12年前に圃場基盤整備が終わって 今年初めて作付を行った圃場である。
今まで生産調整(減反)で一度も作物を栽培していないのである。
やはり田んぼは水が張ってあり苗が植えてあった方が様になる。
植えられている苗は飼料用米になる「ゆきん子舞」とゆう品種である。
今や瀕死の状態である鳩山民主党が 先の衆議院選挙に挙げた公約を 今年はモデル事業として行うようだ。
先日 耕作面積が少ない水飲み百姓である我が家にも加入申請書が郵送されてきたのである。
今の国政にはいい加減うんざりしているが この件につては まあ補助金が貰えるのであるから 良しとする。
この戸別所得補償制度の中身はふたつあり ひとつは主食用の作付面積に対しての直接支払い 但し 生産調整(減反)は必ず達成しなければならない。 もうひとつは新規需要米(米粉 飼料用米など)や大豆や麦などの作付に対しての補助金である。
今までの補助金制度は減反しようがしまいが生産者米価は変わらなかったので 国のゆうことを聞いて真面目に生産調整を実施していた農家は非常に憤慨していたのであるが 今回やっと不平等さが解消された。 つまり生産調整を行った農家だけが補助金の対象となる訳だ。
しかし今まで甘い汁を吸ってきた農家は まさしく”ごね得”なのだ。 古今東西 正直者がばかを見る構図は変わらないのである。
まあ何を言っても始まらないのであるが アタシとしては 冒頭に書いたように田んぼに苗を植えることが出来るとゆうだけで いささか気分がいいのである。
それがたとえ家畜の餌になろうともである。 手抜きはしないつもりだ。