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《読書》橋上寿子『恋寄席通い-人気落語家9人に大接近!-』現代書林

2008-12-16 05:59:45 | 読書
●〔123〕橋上寿子『恋寄席通い-人気落語家9人に大接近!-』現代書林 2006(2008.12.06読了)

○内容紹介
あの人のあの噺に会いたくって、落語に行くんです。つまり、落語の魅力って落語家さんの魅力なんです?。春風亭昇太、立川談春、林家たい平、桂吉弥など、インタビューで明かされる9人の落語家の本音&落語の深さが満載。
第1幕 人気落語家9人に大接近!(春風亭昇太―スパークする高座が魅力の“メガネ男子”!?;立川談春―心揺さぶられる、印刷的な落語。;柳家喬太郎―茶目っ気と色気も魅力の実力派。;古今亭志ん輔―心の入った落語の絶対的な面白さ。;柳家花緑―軽やかでカラフルな眩しい魅力。;林家たい平―美大出身の自称、“笑業デザイナー”。;三遊亭白鳥―一度見たら忘れられない創作落語。;林家彦いち―笑いは格闘技に通じる原的なもの、押忍!;桂吉弥―東京でも注目&人気、米朝一門の若手。)
第2幕 実践!誰をどこに観に行くか(寄席で会いましょう;落語会に行ってみよう)

 初心者向けということでしたが、初心者ではない私(別に“通”というほどではありませんが)にも、面白く読むことができました。落語家の芸談、エピソードは、ほとんどの本において、読むべきものがあります。

○三遊亭白鳥
白鳥「うちの小田原丈(現 丈二)とかは聞き上手タイプですね。関西に行ったら、皆小田原丈のこと可愛がるんですよ。関西はみんな喋るから誰も聞かないんですよね。でも小田原丈は一生懸命聞く。だから。“オダはいいわあ”って。合いの手まで入れてくれるし!」(p.125)

―一番大変な時代っていつなんですか?
白鳥「俺はもう前座からニツ目ですね。今の人たちは知らないかもしれないですけど、ずっとヘンな新作やって、今はウケてますけど、昔はほんとに客を怒らせていたからね。『神はお前をゆるさない』とか、いっぱい投書もらいましたもん。」(p.127)
 「関西はみんな喋るから誰も聞かないんですよね。」(笑)
 「神はお前をゆるさない」(笑)