三日月ノート

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翻訳支援ソフト・・・Trados導入を考える

2017年12月21日 10時52分12秒 | 翻訳

取引先が1箇所に固まらないようにするため、最近、また翻訳会社のトライアルを受け始めました。
そして最近、応募条件でよくみかけるのが「Trados所有もしくは購入予定のかた」。

確かに用語の統一や効率を考えると翻訳支援ソフトは有用だと思いますし、私自身も翻訳支援ソフト(memoQ)を使用していますが、とても便利だと思っています。
特にmemoQは軽くてストレスは全くないですし。

・・・が、しかし・・・。

例えばマーケティング関連のトライアルを受ける時にTradosを条件にしていると、ほんとに必要があるのかな?と。

ITや医療機器のマニュアル翻訳などで使用するならまだわかりますが、マーケティング資料や広告に近いものなどは、むしろ重複表現は避けるべきでしょうし、いわゆる「トランスクリエイション」と呼ばれるような分野の翻訳では、翻訳支援ソフトはあまり有効ではないはずではないような気がするんですけど・・・。

それなのに翻訳者の登録に購入が条件というのは、単にソフトを売りたいだけなのでは?と勘ぐってしまいたくなります。
登録したからといって仕事が来る保証は当然ないですしねぇ

なるべく多くの人にトライアルを受けさせて翻訳者として登録させて、翻訳支援ソフトを購入させるのが目的か?
・・・と、うがった見方もしみたりして

しかも、このTradosは「重い」というレビューがかなりあり、導入するにはやはり二の足を踏んでしまいます。
重いということは、快適に作業するためにはそれなりのスペックのPCも必要で、ちなみに先ほどWebで必要なスペックで見積してみたところ、デスクトップでもOfficeなしで15万円くらいになってしまいました・・・。

実は現在、memoQを導入して1年経過しようという時期で、サポートの更新手続き(17,000円ほど)の案内が来ていたのですが、今後memoQを使用し続けるほうがいいのか、Tradosに移行すべきなのかとても迷っています。

先ほどの「うがった見方」はさておき、仕事の間口を広げるにはTradosでしょうし、現在のPCの調子もイマイチなので壊れないうちに買い換えすることを考えると、ちょうどいい時期なのかなとか。

ただ、天の邪鬼な私としては、某社が「業界で仕事をしたいのならTrados必須でしょ?」という流れに持って行こうとしているようで、あえて反発したくなるというか

まぁつまらない意地と言われればそれまでなんですけどね

もう少し考えてみます。


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