タイ天然資源環境省国立公園野生動植物局はピーピーレー島(タイ南部クラビ県)のマヤ湾とロサマ湾への観光客の立ち入りを8月1日から9月30日まで禁止する。環境保全とモンスーンによる気候の悪化が理由。
マヤ湾は米映画「ザ・ビーチ」(レオナルド・ディカプリオ主演、2000年公開)のロケ地として一躍有名になり、一時は中国人を中心とする観光客数千人が連日、小さな砂浜を埋め尽くした。
国立公園野生動植物局は環境保全を目的に、2018年6月から、マヤ湾への観光客の立ち入りを禁止。人数制限などの条件付きで2022年に受け入れを再開した。
ピーピーレー島があるピーピー諸島はマレー半島西岸とプーケット島の間に位置する周囲数キロから十数キロの小さな島々。最も大きなピーピードーン島は開発が進み、宿泊施設、外食店が立ち並ぶ。
とてもきれいなところですが、人間が来ればすぐに自然は破壊されてしまいます。
最大原因はモンスーンより、観光客が日焼け止めクリームを塗って海に入ったことで、サンゴに多大な悪影響を及ぼしたからだそうです。
日焼け止めを当たり前のようにつけている方も多くいますが、サンゴが死滅するほどの危険なものなのです。
当然、タイのビーチでは日焼け止めを塗ることは法規制(ビーチでも飲酒喫煙もダメ、違反者は罰金)されていますが、守らない輩が多いため、ビーチの再閉鎖に至ったようです。
ここは外国人料金が非常に高い(何でもタイ人の5~6倍もする)と有名なところですが、観光収入より自然保護を重視したタイ当局の判断だけは正しいと思いますが、
同地への旅行を予定されている方は目的地変更をされたほうがよいかもしれません。
タイの公表はいつも突然です。普通なら遅くとも1~2か月前には発表しなければならないのですが、
今回は8月1日からの閉鎖を8月2日に公表しています。多分、海に入れない、海を見れないという人もいると思います。
これがタイの当たり前なのです。
クレームを入れても馬の耳に念仏で、無駄な努力ですよ。
それはそうと、昨日またタイの金利が0.25%利上げされました。
タイの金利が上がれば、対円でのバーツ高がさらに進みます。
現在、日本人には最悪の時期です。