記憶に残したいこと

     忘れない為に....

「砂の家」

2021-04-21 07:39:45 | book

警察小説が多い堂場さんなんだけど、これは違う。

どんな話なのか興味津々で読んだ。

「砂の家」⇒(堂場瞬一作)

主人公は大手企業「AZフーズ」に務める浅野健人。

健人の父親は、彼が10歳の時に母親と妹を殺して服役している。

「殺人犯の子」「人殺しの子」といじめられた健人は、生きていくために自分なりに考えて必死で生きてた。

アルバイト中に、客ともめて店を止めることになった健人の前に「AZフーズ」の社長が現れて健人の援助を申し出る。

援助する交換条件に大学卒業後「AZフーズ」に就職することだった。

健人は約束通り大学卒業後に「AZフーズ」へ就職。

恩を感じている社長に、社長個人の秘密を暴露すると脅迫メールが届く。

健人は会社と社長を守るために動くのだが.....。

 

サスペンス小説。

 

 

感想:面白かった。

   20年前の事件から現在に至るまでと、現在が交互に書かれてる。

   健人の先が見えなくて、いろいろ想像しながら読むので面白かったわ。

   一気読み。

   堂場さんの新しいジャンルもなかなか良かったわ。

 


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