警察小説が多い堂場さんなんだけど、これは違う。
どんな話なのか興味津々で読んだ。
「砂の家」⇒(堂場瞬一作)
主人公は大手企業「AZフーズ」に務める浅野健人。
健人の父親は、彼が10歳の時に母親と妹を殺して服役している。
「殺人犯の子」「人殺しの子」といじめられた健人は、生きていくために自分なりに考えて必死で生きてた。
アルバイト中に、客ともめて店を止めることになった健人の前に「AZフーズ」の社長が現れて健人の援助を申し出る。
援助する交換条件に大学卒業後「AZフーズ」に就職することだった。
健人は約束通り大学卒業後に「AZフーズ」へ就職。
恩を感じている社長に、社長個人の秘密を暴露すると脅迫メールが届く。
健人は会社と社長を守るために動くのだが.....。
サスペンス小説。
感想:面白かった。
20年前の事件から現在に至るまでと、現在が交互に書かれてる。
健人の先が見えなくて、いろいろ想像しながら読むので面白かったわ。
一気読み。
堂場さんの新しいジャンルもなかなか良かったわ。
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