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自己満足で色々かいてる独りよがりブログです。

The Birthday 『COME TOGETHER TOUR 2014』@ZEPP FUKUOKA 2014/07/12 モノローグみたいな(前編)

2014-07-17 12:16:19 | 音楽?
COME TOGETHER TOUR前半の最後になる、
地元福岡のライブに行って来ました。
時間も経ったし、
なにより、終演後にたっぷりエリーちゃんと話してしまって…浄化してしまった。
そういえば、
以前の福岡ライブもレポみたいなの書かなかった。
書けなかったのだ。
多分、十分吐き出して、共有して収まってしまって、
それ以上出すものがなくなってしまったのだ。
そう思うと、
ブログ記事というものは、
私の身体に溜まったゴミみたいなもので、
そういうのをずっと垂れ流す行為はネットを汚染しているようなものですわ。

ただ、ライブ後に沸々と身体に溜まってきたのは、
ライブそのものより、
アルバムCOME TOGETHERとはなにか?
このライブはなんだったのか?ということ。
私は一つの物語をみるようにアルバムを聴くことが多く、
その曲のチョイスや並びには、
きっとミュージシャンサイドの意図があると思い、
それを勝手な解釈で一つのものと捉える癖がある。
だからいつもいうように、
私はシャッフルで聴くのに抵抗があるのだ。
私個人の変なこだわりなんだけど。



あの日のことはなにも覚えてないに近い。
あの2時間が混沌とし、曲と曲が交錯する。
断片的な映像がフラッシュバックする。
音源が闖入する。
その2時間はとても美しく輝いていて夢みたいだった。
ポケットにからでてきたクシャクシャになった半券から、
本当にあった出来事だったと確認できるのだけど。
今回はライブ描写というより、ほぼモノローグなので、
ライブの様子が知りたい方の需要は満たせません。
超斜め読みしてください。
時間空間メチャクチャなので、
時系列になってないです。
MCやライブの描写は私の脳を通した主観に過ぎないので、
情報と誤解されないように。



長崎のらくがきはここ!
鹿児島のらくがきはここ!
周南の様子はここ!




今回も周南に続き、
奇跡のようにアヤちゃんと連番になっていた。
私たちどうなってるの?
同時に入ってその後は知らない。
入ってしまったら自分の好きなポジションへ。
それがライブの流儀。

いつもなら一緒にハルキ前に入るのだけど、
今回はエリーちゃんとフジケン側でみたのだ。
TOUR4回目ともなると、少し心に余裕もでてき、
まー所詮ZEPPでステージも遠いから、
たまにはコッチでみてみようかなぁ?と。
フジケン、まともに見られてないし。
エリーちゃんがビールを持ってスルリとやってくる。
エリーちゃんは今TOURはじめて。
どうでもいい話をしながら、内側が熱くなってるのがわかる。
私はいつものように、
ライブ前は冷え冷えとした気分。
開演前のSEが消えるまで冷たい。
乾いた音のSummertime Bluesがかかっていた。

SEが止まり暗転。
16キャンドルズ。
ドンと圧されフジケン前2列目。
眩しい視界が広がった。
下手からだとチバの小さなお部屋であるマリア様などで見えにくいけど、
ここからだとキュウちゃんがよく見える。
フジケンは丸見え。
高いステージでチバが凄い仰アングル。
ハルキが…遠い。
ごめんね!(←?)今日はついててあげられないけど、
みなさん優しいから頑張るんだよ。
うむ、ハルキを横から見るこのかんじも悪くないわ。

服は…キュウちゃんあんなに見ていたのに自信ない、白の方だったかなぁ?
フジケンは白シャツ赤リスバン、
チバは安定の黒のジルベールにサングラス、
ハルキはチェックの方。


予想通り。
ドン!とZEPP最強の音圧がかかりLOVE GOD HANDから始まった。
フロアの圧もいきなり上がり肺がつぶれる。
幸せな苦痛。
イントロのハルキのベースソロ、ステージ際に出てきてるのがみえた。
殆ど横から見ることがないハルキは、想像以上に薄かった。
大股開いて弾いてる絵面を横から見ると、
こんな細いヤツがあのエクスカリバーを操ってるのかと絶句した。
あんなに腰で弾くくせに、その腰はとても華奢で、
ネックをもちあげ背をそらすとスキニーパンツの尻が余るのが分かった。
(おう!上手にいるのに、こんなに見てましたよ!母は!)

ジャスマス黒を抱えたフジケンは初めから…もう大丈夫?ってくらい入り込んでいた。
抑えたバッキングがチバの震える歌と妖艶なグレッチを立たせる。
そうだった。フジケンに変わって一番に思ったのは、
「チバこんなにギター弾いてたっけ?」だった。
ツートップだったBirthdayが、
チバが際立つバンドに変わったと思った。
フジケンはフロアよりも断然横目でチバを見ていた。
それはそれは潤んだ瞳で。
するとフジケンの身体とジャズマスにリビドーが走る。
命名:恋女房ギター!
深く愛した妻に発射される音。
その証拠にあの…もうそれは人前ではいけませんよ…という、
精を解き放つようなアームプレイが度々みられましたし。
そのとき必ずフジケンはおちょぼ口になるのだけど。
※袖、長すぎたかなぁ?
いきりタッたアーム握ってビブラートを絞り出す行為ってもうアレですなぁ。
そういえば、
フジケンはオールアーム付きだったな。
1回出てきたレスポールにもつけてた。


キュウちゃんに気合いが入ってるのが伝わる。
若干距離はあるけど、
一番表情がよくみえた。
あ、そうか、マイクがこっち側にあるから、
基本こっち向いてくれるのか!
いいな!上手!

あいのてーおー!と一斉に腕が挙がる。(おお!まだ1曲目の途中だった!)
チバを見上げると見ている角度もあって、
ピタッとマイクにつけた口の口角がクイッと上がってみえる。
マイクを中心に小さく頭を振りながら歌うチバはよいなと、
最近思っていたのだけど、
その口角の上がり方からとても機嫌がよくみえて得した気分。
ZEPPの高いステージ嫌いだったけど悪くないね。

ほんで、一曲めからチバ歌詞トビですわ。
可愛い悪魔…パパパラッパ♪と、
うまいこと(?)ごまかした。
今回、歌詞メチャクチャで、
書ききれないくらいトンだんだけど、
静かにはならない感じで、
誤魔化しきった。
誤魔化しスキルが上がったチバであった。

ハルキの静かなスラップが見えた。

あの反りくり返った親指が美しい。
遠目に見ても綺麗な指をしている。


ライブ全体を少し書いたので、
細かい描写はここまでで。


今までの流れだとここでアイノメアイノネなのであるが、
チバのグレッチがジャガジャガと鳴った。
いや!Buddy!!!
このレコ発TOURでは聴けないと思っていたBuddy!!!
嬉しい!嬉しい!
いつの間にかこの曲がないと、
2時間ばかりの永遠に続くライブが始まった気がしなくなってしまった。
GOGO!Buddy!!!
と拳を振り上げた。
で、チバが天使みたいにみえるぜ…のところで、

天使みたいに手をパタパタ。
全体的にどっかのボーカリストみたいにリリック通りにやってしまうのが多くて、
これって老化現象かもしれんですわ。


セトリはエリーちゃんと突き合わせたので多分大丈夫。

LOVE GOD HAND、Buddy、アイノメアイノネ、ROKA(チバがサングラス取る←これセトリか?)、
星の首飾り、KIMAGURE KING、STAR MAN、KNIFE、LEMON、
VIRGIN NUDE、JOIN、SATURDAY NIGHT KILLER KISS、
SAKURA、PIERROT、情熱のブルーズ、星に願いを、
くそったれ、COME TOGETHER
EN)愛ぬり、なぜか今日は EN2)涙こぼ、レディステ


3曲ずつだった島に1曲足されて、
ライブがギュッと締まり、
2アンコ1曲増えても2時間に収まるようになりました。

アイノメアイノネの、
チバが首をフリフリ「ママはきっと怒ってるぜ!」「知らないよ~!」がツボです。
で、「角はやしてさ」とこれも指で頭の上に角作ってました。

さて、
ライブの途中ではありますが、
脳内では色々なことが起きていて、
アイノメイロに迷い込もうとしている彼女は誰なのだろうと思っていた。
この娘、すっかりくそったれの世界に染まったマーメイドのような気がするのだ。
愛の迷路に迷い込んで、気の狂った猿みたいに叫んでる娘。
エフユーシーケーアイエスエルオーブイイーだなんて「知らないよ~!」と言うチバ。
危ないから絶対行くなと言わず、
ママが怒ってるぜと人を出してきて狡い。
彼女が愛に取り憑かれておかしくなっていくのを、
少し面白がってるみたいな、諦めてるみたいな感じが悲しい。
そういうのも含めてその娘を愛している感じが優しい。
父親みたいに。
「ママ」とでてくるからかもしれないけど、
父性を感じる。

この流れでROKAが来る。
いつも私がモモを想うROKAが来る。
リトルジャンヌを見守るチバも父性を感じる。
そう、
このTOURに4回来て、
狂ったようにCOME TOGETHERを聴いて、
私はチバの博愛というよりは父性愛をとても感じる。
チバが俯瞰して優しく見守っているのを感じる。
愛の帝王なのかもしれない。
気紛れな王様かもしれない。
神の手を持っているのかもしれない。
頂点から優しい眼差しで見ているのを感じるのだ。
ただし、
猿だけは苦手かもしれない。
嫌いじゃないのよ、苦手。
気の狂った猿みたいなのだけは苦手。
モンキーによろしく。


キュウちゃんがスッとマイクを寄せる。
汗をびっしょり。
「汗をかく体質を変えたいです」というMC。


星の首飾り。
今回のアルバムは星シリーズ。
頭の中を色々な曲が交錯する。
空に輝くのはSTARだけど、
今チバや私が存在しているのは惑星だなぁ。
つまり小宇宙。
小宇宙だって十分広いのだけど、
あの遠くにキラキラと輝く恒星には届かず、閉塞感がある。
ほっといても回る地球。
どっちがアンサーなのだろう?「星に願いを」「星の首飾り」は双子星だ。
この曲がセトリでぐっと下がるときもあるし、今回みたいに上がってくるときもある。
初出からいえば、年末にまだタイトルがついてなかった「星に願いを」を聴いた。
星に願いをに感じる浮遊感。
なにも見えなくなり、座標を失った俺。
知らない間にSTAR MANは生きている。(これはアルバム外だけど、この曲は必ずTOURでかかるしかも大事な曲だ)
もし見えなくても指を鳴らして歩いていけたら。
音を頼りに歩けるだろう。
あのときみたいに。
惑星のとんがり屋根から見上げた未来にはキラキラ輝く星。
まばゆい光で朝日が全てきれいさっぱり消し去って飲み込んだ。
その朝日は怖いLEMONの月夜が明けるときと変わらない。
キュウちゃんのお日様ドラムが不安を取り除いてくれる。
そうだ!ほっといても地球は回る!朝が来るのは地球が自転しているからだね!!
……なんて、なにか一つの物語を読んだような感覚になるのだ。
この曲はアルバム「COME TOGETHER」の目次みたいに、
いろんな曲を引っ張り出してくる。
音や空間や時間を越えた感覚に多幸感と絶望感が一緒くたに押し寄せて気を失いそうになったとき、
突然ミュートになった。
ハッとした。
「おまえがいつもしてる」とチバが言った。
わたしは星をもってた。
見上げて憧れてばかりだった星は掌に収まる綺麗なものだった。
涙が出た。


シンバルミュートするときのキュウちゃんはビシッとカッコよかったです。

かっこよさ表現できてないけど。


怒濤のKIMAGURE KINGですっかり涙も乾き、
Oi!とキュウちゃんを煽りました。

STAR MAN前、
チバが「Blues…Blues……」と何度も呟く。
そうだ、
このアルバムのもう一つのテーマ。
Bluesってなんだろう。
LEMONで「さよならBlues」って言うけど、
普通ならBluesとさよならするなら、よかったよかったなのに、
なんで、こんなに悲しいのか?
本当はBluesって、人にとって血液くらい大事なものなんじゃないの?
そうじゃないと情熱のBluesが鳴らせないから。
Bluesの語源って「blue」でしょう?
青い青いLEMONという曲。
モモが無邪気に「なんでこのお歌は青とかブルーとかばっかり言ってるの!?青すぎるやん!!」と言った曲。
STAR MAN、LEMONは、青いBlues
情熱のブルーズは、赤いブルーズ。

キュウちゃんが黒いマラカスを右手に持って振っていた。
自分で光ることのない惑星の音のように感じた。
「知らない間に」Bluesに陥っていた。
曲が静かに終わるとチバが、
「STAR MAN Boogie-woogie…」
これまで「Boogie」止まりだったのに、「Boogie-woogie」になった!!
曲名を言って、ここまでしつこく曲を説明するのは、この曲だけで、
だから、きっと大事な曲だと思うのだ。

マラカスリレーで、
チバにマラカスが渡され、
KNIFE。
細かな小雨をキュウちゃんが降らし、
KNIFEがその一粒さえ切り裂いた。
切れ味がいいそのKNIFE。
そういえばKNIFEはあったけど、PISTOLはみつかったのかな?
と思っていたら静かに曲が終わった。

予定調和のようにLEMONが始まってゾッとした。
後の低い位置からLEMONの輪切りみたいに放射線状の光線がでて、
それがクルクル回っていた。
怖い夜が明けて、
キュウちゃんのドラムで身体に陽が当たるのを感じ、
皮膚から身体が温もった。


チバはこの日よく喋って、ちょこちょこMC。
「お祭りだね~」など言っていた。

チバ「山笠いつ?」
フロア「○○日!」「それは○!」
チバ「わかんない。誰か代表して喋って」
…山笠は半月くらいやってて、
この日も山笠で、
追い山だったら15日だけど、
追い山って聞かれなかったから、みんな困ったんだよ!!


ここからは楽しいゾーン!
エリーちゃんが聞きたがってたVIRGIN NUDEとJOINが立て続けにかかる。
喜んでるだろうな。
VIRGIN NUDE、本当に好きだわ。
このダメな曲。
広島で聞いたとき、こりゃ、本当にダメだわ!とClapしたけど、
こないだ周南で聞いてから急にカッコよくなってた。
厚みが増したみたいな。
だから気に入ってかけてるのかもしれん。
キリキリイントロのJOIN!もライブの曲だな!!
一緒にやろうぜ!!!

で、
待ってましたのSATURDAY NIGHT KILLER KISS!!
コレを聴きたいからーーー!
だから土曜のライブに駆けつけるんだよーーーー!!
アゲ殺してーーーーー!!!!




……あれ?
あんまり憶えてないから書くのやめようかと思っていたこの記事。
モノローグが長すぎて、想像以上に長くなった。
長すぎるとあまりに読みにくいので、
いったん終了。
また、気が向いたら書くかもしれない。
書かないかもしれない。
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