逆戻りできるかのような錯覚に陥ってしまう。あの日から30年近くも経っているのに。

 最近NPOの関係で書類作成が続いているので、特に当時のことを思い出すのですね。こんな報告書ばっかり書いていた。それも手書きで。切り貼りしたりして。
 この連休中に全書類仕上げようと思っている矢先、「四半世紀ぶりですね」と懐かしい人から連絡があった。
 その人は先のOL時代に一緒に働いていた人。その人は社員ではなく、客員研究員でプロジェクトの調査研究、報告書を作成する研究者だった人。とても頭の切れる女性で、とても早口で、記憶力がずば抜けていた。この女性から資料の見方や調査の仕方を教えていただきなんとか仕事をこなしていた。そんな私の取り柄といえば、雑用を同時にいくつもこなすことだったかもしれない。専門分野は彼女にお任せし、それに付随する雑用の数々をできる限り効率的に終える。専門研究は力及ばなかったので、せめてこんな雑用で貢献しようと立ち働いていたわけで、するとそんな私をねぎらうかのように「すごい効率いいですね」と本気で感動してくれたいた。

 久しぶりに会いましょうということになって何度かメール連絡とり驚いたのは、なんと四半世紀前のことをつぶさに覚えていること。顔はわかる。声も思い出せる。なのにちっとも名前が出てこない。年賀状ひっくり返せば見つかるんだろうけど、それはちょっと面倒くさい。そんな調子で思い出せない人の名を、ズバズバそれもフルネームで言えるなんて。さすがに当時の記録力は健在なんですね。
 
 



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