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オーディオスペースコア

福井にあるオーディオスペースコアというショップです。
ちょっと拘ったオーディオを楽しんでみませんか?

ANKH活用方法♪

2020-10-02 15:36:51 | チューンナップ
前回お客様宅でオーディオリプラスのルームチューニングのセッティングをしたときに感じたことがありました。
それはスピーカーの壁付近の定在波がかなりステージ構築に影響していることです。

コアの試聴ルームでもなんとかならないか実験してみました♪

センターにあるANKHの壁面で、定在波の影響がどれだけあるかをテスト!
ANKHの裏面に吸音材を面でカバーしましたが…
音が前に出すぎ、ノイジーになってNGでした。

やはり、吸音材は「百害あって一利なし!!」とか言われていますが、吸音材は使いようで、低域には有効的に使うと物凄いメリットがあります。
そこで、中高域には吸音材が反応せず、低域だけに反応させれば吸音材のデメリットがないはずです。

最終的にはこんな感じに吸音材を設置!




表面から全く見えません!


これが想定外にバランスが良く実在感がグンッ!とアップします!!

ポイントは2つです!
1つは、壁面には強烈な定在波があってサウンドステージを乱している!
2つ目は、定在波を有効的に処理する吸音材は見えないようにする!

こんなに細くて小さなものでもちゃんと定在波だけを吸音してやるとこんなにもレスポンスが増してエネルギーが乱れずちゃんと形にあります!
しかも、吸音材独特のノイジーな音も無いし、倍音の響きが失われないんです!

本来は実際に音を聴いて、測定器で測定してポイントや量を判断をしていますので、ご興味ある方は納品などでお伺いした時にでもやりますので是非お問い合わせください♪


AudioReplasルームチューニング新製品を試聴しました!

2020-06-01 14:23:36 | チューンナップ
先日発売されましたオーディオリプラス社のルームチューニングSFT-HD600とHD1200ですが、当店の試聴ルームで試聴しました!

今までSFC-HDというコーナーチューニングはコアではずっとお勧めしていて、凄い効果を発揮してくれてますが、同じ方式の倍音拡散という素材と構造のタワータイプがようやく発売になったというわけです。
https://www.audio-replas.com/roomtuning.html

これは期待絶大!ということで早速試聴しました!
いきなり色彩がぐんとアップしてほんと繊細で細かなニュアンスまで再現されるのには驚きます!
外すとカラー写真がモノトーン写真になったかのようなくらいです。
エネルギーの薄いところと濃いところのムラがなくなり音密度が非常に高くなった感じがします。
エネリギーがちゃんとあるのに重くなくて反応が速く実在感溢れるという難しい部分が楽に表現でいるようになりますね!

今までのSFC-HDというコーナータイプも同じような効果ですが、面積が広いせいか、定在波吸音容量が大きいせいか、効果が何倍もあるように感じ、部屋全体がこんな小さな高さ60cm程度が2つでまとまってしまうのは驚きです!

オーディオアクセサリーでも評論家の方々も驚いてる記事が書いてあります。

では、無し、フロントの両サイドに置く、センターに2個置く、という動画を撮りましたので聞いてみてください。
SFT-HD600無し


SFT-HD600両サイド2個


SFT-HD600センター2個

センター2個はオーディオアクセサリーの福田先生が試して凄く効果が出たと書いてあるので試してみました。

日本音響エンジニアリング社のANKHの上に乗せただけでこんなに効果があるんです。

・部屋全体をチューニングしたい方
・定在波が気になる方
・広がりや奥行きがない方
・ANKHを置くスペースがない方
・色彩感が足りない方
・倍音が少ないと感じている方
・ルームチューニングは色々試したけどどれも一長一短あったと感じている方
・木は木の音、吸音材は吸音材の音を感じている方
などなど、あらゆる方にお勧めです!

動画で聴いてもエネルギーがしっかりとして骨格がはっきりして歪みっぽさがなくなります。
実際はかなり違いますのでご興味ある方はあるなしで比較試聴できますので是非ご来店ください!

当店では新型コロナウィルス感染予防対策を行っております。



また、入り口には消毒用アルコールを常設しておりますので、ご来店の際はお使いください。

それから、スタッフ全員マスク着用、ソーシャルディスタンスを守って接客させていただいておりますので、是非ご理解の程をよろしくお願いいたします。


安定のクロックチューニング♪アキュフェーズDP-80編

2019-12-17 17:11:41 | チューンナップ
世の中はハイレゾだのストリーミングだのアナログブームだの言ってますが、やはりCDというソフトはどこにでもあって手軽に再生でき、しかも未だにCDの音質の潜在能力の高さに驚きます!
そういうのもあって、CDプレーヤーやCDトランスポートのクロックチューニングが安定して依頼があります。

圧倒的なクロックの精度と音質を誇るデンテック製DTUクロックは、CDプレーヤーのコントロールICに直接入力してやるので効果が凄いんです!

今回は仙台市のT様からのご依頼でアキュフェーズのDP-80です。
なんと1986年に発売されたCD専用トランスポートです!
CDというフォーマットに対して、ピックアップもシステムICも全てCD専用という、今は非常に少なくなりましたがSACD/CDなど兼用ではなく専用プレーヤーです!
内部を見てもしっかりとした作りこみ、ピックアップのメカニズムも当時の価格からは今は考えられないほどお金かかっていますね!




クロック回路部






こういったCD専用のプレーヤーやトランスポートのクロック部についている普通の水晶発振器と同じ周波数の超高精度なクロック信号のDTUクロックユニットから供給してあることで、何が起きるか!?

ノーマル状態


DTUクロック搭載状態

レイアウトや内部配線材なので音が変わるのでちゃんと吟味します。

当店でチューニングしたという証明のステッカーを貼らせていただいます。




テストランニング中

T様のDP-80はベルト交換やピックアップの状態チェック、クリーニング、音質改善接点クリーニングなども行いました!

DTUクロックを搭載することで何が起きるかと言いますと、
CDの回転制御、44.1kHzというサンプリング周波数、D/Aコンバーターに送り出されるSPDIF信号のクロックとDATA信号など、全てが正確になるので読み取り精度だけではなく、デジタル信号自体が非常に正確になるんです!

ということは、D/Aコンバーターの本来の性能も引き出せることになるので、こんなにも音が良くなるというわけです。

デンテック社のクDTUロックチューニングは記録されている音楽信号を正確に読み込むという絶対的なチューニングなのです。

CDにこんなにも音楽がまだ入っていたの!?
これってSACDとの聴き比べより変化大きくない!?
今まで沢山所有しているCDが生きてくる!!

と、お客さまより喜びの声を沢山いただきます!

チューニング費用は(DTUクロック+専用電源+工賃(回路解析、レイアウト、配線材全て含む)で30万円近くかかりますが、この変化量と絶対的なチューニングなので費用対効果凄いです!

是非、ご興味ある方はご連絡お待ちしております。(^・^)

純正スパイクとRSIスパイクとの音質差の比較動画です♪

2019-11-16 16:30:58 | チューンナップ
今回もConfidence20の純正スパイクからオーディオリプラス特注のRSIスパイクに交換して再セッティングしにお客様宅におじゃましました♪



純正スパイクは鉄ですが形状はいい感じですが、鉄独特の硬さがあるので他社のスピーカーでも純正スパイクが鉄のものが多いので同じようなサウンドになっているかと思います。

まずは純正スパイクの音です。


そして、リプラス特注のRSIスパイクの音です。


特殊ステンレス製で固有の音が出ないよう工夫されています。
材質の音がなくなり、解像度が高域から低域までバランスよく飛躍的にアップしたので凄く立体的な音になりました!

お客様は「このCDは録音がイマイチで難しい音だなぁ~と思ってたけど、実はこんなに素晴らしい録音だったんですね!」と喜んでおられました。


このConfidence20は偶々特殊なサイズでしたが、他社のスピーカーで通常M6やM8でしたらレギュラー製品として扱っていますので是非ご興味ある方はお問い合わせ下さい。
M6はこちら
M8はこちら
Confidence20、30、50用はこちら

Confidence20のスパイク交換セッティング♪

2019-11-09 14:23:29 | チューンナップ
先日特注で製作しましたオーディオリプラスのRSI-M10(Confidence用)ですが、早速2名のお客様からお問い合わせがありましてご購入いただきました♪

最初なので私が自ら交換しに行かせていただきましたので交換方法など参照いただければと思います。
それと、スパイク交換したことで3cmほどスピーカーの高さが変わったせいと、音のレスポンスが良くなったせいで、スピーカーのセッティングも少し変更しましたので書きました。

まず、ご自分で交換される場合ですが、
あくまでも水平や左右の仰角をピッタリレーザーでセッティングしたので、、まずは同一条件でスパイクを交換することになりますね。

Confidence20のスパイクのネジピッチはM10の1.0なので、1回転1.0mmの高さが変わります。
水平、ガタ取り、仰角を調整してあり、面圧も4箇所共に同じ荷重にしてあるので、まずは、純正の回転数と角度をメモします。


後ろ2箇所ですが、左側が3回転と300度前後、右側が3回転と150度前後、くらいでしょうか?
目分量でいいと思います。
何故なら、36度で0.1mm、18度で0.05mm3.6度で0.01mmなので何となくでも後は微調整でいけそうです。

そして、リプラスのスパイクを根元までねじ込み、先ほどの3回転と300度付近と150度付近まで戻します。


そして、ロックナットをして


左右とも計8箇所交換します。


そして、スパイク受けを回して面圧をみますが、ほぼピッタリです!!!


左右仰角もレーザーでチェックすると、


左右ほぼピッタリ!!!


そして、音だしですが…


凄く解像度が上がったせいで、エネルギーバランスが少しアンバランスになりました。

そして、スピーカーの位置を再調整で、このお客様の場合は、手前に1cm程度出して、若干内振りにしたらピッタリきました!!!
いきなり立体音像になりました!!

スーパーサーフェイススパイク受けのときも同じですが、
全帯域で均一に見事に解像度が上がるので、若干の再セッティングが必要ですね!

インシュレーターセッティングにご興味ある方は是非、当店にお任せください!!


FMアコースティック社FM411パワーアンプフルコースメンテナンス♪

2019-08-18 18:48:52 | チューンナップ
今回はFM411のトータルメンテナンスとフルコースのメニューです♪

最近のFMアコースティックスの中古市場はもう出切った感があってたまに出てくるのか奇跡的な感じですが、中には音のパッとしない経歴の怪しいFMAの中古もチラホラあります。

今回のメンテでお預かりしたFM411はまずヒヤリングチェックと内部チェック!
今までメンテしたFM411の中では程度の良いFM411ですね。
しかしシリアルから年代を考えて、修理履歴もチェックして、見えない部分の劣化は進んでいましたのでモジュールのリフレッシュや内部のリレーなどトータルにてメンテナンスでご依頼を受けました。
更にお客さまのご希望で高周波ノイズや接点ノイズなどの量子ノイズを99%除去するBYBEE素子搭載とACケーブル交換、ヒューズ交換のフルコースです♪

FM411の電源ケーブルは直出しで純正ケーブルですが、ACケーブルで素晴らしいシールド効果をもたらし、機器の潜在能力を余すところ無く引き出してくれるヨルマデザインのACケーブルに交換。
ACプラグはリプラスのルテニウムプラグに♪




















当店のリファレンスシステムのFM411MK3(YGボード上)と比較チェック!


FM411MK1とは思えぬ素晴らしいサウンドになりました♪
毎回フルコースをするとFM411の能力の高さに驚きますね!

動画でフルコースメンテのFM411のサウンドを撮りましたのでどうぞ♪

(途中ノイズが入っていますがこれはi-phoneに装着したマイクの問題ですのであしからず。。)

中古のFMアコースティックをお使いのお客さまでイマイチ音がパッとしない方、これがFMの音?と思ってる方、本物のFMサウンドを得たい方は是非、長年FMA正規販売店で技術を持っている当店にお任せ下さい♪





DTUクロックチューニング♪

2019-07-23 11:15:40 | チューンナップ
今回はスイス製アンサンブル社のDIRONDO CDプレーヤーのクロックチューニングです。
今までは当店でNeutronStarの高精度クロックを搭載していましたが、デンテック社のDTU-Clockは次元の違うクォリティーです!

比較試聴して一番最初に出てくる言葉は「にじみが全く無い!!」です。

「にじみ」って言葉が一番しっくり来ると思いましたが、そのにじみとはやはりジッターの少なさ、位相がピッタリ合ってるところから感じることでしょう。
にじみが音色を曖昧にしているんです。
DTUクロックにするとそのにじみが全くなくなる感じなので、色彩がソフトに入っている個々の楽器そのものの音色になるので超リアルなんです!!

一時ほどクロックチューニングが盛んではなく落ち着いてきましたが、時々こういったチューニング依頼があるとDTUクロックの重要性がひしひしと感じます。

こちらが以前のNeutronStarクロックです。


メカの調子もあまりよくなかったのでついでに交換。

同軸も交換します。

アンサンブルはいつ見ても綺麗で丁寧な作りしてますね。



そしてこの銅シールドケースに入ったのがDTUクロックです。





テスト&調整中


音を聴くとほんと素直でにじみが無く纏わり付くものが無い感じで、これぞ本来の音!って感じになりました!

ご興味ある方は是非このチューニングをオススメしますよ♪

YBA社MCトランスをFM122用に特注♪

2019-04-11 08:31:06 | チューンナップ
今回はお客様から、YBAのMCトランスをFM122のMM専用フォノEQ用に作り変えて欲しいとご依頼をいただきました。

YBAのサウンドも魅力的ですが、FMのサウンドも魅力的で、こういった組み合わせをすることで両方得られるだろうとの発想です♪
それとやはりFMアコースティックのアンプ類の音は他社には無い別世界があるので憧れでもあります。

そこであえてFM122のMC専用ではなくMM専用でMCトランスをYBA社を使いますが、YBA純正は接点を嫌うので直接マウントするという理想的なタイプなので、FM122にも同じように直接マウントできるように設計を一からしました。
1mmでも違えばマウントできないどころか、FM122の端子に干渉してしまったりします。




図面を起こすだけでも何度も何度も検討しました!
RCA端子はオーディオリプラスのルテニウム&シグナチャーナノクライオのRCAプラグを特別にチョイス♪

YBAの純正トランスの内部はとってもシンプルで特殊な制振材を一部に使って固定していますので、そのままオリジナルどおりになるようにしました。

L/Rは隔離した航空機グレードアルミ合金製の削り出しで、完全シールドでセパレーションは完璧なはずです!

そして音質上色んな工程を経て2ヵ月かかって完成しました♪





調整式スパイクを採用して負担無くセッティングできます。





出力プラグも干渉しないようにバッチリです♪

そして、待望?ドキドキの音だしですが…


大体は設計通りいかないのが常ですが、今回は想定外のS/Nの高さと高精細な音にも関わらす音楽性豊かなサウンドでニンマリしてしまいました!!!!

iphoneでの動画ですがニンマリ&高精細で超S/Nサウンド分かりますでしょうか?


オーディオって楽しいですね♪

CDPのデジタル出力改良しました♪

2019-03-25 12:25:29 | チューンナップ
お客さまのお使いのCDプレーヤーにdCSのD/Aコンバーターを接続してグレードアップを図ろうとDACをご購入いただきましたが…

起きてはいけない事がおきてしまいました!!

昔も1度似たようなことがありまして、オラクル社のCDトランスポートが途中のロットからdCSのDACを繋ぐとノイズが出るという不可解な症状があって、当方が徹底的に調べてユキムを通じてオラクルに報告して改善、解決したことがありました。
今回はこの教訓を生かして結果的にバッチリ改善されたのでブログを書きますね。

今回のお客さまCDプレーヤーはVITUS社の一体型ですが、デジタル出力が192/24のみの固定でSPDIF1本なんです!
幸いにもdCSのDACは上位クラスなのでSPDIF1本で192/24まで対応してくれていたんですが…

ダメでした。。
ロックもするし音は出ますが、曲送りの度にロックが外れMUTEがかかり常に曲始めの音が3秒くらい途切れます。
これでは使えません。。

他社のDACでは問題ないのですが、そもそもSPDIF1本で192/24伝送に無理がありますし、アップコンバートすることって経験上ですが過去に良かったことが一度も無いので、CDは44.1/16を正確に出力して正確にD/A変換するのがベストと考えてます。

そこで、メカは当方のお得意のCD専用メカCDPROだったので改良することにしました!!

まずは、純正の192/24で何故dCSはMUTEが働き、他社は問題ないのか!?から突き止めます。

色々調べた結果、192/24のアップコンバートした信号にはジッターが多く、曲送りの度に波形が乱れPLLロックが外れるという現象でした。
dCSは音質を考慮する為にジッターを極限まで嫌いPLLの幅を業務用規格の約10分の1の幅しかなく波形がぶれるとロックが外れます。
要するに、良いデジタル信号かどうかはdCSが正常動作するかどうかで分かるといった感じですね。

よって、VITUSのCDメカから44.1/16のダイレクト信号を取り出してバッファー回路を作って正確な44.1/16出力させれば解決です!

しかし…

理論的に順調に完成はしたんですが、曲送り時にMUTEはかからないもののプチプチとノイズが出ます。
原因を調べたら、やはり波形がぶれてPLLの幅ギリギリで引っかかっています。
バッファー回路のICのスルーレートの問題でしたので、オラクル社で提案させていただきました時に高性能ICをストックしていましたのでこれを使って見事解決しました!!

RCA端子はそのまま配線を入れ替えたので見た目は同じです!

これで、音質も飛躍的によくなって、ノイズも無く波形もぶれずにバッチリです!!



YG Acoustics Hailey2.2セッティングその2♪

2019-03-01 19:37:48 | チューンナップ
先日新製品のスピーカーHailey2.2のセッティングをしましたが

実は、セッティング治具の高さを15ミリ高くし、スパイクが干渉しないようにしたつもりでしたが、位置出しをピッタリしてから治具を外すと…
音がずれました。汗

要するに、15mmの高さの違いで音がずれてしまっていたのです。。

すぐに治具を作り直し、同じ高さのものを作りました!!





この状態でサウンドチェック!

こんなに位置がずれていました。




そして本来のスパイクに戻して絶対水平と相対水平と仰角を合わせます!






あとはボード上で微調整ですが、誤差2mm修正でピッタリです!!


YGはとってもシビアですので当店ではYGのスピーカーをお客さま宅までセッティングさせていただきます!
全国各地お伺いします!
是非!と思う方はご相談ください!!