群青色の空と

遠くから眺めても、近くに寄っても美しい伯耆大山です。ゆっくり登れば出会いと感動があります。

(1-6) 新小屋峠を歩く

2010年01月31日 | 大山と自然

2010年1月30日

昨年この時期、ご一緒させて頂いた笹ヶ平の女将さんと(とっても野鳥に詳しいんです。)、今年も冬季通行止めの道路を歩いて新小屋峠経由で象山の中腹まで登ってきました。
食堂(名物はヤマメの刺身、冬季はお休みです。)の駐車場に止めさせて頂き、9時前出発です。

今年は雪が少ないようです。ブナの幹の廻りの雪は融け、丸く地肌が見えていました。。
(まだ、1月の終わりです。こらからどっと雪が降って、沢山積もるのでしょうか。?)
笹ヶ平に車を置き、ぼつぼつ歩いて1時間30分、少し視界が開けてきました。


「マヒワのさえずり」 11:42

歩き始めて2時間経過。杉林の向こうに矢筈ヶ山が見えてきます。
そして、つづら折りの坂を抜ける頃、陽射しがあたった道路脇の杉林に マヒワ の群が杉に止まって、にぎやかに餌をついばんでいました。


「鏡ヶ成の休憩村と象山に向かう登山道」 12:06

12時過ぎ、新関金町と江府町の境(新小屋峠)に着きました。
左に入れば象山へ、右の山を登れば烏ヶ山への旧登山道です。


「烏ヶ仙、東斜面」 12:17

象山の登山道分岐を少し登ると、視界が開け烏ヶ山の全容が拡がりました。


「烏ヶ山」 12:32

登山道中腹まで登って来ました。だれ一人登った形跡がありません。
雪が少なく、小枝や笹が顔を出しています。
ここまで登ってくると、烏ヶ山のバックに大山の本沢も見えて来ます。


「大山の本沢」 12:36 

中央のピークはおそらく1636でしょう。?
白い山肌を雲が、足早に流れて行きます。


「大山東壁 象山中腹より」           ←ここクリック拡大


「ヤマガラ 新小屋峠から象山に向かう登山道にて」 13:12

拡大トリーミングで良いところ鳥(取り)。。。です。
帰路は余裕ができ、色々な鳥の鳴き声や色とりどりの鳥の姿が良く見えてきました。


「コゲラ (キツツキ科)」

天気も良く、一所懸命餌探しの最中です。
コツコツと幹をたたく音が聞こえてきます。


「象山山頂に向かう登山道 新小屋峠より」

真っ白の斜めの太いラインが登山道です。
右肩上がりの黒いラインは、おそらく関金町と江府町の町境でしょう。


「ブナ林の西日」 13:29

昼の1時半、陽射しが傾き始めています。
雪に写る、ブナ林の影が綺麗です。


「矢筈ヶ山の全容 新小屋峠付近より」 14:01

ここから見える矢筈の山は、どっしりして大きく感じられます。


「雪融けのリング」

キラメキ(光線)を写しきれていませんでした。。。残念。。。
雪の気泡が融けてこんな形になるんでしょうかねぇ。?
雪に気泡???


「青空に綺麗なすじ雲」

15時ころから、すじ雲が次々とウロコ雲に変わっていきました。
おそらく日曜日の天候は下り坂、そんなことを感じながらの下山でした。
15時20分下山。
良い1日なりました。
ありがとうございます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2010年1月29日 


「東大山 野井倉より」


「飯盛山と東大山 一向ヶ平より」 12:33          ←ここクリック拡大

大山滝の入り口 一向ヶ平から眺めた大山です。
昨年は雪が多くて車で入ることが出来なかった一向ヶ平ですが、今年はこの通り雪がありません。
1月の終わりなのに、3月の終わりのような景色です。


(1-5) 厳冬の夏山登山道

2010年01月25日 | 大山と自然

2010年1月24日

よく晴れた1日でした。
毎年1回は登る冬の大山夏山登山道です。
朝、早起きするのが辛くて自宅6:30分出発予定が7時10分になりました。
今日は、倉吉経由大山寺行きです。
途中、倉吉から見た大山は朝焼けで赤く染まっています。車の中で綺麗、々と感じながら寄り道も考えました。
が、時間と相談し、止めにして国道9号線をひたすら大山寺むけて走りました。

いつもの駐車場に着くと、すでに満車。。。
Uターンする場所をさがし後戻り、先の駐車場に差し掛かると、係員のおじさんが手招き??。。。
で、車を移動しますがここに止めますか! ラッキー。

身支度をして、9時前に駐車場を出たでしょうか。
尾根には雲が掛かり流れていきますが、今日は、ズームレンズにPLフィルターで青と白に挑戦のつもりです。


「剣ヶ峰 弥山より」


「ブナの小枝に樹氷」

2合目付近から樹氷が目立つようになり、


                               ←ここクリック拡大

4合目を過ぎる頃から陽が射し込んで樹氷を照らし山がキラキラ光ります。


「真っ白な樹氷」

小枝が樹氷に覆われ、真っ白な花が咲いた様です。
逆光で上手く撮れません。
真っ白なりました。それでも綺麗です。


「木立と樹氷と一休憩」 

5合目、三鈷峰のダイナミックな全容が、左正面に姿を現します。
眺め良く、一休憩するには良い場所です。 


「山麓に射す光と樹氷」      ←ここクリック拡大

三鈷峰の一部 ? 記憶が定かでありません。。。
横構図、縦構図でPLフィルターの傾きの調整が必要ですが、忘れてしまいます。
手袋しているので、レンズに取り付けしているPLフィルターの回転もめんどうです。

で、こんな事になってしまいます。

 MF設定で失敗と思えば、これはこれでモノトーン(濃淡)の味があります。


「別山 7合目より」

青み掛かっています。 これも、PLフィルターの向きが。。。変。


「尾根にユートピヤ小屋」


「7合目から登山道を見下ろすと」


「吹きさらしの8合目」

8合目からは、さえぎるものがありません。
強い西風にさらさられ、粉雪が飛び交う極寒の世界になります。
足跡もすぐ消えて無くなり、目印の竿が頼りです。 


「別山と北壁」


「別山」

夏山登山道とは別のルートに足跡が見えます。
山好きな人たちは、いろんなルートを登るものですねぇ。


「大山北壁」


 「9合目を行く登山者」      ←ここクリック拡大

すべて、こんな感じで収まれば最高なんですが。。。
PLフィルターの調整は難しいですね。 


「剣ヶ峰に向かう尾根 弥山山小屋手前より」


「弥山山小屋」

昨年、雪に埋まって見えなかった小屋の窓が見えます。今年は積雪が少ないようです。
小屋なのなかでは10人くらいの登山者が食事中、積雪が少ないので小屋の中に窓から陽射しが入ってきます。
12時丁度良い時間になりました。私も、ホッカイロで暖めていたおにぎりとポットの紅茶で一休憩。


「大山の尾根と南壁」


                        ←ここクリック拡大 


「大山の尾根と剣ヶ峰」         ←ここクリック拡大

 


「三鈷峰 元谷より」

足跡があったので、6合目から急勾配を元谷へ下りました。
私の後を追うように、次から次と下りてきます。 


「大神山神社の山門(鳥居)」

大山寺は、神社とお寺が共存する場所です。その歴史は勉強不足の私には??。
今日の無事の登山を大神山神社にお礼して、その後、参道を歩きます。

3時30分下山。
駐車場の管理人さんにもお礼をいって、来た道を帰りました。

PLフィルターの難しさに四苦八苦の山登りになりましたが、新しい出会いもありました。
ありがとうごさいました。


(1-4) 紺碧の空と純白の東大山

2010年01月23日 | 大山と自然

2010年1月19日

雲一つない青空が冬の空に広がり、山をみてウズウズ。
仕事は後回しにして東大山に向かいました。
グングンと近づいてくる東大山を追って、車を走らせます。
近くなると、空は紺碧になり純白の東大山は浮き上がるように見えてきます。


「大山池と大山の山並み 関金町泰久寺より」


「左から 大山、矢筈ヶ山、小矢筈、甲ヶ山、勝田ヶ山、 地蔵峠より」


「矢筈ヶ山と小矢筈」


「東大山」


「東大山」     ←ここクリック拡大
焦点距離:85mm、ISO:100、S:1/250、A :F11、+0.0EV、PLフィルター
DSLR-A700 + 70-300mm F4.5-5.6 G SSM、T:10:57

 倉吉市内から車で30~40分、近くに大山(大山東壁)が迫ってきます。
峰、尾根、壁、沢の名前は米子勤労者山岳会のPHを参考に。


「三鈷峰」

左の稜線にユートピヤ小屋が見えると思ったんですが。。。
写真の現像中に大きな鳥が1羽飛んでいることに気づきました。

道路はアイスバーン、帰りは下り坂、トロトロ・・・ゆっくり、安全運転です。


(1-3) 冬季閉鎖の道路を歩く(鏡ヶ成~鬼女台)

2010年01月18日 | 大山と自然

2010年1月16日

最近、天気予報に惑わされています。   
笛吹山に行こうか迷っています。
取りあえず、出かけました。


「奥大山スキー場」

沢山の車が無料駐車場に置いてありましたが、スキー場はゆったりしています。
みなさん、身支度中でしょうか。?
私は、係員に案内され駐車です。
鉛色の空を見上げて、笛吹山に行こうか思案中です。
取りあえず、カメラを持ってスキー場をうろうろしています。


「奥大山スキー場のリフトと樹氷」 
焦点距離:150mm、ISO: 100、S: 1/500、A :F9.5、+0.0EV、
DSLR-A700 + 70-300mm F4.5-5.6 G SSM、T:10:54


「烏ヶ山の白いカラス 奥大山スキー場から」       ←ここクリック拡大

真っ白な雪を被った山が、烏ヶ山です。
時折、青空が顔を出しますが、全体を覆い尽くすように大山には厚い雲が掛かっています。
笛吹山から雄大で純白の大山南壁を見上げるのをあきらめ、鏡ヶ成へ移動しました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 車で移動中に、今日、散策する場所を決めました。
鬼面台展望駐車場から、運良ければ大山南壁と烏ヶ山のセットが撮れるかも。。。と思い描いているのです。

行動時間がどのくらいか分かりませんが、おそらく往復4時間もあれば十分でしょう。??
冬季通行止めの道路を降り積もった雪の中、カンジキ付けて、とろとろ、ゆっくり鬼面台目指して歩き始めした。


「振り返ると、象山」
焦点距離:20mm、ISO:200、S:1/1000 、A:F9.5、+0.0EV、アドバンスオート
DSLR-A700 + DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA、T:12:52

先行の2つのスノーシューの足跡が続いています。 
だれも歩いていなっかたであろうこの道を、大自然を楽しんで蛇行しながら歩いたスノーシューの跡。
その後をたどって見返峠まで30分掛かっています。
歩き始めた鏡ヶ成を振り返って見れば、道路の先に青空の中で雪を被って横たわる象のしっぽが写りました。

雲がきれ、日射し、 木立のすき間から烏ヶ山が顔を出しました。
この近で、復路の先行のスノーシューの2人と出会い

「鬼面台まで行って来ましたか。?」

「距離がありそうなので、そこまでは行っていません。。。」

「そうですか。。。」

冬の大自然を満喫したであろう、30才前後の若いカップルでした。
そういえば、スノーシューは鏡ヶ成スキー場で借りること(料金?)が出来る事を思い出しました。


「雪の造形」       ←ここクリック拡大

斜面に純白の雪の造形です。


「擬宝珠山の樹氷」


「冬季通行止めの真っ白な道路」

スノーシューの跡が無くなり道路は一面真っ白。
鬼面台目指して、歩きます。 


                                  ←ここクリック拡大
焦点距離:16mm、ISO:200、S:1/200 、A:F22、+0.0EV、アドバンスオート
DSLR-A700 + DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA、T:14:18

鬼面台の展望駐車場がそろそろ見えて来るころかなと思いながら、ぼちぼち歩いていました。
山の切り込みを抜け見通しがよくなりふと顔を上げると、雪で埋まった道路の上に、白い台地と黒いガードレール、そして三角屋根の鬼面台の売店(冬季閉鎖中)が見えて来ました。
ここまで想像していたよりも長く感じました。


この赤白のポールが、鬼面台展望駐車場へ行くアプローチ道路 の目印です。
3月の除雪の時に路肩の目印になるのでしょうねぇ。


「風と雪の造形」

この時季、山の尾根にある鬼面台は強風に刺さられて、あちこちに風が雪の造形を創ります。 


「大きな時計」        ←ここクリック拡大   ←ここクリック拡大
焦点距離:160mm、ISO: 200、S: 1/1000、A :F9.5、+0.0EV、
DSLR-A700 + 70-300mm F4.5-5.6 G SSM、T:14:47

展望駐車所の下に拡がる牧草地で、降り積もった雪の中に現れたサークル。
牛を囲い込む柵が、まるで文字盤と指針のように8時45分を指しています。
時が止まったかのようです。 


「上蒜山の尾根 鬼面台より」
焦点距離:250mm、ISO: 200、S: 1/1000、A :F9.5、+0.0EV、
DSLR-A700 + 70-300mm F4.5-5.6 G SSM、T:14:40

ズームいっぱいにして、尾根の樹氷をねらってみましたが。。。あまい。

3:20帰路途中。
延々と歩いている私の正面に、日射しに揺れる烏ヶ山が目に飛び込んで来ました。
陽と影が次々と入れ替わり、烏ヶ山の山頂は刻々と変化していきます。


「陰陽の烏ヶ山(山頂)」           ←ここクリック拡大 
焦点距離:85mm、ISO: 200、S: 1/1500、A :F8.0、+0.0EV、
DSLR-A700 + 70-300mm F4.5-5.6 G SSM、T:15:41

4時00分 鏡ヶ成着。
日射しが傾き、白い雪がオレンジ色に染まります。
鏡ヶ成スキー場の駐車場 (駐車料無料)に止めた、我が愛車のそばで撮りました。


「西陽に照らされる、鏡ヶ成スキー場のシュプール」

延びやかな線ですねぇ。。。


焦点距離:70mm、ISO:200、S:1/1500、A :F16、+0.0EV、
DSLR-A700 + 70-300mm F4.5-5.6 G SSM、T:16:20

太陽に向かってカメラを構えるのは、人間とカメラの目にとって危険だそうですが。。。
マニヤルモードで傾く太陽に挑戦です。 


「烏ヶ山の全景 烏ヶ山展望駐車場付近より」     ←ここクリック拡大

 どんよりした真冬のグレー雲を背景に、山頂に西陽当たって、烏ヶ山はとても綺麗でした。

定点位置(三平山登山口)から、夕暮れ間近の南大山の全景です。 
露店のわた菓子しのように、ふっくらした雲が印象的でした。


「夕暮れ間の近三平山登山口」
焦点距離:300mm、ISO:400、S:1/1000、A :F5.6、+0.0EV、
DSLR-A700 + 70-300mm F4.5-5.6 G SSM、T:16:54

始めて、冬季閉鎖中の道路を鏡ヶ成スキー場から鬼面台目指して歩きました。
午後、晴れ間ものぞき、快適な散策の半日でした。

5時10分帰宅です。 

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2010年1月11日

1枚の湖面です。


「冬の湖面 大野池の湖畔」

湖畔に写る黒の山陰と、湖畔を覆う白い雪と氷。
コントラストが気に入って、1枚の貼り付けです。
湖畔右におもむきのある大山レークホテルが建っています。


(1-2) 大山池の大山は。。。

2010年01月09日 | 大山と自然

2010年1月9日

青空が覗いた朝、関金町泰久寺のため池 大山池 に映る大山を期待し、朝の思いつきで行ってみました。
11時には予定が入っています。10時頃まで限定の思いつきです。
あいにく東大山の尾根は雲が掛かり、大山池の水面は波だっていました。
いつか、再挑戦です。

 

青空がどんよりしたので、ソフトで青空の強調を試してみましたが、思うようにはいきませんねぇ~。青空が少しキツクなってしまいました。
ソフトでの部分補正は難しいもんです。。。


「鴨の波紋」

水の中に潜ったのか、飛び立った跡か、あるいは大きな魚が顔を出した後か、姿なく、大きな波紋だけが現れました。

もう一つのため池には鴨がたくさん。。。
私の姿が見えると警戒して、ゆっくり遠ざかって行きます。雪の中を足で追うわけにも行かないので、ズームで追っかけてみました。

手持ちでズームいっぱいです。やっぱり、ぶれています。


(01-1) 22年の年賀として自然豊かな鳥取県の春夏秋冬を。

2010年01月01日 | 雑記、徒然に

2010年 元旦

明けましておめでとうございます。

雪の正月になりましたねぇ。


「横 構図」


「縦 構図」

平成21年に撮った鳥取県の四季折々の写真を厳選して、平成22年の年賀状にしました。

娘に年賀状の感想をたずねました。
なにこれぇ~。。。写真の大きさをランダムすれば良かったのにぃ。 と言うのです。
確かに、中心となる写真がはっきりしないから全体がはっきりしなしのですねぇ。

色のバランスは、良いかな。?
娘は、まあまあかなぁ~。。。とか。


「大晦日の夜の風景」

テレビのカウントダウンが終わり、新年早々、村の神社に昨年を感謝し今年の無事を祈って初詣に行って来ました。

大晦日から雪がシンシンと降り、元旦の朝はうすら積もって寒い朝です。

我が家の廻りの 元旦風景です。

今年、良い年でありますように。。。


ブロク村

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