昨日のブログで使った「1978年の高校3年生男子の部屋」。写っている物を解説します。
①東山魁夷の絵のプリント
②世田谷のボロ市で買って来た警報機のベル。鳴りません。
③書棚の一番上にはコーヒーやワイン。メニューも作ってあって遊びに来た友人に飲むものを選ばせていました。奥に電気ポットもあり。
④北極が中心になっている世界地図。
⑤ルーズリーフにマジックで「ALWAYS YOUR FAURT」と書かれた紙。自分で書いて貼った。何を考えていたかは不明。FAURTはFAULTのスペルミス。
⑥布製のバイオリン型クッション。付き合っていた彼女の手作り。
⑦操舵輪のデザインの温度計。ボロ市で買った。
⑧操舵輪のデザインの鏡。ボロ市で買った。当時操舵輪=かっこいいだったのかも。
⑨PUMAの通学バッグ。マジソンスクエアガーデン全盛期の1972年頃に人とは違うものがいいと思って買った。
⑩「カモメのジョナサン」の広告の切り抜き。1974年に五木寛之の訳で爆発的にヒットした。
⑪北海道のアイヌ土産の小さなポシェット。彼女土産。タバコを入れて首からぶら下げていた。当時の都立高校生男子の喫煙率は推定40%くらいか。
⑫SONYのラジカセCF-1980。愛称はstudio1980。
映画「PERFECT DAYS」に登場して驚いた話はこちら
⑬手動の鉛筆削り器。すでにシャーペンの時代で使われることはなかったと思う。
⑭デスクライト。小学生の頃から使っていた水色のZライトが壊れて買い替えた。
⑮鉄道100周年の記念グッズ。缶でできて貯金箱になっていた。ボロ市で買った。
⑯有孔ボード。小さい穴が空いたボードに各種の金具のフックや小物入れをレイアウトできる。小学生の頃から使用していた。
⑰タバコの空き箱。右がマルボロで左がASTOR。他に吸っていたのはTALK、CABINなど。私が吸うタバコはなぜか短期で発売中止になった。
⑱実験用アルコールランプ。火遊び用。室内で空き缶に入れた紙を燃やしたりもしていた。馬鹿だ。
⑲身長に応じて高さを変えられるデスクは碑文谷のダイエーで買った。
ついでにもう1枚。1979年の男子高校生(18歳)の部屋。同じ部屋でデスクの反対側はこうなっていました。

4畳半の和室の押し入れの前に古いソファベッド。ベッドと襖の間のスペースが楽器置き場になっていました。
①チェロの弓
②青山のVAN99ホールでの骨董市で買った手書きのイラスト入りのウクレレ
③母にもらった三味線
④マンドリン。出所不明。
⑤コントラバス。世田谷区の広報紙に「コントラバスとベビーベッドを交換してください」という投稿があった。
ベビーベッドはないんですがコントラバスが欲しいんですと申し込んで3千円で譲り受けた。その後神奈川県の高校のブラバンに寄贈。
⑥高校オケの有志で結成していた弦楽合奏団の全メンバー11人の似顔絵が書かれたイラスト。
メンバーの中にいたマンガ研究会の人に書いてもらった。残念ながら原画は紛失。白黒のコピーが1枚だけ残っている。
⑦兄が幼少期に使っていた分数バイオリン(子供用の小さなバイオリン)その1
⑧兄の分数バイオリンその2
⑨中一の頃「ギターが欲しい」といったら親が勝手に買ってきたクラシックギター。欲しいのはこれじゃないと大泣き
⑩高校の管弦楽部入部後から大学1年の秋まで使ったSUZUKIのチェロ
⑪中学の友人からもらったエレキギター。
⑫上の写真にも写っているバイオリンのクッション。
⑬「これじゃないクラシックギター」の後でようやく買ってもらったアコースティックギター。
ギャラガーという高級なアコギの日本版コピーモデル。
⑭室内に観葉植物を飾るのが流行り始めた頃。シダやポトスを育てていました。
こうして見ると当時の高校生にしてはずいぶんたくさんの楽器を持っていました。
といっても数万円以上出して新品を買ったのはチェロとアコギだけで、それ以外は二束三文の骨董品か、いただきものです。
それでも楽器が並んでいる部屋というのには
今も変わりません。(ただし楽器自体はかなり高級化した)
ろくに弾けもしないのに持っているだけでそこそこ満足してしまうというタイプなんでしょうか。
5年ほど前に
ガラクタ楽器で埋め尽くされた兄の部屋のことをブログに書きましたが、こうして見るとどうやら血筋のようです。
【3月9日追記】
コメントでデスク周りの写真を「そのままタワレコの広告に使えそうなくらいおしゃれ」と言われたので試しにタワーレコード風に作って見ました。