群青色の空と

遠くから眺めても、近くに寄っても美しい伯耆大山です。ゆっくり登れば出会いと感動があります。

(5-3) 新緑の大山夏山登山道

2014年05月12日 | 大山と自然

平成26年5月10日   新緑の大山夏山登山道

大山夏山登山道は雪が融け、
新緑が日傘となって頭上を覆い尽く日射しを遮って、
急な登りも快適登山でした。。


「新緑の日傘 4合目附近」


「元谷」

今日は水蒸気が多く空気に透明感が不足。
尾根に建つユートピア小屋も霞んでみえ、スッキリしませんでした。
北壁の残雪はほぼなくなり、谷は北壁崩壊のガレであふれています。


「弥山山頂」

弥山山頂着 11:30
山小屋の気温は3℃。
屋外は風が吹けば少し肌寒いのですが、日射しがあって暖かい。


「9合目より桝水原の全景  9合目より」

桝水原の全景を眺めると、新緑が紅葉しているかの様に艶やかでした。


「大山 西斜面」

今の桝水原は針葉樹の深い緑と落葉樹の新緑が斜面を彩ります。


(5-2) 大山の尾根を行く(後半) 天狗ヶ峰~三本沢~地獄谷~

2014年05月08日 | 大山と自然

平成26年5月4日 大山の尾根を行く(後半) 天狗ヶ峰~三本沢~地獄谷~ 鳥越え峠

8:10 に三ノ沢に入り 11:30 大山最高峰 剣ヶ峰に到着、先客が4人。
今日の山頂は、寒く無く過ごしやすい。
おにぎり食べて雑談。 
やはり大山の最高峰に登る人は大山に詳しい人たちでした。
そろそろ下山時刻です。
振り小沢を下るか、本沢を目指すか、
1636まで下って判断しよう。


「地獄谷 天狗ヶ峰 下山途中にて」

壁沢と本沢の谷は、残雪あって地獄谷につながっているように見えます。


「弓ヶ浜半島と島根半島」 1636上部より


「振り子沢 の U字谷」

スキーヤーは鳥越峠からスキー担いでこの沢を登って来たと言っていました。
沢の醍醐味を確かめながら軽快に下って行きます。
振り子沢の残雪が多く三本沢の尾根が近くて、なんとか乗り越え出来そうです。


「日暈」

三本沢に入るころ、太陽の周りに大きな虹色の光の輪ができる 「ひがさ」 をとらえました。
今日は、55mmレンズのみの持参で、残念。
輪っかが入り切りません。

太陽のフレアの様な
日暈のモヤモヤ感とゆらぎは何でしょうか。。。?
 気象庁などによると、
太陽光が上空の薄い雲を通過する際、氷の結晶に反射、屈折して生じる。
同時に見られるのは珍しいことらしい。

で、モヤモヤ感とゆらぎがあるのかな?


「虹 と 太陽のフレア」


「雪筋 三本沢」

靴スキーで緩んだ残雪の三本沢の一本を下りました。
股や膝に疲労が溜まり、
振り返り振り返り小休止します。


「本沢の上部」


「壁沢」


「本沢」

魚断ノ滝に残雪が残っていれば、すんり振り子沢分岐に辿り着けますが、
下ってみないと何とも言えません。
だめなら、尾根をまくしかないのですが。。。
不安の中、下りました。


「槍尾根に 環水平アーク」  本沢より


「槍ヶ峰に 日暈」  本沢より

日暈が現れたり、水平アーク出たり 2つ自然減現象が体験でき
ラッキーな山行きになりました。


「烏ヶ山」  本沢より


「地獄谷の雪解け」 振り子沢合流附近

魚断ノ滝も残雪が残り段差解消、すんなり振り子沢の合流地点まで辿り着き一安心
その後は、駒鳥小屋から鳥越峠を登り返します。

地獄谷で常連さんと合流


「倉吉市街地を望む」  鳥越え峠間近より

駒鳥小屋から鳥越峠は残雪が残り登山道は見えませんでした。
足跡も途切れ途切れで見失います。
GPSで登山道を確認しながら鳥越峠着、
鳥越峠から木谷と文鳥水の分岐間も残雪で登山道が消えています。
この間もGPSが頼りでした。
雪山をウロウロするには、GPS必須ですね。


「文鳥水のブナ林」

文殊谷から三ノ沢文殊堂の駐車場着 16:15 でした。
長旅で足がパンパン、でも少し余裕があります。

 


「木谷のブナ林」

新緑のコントラストが抜群で、目に鮮やかに映ります。

「江府町御机のわら小屋」 いつもと違う角度で

赤いチューリップの角度が今一でしたが、印象に残りました。


(5-1) 大山の尾根を行く(前半) 三ノ沢~槍尾根~剣ヶ峰

2014年05月07日 | 大山と自然

平成26年5月4日   大山の尾根を行く(前半) 三ノ沢~槍尾根~剣ヶ峰

快晴の朝です。
何時ものように文殊堂の下の駐車場に車を止め、残雪の三ノ沢を登りました。


「槍尾根」 奥大山スキー場付近より


「深新緑 南大山」 鍵掛峠より

鍵掛峠で見る南大山は、圧倒的な迫力で南壁が迫って来る展望スポットです。


「芽吹き」

三ノ沢の折り重なる堰堤が完成したようです。
大雨が降れば様子が変わる事でしょうが、しばらくは気持ちよく歩きやすくなります。

残雪が残ります。
最後の大堰堤まで、もう少しの所まで来ました。
まごまごしている間に常連さんが追い越して行きます。
進む方向は同じです。


「雪円 まるまる」

樹木の廻りだけ円形に雪が融けるのでしょうか、
幹をつたう雨水が雪を融かすのか、芽吹きエネルギーよるものか、。。。


「折り重なり」

山肌のヒダが折り重なる弥山方向の南壁とブナの折り重なり
標高が高くなると、ブナの芽吹きも遅くなります。


「8分咲き 山桜」

桜全体に陽が当たっていれば、最高ですが。。。


「剣ヶ峰の枠」

良い天気が続いて雪解けが進み、地下路流れる水が滝となって溢れます。


「残雪、残心、山心 三ノ沢」

雪が多く残る三ノ沢の大ガレ、心残りのスキー場です。
ビデオ設置して自分撮り。
来シーズンの供えあるいは今シーズンの総決算でしょうか。。。


「圧雪」

雪は昼融け、夜に固まります。
この時間帯はまだ硬さが残り、急勾配に供えアイゼンをはきます。


「ゴロゴロ 晴れに雷は雪解け落石」

気温が上がって来ると壁面の氷が溶け、壁面が緩み、
ゴロゴロ音をたてて、壁面を落下します。
雪面に落ちると、音もなくすごい早さで飛んで転がります。
注意して槍沢をやり過ごしました。

ガレがなくなる槍沢上部は、雪がなくなり
アイゼンをはずして、尾根歩きにそなえます。


「剣ヶ峰に立つ」  槍尾根にて

目指すは剣ヶ峰、常連の先人が立ちます。


「刃をつたう」  槍ヶ峰にて

1636から天狗ヶ峰に浮かぶ尾根
まるで、錆びた刃物の刃を歩く感覚です。


「青の眼下」  槍ヶ峰にて

北側を望めば、琴浦町の海岸と船上山の新緑、そして大山ユートピヤ小屋の稜線、
良い天気に恵まれて味わえる山男の充実感です。

南側を見下ろすと、三ノ沢大ガレに残る残雪とスキーのナスカ絵、そして芽吹きの時差。。。


「天狗ヶ峰 と 槍尾根」


「剣ヶ峰」

ユートピヤ小屋との分岐、天狗ヶ峰に着きました。
剣ヶ峰までいって、お昼して後半に移ります。


ブロク村

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