Mooの雑記帳

日々の感想などを書いていきます。

7月2日(火) もじずり

2024-07-02 17:10:55 | 日記

一週間のブランクで、MNEMOさんにはご心配おかけしました。見て頂いていることは分かっていても、なかなか何かを書く気になれないことが最近は多いのです。
まあ、ボチボチ近況を綴っていきますので、どうかご容赦を。

昨日、新しく借用した土地(半分は畑、半分は空き地)で、空き地の草刈りをしていて、思いがけずネジバナ=学名Spiranthes(スピランセス)、和名「もじずり(綟摺)」をみつけて嬉しくなりましたよ。立派なランの仲間で、その昔富山にいたときは、どこにでも咲いていたありふれた花でしたが、東京や長野に来てからはトンと見かけなくなって絶滅したかと心配していました。

今日お昼前はピアノのレッスン日。このあと1ヶ月ほどは入院と医者通いで練習もままならないので、区切りをつけてきました。
NHKBSの街角ピアノを見ていると、本当に沢山の人が小さい頃からピアノを習っていて、楽しく演奏しています。うらやましい限り。不特定多数の場合は、この番組のような環境もいいけれど、友人達と、下手くそでも間違ってもいいから、楽器を演奏しあいながらおしゃべりができるサロンのような場所があってもいいなと思いますね。

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ワールドニュースを見ていると、しばらく前まではヨーロッパのどの国もイスラエルのガザ侵攻のニュースがトップでしたけれど、ここ最近はフランスの総選挙のニュースが筆頭。
第2代党首ペリーヌ・ル・ペン氏と28歳の第3代(現)党首ジョルダン・バルデラ氏率いる「極右」国民連合が移民排斥、自国第1主義を中心政策とし「格差に異議を唱え、国民の声を代弁し、生活苦の解消を訴えて勢力を拡大」、議会選挙の第1回投票で3分の1の票を獲得したことが報じられている。

海外でも日本でも、ごく当たり前のように使われているフランスの「極右」、BBCでは Far Rightと書いているが、現在の国民戦線の政策は、かつての過激な排外主義、反ユダヤ主義、人種主義と基本的には一線を画して穏健路線に転じているわけだから、日本で想像するような国粋主義的「極右」と同列の名称で呼んでいいものなのかどうか。

日本では、大音量で街宣車を走らせる親米・国粋「右翼」はいるが、「極右」とは呼ばれない。単なる「街宣右翼」だ。ペリーヌ・ル・ペン氏の父親に似た存在とすれば日本では石原慎太郎氏が思い当たるが、彼もまた「極右」とは呼ばれない。
そもそも、日本で「極右」探しをする必要性は全くないと私は思う。なぜなら、自民党を対米従属とと国家主義、「伝統文化」一色に染め上げてきた安倍政治は、すでに保守でも「極右」でもないし、その亜流の日本保守党を結成した百田尚樹のような存在も、すでに取るに足りない存在となっている。

だがその一方で、戦前型の国家(国体)主義はこの国の隅々に根を張っているため、それが形を変え衣を隠して、ポピュリズムと結びついて若い世代の閉塞感に訴えていけば、場合によっては西欧型の「極右」の台頭に結びつく可能性も否定できない。中国、ロシアの政局次第で、容易にその体制をつくる条件はすでにそろっている。
だから、メディアは、欧米の「極右台頭」を一体どんな立場で報道し、翻ってこの国の状況をとらえているのかが問われているのであって、傍観者的に現状を垂れ流し報道しているときではないだろう。

・・・テレビの業界で、エンジェル・フライト エピソード5を生み出す力を蓄えていることは希望だな。

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