モヒカン・マンスリー 第一弾 M.J.Q.です。
いでたちはですね、
悩んで、なんとフラカン黒ニワトリT。
深いんです、これは。
キュウちゃんに「大分行くよ」というアピールであると共に、
こんど、遠藤ミチロウ・トリビュートにも参加するのでですね、
フラカンなのですよ。
そして、ニット帽。
これは、遠藤ミチロウ先生への敬意です。
お客さんの中には、
ミチロウ系Tやら、ミッシェルTの人、RudegalleryTの人と色々。
ハコはギュウギュウに入れたら250~300人くらいはいるかな?という感じで、
床はフラットながら見やすい。
ロッカーは20個くらい。100円。
バーはちゃんとまともなアイスキューブにまともに瓶を開けて入れてくれて、
好感持てましたわ。
昨日も書いたけど、
なんかバタバタしていて、
ワンマンだとばかり思いこんでいたんだけど、
ちょっとしたイベントやったです。
4つ地元バンドをみた。
北九州バンドみたのもぉーーーほんとに久しぶりだ。
・snappy on jelly はグレッチとウッドベースのカッコイイ3ピースで、
パフォーマンスもウッドベースに乗っちゃったりしてて、よかったです。
・AS SCAPEGOAT 英詞のメロコア系でした。ボーカルが裸足でウロウロしていて、そのウロウロっぷりがおもしろかった。
グルグルグルグル回っていた。
MCも盛り上げも上手でしたよ。客のノリがちょっと違ったんかもしれんけど、きっと盛り上げてるバンドだと思う。
・the frantics すんません。ちょっと外でて休憩してました。グレッチでした。
・リトガレ3/4 3ピースの未来形ロックンロールセッションインストバンドとのことで、
リズム隊がしっかりしていて、ギターがジャキジャキで。テレキャスはジャキジャキだなぁ。あ、一曲だけストラトだったかな?
だから、全体的にリズムが先行していて、とてもいいグルーヴを出していた。
ミュートなんかビシッとキマっていてかっこよかった。
ゴリゴリインスト好きとしては、音源を手に入れたかった。エレキ先生が北九州で活動してるので聞いてみよう。
内容を克明に書くとアレなんですが…ギターくんがクネクネと踊り回ってて、ええ、ギターのネックをおかしな感じでしごいてるし、
怪しいヤツだと思っていたけど、
「変態インストバンドです。にゃーお」とMCを始めて、ああ、変態だったのかと納得しました。
とにかく、お客を指さしたり(私も何回も指さされた)、自分の頭を人差し指で撃ち抜いたり、座り込んじゃったりしてた。
途中で、指揮棒とりだして、リズム隊に向かって指揮し始めて、
その指揮棒でですね、自分の胸をこすってみせたりですね、
あの…ええ、スターリンのナンバーにもある、七色の○○○○○をとりだして、
それでボトルネック始めたり、見せびらかしたり、銜えたりしてましたわ。
ミチロウの前座はこうでなければならんかも。
この間も、リズム隊は顔色も変えずガシッとリズムを支えていた。
最後リズム隊がハケてしまっても、ギターくんは一人でクネクネパフォーマンスをしていて、
そのギターくんが去った後も、ギターの音がギュインギュインと響いておりました。
うん、あの自動で動く○○○○○をね、アンプつなぎっぱなしのギターの上に放置していったので、
自動ボトルネックしてたのでしたわ…ワオ!
まあ、こういうフザケも下手くそだとアホかと思うんだけど、
上手いとやるなぁと思ってしまう。立派です。売れればいいけど…売りにくいな、コレは。
はい、やっとM.J.Q.です。
始まったのはもう9時半近く。
チェンジ中は黒いカーテンが引かれるシステム。
私は下手側の2列目にスタンバイ。
ステージの作りが独特で、
ドラムは向かって左奥にあるので、
キュウちゃんをみようと思ったらこうなる。
やはりミチロウは根強いスターリンファンに譲らなければならんし。
客電落ちたら、
グループ魂のMCが始まる。
カヲルさんのお母さんにミチロウにこの曲を歌ってもらったら、
お母さんが鬱になりました という内容(笑)
で、当然「お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました」がかかる。
曲が終わると、
カーテンが開いて、M.J.Q.登場!
ミチロウ氏はニット帽に、ちゃんとアイシャドー入れてアコギ。
山本氏はフワフワヘアで、私の真ん前に来てくれた。
で、キュウちゃんは黒いジップアップのシャツを結構はだけて着ていて、
左側になんか銀色の大きな玉がつけていた(描いてみたけどなにかは謎)
イカツイ感じのシルバーのネックレスに大きめのトップがついていた。
パンツ黒で、モヒカンがびしっと決まってました。
キュウちゃん!久しぶり!7月以来ですね☆
こんな近くで見の初めてだーとか初め思ったけど、
よく考えたら、佐賀でダイブを受け止めて、
腕モミモミしたんだった。
はい、私にできるのはここまでです。
セトリなんて期待しないでくださいよ。
ちゃんと聴いているのはUnplugged Punk一枚で、
あとは代表作しか知らないので。
でもまあ、ほぼ網羅できます。
虫 から始まった。
なんていうんですか、
遠藤ミチロウと、それを敬愛する後輩ってことがよく分かった。
ミチロウの圧倒的な声量に押し倒される。
悲哀に満ちたハウリングが胸に突き刺さる。
ハウリングって、音響のハウリングではなく、文字通り吠え。狼の遠吠え。
歌と朗読の間のような歌い方で、歌詞が脳を支配する。
もう、遠藤ミチロウだけで成立している。
遠藤ミチロウという作品を、山本ギターとキュウちゃんドラムが演出している。
それがM.J.Q.なのだ。
その後は順番うろ覚えだけど、
ほぼUnplugged Punkの曲はやったと思う。
それにスターリンの代表作。
やはり 負け犬 下水道のペテン師 がよかった。
で、昨日もちょっと書いたけど、
負け犬の時、ちょっと怪しい人が私の前に割り込んできて、
ちょっと怪しい行動を取って、
キュウちゃんが危ない!狙われている!逃げて!と思いました。
なので、負け犬を堪能できずに残念。
その人は曲が終わる頃に去っていきました。
歌詞は過激だけど、エレジーだ。
人が生きていて、社会ってのがあって、不公平やずるいヤツが蔓延していて、幸せばかりではなくて、
辛くて、情けなくて、憎くて、悲しくて、哀しくて、カナシくて。
そんな人に、ミチロウは優しいのだ。
スターリン全盛期はどうだったか知らないのだけど、
ミチロウの歌は哀しく、優しく、心に響いた。
うろ覚えMC
「来月で還暦」
「魁龍(小倉のこってりラーメン屋)でラーメン食べた。こってりていて気持ち悪い。あ、その後ソフトクリームも食べたか。あのラーメンはいままで食べた中で一番こってりしていたぁ」
「昨日は大分で温泉に入った。(メンバー)みんな別々に」→音泉ファックに入る。
優しく、フロアに語りかけるようなMC。
ミチロウギターはアコギってのもあって、
度々弦が切れてしまった。
力強すぎる。
でも、山本ギターがあるので大丈夫。
山本氏、ギター弾きながら踊り狂って、
フワフワヘアから汗がずっと飛び散っていた。
2時間踊り狂うのだから当たり前だ。
フロアに背中から落ちてきたり、
クルクル回っていたり、
ミチロウに陶酔しているフロアを映しているようだった。
そんな、山本氏と、キュウちゃんを、
ときどきミチロウが振り返って「やってるぅ?」と感じで見ていた。
リズムと合わせてるってよりは、
後輩が楽しんでるかなぁ?と確かめているような、
ほほえましい光景だった。
私は失礼ながら主にキュウちゃんなどみていたわけですが、
いつものように「バカスカ叩いてます」っていうのとは違った。
ミチロウの、歌っているのか喋っているのかという声が私たちに届くために、
時には激しく、ときには静かに、ミチロウの呼吸を読み取って寄り添うように叩いていた。
Sha.La.La.のイントロ、また弦切れのためにギターチェンジがあったんだけど、
キュウちゃんは延々とスネアの胴をカチ、カチ、カチと叩いていた。
それはそれは長い時間、
キュウちゃんの刻むカチ、カチという音だけが響いていたのだが、
全く冗長にならない。
カチカチという音だけでこれだけ惹きつけられるのがすごい。
ミチロウの準備が整いそうになってくると、
山本氏があのイントロを奏で始め、
ミチロウのタイミングで歌に入る。
それはバンドとして合わせているというより、
二人はすっかり準備を整えてミチロウさんを待っているという感じだった。
こんな感じなんで、
バカスカだけではないキュウちゃんがマレット使ってる所なんか見られた。
バカスカ叩いているだけではないキュウちゃんだけど、
ライブが始まってまもなく、汗が噴き出し、
曲間曲間、タオルで汗がしたたり落ちるスネアを丁寧にぬぐっていた。
一回だけ、フロアからの「キュウちゃん」という声に、
「ありがと」と短く答えた。
私の好きなキュウちゃんの「叩き癖」みたいなのがあるんですよ。
ドラムって私はよく知らないんだけど、
ただキッチリ正しく叩けばいいのではないと思う。
キュウちゃんがね、ちょっとタメて入って、その遅れを取りもどすかのようにゥンダダダダダダダダってなるところがあるんですよ。
普通、タメても、その後すぐ立て直すと思うんだけど、
なんかですね、わざと立て直さずに、それはもう1/128かもしれんけど、
一定のリズムでちょっと遅れながら叩くんですよ。
うう、表現力ないから分からんと思うけど。
あるんですよ、そういう私の萌えポイントが。
それはスネアを叩く時に起こっているんだとわかった。
で、私とクロちゃんのビジュアル萌えが、
今回描いた、コーラス・キュウちゃんです。
もともと好きだったんだけど、
あんな間近でみてしまうと、更に好きになりました。
あの、肩から首、耳までのピンと張った筋のライン。
あのラインに萌えるとです。
ええ、汗フェチですから汗も描いときましたよ。
本編はロマンチストで終了。
当然、アンコールが鳴りやまない。
すると、サイレンが鳴り始め、鳴りやまない。
リズム隊登場。
そして、
ミチロウ、タオル海賊巻き、上半身裸、チェックパンツ、黒いリストバンドという、
スターリンファッションで、
サイレンをマイクに当てて、大音響で鳴らしながら登場!
キターーーーーーー!
もうすぐ還暦とは思えない、ムキムキボディー。
二の腕がブリッと盛り上がっている。
ああ、体力ないと歌い続けられないんだなぁ。
絶対鍛えている。
サイレン置いて、メシ喰わせろ。
それからしんみり、
ソロの時にお世話になった店(おそらくライブハウス)のミナミさんという方が亡くなった話を始めた。
今日その店に寄ってきたとのこと。
まだ50前だったのに…と声を震わせた。
「ミナミさんに捧げます」と、天国の扉。
悲しみの嗚咽だった。
それから、一曲…ああさっきまで覚えていたのに、曲を忘れた。すんません。
最後はスターリン版「仰げば尊し」。
ライブの終わりというか、九州ショートサーキットの終わりってのもあったのか、
キュウちゃんの顔に初めて微笑みがみえた。
開始が9時半近くだったので、
1時間くらいするのかなぁと思っていたら、
なんともう、終わると11時をとうに回っている。
慌てて、物販で最後の一枚っぽいTシャツ(普通ーに着れそう)を買って、
クロちゃんはまだ換えてなかったドリンク受けとって、
駅に走った。
駅から近くてよかった。
どうにか終電一本前のJRに乗り込んで、
今日の感想など話していて、
あの、キュウちゃんを猛烈に好きそうな男の人の話になった。
で、あの問題発言などあり、
ちょっと放心し、キュウちゃんの身を案じたり、
キュウちゃんが竹安をとても好きなんだよなということを思い出したりしながら、
私が先にJRを降りた。
というわけで、
全然スターリンを知らない方でも、
とても楽しめるので、
もし、遠藤ミチロウに行く機会があれば是非!
ではバスデメンバー恒例のぬりえ。
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