すれっからし手帖

「気づき」とともに私を生きる。

うまくできない自分。

2016-02-09 10:43:42 | My メソッド
マインドフルネスも、あまたの心理療法も、自己啓発も、おそらくそうなんですけどね、

ハマればハマるほど、
一生懸命になればなるほど、
真面目に取り組もうとすればするほど、

やがて、うまくできない自分というのが、浮き彫りになります。

最初に物凄くうまくやれた場合なんかは、特にその反動も大きかったりする。

自分を変えよう、
自分を大切にしよう、
自分の意思に耳を傾けよう、って、

言葉で言うのは簡単ですが、この実践は、大きな勇気と根性が試されること。こうした世界を知らなかった人からすると、ある意味、清水の舞台から飛び降りるようなものですもん。

たとえ結果的に自分に良いことでも、大きな勇気を出すってことは、それはそれは大量のエネルギーを消費します。端的にいうと、物凄く疲れるんです。

つまり、それを小休止なくやり続けるなんて事は、ほぼ不可能。

たとえば、このブログでも書いた「人の機嫌を取りに行かない」も、うまくできない時があります。今日は、他人にどう思われてるかが気になって気になって仕方ないぞ、って時がある。で、ついつい人の機嫌を取ってしまう(笑)。

もちろん、それで全然オーケー、オーケー。

「苦手な人の機嫌取り。私ってば、小市民でおっちゃめ~」

気分が楽になる思考で援護射撃です♡

こんな時、

「やっぱり私は私を大事にできないんだー」

と、自分をいじめるたくなる気持ち、よおくわかるんですが、これが実は1番よくない。

できない自分を責めること=究極の自己否定です。これも、物凄くエネルギーを消費します。減ってしまったエネルギーを、さらに無駄遣いして枯渇させます。

🔸🔸🔸

だから、できない時は小休止タイムと割り切ります。エネルギーを蓄える時。エネルギーがこれ以上減らないように温存する時。こっちも、勇気を奮う時と同じく、かけがえのない時間ですよ。

ちなみに、かつて、勇気を奮って獲得した成功体験、自信、は帳消しにはなりません。ちゃんと確かな実感として心の無意識のところに貯金されています。心配ご無用です。できない自分を責めなければ、エネルギーが戻ってきた時にちゃんと蘇ってくれます。

次なる勇気は、そこで使えばいい。前よりも、もっとラクーにできるようになっていますから、エネルギーも減りにくくなります。

この小休止タイム、ネガティヴな自分を受け入れると、本当に生きることが楽になります。

そのためにも、普段から自分を俯瞰する癖をつけるといいと思います。

自分を見つめる大きな自分を強く意識できるようになると、落ち込んだ自分にも優しく「よしよし」ができるようになりますよ。







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