なんのかんの言っても今の日本は米余りであります。
江戸時代はお侍さんたちの領地の大きさを米の石高で表すほど日本の象徴的な主食だったのに いつの頃からか 余りだしてきたのであります。
戦後食糧難の時代はとにかく米を作りなさいと国を挙げての稲作奨励をしていたのであります。しかし昭和30年代に入ると食の西洋化が進み30年代後半には米が余り出したのであります。
昭和35年の一人当たりの米の消費量が約120㎏に対し平成19年では半分の60㎏に減少しています。
そりゃあ マックや行列の出来るラーメン屋さん ピザにパスタと美味しものいっぱいありますからね 仕方ない面も・・・・・。
そこで国は田んぼの作付制限をアタシたち百姓につきつけたのでありました。
それから40年余りずっと減反政策を行い 今では全耕地面積の3割は作付不可になっているのであります。中には反発して 従わない農家のありましたけどね アタシはずっと国の指示に従い減反してきたのでありました。
で”減反”とゆう言葉があまり感じよくないので ”転作”とゆう名の下この政策は今でもずっと続いているのであります。
でもね 米余りといいながら 平成5年の大凶作のとき海外から米を輸入したことをきっかけに それ以来いわゆるミニマムアクセスってゆうやつでずっと輸入しているのでありますよ。
まあまあ 今の米情勢は生産者農家にとっては相変わらずいいことなしであります。
とゆうことで昨日は 本当に減反してあるかどうか JAと市役所の職員と共に田んぼを回っての確認作業でありました。
小雨の中田んぼ道を歩きながらの確認作業 もう矛盾を感じることも忘れてしまっています。