2024年9月26日に発生した、タイ・ベトジェット航空のダナン発スワンナプーム行きVZ961便で、ポーランド人の女が爆弾騒ぎを行った事件で、タイ民間航空局(CAAT)は、既に該当乗客に対する法的措置が進行していることを確認しています。
タイ民間航空局によると、告訴を行ったのは当該便の機長であり、航空会社ではなく個人としての立場で行われたとのことです。
警察は、虚偽の爆弾騒ぎで乗客や職員らに不安を与えたとして、ポーランド人の女を航空犯罪に関する法律第22条に基づき告発しました。
この法律では、最高5年の禁錮または20万バーツの罰金、さらに飛行中の航空機に危険を及ぼした場合は、5年から15年の禁錮、または20万バーツから60万バーツの罰金が科される可能性があります。
空港や航空機内で口にしてはいけない言葉として、「爆弾」、「武器」、「テロリスト」などを挙げ、冗談でもこれらの言葉を使用しないよう強く呼びかけています。
これらの発言は周囲に混乱を引き起こし、法的な問題に発展する可能性があるため、慎重に行動するよう注意を促しています。
航空機内は特別の空間で、そこでは客であることより安全が最優先されます。
俺は客だという感覚は通用しません。
今回のよう「爆弾を持っている」という発言は冗談では済まされず、緊急事態として扱われます。
爆弾に限らず、他の客や航空機の運航安全に影響を及ぼす行為、発言はすべて禁止であり、もし違反した場合はかなり重い罪が科せられます。
例えば泥酔状態、これは搭乗拒否をされるのは間違いないでしょうね。
この場合の料金払い戻しがどうなるかはわかりませんが、多分何も戻ってこないでしょう。
法律により航空会社には相応の権限があるのです。
機内には女性のCAばかりと思っている人もいますが、訓練を受けた男性スタッフも必ず搭乗しています。
今はどうか知りませんが、昔は拳銃を所持した特別な屈強スタッフもいました。
今のように液体物検査をする前の時代です。
前にも書きましたが、私は機内で爆弾騒ぎに遭遇したことがあります。
バンコク~香港行のキャセイパシフィックで、中国の名前も知らない空港に緊急着陸したことがあります。
あの時の恐怖は想像を絶するものです。
犯人はマフィア関連の男で、機内に搭乗していたイタリアマフィアの大物を暗殺するために爆弾を仕掛けたようです。
当時はまだ液体物検査がない時代で、機内で飲酒や喫煙もできた時代です。
ハイジャックも頻繁に起きていました。
このキャセイ航空の爆弾騒ぎが事件になったかどうかはわかりません。
何せ中国ですからイメージのために握りつぶしたでしょう。
私は爆弾事件に遭遇したのは1回だけではなく、タクシン元首相のドンムアン空港での飛行機爆破暗殺未遂事件にも遭遇しました。
爆破の同じ時間タイに丁度ドンムアン空港で搭乗するところでした。
機体は爆破されましたが、タクシン氏は息子の寝坊で九死に一生を得ていました。
いずれにしてもこういう行為は5年程度の禁固で許されるものではなく、大量殺人未遂で無期懲役でも足りないぐらいです。
冗談であっても許しがたい行為です。何も面白くありません。
爆弾など危険物に関する発言はもちろんですが、病人や妊婦の搭乗も相応に対処すべきと思います。
もし機内で病気が悪化したり産気づいたりしたら?機内にドクターなどいません。
当然最寄りの空港に緊急着陸することになり、他の客は大迷惑です。
機内出産が美談のように語られるのは間違いです。
以前いましたよね、コロナ渦なのに機内でマスクをしないバカが。
当然搭乗拒否されていましたが、マスクを着用できない、したくないなどという個人の理由は通用しないのです。
航空機とはそういう空間なのです。
おまけ
今日はヘビに何度も遭遇しました。
捕獲し、ジャングルへ逃がしました。
この程度の蛇は問題ないのですが、今日はデカいコブラも出てきましたが、
さすがにコブラは・・・
コブラは飛び掛かってきますよ。