ヤヴァイ。
今のうちに書かないとヤヴァイ。
凄いVISIONの愛でぬりつぶされてしまったらヤヴァイので、
やっぱり興奮冷めやらぬうちに書くべし。
MAGICAL CHAIN CARAVAN vol.3……関門海峡越えてくれなかった。
ケーヤンのバカーーーー!!!!!
フンフン知らないモン!ギタリストなんか本当に数多いるんだからっ!!!と、
思っていたけど、
あなた、もう5ヶ月もケーヤンの生音聴いてないなんて…(。・ω・。)
広島って…日帰り圏内だよなぁ…MCCBの音源欲しいなぁ…と、
漠然と思い始めたのは少し前だけど、
まあ、現実的に前日長崎にいるわけだから、
そんなバカな事をするバカはおらんだろう!と思っていたけど…募る思い。
どうにかならないだろうか…いやいやバカバカしいと、
心はアッチ行ったりコッチ行ったりしていたけど…モモを連れて行けばどうにかなるのではないか?と思い、
思い立ったのであります。
モモも「いいよー」と気軽に言ってくれたし。
ああ、私はバカです。
ケーヤンバカです。
新幹線に乗ってスワーッと行って、スワーッと帰ってきました。
途中、ライブレポにモモが闖入してきましてお見苦しいと思います。
演奏中は音楽聴いてて大人しいモモですが、
MC中は気が散っているので、
私の気も散るという現象が起きますので、
MC特に覚えてないです。
覚えているのは、
心揺さぶる音楽と私の大好きなケーヤンの指とストローク。
ライブハウス下見に着くと、なんだかウエスタンなオシャレな雰囲気。
こういう看板。
シャレとんしゃー!
確かにリハ中で、
これはお邪魔してはいかんと、
しばらくモモと街ブラ。
開場前にライブハウスに着くと、
もうみなさん並んでらっしゃる。
モモもウエスタンに待つ。(この帽子はいつも被っているもので、特にウエスタンとかケーヤンとか意識したものではありませんが妙にはまった)
モモもいるし、あまり邪魔にならないように隅っこでみよう!
と思って中に入ると、
後ろのスツールはやたら高い!
ここにモモを座らせると必ず落ちる…。
前の低い隅っこに座らせると、モモが「みえない」と言う。
あんた、金はらっとらんけん!そんなこと言ったらいけんよ!と思ったけど、
優しい方々が「どうぞどうぞ」と真ん中のテーブルを開けてくださる。
フラットなステージでまず確認したのは、そう
譜面台です。
憎いあんちくしょうです。
なんと!低い!!これなら余すことなくケーヤンの指が指がハアハア…!
ピアノを習っているのでリクオさんのプレイを楽しみにしているモモからは、
ピアノの鍵盤がバッチリみえる。
ありがとうございます。
ハコは全体木のつくりで暖かく、
床も天井も柱もテーブルも、
長い間いろんな音楽を聴いてきて、
その振動が染みこんだみたいな色をしている。
いいなぁ!ここ!
一角にステージがあり、
隅っこにケーヤンのテレキャスが佇んでいて懐かしくて泣きそうだった。
この子を最後に見たのは、
あの、440で弦が切れたときだった。
あれから見るのがちょっと怖くなった。
元気でいたの?
また旅しての?
今日もケーヤンから鳴らしてもらうの?
いい子だね。
ちょい押しで後方からリクオさんケーヤン登場!
リクオさんは素敵な帽子にカンバッヂ、
ケーヤンは赤いつなぎ。
始まるんだな。
お願い!モモ!最後まで耐えて(^∧^)
そして、
マジカル・チェイン・ツアーからはじまった。
(ああ、懐かしいこのフレーズ)
軽快なリクオさんのピアノ。
clap!clap!
ケーヤンが歌う。
あれ??あれあれあれ?ケーヤンの声に凄い安定感が!(←失礼)
以前はちょっと抑え気味に絞って歌っていたのだけど、
今回は明るいGがギューンと伸びる。
気持ちいい!
なんで私は今回のツアーを1回も見ないでいいと思おうとしたんだろう。
この一声で来てよかったと思った。
まずは2人のセッションから。
でももうセトリがわからん。
興奮すればするほどわからんくなるわ。
セトリはまたケーヤンの公式サイトに上がると思うので、
そしたら貼りますね。
なので書いてるのは順不同抜けありであります。
Happy & Sad Songをリクオさんが歌う。
私はケーヤンをきっかけにリクオさんを見ることになって、
リクオさんがどういう人で、何を思って歌っていてということは全然知らない。
ただ最近思うのは、
リクオさんはとても傷ついている人で、
その傷は生々しくて、
私はそれを聴くと胸がシクシクする。
ときどき、リクオさんの歌を聴いていると、
もうこれ以上やめてくれというくらい胸が張り裂けそうになる。
リクオさんのピッチが狂わないとか、表現力があるとか、
そういうことではなくて、
リクオさんの内面から出てくる恐怖とか哀しみとか幸せとか、
そいういうものをストレートに吐き出す力があるんじゃないかと思う。
リクオさんが歌うとき、
ケーヤンは単にバッキングをしてるのではなく、
ウンウンと頷きながら寄り添う。
ピアノって完全楽器だから、
正直、リクオさん1人だって成り立つのだと思う。
でも、
そこにケーヤンの音が重なる意味があると思う。
リクオさんはまだ泣いてて、
ケーヤンの涙はとっくに乾いてしまってるのだと思うのだ。
なんでかわからんけど、そう思うのだよ。
ケーヤンがリクオさんを理解してかみ砕いたものを、
ダウンピッキングに乗せてヒョイヒョイと会場に投げよこされているような感覚になる。
黄色いくちばし開けて、ケーヤンがかみ砕いたもの食べよう。モグモグ。(あ、こういう変態があった)
ちなみにモモはリクオさんのプレイに呆然。
いつもはヤマハの先生の模範的ピアノしか見たことないので、
あんなに跳ねるよな弾き方を見たのは初めてだった。
リクオさんに合わせて、
ずっとテーブルでピアノ弾く真似をしていました。
おお!いつものことだけど、
このペースで書いていたら大変なことになる!
印象的な曲をザザッと書きますバイ。
ミュージック。
ケーヤンのソロの時は一曲目だったな。
ミュージック、届いているよ。
切ないAが奥の奥まで染みこんでいるよ。
まずはケーヤンのソロタイム。
この辺でモモはケーヤンのギターに釘付けになる。
スィート・リトル・ロックンローラーはチャック・ベリー版聴いてるので、
「お!ケーヤンも弾けるの?」とビックリしたようで、
モモもスィーリルロックンローラー♪と熱唱していました。
(すみません…周りの方)
そして、なぜか手元の紙に「すいーりるろっくんろーらー」とメモしてました。
後で、なにが1番楽しかったか聞いたらこの曲でした。
クレイジーの、
コードおいていくようなところ好きだなぁ。
これも今までは、絞りきるようにOh~君にクレイジー♪と歌っていたのに、
なんだか上から目線で君に狂っちゃってるよ!って言ってるようで、
凄くセクシーだった。
大きな川のそばで。
今までは、大きな川のそばでぇ~♪と甘ったるく望郷を歌っていたのに、
なんだか自信に満ちて「そんな頃もあったよ!」と歌ってるようにみえた。
リクオさんのソロで、
初めて生で「アリガトウ サヨナラ 原子力発電所」を聴いた。
ソロでかけたのだ。
これはやはりリクオさんの慟哭なんだな。
パラダイスでは、定番となってる色んな人の名言集。
音楽があるところが私にはパラダイスだと、
この曲聴くといつもそう思う。
ロックンロールの真っ最中は、
横ノリしたなぁ。
これはリクオさんのローリングピアノが最高!
ケーヤンの死ぬまでどんだけ♪の息苦しさがなくなって、
切れのいい「どんだけ♪」がキュンとなった。
ケーヤンの声は生来の透明感のあるパンクな声なんだけど、
それが鍛えられて深みがでたというか、
あ、大人の渋い色気みたいなのがでてきて、
セクシーだったなぁ。
ハイハイ、そろそろ変態タイムですよ。
これ書くためにレポみたいなもの書いているんですからね。(そうなの?)
普通の人はここは薄目で斜め読みをお願いします。
ああ、ケーヤンの愛おしいギタープレイ。
今回は設定というより、ハコの質みたいな感じで、
中音域の響く暖かみのある音がした。
それは私の脳の気持ちのいいところを何度も触った。
あのローランドのアンプと全体的な木のつくりのせいかも。わからん。素人だから。
でも、
それは私のとても好みの音で、
こういう小さいハコでこういう上質の音が聴けると嬉しくてたまらない。
位置もよかったのかもしれない。
前面に突っ込まないでスピーカーの音回りの中にスッポリ入った感じ。
ケーヤンの音にくるまれて心地よく、
モモは途中、あの音量の中ウトウトしたくらいだ。(コノヒト、爆音でも気持ちよいと寝てしまう)
ロックンロールの真っ最中の時に鳴らす低音弦が子宮に響く。
いや、本当にこのハコとケーヤンの組み合わせ最高!
それがコードであっても、6弦がバンバンとジャブを打ってきて、
それで何度も昇天しそうになった。
こんな私、名付けて「6弦パンチドランカー」。
今でもあの6弦が耳の中で再生できる。
どこからいく?
ストロークからいく?
よしそうしよう。
決して精悍とまではいかない腕だけど、
ヒョイヒョイと軽く振り下ろすと歯切れのいい音がする。
もちろんそのとき、左手が絶妙にミュートかけてるわけだけど、
とても正確にリズムを刻む腕が好き。
肘を軸にしてボディを撫でるように音を紡ぐ腕が好き。
フロントでアップ弾くときにみえる手の甲が好き。
アップはセクシーであるよ。
ピッキングいく?
あの親指の関節の角度が好き。
ケーヤンのピックってちょっと独特の形をしているのだけど、
それを決して握りこむことなくそっと持っている。
あの親指の腹と人差し指の左腹で実はしっかり固定されてる。
オルタネイトってクセが出るんじゃないかと思うのだけど、
ケーヤンはあまりオープンにならないで、弦を包み込むようにオルタネイトする。
ヒョイヒョイッと弦をつまむみたいにクリーンな音を繰り出す。
そのとき、小指が弦の位置を当てる触覚みたいにビリビリ緊張してる。
どの指も休んでない。
美しい。
大好き。
左手いく?
今回はセーハより、
ああ、ケーヤンのミュートする親指!
あれはいいですなぁ。
もう6弦パンチドランカーになってるわけじゃぁないですか?
憎き親指ミュートでありますが、
あの親指めがにビリビリと低音弦を抑え込んでおるのですよ。
ハアハア、早く私に6弦を下さい!とか思いながらも、
あの鋭利な親指の角度、いいものみてるなぁと思いますよ。
そして、奥さま、
スィート・リトル・ロックンローラー、ロックンロールの真っ最中の小指、
ご覧になりまして?
小指の最高峰ですわよ。
左手の小指って、10本の指の中で1番か弱いはずなのに、
狭いフレットをビシッと抑えていて、
それはもうカッコイイ。
とにかくケーヤンのあの美しい腕が指が紡ぎ出す音が、
交感神経刺激する♪
もっともっとボトムをリフって~!と6弦パンチドランカーは心で叫んでおりました。
…あ、すみません変態が過ぎました。
ケーヤンのプレイが久しぶりで興奮してました。
ケーヤンはしばしばグルッと前に出てきて、
私に(←気のせい)ほら、俺のがみたいんやろ!と、
見せつけてくれました。
私は時々、自分の口がポカンと開いてるのに気づいて、
あわてて口を抑えておりました。
ライブ後半になると、
会場も温まって最高潮。
ミラクルマンではリクオさんもケーヤンもピョーンと跳んでノリノリ。
ああ、立ち上がって踊りたいけど、
今日もそういうフロアではないようだ。
モモを抱きしめじっとガマンの子であった。
…ら、
モモが座っていた椅子にケーヤンがシールド振り乱して飛び乗った。
なんちゅー眺め!
真下からマシンガン堪能。
私に腹を合わせて抱っこされていたモモも仰け反って頭逆立ち状態で堪能。
つまりこの音楽バカ親子は腹を合わせてYの字になって、
ケーヤンのウィルコ・ジョンソンマシンガンを大口開けて見上げておったのです。
そして、
アイノウタで本編終了。
アンコールでは、
ボガンボスの魚ごっこ。
モモもぽりぽりぽり♪と歌ってました。
夢のような時間はあっという間に終了。
モモがぐずったらどうしようと思ったけど、
そういうこともなく、
気が散ったら勝手に画を描いたりしながら過ごしておりました。
らくがきしているのかと思ったら、
アンケートに「きみにくれいづぃー」と書いていたり。
同じテーブルで見てくださってた方々は「よう書いた!」と誉めてくださいました。
いや、
もうモモもケーヤンにくれいづぃーですわ。
親娘でくれいづぃーですわ。
でも本当はピアノが上手なリクオさんにメロメロなモモは、
ファンレターを書いていて、(本当に私が書かせたりしていないですのよ。モモはピアノと手紙が大好きなのですよ)
音源買ったときにリクオさんに渡していました。
ただし書いている情報は、自分のピアノ教室のことで、
多分リクオさんは意味不明だったと思います。
すみませんでした。
そして、弾丸親子はお二人にバイバイして広島を去ったのであった。
君にささげようの強いボーカルを思い出すと、
私の奥から大きなエモーションが突き上げてきて、
身体が熱くなる。
夢じゃないの二人のハモりが尊くて、
ケーヤンのギターソロが切なくて、
今思い出しても泣きそうになる。
あのライブは夢じゃなかった。
あそこにいたんだなぁ。
奇跡みたいだ。