タイでの生活(インテリア仏像からタイトル変更)              

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タイでの生活(12/9)赤と黄色の争い

2013年12月10日 02時45分06秒 | タイ旅行
今日も大規模デモがバンコクで行われました。
デモというより内乱に近い状態です。
20万人以上の黄色シャツが道路を歩き、さすがのインラック首相も内閣総辞職を決め、
総選挙をやるようですが、
再びインラック首相は選挙に出るというからまた同じことを繰り返すような気がします。
赤と黄色でまるで子供の喧嘩のように見えます。

政権は赤と黄色で交互に変わっていますが、
その都度内乱に近い状態が起きています。
総選挙といっても現政権の赤シャツはタクシンの財力で票の買収をやっているようです。
赤シャツの旗印元首相タクシン(インラック首相の兄)は海外へ亡命中。
現政権はタクシン派=赤シャツ=北部や東北部など地方に勢力を置く=中国とのつながり=警察の擁護
今回のデモは黄色シャツでバンコクなどと都市部に強い=王様派=軍の擁護

一説によるとタクシンの先祖はその昔タイの王族で、
現王族ラマ一族に国を奪われた恨みが根底にあるとも聞きます。
また、タイでよくサヤームという地名を聞きますが、
これは昔のタイの名前「シャム」から来ているようで、
サヤーム名を使用しているところは王族です。
現王族もかなり裕福で、王族会でも世界で2番ぐらいのお金持ちらしいです。

あと、タイでは国王に対する不敬罪という法律もありますので、
旅行にこられた方は、くれぐれも公共の場所で、
王族を馬鹿にする発言や態度をしないようにしてください。
よく白人がこれで逮捕され懲役刑に処せられています。
王様のビデオや音楽が流れたときにはタイ人は何をしていても直立不動の姿勢で、
ビデオや音楽が終わるまで待たなければなりません。
その光景は時間が止まったようになります。
日本の昔のようです。

私の個人的な見解では、
タイのためには王様派(黄色シャツ)が勝つことがよいように思えますが、
王様も高齢、この先送り返しこのようなことが起きるような気がします。
黄色シャツのデモは比較的マナーがいいようですが、
赤シャツのデモはかなり過激で、破壊や略奪、放火も平然と行います。
都市部に対する嫉妬のようにも見受けられます。

年末でタイへこられる予定の方もいると思いますが、
旅行者の方は興味本位で絶対デモに近づかないでください。
過去にも日本人も含め死傷者が多数でています。
また、赤や黄色の服は絶対避ける様にして下さい。
狙撃される可能性もあります。
数日前にもタイの大学生が狙撃され死亡しました。

タイにはこのほか南部のイスラム過激は問題もあります。
タイが安全で微笑みの国なんていうのは大きな間違いです。
東南アジアではミャンマーと並ぶぐらい危険な国といえます。

余談ですが、昨日の夜、屋台で食事をしたのですが、
歩道橋を歩行中、怪しい目つきの悪い男が近づいてきて、
ナイフを出しながらお金を要求してきました。
私は冷静にかつすかさず、「拳銃を持っているぞ」と静かにいったら
全力疾走で逃げていきましたが、
誰が拳銃を持っているかわからないのも事実です。
それはタクシーの運転手、女性でも子供でも同じです。
高校生の喧嘩にも拳銃の撃ち合いをする国です。
よく撃たれて死亡するニュースが流れます。

日本と異なりタイでは自宅に侵入した族を、堂々と正当防衛で射殺が出来る国です。
ちなみにうちの女房も拳銃所持許可証を持っています。
我が家では拳銃を所持するつもりはありませんが、
バンコク市内には射撃場も数箇所あります。
5万円も出せば新品の銃が合法的に所持できます。
中古ならもっと安いと思います。
少し緊張されましたか?
ですが、タイは銃社会です。
警官も日本と異なりすぐ発砲してきます。

話がずれてしまいました。
総選挙がどうなるかはわかりませんが、黄色が勝てば赤が騒ぎ、
赤が勝てば黄色が騒ぐの繰り返しです。
いっそ、国を分裂させてはどうかと思います。
北部東北部、中央部、南部の3つに分かれるかもしれません。
でもそうすると今度は戦争が起きる可能性もありますか・・
難しい問題です。

最後にタイフードを少しご紹介します。
昨日の昼食 ケーン・キョウ・ワーン
日本ではグリーンカレーなどと呼ばれている料理です。
カレーは一切使用していません。
ココナツミルク、ナンプラーを入れて、鶏肉、なすび、唐辛子、はんぺんなどの具材に絡ませます。


今日の昼食 ケンチュー・ファック・マナーオドン
ファックは瓜の一種です。
鳥の手羽と一緒に薄味スープで煮込みます。
ポイントはマナーオドン(ライムの酢漬け=中央の丸いもの)です。
マナーオドンはあくまでも酸っぱさと香りを出すダシで食べれません。
香草にはバイクンチャイを使用します。
週に1~2度はこのような薄味料理で胃を休めます。


危険も多いですが、私はタイが好きです。
ただ、日本と同じ感覚で旅行にはこられないようにしてください。
常に緊張感を持たないとタイに限らず海外はいけません。
スキだらけではカモにされてしまいます。
海外では後にも目を持つぐらいの注意力が必要です。
それではまたお会いしましょう。





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