前篇はここ↑
なんかもう、
一気に勢いで書くしかないと思いますよ。
書いてて、セトリ(?)のきよしこの夜の位置が違ったなぁとか思い出して、
昨日書いたセトリをコッソリ書き直したりしたし、
アンコールは混沌としてくる上に、
テキトーでイイカゲンなんで、
そこんところよろしくお願いしますよ。
思い出しMC。
多分最初のMC。
グレートのオーバーオール。
いつもこうだから安心してほしい。
「武道館にはなにか(魔物みたいなもの)がいる」みたいな話で、
グレートが背中がスースーする。(そんな霊的な?)
竹安はメガネを新調した。
遠くが見えるように度を上げた。
竹「なので遠くまでみえます」と手を振る。
竹安は初めて手を振ったらしい。
長い長いアンコールのコール。
熱気というよりは、
広い空間に響く手拍子。
私は「ヨサホイ!アリーナ!」を悔やんで、
nemuriさんに愚痴愚痴。
私「ああ、どんな曲でもいい!フラカンが考えたんやから!……NUDE CORE聴きたいなー」
ne「…そんなこと言わへんの」
メンバー着替えて登場。
…だったけど、よく覚えてない。
けいすけが黒に白ドットシャツから白に黒ドットに着替えてきたかな?
それと、
竹安、Tシャツにジレ!
気に入っとるね。
本編が終わって、
なんだかサッパリした様子の4人。
(小西はずっとサッパリしていたと思う)
セットすごい。
やっぱり広いという話。
G「昨日は乃木坂で」
会場『えーー!』
G「明日も乃木坂」
け「サンドイッチされてる」
G「明日はかわいいぞ!」
「もちろんセットは変えてるけどね。
もう、ビジョンも入れなかったから。
普段通りがいいって」
このMCもどこだったかわからないのだけど、
本編なのかもしれないけど。
Gが『バトン』と、
増子さんが作った玉ねぎがついた手作り感あふれるバーを持つ。
怒髪に感謝している話。
応援歌作ってもらって、
フラカンのライブでも最後にかけるけど、
怒髪のライブでもかけてもらってて。
G「怒髪が武道館をやったとき、『次はフラカン』ってこのバトンを渡されて、
えー!ウチがー!?ってなったんだよね」
け「ハンカチ落としだよね!振り向いたら、えーー!ボクーーー?!みたいな」
G「でも、それに押されたところがあるかなと思うのよね。
だから、次を…渡すのはちょっとやめておくけど、
だけど、もし次やるとしたら、50代で初めて武道館に立つとかね、そういうのしてほしいのよね。
いいバンドあるから。コレクターズとか、ピーズとかにやってほしいよね」
まさに、
ハンカチ落としだし、
こういうの本当にし始めたら大変なことになるっていうのは、
グレートも分かってたと思うから、
具体的に指名はしなかったけど、
希望という形で言ってくれて、
ああ、そういう感じで押されたらいいのかもしれないなぁと思った。
けいすけがモズライトを構える。
爽やかなイントロ。
ああ、
本当に大好きな曲。
一番初めに弾いたフラカンの曲。
夜明け。
白いステージ。
武道館の高い天井をツバメが切り裂くような錯覚に陥った。
長い長いアウトロ。
けいすけがコニシの方を向いて弾いていた。
そして小西に一歩一歩近づいて止まった。
ニョキっとネックが出ている。
ストラップが食い込んでいる。
けいすけ、小さいなぁ。
そこにグレートが歩み寄って行った。
そして、
竹安も引き寄せられるように絨毯から出た。
4人が円陣を組むように向き合った。
4人が大きなステージで、
最大限に、いや最小限に固まった。
小さく小さく。
ずっと、こうやってきたんだなと思った。
小さく身を寄せ合って、支え合って、信頼し合って。
4人の固さ強さをまざまざと見せつけられて、
…ええ、悔しいけど滂沱していました。
この日最大の滂沱していました。
今でもあのシーンを思い出すと、
鼻の奥がツンとするのです。
ロックンロール。
正直、この曲を辛く聴いている時期が長かった。
けいすけから、
ロックンロールが止まったことは、
いったい何度あったんだろう?
でも、
必ずロックンロールは帰ってきたし、
今日、今、ここに、
ちゃんとロックンロールがあるのを痛感する。
それがどれだけ稀有で、
そして、当たり前のことなのか。
けいすけとロックンロールは、
もう分かちがたいもので、
本当は地球とロックンロールは、
分かちがたくて、
大気みたいに当たり前にそこにあるんじゃないかと思った。
こんな特殊な空間だからあるんじゃなくて、
特殊な空間だからなくなるんじゃなくて、
やっぱりあるみたいな。
ロックンロールの普遍性に対する安心感みたいなものを、
このときしみじみと噛みしめた。
けいすけが、
モニターに足をかけてハープ。
孤高の英雄!
で、なんか私は「ぶふっ」と笑ってしまった。
nemuriさんも笑ってた。
私「こんなの欲しがるか!」
言ってやろうじゃないの。
これも古い曲。
時々かかるからすごく新鮮味があるわけではないけど、
言われたいよね!
9000人の「がんばれーけいすけーーーー!!」
多分、今までで一番大きな「がんばれーけいすけーーーー!!」
けいすけが、
それは嬉しそうにそれを受け止めていた。
がんばっとる!がんばっとるよ!!
最後のセリフが、
「ありがとうございましたー!」
に変わっていた。
割れんばかりの拍手。
私はね、
これは保険だったと思っている。
もしかしたら、
武道館でやらかしてるかもしれない。
心が折れてるかもしれない。
疲れ切ってるかもしれない。
後半のここで一発!
応援してほしくなってるかもしれないから、
この位置にもってきたんじゃないかな?と思っている。
杞憂でしたね。
武道館は大盛り上がり!
喉も一皮むけて出るようになった!
絶好調!
よっ!みんなの英雄!
4人が引いてアンコールコール。
再登場で…グレートが、
クリスマスツリー仕様のオーバーオール。
クリスマスもうすぐだからみんなで歌おうということで、
『きよしこの夜』を歌うことに。
G「竹安!」と呼ぶと、
竹安が小西前まで出てきて「きよしこの夜」を弾く。
…ので、会場全員で「きよしこの夜」合唱。
…なんだこれ。
ツリーオーバーオールはメンバーにも隠していたとのこと。
G「鈴木からバレそうになって、そこ触らないで!って慌てたのよね」
呆れ気味のけいすけ。
G「だって、こういうの、鈴木とか竹安とかしてくれないじゃない?
小西は頼んだらしてくれたかもしれないけど」
小「(ウンウン)」
G「小西はトナカイで、腰から足をつけて…」(ケンタウロスっぽいかんじか?)
「クリスマスパーティーに呼ばれたら、これで行くから。
出張するよ。チキン食べさせてくれたら」
MCがあいまいなので、
ここで発表されたのかどうか忘れたけど、
なんと今日のDVDが発売されるという発表。
えーまじでーすごいーかんがえてもなかったー…って、
普通出すやろ。
あんだけカメラ入れといて出さんとかないやろ。
そして、
来年は47都道府県ツアー発表!(まだ全部発表されてないらしい)
来てくれたから、お礼参りしてくれるんだね!
ありがとう!なんか福岡とか2回も来てくれてありがとう!(小倉が福岡って気づかなかったのかな?)
G「今年のフラカンのライブは今日で終わりだけど、
来年はたくさんライブハウスでするので、
ライブハウスに来てください。
今回はライブハウスの人たちにもたくさん協力してもらって、
今日も来てくれているんだけど。
今日はこういうところでやってるけど、
ライブハウスは本当にいいところだから。
僕たちはいつもそこでやってるんで」
フラカンとしては当たり前のこと言ってるだけなんだけど、
ライブハウスへの感謝とか、
やっぱり今日は特別な日で、
これからは通常営業に戻ることとか、
グレートらしく語ってて、
とても嬉しくなった。
今日はお祭り。
とても楽しいけど、
本当は五月蠅いライブハウスで、
お互い汗を飛び散らかしながら見るフラカンが一番好きだからね。
G「(物販で売ってた)カレンダー、開けないように言われていたけど、
そこに、ライブの予定が書いてあるからね!」
えええーーー!!!
ne「そういえば!ライブが終わるまで開けたらあかんって言われたわ」
えええーーー!!!
カレンダーに描いてあるイラストは、
メンバーにも極秘で集めて載せた。
け「そうなの!?」
えええーーー!!!
G「ボクは下手だけど、3人は絵がうまいからね、いいと思うよ」
「竹安はアンティノス時代のジャケットも描いとるしね」
なんかね、
グレートが本当に考えに考えつくして、
出来る限りのサプライズ演出をしようとしてるのがわかって、
そこにキュンとなった。
そして、これだけいても、
絶対ファンは開けない、ネットに書きこんだりしないって、
信頼しているのもキュンとなった。
…まあ、私は特にメンバーのビジュアルに興味がなかったので、
買ってなかったけど。(同じ理由でトレカも買わず、打ち上げで非難を受ける)
特に通販でも買う予定はないけど。
DVD話。
け「竹安のこれ(ジレ)は見えにくいと思うけど、
本当は迷彩みたいになってるから。
DVDで見てください」
G「DVDでは『きよしこの夜』はカットだからね」
会場「えええーーーー!!??」
G「え!?入れてほしいの?竹安の夢の列車のギターソロがカットになって、
『きよしこの夜』が入っててもいいの?」
け「(竹安の)お父さんの名前『きよし』だよね?」
G「そういうどうでもいいこと言うから」
け「大きい声だすから!」
えー!?まさか!!
け「そういう曲だからビックリしないで!
ウワーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
出た!白眼充血絶叫楽団!!
会場もウワーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!と大絶叫。
これ、DVDでぜひ見たい。
どんな絶叫っぷりなんだろう?
けいすけ、喉いいかんじで剥けててよかった。
なかなかの絶叫だったですよ。
竹安が構える。
轟音のパワーコード。
NUDE CORE!!
竹安にGのベースが重なったとき、
ドン!と打ち上げ花火のようなものが鳴った!
この日唯一の特効!
金のテープが武道館を舞った。
スノードームの金雲母みたいだった。
テープはゆっくりゆっくり落ちてきて、
必死で1つ空中で掴んでnemuriさんに投げた。
床にもたくさん落ちていて、
それを拾って、テープフリフリお祭り騒ぎ。
メンバー(小西以外)が、
最大限、ステージの端、階段にまで上がって、
会場にご挨拶!
竹安があんなに歩いたのなんか初めて見たしね。
愉快愉快!!
そんなに動き回れることなんてないんだから、
暴れまわりなされ!!
大好きなNUDE!
分かりやすい特効!
お祭りだーーー!もうすぐきっと終わるけどーーー!
お祭り騒ぎは終わりが来るから最高なんだよなーーーーーーーー!!!!!!
しかしすごいな。
NUDEのイントロはパワーコードだから、
あれ、
たった2本の弦で鳴ってるんだよ!
たった2本が9000人の胸を高ぶらせたんだよ!
そして、
三十三年寝太郎。
10代からずっと、
夢から覚めなかったら、
寝ている間にこんなところまでやってきたんだねー。
あの、
愛されてたい♪の震えるけいすけが、
ブレなかったからよかったんだな。
(一時は「マザーフ○ッカー」とか言ってたけど)
恥ずかしがり屋で、調子に乗ってて、注目されたくて、ロックンロールが好きで、
で、愛されたくてってのが、
ブレずにやってきたら、
こうなったんだなぁと、
感慨深く踊っていた。
メンバーハケ。
金テープには、
フラカンのロゴと「フラカンの日本武道館~生きててよかった、そんな夜はココだ!」と日付が印字されていて、
nemuriさんが金テープを眺めて、
ne「こんな…こんなことして…」と涙していた。
この最大のパーティーを盛り上げるために、
ずっとずっと実行委員会をしてきたんだろうなぁ。
お金をかけたり、ディレクターに頼んだりしたら、
もっと洒落て面白いものになったのかもしれない。
だけど、
フラカン(主にグレート)が考えて、
最大限おもてなししようと努力した演出は、
どれもホームパーティーみたいなんだけど、
それがいかにも六畳一間のロックンロールを奏でるフラカンでよかった。
会場スタッフが、
金テープを配り歩いてるけど、
みんな自分の分を取ったら欲張ってほしがらず、
スタッフは戸惑ってぐるぐるしていた。
普通は奪い合いとかになるんじゃないか。
席の中の方の方が取り損なっていたので、
スタッフから受け取ってそのあたりの人に渡した。
私「ああ…豚肉くわえたい」
ne「…もうないやろ」
私「いや、そういう終わりもあるよ」
ne「まあ、あるけど、今日はないな」
私「さよならBABYかー」
ne「せやね」
ああでも、
これが最後のアンコールだとわかっている。
もうすぐ終わるんだなぁ。
長かったなぁ。
まだ寒い時期に武道館発表されて、
一年中引っ張って、
この日を迎えて、
それが、
終わるんだなぁ。
グレートが普通のオーバーオールを着ていた。
けいすけが、
シャツにTシャツオンのスタイル。
ああ、
普通だなぁ。
竹安のジレが異常だけど。
け「武道館ロスに気を付けて」
「ボクらはロス慣れてるけど」
けいすけがフラカンを続けていきたいと。
け「あと、10年、20年、30年、40年、50年。
…50年はきついか、あと30年!」
うんうん!
ずっと続けてください。
一緒に生きよう!
東京タワーだった。
あっこちゃん、よかったね。
東京タワーを自分に重ねて絶望していたころ、
こんな日を迎えるなんて思いもしなかったに違いない。
あっさりしててごめん。
もう、
私は感無量だったのです。
立派な4人に、
立派なライブに、
感無量で、
ただ泣いていたのです。
けいすけがアコギを構えた。
さよならBABY。
終わるんだなぁ。
みんなで手拍子して、ラララーと歌った。
涙が止まらなかった。
ようここまできました。
よくやりました。
がんばりました。
またライブハウスに会いにいくよ。
最後に、
4人が手をつないだ。
4人だけでやったんだもんな。
このシーンが4人全員いて4人しかいなくて、
本当によかったと思った。
色々な方向に四人でお辞儀。
腕が高く掲げられると、
小さいけいすけが釣り上げられた。
うまく着地できずにズルっとなった。
そのときの、けいすけの表情が忘れられない。
口をキュッと締めて笑っていた。
嬉しそうで、恥ずかしそうで、困ったような表情。
みんなが褒めてくれて、内心とてもドキドキしているんだけど、
うまく表現できなくて困ったような表情。
小学生が、
お楽しみ会のためにかくし芸の練習を一生懸命して、
みんなの前で披露したら、
思ったより気持ちよくて自分が楽しんじゃって、
それを本人が思ったより、すごく褒められて、
嬉しいんだけど、戸惑っちゃって、
どう反応したらいいかわからなくて、
はにかんでるような顔。
けいすけはずっとモンキーで、
それを繰り返してきたんやね。
一緒にやってくれる仲間ができて、
ずっと続けて来れてよかったね。
4人はステージの隅から隅まで、
階段の上に上がって、
お客さんになるべく感謝の気持ちが届くように頭を下げていた。
わかっているよ。
4人がとても感謝していること。
4人がとても満足していること。
おめでとう!
おめでとう!
ありがとう!
ありがとう!
私も満足してる。
私も感謝してる。
4人がずっと一緒でよかった。
なによりもそれを感じているのはフラカンだろうけど。
それを見られてよかった。
ちょっと羨ましかった。
ずっと友達といるなんて。
ずっと信頼してるなんて。
ああ、また竹安が手を振ってる。
手を振れるようになりやがって。
けいすけ以外のメンバーがハケた。
けいすけが、
いつものようにゴミ箱とティッシュを片付けて去って行った。
いつもとおんなじ。
今日はちょっとお祭りだっただけ。
また同じシーンをみるよ。
今度はライブハウスで。
nemuriさんによると、
私はひどい顔をしていたらしい。
「泣いてなんかないし!」と言ったら、
「そんな顔で言われても」と言われたけど、
あなたの顔もなかなかひどいですよ。
「ようがんばった」「ようがんばった」
それしか言葉が出てこなかった。
それは、
今日だけのことではなくて、
これまでの全部なんだけどね。
夢みたいだったけど、
金テープ持ってるからほんとだったんだね。
これは、この日の記念じゃなくて、
これまでの全部の記念なんだと思うよ。