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《読書》松井栄一『出逢った日本語・50万語-辞書作り三代の軌跡-』小学館

2008-12-22 13:24:44 | 読書
●〔124〕松井栄一『出逢った日本語・50万語-辞書作り三代の軌跡-』小学館 2002(2008.12.13読了)

○内容紹介
『日本国語大辞典』の初版と2版の編集委員を務めた松井栄一氏が、祖父・簡治博士の『大日本国語辞典』以来、三代にわたって辞書作りを続けている経緯を描きつつ、辞典の成り立ちや楽しみ等をエッセイ風に綴る。
祖父・松井簡治が『大日本国語辞典』の編纂(へんさん)を決意し、用例の資料を採集し始めたのは明治25年(1892)で、大槻文彦著『言海』が完成した翌年に当たる。英国では『オクスフォード英語辞典』も刊行されはじめており、日本にも用例を中心にした本格的な国語辞典が必要と考えたようだ。『大日本国語辞典』は大正4?8年に刊行された後も増補訂正作業が続けられ、父・驥(き)がさらにその作業を引き継いだ。戦後、8万枚に及ぶ増補訂正カードは小学館に持ち込まれ、著者本人が深くかかわるようになる契機となった。そこから『日本国語大辞典』の初版と第二版が生まれる経緯を克明に描き、100年を超える辞典編纂の成長した部分や残された課題等についても具体的に述べる。

 『日本国語大辞典』の成立に関して、非常の興味深い内容でした。山田忠雄の『日本国語大辞典』の批判に対する反論も載っていました。


※日本国語大辞典第二版オフィシャルサイト:日国.NET


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