トカゲgallery

自己満足で色々かいてる独りよがりブログです。

The Birthday TOUR2017"NOMAD" @大分T.O.P.S BITS HALL 2017/06/24 レポでなく雑感みたいな

2017-06-28 12:50:00 | 音楽?
Birthday weekは小倉FUSEがMAXやったと思うし、
一応吐き出したので、(夢とバッハが抜けてたり、ハルキのEが抱きしめたいだったり、などいろいろ間違いがありますが)
もういいかなぁと思ったけど、
大分も別の意味のMAXやったので、雑感みたいなのを書いておこうと思います。
時間もなくて、私の雑感だから、そんなにライブの様子ないです。
期待した方すみません。


大分はフラカンによく行くあっこちゃんと、土曜日なのでモモと特急ソニックでGO!
そして、お仕事関係の大分出身のフラッド好きの若者と現地で合流。
彼がモモと後ろで見てくれるげな。ありがたやー。ナイス!福祉職!




私とエリーちゃんでなかなかの良番を振り出し、
豪雨の中整列、
あっこちゃん、大分のイベンターのナイスガイ、関西のハルキ好きちゃんと一緒に前にIN。
ここからは全部見えるし、
キュウちゃんが丸見え。
キュウポジをいただいた。

モモの様子が心配で連絡したら、
「後ろの柵にいます!モモちゃんめっちゃアガってます!」と返事が来て安心した。

ステージに暗くたたずむ機材と絨毯、返しの裏に歌詞カード。
今日見たら秋までお預けである。
でも、私のオーラスにはちょうどいいじゃないか。
暗転、16キャンドルズ、ドンと押され、
その圧迫感が幸せだった。
一人一人が楽しみにしている。

下手からキュウちゃん、フジケン、ハルキが登場。
おお、このパターンは、小倉と一緒24時。
ハルキのベースにフロアが揺れる。
そこに既にご陽気なチバが登場。

岡山、小倉とたった5日で3回目、(宮崎は行っておらず)
岡山のあの固さはなんだったんだ?というくらい、
ライブが成長している。
Birthdayみたいなもう、ベテランのバンドが、
やっぱりツアー初期は緊張感があり、
ライブを重ねていくことでどんどん「いい感じ」に変化していくのがいい。
初めのころの手探りも、脂がのってきたころも、最後のやりきった感と寂寥感のないまぜなのもいい。
福岡はZEPPを失い、ZEPPツアーを外されるのが辛いけど。
いつも、あとはZEPPがあるし!と思えるのに。
ずっと西の方回ってきて、大分がひとつのピリオドになるから、
ちょっとした打ち上げ感があるようだ。
そういう高揚が既に伝わってきた。


チバはなにやらテラテラしたペイズリーシャツに、
…黒地にご陽気なイラストが描いてあるストールというかマフラー。

他のメンバーはこんなかんじ。

セトリはこんんかんじ。
24時、夜明け前、狂っちゃいないぜ、(チバサングラス取り)
バーテンダー、ROCK 'N' ROLL GIRL、あの娘のスーツケース、
木枯らし6号、(キュウちゃんドラムソロ)、ジェリーの夢、リトル・リル、
DEVOLA、寂しがりやのブラッディーマネー、VINCENT SAID、
LOVE SHOT、夢とバッハとカフェインと、プレスファクトリー、
GHOST MONKEY、1977、月の上のイライザ、抱きしめたい
EN1)SATURDAY NIGHT KILLER KISS、涙がこぼれそう
EN2)声

もう一曲一曲振り返ったりせんです。
24時終わると、ローディーさんが歌詞カードをベロンとはいでもっていった。

夜明け前のコーラス、キュウちゃんの頭の背毛(←?)が綺麗に見えた。

今回のセトリに狂っちゃいないぜをよう入れてくれた。
基本ベースは指弾きが好きなのであるが、
ピックもいいですね!ハルキが腰を落として、
上半身揺らしながら、首で拍子とって、
そりゃ気持ちよさそうに弾いてる。
そして、ブツブツ歌っている。
全体的によく歌ってる。
ハルキの気分がいいので私も気分がよくなる。

チバ、サングラス取りながら、水をグビグビ。
キュウ「The Birthdayです。お足元の悪い中ありがとうございます」

ROCK 'N' ROLL GIRLのキュウちゃんがドンドンと両手で太鼓叩くのが気持ちいい。
私を世界一上手に躍らせるのはキュウちゃんやけん!

今日のあの娘は「から揚げが好き」
とり天が来ると思ったのに!
そういえば、から揚げが大量に差し入れられていたな。

大分のフロアからは「なんか喋ってーー!」とか声がかかる。

静かに木枯らし6号。
そして、小倉のレポみたいなので間違ってた。
木枯らし6号のあとに、マレットのドラムソロ。
ああ素敵。
大風が吹くようなビリビリとした太鼓の皮の振動が肌に伝わってくる。

それから、本当に旧い曲ジェリーの夢。
木枯らしかあジェリーへ、
あの風が吹いたら10年くらいすぐ戻れるよ。
リトル・リルと静かなゾーンを抜けてブレイク。

フロアは熱を帯びる。
チバは黙ってるけど、
機嫌がいいのだ。
ニヤニヤしてチューニングしている。

チバ「この曲…初めてここ(と、下を指差す)でセッションしたんだよね」
で、DEVOLA。
そうか、前回の大分で音あわせしたんか。
DEVOLAが好きだ。
キラー・ビーチを思い出す。
海岸と内臓のイメージだけなんだけど。

ブラッディマネーはこんなかっこいい曲だったか!
よくぞ発掘してくれた。
ユニゾンときのハルキの竿振り。
あれいい。
ユニゾンからのチバ「テキーラを!」の絶叫がいい。
テキーラを早くチバにくれてやってくれ!

VINCENTはやはりハルキのリフがいい。

ちょっとハルキ語りなんだけど、
ハルキがこんなに巧く、堂々と弾く日が来るなんて感動する。
嫌なファン的言い方なんだけど「私の目に狂いはなかった」ですよ。
嫌なファン的言い方なんだけど、まだ、ただただ必死で弾いてたとき、「伸びると思った」ですよ。
何目線?ってことなんだけど、うん、嫌なファン目線です。
ハルキがまだ他のメンバーのなにかに追っついてないとき、
チクショウ!と弾いてたからいいと思った。
弟分に甘えず、追いつけないけど追いつこうとして、そして自分のベースに誇りを持とうとして、
あがいているように見えた。
そのチクショウ!は自分に向けていた。
私の持論であるが、
ベーシストは頑固で意地っ張りである。
ドラムはじめ、他の楽器はボーカルと調和を取ろうとする。
だけど、ベースだけはあえて独自のリズムを取るから。
ハルキは頑固で意地っ張りでひたむきだった。
だから、今こんなカッコいいベーシストになったんだねぇ。
と、嫌なファンのババアは感動して眺めていたわけです。

そして、突然妖しい旋律。
チバがクルンと後ろを向いてギターを置き、
颯爽とマイクスタンドに向かいマイクを外す。
LOVE SHOT、ひたすら楽しい。
フジケンとハルキがシンメトリにワーッとステージ際にやってきたときが、
この日のテッペンでしたよ。
今日はBANG!とフワッと宙を撃ってるチバです。
ハープは横にペローンでした。

ワーッとハルキがステージ際にきたとき、
汗いただきました。
そういえば、最近チバに寄りすぎとって、
ハルキの汗かぶり久しぶりだわ。

幻想的な夢とバッハからのプレスファクトリーの流れ。
夢とバッハもハルキの魅せ場ですなぁ。
あのキッチリとした、スライドとピタッとフレットで止まる所作が美しい。
プレスファクトリーを1週間に3回も聴けるなんてHEAVENですよ。
昔の曲だからキーが合わないのか、
初め全然声が出ず。
どうする気やろ、このまま歌うんかな…とみていたら、
廃車扱い!と急に声を張ったら、喉がパッカリ開いた。
急に、20年位前のチバの声に聴こえた。
どうなってんの?チバの喉は。


もうニヤニヤが止まらんで、
キュウちゃんとニヤニヤし合ってたつもりなんだけど、
そう言ったらあっこちゃんから「ハイハイ」と言われました。

喋って!と大騒ぎのフロアに、
チバ「えみゅし(カミカミ)…MC言いたきゃ、お前らが言えよ」
フロア「デボラノレバー!!」
チバ「それは歌詞だろうが(笑)」

スクラッチなSEが鳴ってGHOST MONKEY。
ハルキの音が跳ねる。
私、勘違いしていたことがある。
「こうもり」はヨハン・シュトラウスのこうもりだと思っていた。
聞こえたのはこうもり♪だと思っていた。
たぶん思い込んだのは、あとでオーケストラが木っ端微塵になるから。
チバって新世界とか突然クラシックを放り込むよなぁ!とか思っていたら、
ぜんぜん違いました。
どうでもいい情報でした。
フランチェスカ!アナスターシャー!と大騒ぎで、
痛快娯楽映画みたいに終わっていった。

1977はOh!YEAH!とフロアと一緒に飛ぶのが気持ちよかった。
8ビートのルートを辿るハルキが、
パパパパパパパパと口バクパクさせてた。

で、ここでイライザきたから、おお!?抱きしめたいとっておくのか?と思った。
基本的に小倉を踏襲していると思ったので意外。
切ない透明感のあるイライザからの抱きしめたいは、
うん!よかった!!
イライザが月から飛び降りても受け止めて根こそぎ抱きしめてくれそう。


本編終了。
機嫌よさそうな4人がハケる。

そして再登場。
フジケンが着替えてたかしら?記憶が曖昧です。

最後にチバがタバコくわえて、
しげしげと黒ラベル(最近ずっと一番搾りだったが)みながら登場。
マフラーは外しましたね。
暑いもんね。

そして、ステージの真ん中で腕をグッと伸ばして、
缶裏のなにかをジッとみている。

私は「老眼かよ!」と心の中でつっこんでた。
仕方がない、我々アラフィフの宿命であります。

そしたら、チバが缶を置く動作しながら、

「老眼だね…」と呟いた。

フロアが「なに言ったの!?」とか聞いてましたが、
「老眼」と言ってましたYO!

チバがマイクに構えて、
「今日は何曜日?」
フロア、嬉しすぎて声も出ない中、
間髪入れず、
SATURDAY!SATURDAY! NIGHT KILLER KISS!!
そうだよ!今日は土曜日やったーーーー!!
踊り狂うフロアをギラッと睨み付けるように微動だにせずチバが歌う。
ドン!とキュウちゃんが一発決めたら、
ハルキが眼前にやってきてソロを喰らわし、
フジケンが細かく被せる。
これが、Birthdayの真骨頂です。
フジケンが入ったBirthdayはどうなるんだろうとおそるおそる聴いたアルバム、
違うバンドになっちゃったんだなぁと思った。
そして、俺犬の中に、この曲があったとき、
死ぬほど好きだと思った。
こうなっちゃったか!好きだぜ!と。

ああ、ハルキのソロくらっちゃった!
ふふふん☆


チバ、アルコールとアンコールの類似点に気づく。

ただの酔っ払い。

チバが静かにCを鳴らす。
涙こぼ。
テクテクとステージ際に寄り、
「COMO~N!」
フロア大合唱。
チバ「ここは、海の近くーー!……トップス!」
歯切れ悪ーーー!いいけどどうでも!!
HEY!HEY!とフロアが腕を上げ、
楽しく楽しく終わっていった。

キュウちゃんがみんなとタッチしながらハケ。
いつも思うけど、キュウちゃんの肌は冷たい。

再登場。
ハルキもツアーT着てる。
そして、クルリとマイク。
おお、歌いますか。

で、声だった。
あっこちゃん聴きたがってたからよかった!
コールアンドレスポンスむずかしいけどね。
生きるしかないね。
だって動物だから。

ハルキが大きく口あけて歌ってるのみるの幸せ。

そして、
全体的にそんなに描写はないですが、
キュウポジだったので、
ずーーーーーっと飽きもせずキュウちゃんをみてました。
ああ、
世界一大好きなドラマー!キュウちゃん!
こんなにみられて幸せです。


終わった。
チバ、フジケンがポーンとピックを投げる。
ハルキがバイバイ!としたので、
私年甲斐もなく「きゃあ☆」と言ってしまいました。もちろんBBA声で。

終わった後、
キュウちゃんがしばらくドラムの向こうにヤンキー座りして、

ニヤニヤしながらずっとフロアを眺めていた。
ああ、
ピリオドだもんね。
楽しかったねぇ。

そして、
丁寧にステージ際をタッチしながらハケる。
ナイスガイがキュウちゃんビールを受けとる。

圧が急に解けて、
身体が開放された。
終わった。

寂しいかなぁと思ったけど、
楽しいが勝ってしまった。



こんな感じで、
ステージもフロアも幸せでした。

モモも幸せそうにジュース飲んでました。
私はちょっとキュウちゃんのビールいただきました。


三々五々、みんなと別れて、
あっこちゃん、モモと今夜のシェアリング。
あっこちゃんから、
私はやっぱりミッシェルっぽい曲が好きだと言われた。
そうなのかな。
なんだか恥ずかしいな。




チバの凝視していたビールはこれだと思われる。


熊本応援してた。
大分は一番熊本を応援している気がする。
一緒に一番揺れたから。

公式より
うむ!私と隣のかわいこちゃんだけハルキみてる!


今回はピック弾きのハルキ。






見た目とできる色が違う…とほほ。
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The Birthday TOUR2017"NOMAD" @小倉FUSE 2017/06/21 日記みたいなレポートみたいな 後篇

2017-06-24 10:01:23 | 音楽?
The Birthday TOUR2017"NOMAD" @小倉FUSE 2017/06/21 日記みたいなレポートみたいな 前篇はここ
前編で書き損なったこと。
ハルキがよう歌っておったんだが、
特に旧曲を歌っておったりして。
昔、弾くだけで必死やったくせに!口ずさんだりできうるようになってからにーー!
あの娘のスーツケースなんか、

NANANANANA~♪なんて歌ってた。
そしていつのまにかフジケンがレスポール持ってたんだが、
いつからいつまで持ってたんだろう?


このレコ発でアルバム以外の曲をどれだけ変えてくるのか?
全然分からなかったんだけど、
どうも、本編はおなじらしい…ってことは、
2日連続で聴けるんかい!プレスファクトリーを!
と、倒置法つかうくらいワクワクしていたら、
やっぱり、しずかなイントロがやってきた。
体中の毛管にギュッとなってゾワッとしているのに気づいた。


退廃的ともいえるプレスファクトリーの多幸感が好きだ。
がんばりすぎて苦しくて、うまくいかなくて、汚くて、でもいいこともあったかも…みたいな人生が終わって、
それを元の鉄屑にしてくれるところは、天国なのかもしれない。
この曲にはリ・インカネーションのひとつの説がある。
死んだ後、こうやってファンキーな天使からおつかれさーん!と命の原料に再生してもらうのかもしれない。

イマイさんのブリッジミュートは透明感のある死を刻み、
フジケンのブリッジミュートはほんのり明るい命を刻む。

こんなところにいけるなら死ぬのは怖くないのではないか?


エリーちゃんが関西では「ファンキー」で拳あげるんだと教えてくれたからやってみようと思ったけど、
無理っす!
圧すごくてそんなかんたんに腕あがらないっす!

あんなに騒ぐのに、
こういう曲のときに歌ったり変な合いの手入れたりせず、
素直に固唾を呑んで聴いてるのが小倉のフロアですよ。

ハルキが低音源でビンビンとリフを刻む。
VINCENT SAID。
酔っ払いなのか、薬中なのか、もう何かの脳症を患っているVINCENTが語る、
訳の分からないフカしとお説教を適当に聴いていると、
本当の真実を知ってるんじゃないか?
「それにしてもさ、時代ってもんはうしろから来る」
のあとの一瞬のミュートでチバがピッとフロアを指差して、ハッとした。
もしかしたら、自分が知らないだけで、VINCENTは真実を知っているんじゃないか?
ずっとチバがVINCENTの退屈な妄想話を聴いてると思っていたけど、
訳わかんないことばっかり歌ってるチバがVINCENTなんじゃないか?とか、
そんなことを思っていた。
ハルキが開放弦でドスの利いた音を鳴らす。
ベース4弦のEって、バースデーで一番低く暗い音なんじゃないか。
バスドラだってもっと明るい音がする。

して!SEが鳴る!お、GHOST MONKEY。
岡山では謎のギンギンしたサルの雄たけびみたいなSEがなって驚いたんだが…あれ、今日はずいぶん抑えている。
※エリーちゃんによると、岡山ではフジケンがびっくりしていたみたいだから、岡山のSEが鳴りすぎてたのかもしれないです
これは踊れる!踊るスペースないけど!
一緒にくっついてる人たちと一緒に跳ぶしかないですわ。
幽霊猿怖いわー!
大都会をぶっ壊すキングコングみたいなやつじゃない?
インスト部聴いていると、スローモーションで大きなビルを壊すサルが居る気がする。
それを見上げる、フランチェスカ、アナスタシア!
この曲はハルキのシャッフルがたまらんですわ。
みなさーん!実は踊りだすのはハルキの跳ねるシャッフルのせいなんですよ!
そのハルキがそら気持ちよさそうに、A GHOST…A GHOSTと呟いてるの、みどころです。


いかにも今のBirthdayらしいナンバーである1977にホッとする。
あ、またゴーストって言ってる。
ハルキ以外のメンバーとほぼ同じ時代を生きてきた。
チバとフジケンとはタメだし。
1977年、私たちは思春期の入り口に立っていた。
ドキドキしながらリップスティックを縫ったころに聴いた歌謡曲や背伸びして聴いたロックンロールは、
いまも生々しい。
この曲は、ハイロウズの14才を思いだすんよね。
この曲を聴くときの気持ちは、
「あの日のレコードプレイヤーは 少しだけ威張ってこう言ったんだ!
いつでもどんなときでもスイッチを入れろよ!
そんときはおまえ!十四才にしてやるぜ!」
※うまく表現できないので、甲本ヒロト氏の言葉を借りました。


シングルカットされた抱きしめたい。
ムムッ昨日はこれで本編終わったが、今日はまだウムウムあの曲とってあるね、ヨシ。
こういう邪念に支配されながらイイカゲンにみてます。
いいんです。
ロックンロールのライブですから。
こんな優しい曲があるかと思う。
海とコンクリートどっちが強いかは、
震災とかそういうことではなく、
自然と人工物だと思う。
GHOST MONKEYだって、人工物しか壊さないよ。
今回のアルバムに共通する、後に生きる人たちのために、
COME TOGETERのときに汚れちまって、あの娘が気にやんでる世界を、
チバが取り返してくれるかもしれない!と思えるようになる。
そのあと、チバ様から根こそぎ抱きしめられるよ。
根こそぎってすごいなと思う。
丸ごととか、強くとかいうレベルではない激しさ。
足が地面に着いてないんだよ。
きっとお姫様抱っこですよ。

抱きしめたいからアルバムをなぞって本編最後が来た。
月の上のイライザ。
レコ発はこれでいいよ。
アルバムの最後の曲で本編が終わっていく王道。
チバのアカペラが響く。
岡山ではこのアカペラと一緒に歌う人がいたけど、
小倉の子は実はシャイでチバにゾッコンすぎて、
新曲のアカペラに参加するなんてできないんであります。
好きなだけ湿り気を含んだフロアに、
透明なチバの声が響いた。
それにマイナー進行の弦が響いた。
静かな怒りが支配した。
石油ストーブが燃える音が聞こえてくるほどの静寂の中で、
イライザはなに思う。
チバが失いかけてる、リトルジャンヌ、マーメイド、イライザよ。
「消えないで」と切なくチバが言った。
キュンとなった。
「バイバイ」と本編が終わった。

メンバーハケ。
スティックを投げるキュウちゃんみると、
あら!やっぱり今日楽しかったのね!と確信した。

本当にずっと楽しそうだった。

アンコのクラップもできないほどの圧であります。

メンバー再登場。

チバがうれしそうに一番絞りショート掲げている。
すると、近所の女子たちが「あれ?フジケンもビール飲みよらん?」「珍しくない?」と、
「フジケン、ビール飲みようと!?」「なんでーー!?」
チバがクルッと振り向いて、
「うるせー!!!クソガキ♡」

ああ、こんな愛にあふれた「クソガキ」があるでしょうか、
おかげさまで、一緒にクソガキいただきました。
まあ、クソババアでござますけど、ホホホ。

チバがギターを引っつかむと、
キラキラと蝶々のホログラムが見えた。
ジャララーンとCからの3コード。
Amが切ない。
てか、おお、涙こぼじゃないですか!
※こないだ、エリーちゃんにも言ったのだが、
涙こぼという略は昔凹子とよっぱらって「あの歌謡曲、涙こぼー!」って言ったのが発生です

チバがCOME ON!と煽る。

電話探した~♪とフロア大合唱。
ああ、いいねぇ!こういう地方の、滅多にライブに行けない者にとって、
王道が聴きたかったりすんですよ!

24時に迷い込んだ暗黒の妖しい世界の夜が明けた。

それから、フジケンの刻むギターで、
なぜか今日は。
よっしゃ来い!ハルキこい!!根こそぎ抱きしめてやる!!
ステージ際で弾き倒すハルキ。
群がるフロアにもみくちゃにされながら、わけがわからなくなって幸せだった。
黒い男が暗幕に浮いてみえた。
今日は殺人なんて起こらない気がしている気分がいい日を、
LALALAとメンバー全員で歌っていた。

ハケ。
さあ、もういっかい来い!

再登場で沸くフロア。

チバがニヤッと笑って大きく息を吸った。
「とんでもない歌が!!」
フロアが「鳴り響く予感がする」と応えた。
くそったれの世界。
ああ、本編がイライザで終わり、
ライブは、マーメイドで終わる。
やっぱりね、やっぱりね、と何がやっぱりなんだかわからないのだけど、
明るくなったハコで、妙に納得しながらシメを堪能した。
この地球がどうなってしまうのかわからないのだけど、
奪い返して、次の世代に渡さなければ。
そう強く思った。
私たちの世代はクソガキに綺麗な世界を渡す義務がある。


チバが「コ・クーラ!!」と叫んだ。
テ・キーラの言い方で。
ルースターズは北九州のバンドですよ。

メンバーがすがすがしくハケていく。
ハルキが小さく手を振った。

キュウちゃんがスティックを投げ、Tシャツを投げ、フロアに降りてきた。
昔ならダイブしてるんだろう。
それくらい気持ちよくバカスカしてくれたんやね。
ありがとね!


昨日の岡山のライブとは全然違った。
ツアーが進化してるのか?
FUSEのせいか?
またこんな感じで見たいけど、
やっぱり福岡でこのキャパは小さすぎる。
いけなかった人もたくさんいる。
もうFUSEでBirthdayをみることはないかもしれないなあ。


その後は、
エリーちゃんとダメな酒屋で延々と語りました。


もろきゅうとか肝食ったりとか。


画像はハルキの竿振りのラフ。
もう、ちゃんとした絵にする時間がなく。

後篇走り書きですまんです。
次の旅に出るのです。
バイバイ!コ・クーラ!
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The Birthday TOUR2017"NOMAD" @小倉FUSE 2017/06/21 日記みたいなレポートみたいな 前篇

2017-06-24 00:11:09 | 音楽?
ブログリハビリをしたいなぁと思いながら数ヶ月。
日々のことに精神と時間をとられ、
こんなに時間が経っていた。
行きたかったライブはほとんどいけず、
楽しみいしていたライブはなくなり、
去年の今頃は熊本の支援に行っていたなぁなど思い出していた。

そんな状況だったので、
全然気分が乗らなかった岡山Birthdayのライブ、
やっと呼吸を思い出したというか、
これ…レコ発だっけ?というくらい、
なにやら懐かしいナンバーがやたらかかって、
気がついたら日常で麻痺した感覚が戻ってきたようだった。
チバの歌詞はあやふやで、声もいまいち、
GHOST MONKEYでのなぞのトゲトゲしたSE、
セトリははじめすごく抑えてきた。
ハルキのお誕生ライブ楽しかったけど、
プレスファクトリー聴けて嬉しかったけど、
Birthdayもまだツアー初期で手探りだろうし、
自分があまりに乖離したところにいたのだろうと、
それはそれで楽しかったわけです。

そして、
とうとう地元FUSEにBirthdayがきてくれた。
ただし、
キャパ小さすぎて、チケット手に入れるの苦労した。
どんな音源も聴いただけでは平たい感じがする。
ライブで聴くと色がつく。
岡山でアルバムNOMADに色がついた。

行きつけのこの小さなハコで、
Birthdayがみられることに興奮した。

で、
なんといっても岡山から引き続き、
エリーちゃんが同行なのである。
だから、
私も仕事を切り上げて精一杯アテンドした…ら、
ほとんどキュウちゃんのブログ「暴食集団が行く」と同じルートだった。
…FUSEのかわいい店長も、私も、どうしても北九州の人はこうなっちゃうんですわ。
時間があったら旦過市場ですわ。

竹安定食風。キュウちゃんへの差し入れの手紙に「竹安定食」のことばっかり書いてたけど、キュウちゃんが竹安定食してなくてよかった。




そして、
エリーちゃんの分のチケットをゆずってくださった、
ハルキ大好きなお姉さんに岡山のハルキの描きかけの絵をおしつける。



いつものように、
MCは場所もセリフもいい加減っちゃ!(北九州弁)

お譲りいただいたチケットの番号がそんなによくないと恐縮されてましたが、
あっという間に押し上げられる。(最終的には2列目にIN)
しかも、はるき大好きお姉さんの真後ろにIN。
ああ、昨日ほとんど見えなかったキュウちゃんが丸見えポジじゃないですか。
しかも、ハルキだってみ放題だし、
チバも見えるし、
フジケンも機材までは見えそう。
一時は行けんかもと思っていたんで、
FUSEのここに立ってるだけで幸せ。

少し押しで暗転、16キャンドルズ。
昨日は夢とバッハではじまった。
かっこよかったけど、
「いきなりアゲてやる」みたいな感じではないんだなと思ったが…。
上手からメンバー登場。(こないだけいすけが何回も引っ込んでいってたとこ)
あれ?チバがでてこん。
キュウちゃん(黒シャツ、大きなペンダント)が力強くシンバルをカンカン!
ハルキ(黒シャツにクロス)がGからの妖しいベースライン!
ジャーンとフジケン(帽子…です。ジャズマスです)Gmで、24時やないですか!?
いいね!やっぱりレコ発はアルバム一曲目をぶちかましてほしい。
昨日はこれ、ハンドマイクネタだったんだが、
どうなんの?ともう既に圧死しそうなくらいのフロアで見ていたら、
チバが泳ぎながらやってきた。
そして、
マイクをシュッとはずしてリズムに乗って踊っている。

昨日はペーズリーの黒シャツ着とったが、
今日はペーズリー、ストールに移行している。

24時の硝煙と焦げた臭いの立ちこめる真っ暗な廃墟に蠢くやつらに怯えながら足を進める感覚に陥る曲。
イメージ画。
土砂降りの中、吉田式拳銃をもったまま運転するときに突然水溜りがあって、
なにかの赤ん坊を轢きそうになってギョッとする。
女に殺されることにワクワクし、3つの眼光に緊張する。(三ツ目じゃなくて、きっと2人のうちの1人は目が潰れてるんだ)
暴力的で愛が深いタランティーノの映画を見ているようだと思う。(最近、タランティーノばっかり見てたらからだとおもうけど)

ハルキの指が4弦と3弦を行ったり来たりする。
GDD♭でグイッと腰を落としてリフを弾くのがいい。
そして、その奥でキュウちゃんが!私の世界一好きなドラマーであるキュウちゃんが、キリキリと、そしてバカスカとスネアを叩いてるのが見える。
これが私のBirthday王道のポジションです。
そう、キュウポジに向かうリズム隊ライン。


セトリはエリーちゃんがいたので安心。

24時、夜明け前、狂っちゃいないぜ、
バーテンダー、ROCK 'N' ROLL GIRL、あの娘のスーツケース、
木枯らし6号、ジェリーの夢、リトル・リル、
DEVOLA,さみしがりやのブラッディー・マネー、
LOVE SHOT、プレスファクトリー、
VINCENT SAID、GHOST MONKEY、
1977、抱きしめたい、月の上のイライザ
EN1)涙がこぼれそう、なぜか今日は
EN2)くそったれの世界


ベースが静かに跳ねて夜明け前。
ハルキの指が弦をなぞって、ピタッとフレットで止まり、
チバが 静かに月が♪ というときだけ、
サラッと、

こう、優雅にネックを手放すのが綺麗である。

そして、チバがジャララーンとG#(かな?)と明るいコードを鳴らしてフロアが沸く。
狂っちゃいないぜ。
あのシンプルな旧い曲。
シングルB面(現代ではカップリング曲)らしい、
一軍になれない曲が好きだ。
ハルキはずっとルート鳴らしてるんだけど、
ピックプレイは左右ですもんね。

エリーちゃんは、NOMAD →NO MAD →くるちゃいないぜ説

狂っちゃいないぜは昨日もかかった。
アルバム以外の曲、あまり変えないでくるのかなぁ。

ちょっとブレイク。
チバがサングラスをとりながら振り返って水をグビグビ。
キュウ「はじめまして、The Birthdayです」フロア大騒ぎ。
キュウ「3回目かな?5年ぶり?」(そうそう、前回はMJQでみましたよ)
キュウ「Birthdayは3人組じゃなくて、4人組です。みえなかもしれないけど」
フロア「しっとーよ!」「見えーんー!」「立って!」
フロア「まっとったよー!」「ハルキ、誕生日おめでとう!」「昨日やったろ!」「おめでとーー!」
ハルキ、ちょっと会釈。
そう、あのグレートもお気に入りの自由な小倉のお客です。


チバがチューニングするときの後れ毛が、
さっきみた毛が生え変わり途中の猫の首根っこみたいだった。
チバの毛も、
抜けたら生えてきますように。


バーテンダーのギターソロの前のキュウちゃんのダカダカが好きなんだが。
今度あったらBANG!
この辺で、
チバ声が伸びてきて気持ちよさげだった。
やはりFUSEが蒸しあがってて、喉にいいのかもしれん。

ROCK 'N' ROLL GIRLは示し合わせるわけでもなく、
ユニゾンからフロアがHEY!と拳を挙げた。
コテコテのROCK 'N' ROLLで気持ちいい。
これはまたクリスマスの曲。
チバはクリスマスが好きだなぁと思いながら聞いていた。
クリスマスツリーの星は行き場所を失った稲妻だったんだねぇ。

そして、フジケンがジャガジャカと懐かしいコード。
昨日もかかったあの娘のスーツケース。
イマイさんの曲だけど、完全にフジケンのギター。
で、
そして、真っ白に見えるんだ♪からの、ハルキの下るベースがよい!
昨日からわが目というか、わが耳を疑うが、
ハルキが巧なっとる!!
あのころは、ひたすら一生懸命弾いていたのが、
今は艶があるというか。
いや、よくみたら、
ちょいちょいっとチョーキングとか、バイーンとハーモニクスとかしてるんですよ。
今日のあの娘は「焼きカレーが好き」でした。
門司港やけどね。


グッと腰を落とす所作がよいですね。

フロアもステージも薄暗くなってブレイクなんだけど、
キュウちゃんが一人でマレットで丁寧に風を表現する。

木枯らし6号。
マイナー進行するのにどこかあっけらかんと感じるのは、
乾いた風のせいか。


そして、昨日からびっくりしているジェリーの夢。昨日はイントロで耳を疑いましたし。
ハルキの弾き方は、単にうまくなったということではなく、
ハルキも年を重ねて、いろんな感覚が増えたというかもしれない。
昔ちょっと単調に感じていたこの曲が厚みをもって聞こえてきた。
あの悲しい悲しいギターソロの三連符は、
イマイさんが弾くと身を切られそうに尖って冷えるんだけど、
フジケンが弾くと鋭利な中に少しだけ温かみを感じる。
チバの声は時の分だけ枯れていた。

昨日もかかったリトル・リル。
どうした、イマイさんもツアーに参加しているの?
スタブロは辛いアルバムで、
あまり聴き返さなかったのだった。
この曲もチバの悲しみが激しすぎてきつかった。
日蝕のころだったし、イマイさんもいなくなったし、
今、こんなに4人で仲良しで、楽しげにツアーしているのに、
なんか妙なことばかり考えていた。


チバ「巌流島…あれ、山口県なんだってね」
フロア「そうそう」


フロア「フジケーンかっこいい!」「最高!!!」
キュウ「最高だって」
フジケン「(*^_^*)」
フロア「キュウちゃん最高ーー!!」
「チバ最高!」「ハルキ最高!!」←気遣い
フロア「小倉はーー?」「キュウちゃん!小倉はどう!!??」「何食べた?」
キュウ「……あの、聞こえないんです」

ひと懐っこいんです。

ギターの呼応からDEVOLA。
DEVOLAが好きである。
いや、夕日が沈むのを太陽と海が×××してるなんて、
そのおかげで俺たちがここにいるなんて、
チバさましか言えません。

こんなこというのは野暮なの100も承知で言うのだけど、
NOMADは全体ほのかにミッシェルの香りがする。
この曲を聴いたとき、
キラー・ビーチが頭よぎった。
海の映像と内臓だけだけどね。
むむ!いかん!邪念である!
肝食って出直して来い!

それから細かいイントロがはいって、
さみしがりやのブラッディー・マネー。
またいかにもイマイ曲である。
チバが テキーラを早くくれ!!!と絶叫すると、
なんでかわからないけど涙がでた。
チバが寒すぎるからなのか、
フジケンの奥にイマイさんを感じるからなのか、
それが喜びなのか、悲しみなのかわからず、
いろんな感情が襲い掛かってきた。
安定したインストのベースリフを聴いていた。
最後の テキーラを早くくれ!!!のあとの、
一瞬のミュートでハッと我に返った。
チバが寒いもんか、どれだけ蒸しあがってるんだここは。

暑いのに冷え冷えとしていたら、
キュウちゃんバカスカ、照明チカチカ!
チバがもったいぶってギターを置く。
いやん!LOVE SHOT!やないですか。
昨日はRED EYEやったもんね。
ハンドマイクでガンガン撃ちまくるチバ。
私らもBANG!BANG!撃ちまくった。
コールアンドレスポンスも得意ですよ、小倉は!

チバはくるうぅりと優雅に後ろを向き、

ハープべろーん。
縦にべろーん。

フロアから嬌声があがりうねる。
なーんもう!たのしいーーーー!!!
FUSEのステージの近さ、音のよさ、全部最高!!

押しがすごくて誰か倒れたらしく、
チバが「そこ大丈夫?」と心配する場面もありました。




久しぶりにライブレポというか、
ブログそのものを書いて、
今までやともっと早く書けてたのに時間がかかる。
…どうも、新しく買ったパソコンはかなり強くタイピングしないと反応しないようで、
タイプミスにほとんどの時間をとられております。

少々疲れたので、
今日はここまで。
Birthdayで前後篇にするの珍しいんだが、
そして、
続きをいつ書けるのかわからないのだが。
書かなかったら、
肝食って出直して来い!となじってください。

後篇は必ず「ハルキの開放弦」について書きますけん。



画像は、暑すぎて早々に袖のボタンをはずすハルキ。

鉛筆。

ペン入れ。

そして挫折。

肝食って出直して来い!

後篇はここ
※FUSEと同じ雰囲気の小さいハコ、熊本Djangoのチケットが2枚あります。
後ろが上がってるからFUSEよりみやすいですよ。
詳細こちら
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