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オーディオスペースコア

福井にあるオーディオスペースコアというショップです。
ちょっと拘ったオーディオを楽しんでみませんか?

本当に惚れ込むオーディオ機器ってどういうことか?

2016-12-12 12:54:28 | お店の話
オーディオスペースコアとはこういうお店です!

売るためでもなく、自分が借金してまで欲しくて展示導入してしまう、そういう感覚でオーディオ店を経営してるのが 「オーディオスペースコア」 です。

売らないと商売にならないよ!って一般的?によく言われますが(当たり前)、コアでは飯を食う為にオーディオを商売にしてません。
本質はまず自分で欲しい!って思って惚れ込んだオーディオ機器を毎日毎日いい音が出るように中身や素材を調べて研究してます。

「お客様の為でなく自分の為に!」
ここ実は大切なポイントです!

そしてなんといってもやはりコストパフォーマンスです!
良い製品が安い!
これに尽きます!

モノはいいけど やっぱり高いなぁ〜っていうオーディオ機器はたくさんあります。
見た目はいいけど 中身や素材を見たら なんだこりゃ?っていうオーディオ機器はもっとたくさんあります。

作り、精度、歴史、理論、情熱、価格設定…など、全て満たすオーディオ機器は殆どないです。
なければ 欲しいと思いませんから お客さんに薦めません。

さて、
最近はアナログプレーヤーブームですが、コアではアナログに力を入れていませんでした。
何故?ってよく聞かれますが、一つはソフトの手持ちがCDほどない。
もう一つは本題でもある、「これ個人的に欲しい~!!」って思う製品があまりないんです。
それには高くて手が出せないものも含めてですが…苦笑

もちろんスターティングセットなど初めてアナログをされる方や少しでも良いものが今欲しい方にはお奨めしているものはあります。
音の良い製品はいくつかあるのでそういうセッティングも含めて楽しいアナログプレーヤーはありますし、ブランドへの憧れもある製品はいくつかあります。
それと本当に素晴らしい製品はずっとロングセラーで何年経っても良いものです。
なので、新しい製品がどんどんお店に並ばないので一面ではつまらないお店かもしれませんね。

3年ほど前にドイツミュンヘンのHIGH ENDオーディオショーに行ったとのことです。
会場では一際アナログが凄い人気で、たくさんブースがあって凄かったのですが、現在に至ってまで日本のアナログ市場を見ていても、ヨーロッパと日本の違いにとても違和感を感じてるんです。

それはどういうことかといいますと、
海外で素晴らしい製品が必ずしも、日本でも素晴らしく評価されていたり、どこ行っても展示されていたり、たくさん売れていたりしてないんです。
それはミュンヘンのショーで見てきた状況を見れば一目瞭然でした。

輸入品は、取引条件や輸入商社の方針などによっては、本当に良い製品であっても輸入できなかったり商売にならなかったりしたらチカラを入れないので、日本の市場にはあまり登場しないという違和感のある状況になります。
逆に、
定価がつくりの割りに高く精度がお粗末で原価の安い製品はエキスポートプライスも安くなり、輸入商社も儲かります。
儲かる製品は一生懸命広報活動しますので一躍有名になりたくさん展示されたくさん売れます!
そういう構図が出来ます。

しかし…
売れる≠良い製品
なのが現実です。

そこで、
ミュンヘンで見たアナログでは群を抜くメーカーから今回「おーーー!!」と思うアナログプレーヤーに出会いました!!
先ほどの、
作り、精度、歴史、理論、情熱、価格設定…など、自分の目にとって全て満たすアナログプレーヤーです。
レコード再生の音の良し悪しはセッティング次第ですが、それ以前にプレーヤー自体の素材や精度、設計理念が良いことが前提です。

早速レコード盤を何枚も注文しちゃいました。笑

そして、これからこのアナログプレーヤーをマニアックに研究して長い時間をかけて自分のものにしていきたいと思います!