休日前夜

2008-03-31 16:04:26 | 日記・エッセイ・コラム

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『しゅうちゃん、これから飲みに行くぞ。』

慌ただしく、閉店業務をこなしている時に携帯の向こうから、ミノル氏のよく通る声がした。

ミノル氏とはもう三十五年のお付き合いになる、しゅうよりも四つ先輩であり、人生の師であり兄貴分である。

そうそう、しゅうの結婚式の司会もやってもらったっけ。

Cimg1277 三ヶ月に一回くらいの割合でお会いし、いろいろな話をさせて頂いている。

アタシは、仕事の悩み、農業のこと、最近の出来事などを彼に聞いてもらう。

ミノル氏は的確に、ぶれない自分の考えをアタシに投げかける。

そして、グチも聞いてくれる。グチに対して肯定し、更に『しゅうちゃん、こう、しろよ。こう、考えたほうがいいよ。』と、アドバイスもくれる。もちろん、『それじゃあ、ダメだ。』とゆう時もある。

相談できないのことがない数少ない、お仲間の一人である。

彼はまた、アウトローな人間なので、これまでもかなりの苦労を積み重ねてきている。いろいろな、企業を渡り歩き、多くの人脈を作り、今に至っているが、人には言えない様な、経験もしてきているはずだ。

話の端端にそのことがうかがえる。

アルコールが回ると、アタシにだけは、苦労話をするのだった。


さて、今日の会場である。

三条市の第一産業道路沿いに位置する『中華美食館』。

ここもミノル氏の幅広い人脈の中のお一人が、経営されているお店である。

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Cimg1275_2とにかく安くて旨いのだ。

いや、ほんとに!

ここのお店、オーナー以下全員中国の方である。よって味の方も本格派である。

田植えの打ち上げは、是非ここでしようと密かに心に決めたのであった。


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最近、仕事でストレスがたまりイライラが続いていたが、ミノル氏と話が出来て随分楽になった。

彼の飾らない性格と、利の絡まらない付き合い方が多くの人を惹きつけるのだろう。

『しゅうちゃん、人間なんて損得抜きで少し骨を折ってやったり、付き合っていれば、自然と輪は広がるものだよ。そして巡り巡って自分のところに還ってくるよ。』

『情けは人のためならず』を地で行っているような人である。


アタシには、自分のマイナス面をカバーしてくれる人たちが回りにいつでもいるんだと思った休日前夜であった。


沖縄ノート訴訟

2008-03-30 08:22:25 | ニュース

ノーベル賞作家大江健三郎さんの「沖縄ノート」などの記述をめぐる訴訟で大阪地裁は「軍が集団自決に関与した」と判示した。

結果的には、当時の軍が座間味、渡嘉敷島での集団自決を住民に促したとゆう判決が出たのである。

当時、負け戦が分かってきた日本軍は自暴自棄になっていたとしか考えられない。何も関係の無い島民に『自決しろ。』と迫ったことになる。

この訴訟は、自決の指示を出したとされる、旧日本軍の元守備隊長が、その事実は無く、逆に死んではならないと諭したと、自らの名誉のために起こしたものだ。

この訴訟の注目点は、元守備隊長個人の問題では無く、旧日本軍がどれだけこの問題に関わっていたかにあった。

今までの判決とは違い、『軍部の大きな係わりがあった。』と明確に認定した事が注目される。

事実は事実として、正確に伝えていかなければならない義務が我々にはある。教科書に偽りがあったのでは、先の戦争が何のためのものだったのかを後世に伝えられない。

こんな愚かなことのために多数の犠牲者を出した事に対して深く考える裁判である。

NHKニュースウォッチ9で二人の娘さんを集団自決で失ったとゆう92歳の女性が『「おかさん、怖いよ。」とゆう声が今でも耳に焼き付いている。ワタシはこの事実があったことを伝えるために生きています。』と語っておられた。

また原告側は、絶対に強制はしていないし、逆に自決をやめるよう諭したと言っている。

どちらにしても真実は一つ。 そして、この元守備隊長もまた、被害者の一人であろう。

当時、国全体が、おかしくなっていたのだ。

今、この平和?は、自決した沖縄の人達や、多くの戦争犠牲者によって、成り立っていることを忘れてはならない。



Cimg0878 戦争はいつの時代も国、宗教といった大義名分のもと、中途半端に地位と財力と権力を持った人間が己の欲のみで起こす愚かな行為である。


その人間達は、小さな喜びの意味を全く知らない。それが本当の大きな幸せだとゆうことを。


春の俳句

2008-03-29 07:58:08 | 日記・エッセイ・コラム

春なれや 名もなき山の 薄霞    芭蕉
      

春雨や 猫に踊りを 教える子    一茶



春雨や ものがたりゆく 蓑と傘   
蕪村


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さまざまのこと思ひ出す桜かな  芭蕉

いっときに春になることなど、絶対にない。

三寒四温とはよく言ったものだ。

昨日は、花冷えのする一日であった。

村松公園でも、少し早咲きの八重桜がポツリ、ポツリと花をつけ始めた。

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これから賑わうであろう、園内では茶屋つくりの真っ最中である。

また季節が巡り、春が来る。




ピロリ菌?

2008-03-28 09:21:26 | 健康・病気

2月2日からピロリ菌、撃退の抗菌剤を服用した。

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渡辺医師には、『ピロリ菌退治の薬を出しておきますから、一週間、朝夕飲み続けてください。もし途中でやめると、菌が元気出してしまって、直りにくくなりますから、規定どおりに服用してください。』と念を押され、きちんと飲むことは飲んだ。が、その間しかしとゆうか、やはり晩酌はやめられなかったのである。

昨日、その検査のため渡辺医院を訪れる。

小さい紙袋のようなものに、息を吹き込むだけで検査終了。

看護士さんの検査に続いて、ドクターの診察である。

『しゅうさん、具合はいかがですか?』

『 ハイ、お蔭様で胃腸の調子はいいのですが、今、花粉症で大変なんですよ。』

ここで、渡辺医師より意外な言葉、

『大変ですね。それじゃあ、ブログも書けないでしょう。 時々読ませてもらっていますよ。』

突然の言葉に、嬉し恥ずかしなのでした。

『あっ、ほんとにつまらない記事ばかりで、お恥ずかしい。』

そしてドクターに勧められ、花粉症の薬を出してもらう事になったのです。

Cimg1270 早速、診察が終ると同時に、この薬を飲む。

なんと昨日一日、花粉症の症状は凄く軽く済んだのです。

別分野なのでしょうが、怪我の巧名。アタシに合ったのでしょう、この薬。

しかし、ドクターが忘れずに『しゅうブログ』に目を通していてくれた事に感激した、いい一日でありました。

ピロリ菌の結果は、来週わかるとゆう。


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わが見附市の観音山公園より、市街地を望む。


後期高齢者医療制度

2008-03-27 18:20:25 | ニュース

『医療改悪法』だそうだ。

政府がやることなすこと、全てに対してボロが出てきている。今までもそうだったのだが、表面に出にくいように隠していただけなのである。

しかし今度ばかりは弱い立場にある、お年寄りいじめとあって、最悪な状況になってきている。

もしかしてこの問題、衆院選の焦点になり与野党逆転ありなんて事にもなりかねませんよ。まあ、たとえ逆転したとしても事態は全く変わらないか、悪くなるかどちらかでしょう。

さて、激動の明治・大正・昭和をお国のために一生懸命がんばって働いてこられた、75歳以上のお年寄り。

その人たちに医療保険金を自分自身で負担しろとゆう悪法が成立し、4月1日より実施されることが、否応なしに決まリ、実施日が目前に迫っている。

それも、年金からの天引きだとゆう。月額で平均介護保険料とあわせ、一万円ほどの負担になるようだ。確実に今までより大きな支出になるはずだ。

いずれにしても、もうこれは決定事項である。

更に政府は、後期高齢者とそれ以下の世代で、病院・診療所に払われる診療報酬(医療の値段)を別建てにし、格差をつけようと画策しているらしい。

 これが導入されると、後期高齢者に手厚い医療をする病院・診療所ほど経営が悪化するようになり、高齢者は、“粗悪医療”や“病院追い出し”をせまられることに間違いはない。





息子家族などとの同居世帯ならまだいいが、高齢者のみの世帯では生活に直接、影響が出るのは必至だ。

これにより、利益が出るのは今まで扶養負担を強いられてきた企業だけのようだ。

その金が、政治献金となり悪法を作った政治屋にまわり、政権抗争の実弾になる。

従って、いつもどおり大企業と政治家先生だけが潤い、一般庶民はただ黙って耐えるしかないのである。

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