越後の小京都、加茂市の地酒である。
今日の休日、近くの大型ショッピングセンターを覗きに行って来た。
この場所は昨年50歳とゆう若さで、くも膜下出血のため亡くなった極、親しくしていた友の勤務先であったため、ずっと足を運んでいなかった。
久しぶりに行くそこは、かなり様変わりをしていた。
大きな本屋さんが、テナントとして入っていた。
店内の在庫量が衣料品に限っては、かなり薄く感じられた。
アタシは、酒売り場に行き日本酒コーナーを見て回った。
かなりの銘柄がある。
もちろん越後の地酒が殆どであるが、メイン通路の入り口である一等地には灘の『白鶴』コーナーがドンと広いスペースを構えていた。
資本力の差か。
何せ、新潟の95ある蔵元の生産量を上回る数を出荷しているのだ。
おっ、小千谷高の井酒造の「雪中貯蔵酒」越の初梅があるではないか。
しかし迷った挙句、雪椿純米吟醸を購入。
昨日買っておいた塩漬けメンマを一晩水につけて塩出ししたものを、先程和風だし、醤油、ラー油を加え軽く炒め、つまみにする。
冷やした方がうまいのだろうが、待ちきれず一口。
舌の上であっさりとした味の中に、芳醇な香りが漂う。
まさしく、雪椿を彷彿させる上品な味と香りである。
こりゃあ、いくらでもイケるわ。
自分でこさえたメンマも、自画自賛。『ちょうどいい味、旨い!』
今日は、加茂の町並みを思い浮かべながら、ちょうどいい気温の夕べにほろ酔い気分である。