群青色の空と

遠くから眺めても、近くに寄っても美しい伯耆大山です。ゆっくり登れば出会いと感動があります。

(7-4) 満開の花咲く大山縦走・・・キリン峠からユートピア小屋へ

2012年07月30日 | 大山と自然

平成24年7月28日    今年も見事に咲いた クガイソウ と シモツケソウ
                 (鳥越峠から槍尾根そしてユートピヤ小屋へ)

 いよいよ、大山は色とりどりの花が満開を迎えました。。。
紫のクガイソウ、ピンクのシモツケソウ、白に薄紫のオオバギボウシ、ダイモンジソウ、黄色のオトギリソウ、オレンジ色のコオニユリ。。。

5時起きして、7時文珠堂から分鳥水を通り鳥越峠へ
今日は期待が膨らみます。

途中で常連さんとバッタリ。
むりやりさそって鳥越峠からキリン峠へ、
キリンのシモツケソウをバッチリ抑え、
槍尾根->ユートピア小屋のお花畑に向かいました。


「7月のカレンダー」 (尾根に焦点)    (AM 8:38)

青空の槍尾根と 緑のキリン草付きと ピンクシモツケソウ  今日の山行きのメインゲストでした。


「7月のカレンダー」 (シモツケソウに焦点)            ←ここクリック拡大

山が主役か?
花が主役か???
腕と技術があれば、両者が主役になれるのですが。。。

焦点距離の短いF2.8では、少し体揺れるだけでマクロの焦点にズレが。。。


「キリン峠のクガイソウ」

シモツケソウのバックに写るキリン峠のグリーンの草付き斜面は、
今年は今日が満開のようです。
例年は1~2週間早く咲くグガイソウとオオバギボウシの花が咲きますが、


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青空と同系色で色柔らかいクガイソウは、そよ風にゆらゆらたなびき 心地良く映ります。
こんな機会めったにないので、何枚も何枚も写しました。


「コオニユリに寄り添うカラマツソウ と 見つめるクガイソウ 遠くからおぼろげにオオバギボウシ」
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「キリン峠を行く お花畑のお客さん」    (AM 9:50)

しっかり、写真に収めましたか。。。

仰ぎ見れば、下の槍ヶ峰が目の前に拡がります。


「槍尾根 と 槍ヶ峰」    (AM 10:36)

無風です。
暑い、暑い。。。
2リットルを用意して正解でした。


「槍ヶ峰に立つ」

天狗ヶ峰へのルートを見つめる登山者が3人。。。? もしかして、私を見ているのか。。。


「緑のジュウタン 振り子沢  オオバギボウシとクガイソウの草原」    (AM 11:17)

緑がとっても豊かに写ります。


「草原にたなびく クガイソウの群」

草原をズームすれば、クガイソウの群生地です。


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「クガイソウの恵み」           ←ここクリック拡大

私もアサキマダラと同じようにクガイソウの恵みを頂いていますねぇ。。。


「天狗ヶ峰への上り 象ヶ鼻より」    (AM 11:45)

ようやく、象ヶ鼻に到着。暑さで体力消耗が大きく食欲が出ません。
がぶがぶ水を飲み込みます。
象ヶ鼻てっぺんに座り込み食欲が湧くまで、長い一休みとなりました。

なが~い休憩途中に、元谷からガスが昇ってきました。
やはり、夏山は午前中が晴れ、午後は曇りゴロゴロするような雰囲気です。


「槍尾根 と 大山東壁」


「大山北壁 と 別山」


「振り子山、親指ピーク 小さく見える大休峠避難小屋」


「花のシーズンは ユートピア小屋です」    (PM 0:15)

砂すべりの状態が良くないことが情報として流れているのでしょうか。
昨年より登山者の数が少なく思えます。


「クガイソウとシモツケソウの織りなす お花畑」

今年も例年の通り7、月末が最高のお花畑になった様です。
7枚の写真は、象が鼻の長い一休みで選り取り見取りで撮りました。


「ガスでかすむ シモツケソウ」   (PM 1:46)

やっと、おにぎりがのどを通り元気が出てきました。
花の接写に向かって、ユートピヤ小屋へ下ります。


「アブを追う・・・蝶」    (PM 1:57)

花のシーズンは短いので、花の廻りは人もアブも蝶々も群がります。
そして虫たちで一杯です。
アブは私の樹液を吸いにくっつきます。
追い払ってもくっついて来ます。
写真、写真、写真撮りに集中。。。


「あじさい」

帰路です。
当たりが白く霞んで来ました。
急いで天狗ヶ峰に引き返し、三の沢を下ります。


「剣ヶ峰を望む 天狗ヶ峰より」   (PM 2:50)

北壁を意気良くガスが昇ってきます。
南壁は日射が強く 暑い。
残り少ない水で喉を湿らし 先を急ぎました。


「引き返す槍尾根 と ガスに浮かぶ烏ヶ山」    (PM 2:53)


「槍ヶ峰」    (PM 3:05)


「槍沢 と 三ノ沢」   (PM 3:08)


「見上げれば 大堰堤 と 剣ヶ峰」   (PM 3:53)

小さな小川の冷たい水で顔と頭の汗を洗い落としてスキッキリ。
4:15分下山でした。
尾根も暑い1日でした。
疲労感がかなりありますが、
良い天気と花の時期が重ねって
とっても良い日になりました。

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徒然に。。。   7月22日


「ネムの花」                          ←ここクリック拡大

花が光り輝くように。。。

 

 


(7-3) 強風の槍尾根を行く

2012年07月17日 | 大山と自然

平成24年7月16日  強風の槍尾根をキリン草付きから行く

 5時に目が覚めましたが、床の中でウトウト。。。
いつもの時間にならないと頭が起きません。

7時30分に文殊堂の駐車場に車置き、15分で身支度して
先週と同じルートをユートピヤ小屋目指して尾根歩きするつもりでした。が、

赤いテープが目印、キリン草付きへの急登りが待ち構えています。 
山はガスで真っ白でした。


「クガイソウ キリン草付きで」

南斜面を強い風が吹き上がって来ます。
クガイソウの花も激しく左右に揺れ動きます。


「強風で 揺れるオオバギボウシの花」

 ガスの中、草付きの最上部に登って来ました。
強風で、立っていられません。
汗でぬれた体は冷えて寒くなってり、耐えきれず、
ザックの中から着替えを出して着込み、その上にレインウエアで体を包み
登山道のくぼみで腰を下ろして、風の弱まるのを待ちました。

 30分程経過して、少し風が収まりガスの切れ間から日射しも射して来ました。
槍尾根は相変わらすガスに覆われ姿が見えませんが、
キリンの鉄柱に向かって登れそうです。


「陽が射す 一ノ沢の斜面」

槍尾根は濃いガスの中ですが、
大山周辺は良く晴れています。
周囲の暖かい気流が大山の斜面を駆け上がり、
強風となって尾根を吹き抜けているようです。


「三ノ沢の壁面」


「一ノ沢の壁面」

 重いズームレンズですが、準備していてラッキー。。。
ズーム300mmで目一杯寄りました。


「一ノ沢の壁面」


「槍尾根の影から 日本海の海岸線」

濃いガスの境目から、晴れた日本海の海岸線が望めました。
日本海側も晴れているようです。


「槍ヶ峰」

三ノ沢から登ってくる登山者が見えます。


「槍尾根と槍ヶ峰」

 槍尾根に掛かっていたガスが少しとれ、
尾根と槍ヶ峰が見通せるよになってきました。


「槍尾根と烏ヶ山 槍ヶ峰より」


「天狗ヶ峰への尾根」

天狗ヶ峰からユートピヤ小屋に下る予定でしたが、
天候が不安定で槍ヶ峰止めです。
上空は相変わらず、黒い雲で覆われています。
いつ、雲が降りて来るか不安です。
三ノ沢を下山しました。


「ユートピヤ小屋 槍ヶ峰より」

 象ヶ鼻に立つ登山者がいます。


「象ヶ鼻 ズーム」


「イヨフウロウ」

 槍尾根はイヨフウロウの花が目立つようになってきました。


「シモツケ」

ピンク色のよく似た花ですが、 シモツケは低木、シモツケソウは草です。


「槍沢のクガイソウ」

咲き始めです。
クガイソウ、シモツケソウ、・・・
例年の通り7月末前後が花のシーズンになるのでしょうか。?


「三ノ沢」

一時舞い上がっていたガスが、また尾根に掛かってきました。
ガスの切れ間をねらって、尾根歩き。。。
今日はラッキーな1日でした。


「サルナシの花」

15:30分 文殊堂の駐車場に無事下山。
いつものように、山は気まぐれ。。。準備は十分に。


(7-2) 大山鏡ヶ成の花々

2012年07月17日 | 草花とマクロ

平成24年7月15日   大山鏡山ヶ成でプチ登山

九州は大雨ですが、ここはず~と曇り空。
鏡ヶ成で足慣らし、明日の大山登山に備えました。


「アザミに蜜蜂」

 鏡ヶ成の湿原には、たくさんの虫たちでにぎわっていました。


「アカモノの実」

アカモノの実は赤面のです。
どんな味なのか。。。真っ赤に熟れた実を2、3粒いただいてみました。
みずみずしく、ほんのり甘い実でした。


「 ??? 」

 象山の尾根筋で見かけた初めての花です。
「マルバノイチヤクソウ」でした。(H24.7.23 追加)


「カキラン」


「ヒメシジミ」

羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているためシジミの名がつきました。
小さく愛らしいのでヒメ(姫)です。
翅の裏側は、灰色地にオレンジの帯が目立ち、
表側は、オスでは青紫色で縁が黒っぽくなり、
メスでは全体が茶褐色ぽくなります。

 密を求めて、トラノオの花に群がっていました。


「アザミの密を吸う 蝶?蛾?」


(7-1) ガスの中 キリン峠から槍尾根を行く

2012年07月10日 | 大山と自然

平成24年7月8日   雫・・・キリン峠から槍尾根を行く

いつものように三ノ沢文殊堂の駐車場に車を止め、いつもの時間8時半出発。
今日は、キリンの鉄柱前の岩場直登がむりなら引き返すつもりで、
文殊谷経由でキリン峠を直登して槍尾根へ
尾根歩きして剣ヶ峰に。
そして引き返し三ノ沢を下山。
木谷登山道の合流からキリン直登間が荒れていて、まごまごしましたが、
文殊谷の入り口で、知り合った瀬戸内市の登山者と同伴、キリンを乗り越えることができました。

「マイズル草の実 反転赤十字?」

 尾根は、濃いガス掛かり見通し効きません。
写真撮りの題材を探してキョロキョ・・・
草に取り付いてキラめく雫が、宝石の数珠ように目に写り、これが題材になりました。


「雫の首飾り 槍尾根にて」

緩やかに風が吹き抜け、水玉を揺らします。
ピント合わせに四苦八苦。。。

 雫の宝石は、その中に景色を取り込みます。


「雫の数珠」       ←ここクリック拡大

透明で宝石のような輝き


「雫の水玉模様」


「ダイセンクワガタ と まん丸水玉模様」


「キソチドリ 槍ヶ峰にて」


「カラマツソウの雫 槍ヶ峰にて」


「ホウチャクソウ 水滴一つ二つ」

 


「オキナグサ 三ノ沢にて」


「オキナグサのおきな」


「三の沢」


「三の沢」

今日も、 いつもの通りです。
剣ヶ峰で常連さんと山談議。
三ノ沢を下って、快湯館で露天風呂に入って一休み。
ゆったりして、帰路に。。。
帰宅 6時でした。


ブロク村

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