タイでの生活(インテリア仏像からタイトル変更)              

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洪水と感染症

2024年08月09日 14時19分50秒 | タイ旅行

タイ保健省によると、タイ国内で年初から7月末までに報告があったレプトスピラ症の患者数は1952人で、このうち24人が死亡した。

 レプトスピラ症はネズミ、ブタなどの保菌動物の尿で汚染された水や土壌、食物から、皮膚、口を通じ感染する。風邪に似た症状で終わる軽症型から腎障害をともなう重症型まで症状は様々で、早期の治療が望ましい。

タイでは雨期が本格化する下半期に患者が増える。保健省は、洪水が発生している地域で感染が増えているとして、注意を呼びかけた。

 

昨日今日は久々に雨も降らず真っ青な空と白い雲ですが、東北部ではメコン川が氾濫し、大規模な洪水が発生しました。

バンコクに近いナコナヨックでもダムの放流により?河川が氾濫しています。

各地でどんどん洪水被害が広がっています。

タイはほとんどが平野ですので、北部や東北部の洪水はどんどん南下し、バンコクを経て海へと流れます。

バンコクが洪水の最終目的になのです。

さて、記事の通り、洪水の汚水は単に濁っているだけではないのです。

下水や糞尿などを大量に含んでおり、非常に汚い状態です。

極力、洪水の水にはつからないようにしてください。

傷口などがあれば記事のような感染症に感染する可能性が大です。

洪水につかったら早々に水道水できれいに洗うのがベストです。

 

私も10年前のバンコク大洪水を経験しましたが、水の勢いの強さ、速さを思い知らされ、洪水が引いた後の想像を絶する、まるで戦場のような光景を今でも脳裏から捨て去ることはできません。

鬼の仕業のように思えました。

そして強烈な鼻をつくあたり一面の匂いはすぐ体調が悪くなるぐらいのレベルです。

私の住む地域は2~3Mの水深で約3か月水没しました。

復旧はすべて自信で行いましたが、塗装など半年以上かかりました。

タイの家は洪水を想定して建てられているので、壁でも床でも石材が多く、洗えば済むようになっています。

事前に車はドンムアン空港の立体駐車場に移動し、家具などはすべて2階にあげていたので被害は最小限で済みましたが、強烈な臭いを消すのが大変でした。

まずはオスバンという消毒液を日本から取り寄せ、それを希釈した水で壁、床などすべてを徹底消毒し、感染症予防を真っ先に行いました。

次は漂白剤と洗剤を混ぜて床、壁、扉などの磨き掃除です。これがとても大変でした。

電気と水はすぐ開通したので助かりました。電機はともかく、水がないと掃除ができないので‥

ただ、庭の植木は大木を除いてほぼ全滅状態でした。

近所ではあまりの悲惨さに家の復旧をあきらめる家もありました。

大洪水では土嚢など何の役にも立ちません。排水溝や下水から逆流してきます。

むしろ水の侵入を防ぐことより扉も窓も全開にして水の流れを作り、家の中にたまらないようにする方が需要だと悟りました。

当初は排水ポンプで排水もしていましたが、やがて電気が遮断され無駄な努力となりました。

あんなすごい経験は人生で1度すればいいです。半年の復旧作業で10K近く体重が落ちましたよ。

洪水のおかげで精神力がかなり強くなりました。


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