美大受験クラス(京都芸大コース)の国公立対策レッスン課題は「包む・包まれる」(3時間)です。
2014年度京都市立芸術大学の立体課題を出題しました。⇨『京芸過去問』
材料はカード150枚、紙粘土2袋で、カードは切り離してはいけないという条件があります。
ケント紙やスチレンボードのようなしっかりした材料が配布されない時に意識してほしいのが、「強度と安定感」です。
カードをどのように使えば強度を上げれるのか?50cmの高さで安定するにはどうすればいいのか?
今回の場合はカードを折り曲げたり、数枚重ねたり、切り込みに交差して差し込んだりする必要があります。
また安定させるために立体下部に質量を多くする必要があります。(通常は上部に質量を多くする。)
立体は材料・条件等でその都度切り替えて制作しなくてはいけません。何より大事なのは「立たせること。」です。
講評の時に何度も口にしていますが、『今年度の京芸立体試験は大きく変わります。』
過去3年間のような扱いやすい材料は出ないと思っていた方がいいでしょう。