すれっからし手帖

「気づき」とともに私を生きる。

PTA役員から学んだチーム仕事の秘訣。

2015-08-04 11:47:49 | My メソッド
息子が年長さんになって引き受けた幼稚園のPTA役員。

去年の秋に立候補して、4月に実際の仕事が始まり、こんな世界かあるのか、と驚きの連続だった。

マンモス園かつ、母親に課せられる負担が大きく、昭和的要素が広く幅をきかせている園風というのもある。色々な前例やしきたり、伝統に「ちょっと、ヘンじゃない?!」となることも日常茶飯事。

本来は、報酬が発生しないボランティア。報酬によって他者を縛ったり責任を突き付けたりできない特殊さ。その一方で当然引き継がれる無言の義務の数々、今までやってきたことをやらないとお母さんたちからも園からも何を言われるかわからないという怖さもあったり。

こんなことを感じたり、こんなことを経験したりした。

いや、なめてたなぁ。たかが、PTA役員、って。

実際は、奥が深かった。報酬のある仕事の方が、責任関係や指示系統が明確で楽な面もあるのかも、とも思った。そして、母という自我を背負う人たちのパワーは、良い意味でも、逆の意味でも凄まじかった。

でも、やったモン勝ちとはこういうことを言うんだ。渦中に飛び込む醍醐味。こわごわ引き受けた役員なのに、蓋を開けたらもう楽しくて、楽しくて仕方なくなっていた。もちろん、嫌な気分もプレッシャーもたくさん味わったけどね。

何と言っても、役員チームのメンバーに恵まれた。みんな素晴らしくて、個性的で、カッコよかった。

特に10歳も下の若い会長の、500人のお母さんたちを束ねたり園と上手に交渉する人間性(包容力と前向きさとおおらかさ)には恐れ入った。

普通の人ならトラブルとして処理してしまう出来事を、次につなげるチャンス、チャレンジに変えてしまうミラクルパワーを秘めた人だった。

大人しそうで、柔らかく、控えめな印象で、仕事の経験も数年しかないという彼女が、逞しいリーダーに化けていく、その成長の過程を見るのも楽しかったな。

何の因果か、夫の転勤で私はこの夏に途中離脱。どの職場を去るときよりも寂しかった。

振り返ったら、社会に出てから就いたどんな仕事よりも、「チームでする仕事」という点では一番得るものの多かったかもしれない。

1人でする仕事に就くことの多かった私が、チーム仕事の魅力を知り、それをうまくやる秘訣も学んだ。

◯ルールは少ない方がいい。

◯仕事を振るときは、自由裁量の範囲をできるだけ広く。

◯自分の得意分野を頑張る。苦手はお願いする。

◯自分の正しさと、誰かの正しさは同じじゃない。つまり正解はひとつじゃない。

◯メンバー同志、褒めあうことと、感謝の言葉を忘れずに。

◯完璧を目指さない。

◯活動の大切にしたいこと(ミッション)の共有化。わからなくなったり、迷ったらその原点に戻る。

◯失敗やクレームにいちいち過剰反応しない。

◯リーダーは、しっかりしすぎない方がいい。

◯休むこと、代わりにやってもらうことは、誰かに活躍の場を与えることでもある。

名付けて、チーム仕事の秘訣10箇条!

いつかまた、この10箇条を携えて、報酬のある仕事でもボランティアでも、チーム仕事をやりたい。絶対にやりたいぞ。





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