ありゃりゃサンポ

近現代の建築と一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域を徒歩で塗り潰す計画進行中。

メサイアとの40年

2023年12月27日 | ヘンデルのメサイア

12月23日の表参道。

歩道橋の脇に團紀彦のけやきビルと伊東豊雄のTOD’S表参道ビル(現ケリングジャパン)が並ぶ街並み。
40年前と比べるとほぼ全部のビルが建て替わったように見えます。今もあるのはカワイ楽器くらいでしょうか。

10月から準備が始まっているというケヤキ並木のイルミネーション。

それを見るために集まって来る人の群れ。

脇道に入ってただの住宅地だったところもどんどんお店が広がっています。
17時から始まるコンサートの前に、ここからさらに奥まった場所にあるカフェで友人と待ち合わせておしゃべり。

母校に移動して記念写真。2023年12月23日。
古いアルバムを見ていたらちょうど40年前の1983年12月23日に同じ3人で写っている写真がありました。卒業旅行で鬼怒川に行った時の写真です。
この時はいずれみんな連絡も無くなってバラバラになって行くんだろうくらいに思っていたのに全然そんなことなかった。逆「悲しいほどお天気」状態です。

第48回オール青山メサイア公演。私は第6回と7回の時にチェロを弾いて、第41回、43回、44回ではコーラスで参加しました。人生と共に歩むメサイアって感じです。
メサイアはトランペットさえしっかり吹いてくれればそれでいい。今年は良かった。コーラス男性多いな。来年は久しぶりに歌うつもりになっています。

電球はどこかで新品に変わったことがあるんでしょうか。

キラキラの通路を通っておうちに帰ります。
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メサイア2019

2019年12月24日 | ヘンデルのメサイア

メサイア本番無事に終了しました。チケットの売り上げ枚数が例年より少ないと聞いていたけど、1階、2階まではだいたい埋まるくらいの方が聴きに来てくれました。
雨の中お越しいただいた方は本当にありがとうございました。

硬式サイトから。

合唱の場合、本番まで声帯を温存しておきたいという気持ちが働くので、本番が近づくほどちゃんと声を出して歌わない人が増えて来ます。
そのせいか昨日のゲネプロなんて実はけっこうひどいものでした。本気で声を出さないということは気持ちもついてこないからアンサンブルもメロメロで。
それが本番になると、全員が前日の倍以上の声量で本気出してくるわけです。結果として熱のこもったいい演奏だったと思います。
でも指揮者や合唱指導者は大変だなあと思いました。練習と本番の格差がありすぎる。

指揮の樋本先生の経歴を検索して高校の5年くらい先輩だということが分かりました。
うちの高校から芸大行った樋本さんという先輩がいることは知っていましたが、同一人物とは結び付かなかった。そのことをお伝えしたら共通の知り合いがいっぱいいました。

熱い本番が終わって、オーケストラが舞台袖にはけているところ。合唱はその後なので少し待ち時間があります。

オーケストラ出身者だけで打ち上げ。だんべが予約してくれた表参道交差点近くのお店は料理の質と量が素晴らしい。ワイン中心に豊富な種類の飲み放題がついて5,000円。

メサイア初めて4年。歌う事3回目にしてそれまでよりだいぶわかってきました。もうちょっと続けてみるつもりです。メリークリスマス!
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メサイア2019 いざ!

2019年12月22日 | ヘンデルのメサイア

12月22日。今夜はメサイアの本番です。
昨夜ゲネプロで初めて今年のソリストの方の歌を聞きました。たぶん6割7割の力しか使っていないはずですがなかなか素晴らしかった。
ソプラノ、アルト、テナー、バス4人とも実力が安定している印象です。本番が楽しみ。

通奏低音用のチェンバロ。
チェンバロと言うと、チリチリシャンシャンと繊細な音で演奏するものと思っている人が多いと思いますが、このサイズの物はけっこう大きな音がします。
6pult2管編成のオーケストラがフォルテで演奏している中でも埋もれることなくズンズン聞こえます。

先日の「チコちゃんに叱られた」でどうして鍵盤が白と黒になったのかを知りました。
①14世紀に生まれたクラヴィコードなどの鍵盤楽器は現在の白鍵が白く塗装した木材で作られていて、黒鍵が紫檀か黒檀でした。
②その後、バロック時代(1700年代前後)白鍵の変色が目立たないように白鍵が象牙に。
③1800年代になると象牙は値段が高いのでコスト削減のために白黒が逆になりました。上の写真のように。
④ところがその後貴族たちが見栄を張るために、コストに糸目をつけずに象牙をふんだんに使ったピアノを使った。
⑤その後、象牙を使わずに良質な白い塗装ができるようになって、象牙を使わずに♮キーが白鍵という現在の形に定着。
ということを知りました。私は②の時代が最初と思っていたので、ちょっと違ったね。

では、がんばって歌ってきます。
昔からヘンデルはすごい奴だとは思っていましたが、そのすごさをさらに強く実感した2019年のメサイアでした。
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練習の曲順

2019年12月12日 | ヘンデルのメサイア

12月8日日曜日の練習。2時ちょっと前のキャンパスは黄色でした。

本番が行われる青学講堂での最初のオケ合わせ。
平日の夜の練習だと授業や仕事の関係とかでどうしても来られない人もいるだろうけど、あらかじめ決まっていた日曜日の午後なら人もたくさんいるだろう。
と思いながらホールに入って行ったら、女声はいつも通り大勢いるけど男声はバスもテナーも各4人くらいしかいなくて驚きました。なぜだ。
ついでに言うと楽器隊のメンバーもずいぶん足りない。

それでも淡々と指導をするコンダクター。40年前だったらこれだけ欠席者が多かったら怒って指揮棒投げつけて帰っちゃう人とかいましたよね。今はいないみたい。
面白いなと思ったのが練習する曲の順番。合唱がある曲、前後編合わせて18曲くらいやるんですが、練習する曲の順序がランダムで。
いきなり最初にハレルヤやって終曲やって。それから前に戻って別の曲。最初意味が分からなかったのですが、実は出番の少ないパートがある曲から片付けていたんです。
たとえばティンパニは後半ではハレルヤと終曲しか叩くところがないので、最初にそれをやってしまえばその後は練習場から離れることができる。
これが普通に曲の番号順通りにやっていたら、出番が来るまでずーっと待っていないといけないのです。
同じように次に別の曲をやってその曲の練習が終わるとそこでトロンボーンとトランペットが退場できる。みたいな作戦。

なるほどなあと思いました。メサイアは人生通算7回目ですが、こんな練習の進め方は初めてです。すごく理にかなっていると思いました。
私は昔はこの曲ではチェロを弾いていたのですが、それこそ40曲以上を弾きっぱなしで出番がない曲なんてありません。
だからちょこっとしか音を出さなくて後の時間はずっと待っている人の気持ちとかなかなか想像できなかったです。ちょっと目から鱗な出来事でした。

練習終わって日没直後。大学からも渋谷駅周りの高層ビルが見えます。中央に見えているあれはどのビルだろうか。

あともう一つ記憶に留めておきたい出来事が。指揮者からある曲を通した後で「フルートの人、脚を組んで吹くのやめて下さいね。吹いてないときは別にいいですけど」。
ちょっと一瞬耳を疑いましたが、どうやら足を組んで吹いていた人がいたらしいです。あり得ないくらい失礼な態度と思うんですが、若い人にはそうでもないのかな。
そんなことが気になること自体、自分が老いたことの証明なのかも、などと考えてしまいました。
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指揮者の違い

2019年12月04日 | ヘンデルのメサイア

3回目のメサイア。2016年と2018年と、今年2019年では指揮の方が違います。2015年以降の5回の演奏会で見るとお二人の指揮者に一年おきに振っていただいてる感じ。
今年の方は私には初めての指揮者ですが、大学の合唱団とはずいぶんと長いお付き合いのようです。
事前情報では少々気難しいということで心配していたのですが、今のところの3回の練習においては全くそんなことはなかったです。

短く刈り揃えた職人風の風貌ですが、練習も職人風で目の前にある必要なことを優先順位の高い方から着々と片付けていくタイプ。無駄なおしゃべりはしない。
合唱経験の浅いメンバーが多数混じっている合唱団で、歌う曲の多さと難易度に対して少ない練習回数を考えたら、無駄なことをしゃべる時間はなくて当たり前。
ひとつひとつの指導も合唱素人の私から見ても的を得ているようで、指導を受けながら同じ場所を何度か繰り返しているうちにみるみる良くなるのが分かります。
練習中に挟むユーモアも少ない単語ですっと挟んでくる風でなかなか粋です。

なので日曜日の夜6時から9時なんていう練習でも行くまでは嫌ですが行けばけっこう楽しく過ごしています。
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メサイア2019年の練習開始

2019年11月10日 | ヘンデルのメサイア

午後一時半過ぎでこんなに影が大きい。初冬か。以前「体感での四季」という話を書きましたがそれによると2016年の秋は10月一か月だけだったらしいです。
久しぶりのキャンパス。先日まで学園祭だったそうでメインストリートに沿ってまだ電球2列が頭上にぶら下がっていました。

2016年、2018年に続いて3度目のメサイア。先週から練習開始です。いや、練習自体は先月から始まっているんですが、私が練習に出るのが今日から。
今年は男声も早い段階から人数がいて例年よりは気楽です。現役の学生も参加しているようです。若者と老人だけの合唱団ですね。壮年がいない。

久しぶりでどうなるかと思いましたが18曲2曲以外はだいたい覚えていました。さすが3回目。
28番のHe trustedと41番のLet us breakの何か所かが正しく歌えなかったけど、それは去年の本番の時も同じでしたから。(だめじゃん)
一度完璧に歌えるようにしておけばたぶん一生安泰だと思うので、今年は絶対にパーフェクトを目指そう。
それより合唱指揮者での最後の練習ということで、全曲通したのですがアーメンコーラスまで喉が持たなかった。こっちの方がやばい。

終わってからオーケストラOBOGと食事に行きました。スペイン国旗を出しているお店でしたが普通に肉バルっぽいメニュー。美味しかったです。右手前は鹿です。

同じ店になんとさっきまでご指導いただいていた指揮のO先生と練習ピアニストの方がお食事をされていました。
終盤少しお話もして一緒に写真を撮りました。でも完全に私たちはお邪魔だったかな。後列5人のはしゃいだ顔と比較してO先生の表情がさえなくて(笑)モザイクかけとこ。
本番は12月22日です。がんばろう。
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メサイア2018 十字架の更新

2018年12月24日 | ヘンデルのメサイア

2016年に歌ってから2年ぶりに訪れた青学ホール。本番前日のホール練習とゲネプロです。ステージを見てすぐに感じる違和感。十字架が見慣れたものと違う!

私が学生の頃からあってそれから40年後もあった十字架が新しい物に変わっていました。驚きました。

立体的に作り込まれた不思議なデザイン。中央部分が十字の空洞になっています。電飾とかスモークマシンでも組み込まれてないかと覗きましたが何もなかったです。

前日、土曜日の練習は12時に集合して18時半まで続きました。長かった。夜のキャンパスもこれで見納めです。



明けて本番当日は9時20分集合。4号館で最後の合唱練習。合掌指導の大塚先生、今回もとことん付き合ってくれました。愛ある指導ありがとう。

午前中からの通し練習。バスのパートからの眺めはこんな感じ。ライトに照らされた頭皮が眩しいです。

休憩時間中。そして15時から本番です。

歌い終わって下がるところ。これは聴きにきてくれたtakakoさんからもらいました。どうもありがとう。
2016年はずーっと楽譜見ないと歌えなかったけど今年はさすがにかなり覚えた部分が増えて前を見て歌えました。
途中まで長くて辛いけど最後ワージィからアーメンへの流れでは本当に体中が光る音に包まれるような感覚になります。
学生時代は毎年チェロ弾きとして参加していましたが、これほどの高揚感はなかったです。やはり歌うことっていうのは素晴らしい。
聴きに来てくれた他の友達もありがとう。感謝を込めて。メリークリスマス。gooブログでは画面に雪は降りません。
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メサイア2018

2018年12月07日 | ヘンデルのメサイア

あれから2年。2年ぶりにヘンデルのメサイアに参加します。青山キャンパスの銀杏も終盤。

2年ぶりでどのくらい歌えるものかと思っていましたが、2年前とそんなに変わりませんでした。
2年前に歌えたところは歌えるし、2年前に歌えなかったところは歌えない。
28番He trusted in GODのヒレヒレインヒイフヒの母音のイが続くところは相変わらず適当ですし、41番のレタスも生煮えのまま。
これから追い込んで2016年よりは上達して終わりたいです。

そうだ。2016年より成長したところ。渋谷から青学まで歩くのがお茶の子さいさいになりました。去年は辛かった。ウォーキングの成果出てます。
2016年より退化したところ。高音は元々出にくいんですが年を取ると低い方も出なくなるんですね。下のGやGisがほぼ役立たずです。

一緒に参加してる友人から「整理したら家に同じのが2枚あったから」という理由でYesのCDをもらったところ。
もちろんうちにもあるアルバムですが、これはリマスターでうちのに入っていないボーナストラックがいっぱい入っていたのでありがたく頂戴しました。
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メサイアの夜

2016年12月24日 | ヘンデルのメサイア

最後のリハーサル。最後尾の右端が私。あごにマスクしてるのが見えます。

本番中。がんばりました。
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メサイアの朝

2016年12月24日 | ヘンデルのメサイア

メサイア当日の朝、発声練習の冒頭を少しだけさぼって人けのない大学構内で写真を撮っていました。済んだ空気と強い太陽が写真を撮れと私にささやいたので。
法人本部棟。国登録有形文化財。

間島記念館。1929年竣工。コリント式の列柱が美しい青山学院の象徴。在学中にこれを見て何かを感じたり思ったりすることは皆無でした。

クリスマスツリーの背後に太陽があったので、ちょうどツリーの星が飾られている天辺に太陽が来る位置に来て撮影。思ったほどよくなかったか。なんか、、、なんかなあ。。。・

男子控え紙に書かれていた当日の予定。控室は5,6室あったと思うけど、全部の黒板にこれを書いたのかな。

発声練習の前の体操。必ずやるんですが、私くらいだとそれで声が出るようになることもないです。
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メサイア本番

2016年12月24日 | ヘンデルのメサイア

本番の日の朝。午前9時に17号館の控室に集合です。学生だった頃ですらほとんど来たことのない時間帯に大学に来ました。前夜大荒れの東京でしたがこんなに晴れて(嬉)
とりあえず当日の行動を時系列に沿って記録しておきます。

地下の音楽室で体をほぐしつつ声出し。合唱の練習の前にはこうやってお互いに肩をもんだりする時間があるのですが、ちょっと苦手な時間だったのでよくさぼってました。
午前10時から午後1時半まで最後の練習。本番が3時からなのにけっこうやるんですね。ここで真面目に歌うと絶対本番で歌えなくなるので、この3時間は軽く流して本番に備えます。

ステージ横でオーケストラのOB/OBで記念撮影。これで今回出ている全員です。初出場は3人。夏冬の宴会などで集まって宴会をするメンバーが6人。

練習終わって、大急ぎで食事。みんなパンとか買って来て中で食べていましたが、私は練習に来る度に気になっていた白湯煮干しラーメンの店へ。こちら男声OBの控室。

15時の本番の30分前に講堂に集合。ダミアン夫妻、ミナ、トモ発見。記念写真を撮ったりします。完全にお祭り気分か。

そして本番。ちゃんとしたカメラマンが来ていて撮影をしているはずですが、まだ配信はされておらず。これは公式サイトの物を拝借。ぼけぼけやな。
前半も後半も本番は可能な限りの音量で歌いました。大きな間違いもなく最後まで声を出し続けられたのでよしとしよう。1年目にしては充分でしょ。楽しかった。

終わってロビー近辺でまた知り合いを見つけて記念写真。

大きな場所での公式なレセプションパーティもあるのですが、オケの人達は毎年別の場所で打ち上げるんだそうです。で、今年も青山の居酒屋で。歌った人と聞きに来てくれた人。

8月に出ると決めて、9月に練習を始めてからこの時まで、終わってみればなんだかあっという間でした。
12月まで個人で充分な練習はほとんどしなくて、集まってごまかしごまかししながら徐々に覚えていくような感じで、やるだけやったとはとても言えないのですが、
それでも出不精な私が12回も練習に通い続けたのは偉かった。完全ではないにしても9月にはまったくできなかったことができるようになりました。
そして歌えるようになったことで、徐々にメサイアという作品が体に浸みこんできて、56年間分からなかったこの曲の良さが一面だけでも理解できたことは一番の収穫でした。
今のところ、2017年度も出るつもりはあります。たぶん。8月まではどうしようか悩むとは思いますが。
初めての歌。合唱。なかなか得難い体験だと思います。知らない団体に一人で参加するんだったら絶対に無理だったな。楽しかった。みんなありがとう。

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いよいよ本番!

2016年12月23日 | ヘンデルのメサイア

昨夜ゲネプロ。ゲネラルプローベ。初めて見るソリストの方たちもいっしょに通し練習でした。写真、私も写ってます。ぼるさんを探せ。

そして本日いよいよ本番。完全燃焼できるかな。では。
青山学院講堂で15時開演。オシャレな青山で聖なるクリスマス、いかがでしょう。
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本番4日前。音楽室での最後の練習。

2016年12月21日 | ヘンデルのメサイア

月曜日の18時半から練習。会社からスーツのままで駆けつけます。男声もだいぶ人数が増えていました。初めて見るような人もいます。人数が多くなって音色も厚みを増して来ました。
後ろ姿でも充分伝わると思いますが年齢層高いです。ジャケットを着ていても明らかに仕事帰りではない感じの方々はもうリタイアされているのかどうなのか。
お互いに素性を話したりはしません。ただメサイアを歌うために集まっているのでそれで別に問題もありません。

休憩時間になるとどうしてもオケの知った顔で集まって話をするのですが、周りにいる他のメンバーの歌や、オーケストラの演奏についての辛辣な話がけっこう出てきます。
私自身もオケに関しては正直どうなのよと思うこともありますが、若い後輩たちががんばってやっている行事に素人団員として参加させてもらっている身ですので、
あまり余計なことは言わないで自分のことに専念しようと思います。なんて書いちゃうと「自分だけいい子になるな!」って怒られそうですが。

以前、指揮者が「褒めて育てるタイプ」と書きましたが、本番が近付くにつれてさらに褒めまくっています。いろいろ聞いてみるとけっこう今の指揮者ってそういうことが多いようです。
指揮者に限らず指導する側が指導される側に対して気を使っているような印象。学校の先生も同じかな。ちょっと生徒への言い方がきつかったりすれば生徒の親からクレームが来ますし、
最悪手など出してしまったら体罰教師としておしまいです。時代が変わったんです。よい面もあれば悪い面もあります。私だって怒ってばかりの指揮者は嫌いでした。
しかし短期決戦で本番を仕上げなければならない場面だということを考えると、褒めたりメサイアと関係のない話をしている時間は・・・・いや。ここまでにしておこう。
願わくば、ホールの過剰な残響が大いなる包容力で悪いところを包み隠してくれますように。

自分自身に関して言えば、楽譜を見ながらなら95%は歌えるようになりました。いくつか歌詞や音程が危ない場所が残っているので、本番までに集中して練習しよう。
歌える部分がこれくらい多くなるとかなり楽しいです、合唱。自分の体だけで音楽ができるってすごい。
そしてこのヘンデルの作ったメサイアと言う曲がこれまた相当に上等な音楽だということがどんどん実感されてきてそれもうれしい。だんだん分かってきたぞ。この曲すごい。
せっかくなので他でどこかでメサイアの合唱を募集していないか検索してしまいました。けっこうあちこちでありそうですね。中には「男性50歳以下に限る」なんてのもあったけど。

練習前にスパイラルビルの裏手のカフェでのんと食べた軽食。クロックムッシュとガレット。青山で飲食店に入るのも35年ぶりじゃなかろうか。
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最後の合唱練習

2016年12月18日 | ヘンデルのメサイア
9月後半から始まったメサイアの練習。合唱団だけの練習とオーケストラと合わせる練習があるんですが合唱だけの練習は今日で最後です。
汗っかきの大塚先生お世話になりました。ありがとう。
歌で指導を受けるのは生まれて初めてのことで、声の出し方などの指示は今の私のレベルは正直ほとんど理解できませんでした。
「もうちょっと頭の後ろを使って声を響かせるように」とか「このあたり(手のひらを目の下に水平に置いて)から声が出るように」「喉の奥を開いて響かせて」
「ホールの客席上段に声を届けるように」など言葉としては分かるんですが、自分がすべきフィジカルな所作が分からない。
いい声を出したいという思いは日々募るので、いつかボイストレーナーにでも教わってみたいものです。

昔は指揮者にしろトレーナーにしろ、こちらの出来が悪いと怒ったり不機嫌になったり拗ねたりと人間味あふれるというか、感情をむき出しにする指導者が見受けられましたが
最近ではそういうやり方はなかなかうまくいかないらしく(団員がすぐやめちゃう)、指導者も言葉を選んで楽しい雰囲気でとなかなか大変そうです。
素人の私が聞いていてこれはひどいんじゃない、と思うような場面でも褒めて褒めて最後にちょっと方向性を示すような感じ。
それでも今日は合唱練習最終と言う事もあって、いつもより熱の入った練習でした。合唱指導者には、合唱で仕上げてオーケストラに渡すという責任があるので半端なことはできません。
珍しく同じ場所を女性だけで4回繰り返すようなことがありましたが、でも一回ごとにどんどん良くなってくるので、それは大したものだと思いました。
問題は同じことを別の日にできないということなんですが。

練習の部屋ではいろいろ見慣れないものを見ます。

マーチングバンドが体に打楽器を固定するための器具。この半円形になってる部分を肩にかけます。重そう~。今週これを偶然別の場所でも写真で見ました。


トランペットの3本入りケース。これは合唱に参加しているオケOGの子の私物。C管とB♭管とナントカ管と、、、、、。外から見るととても3本入っているようには見えないコンパクトさ。


勢ぞろいしたオーケストラOB・OG一同。


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ホール練習 オケ合わせ

2016年12月11日 | ヘンデルのメサイア

本番で使用する青学講堂での練習でした。青山学院の敷地内、一番北の場所に位置しています。
1969年に建てられたこのホールはキャパ1700人。2,000人収容の池袋の芸術劇場やサントリーホールより一回り小ぶりですが
新宿文化センターやすみだトリフォニー(どちらも約1800人)などアマオケがよく使う都内のホールとは遜色ない大きさ。
この立派なホールがあったおかげで、学生時代の本番はすべてこのホールで演奏されました。まさにホームグラウンドと言えるホールです。
楽器の運搬や出演者の移動など、練習場所から徒歩ですので、時間的にも経済的にも他の大学オケより有利だった面もたくさんあります。
ただ音楽のために作られたホールではありませんので音教的に充分満足とは言えませんでしたが。あと、空調設備もけっこう難ありで苦労した。

ステージの上からの風景。私がいたチェロパートだとステージに一番前ギリギリが定位置でしたので、こんな一番奥から指揮者や客席を見る風景は初体験です。
練習ですが序曲からすべてのアリア、レシタティーボ(通奏低音と歌手一人の短い繋ぎの曲)まで含めてすべてを通す練習。
合唱もオーケストラもまだまだ未完成な部分を多く持っていますが、とりあえず一度通すことで流れをつかんでおく必要があります。
ソリストは直前のゲネプロしか来ないので、指揮者の清水先生がソロの歌を全部一人で歌いながら指揮をします。たいしたものです。なかなかにお上手。

ステージ一番奥の壁面中央が観音扉になっています。宗教的な行事の時などにはそこが開けられて、中から大きな木の十字架が姿を現します。
その左右、上の方に並べられた細長い四角い箱は電気式オルガンのスピーカーです。
1969年の設備です。1970年代中ごろに使用していた私たちにはまあまあ新しいホールでしたが、それから30年経ち老朽化も目立って来ました。
今の学生オケは本番でここを使用しないようです。今年の定演もみなとみらいや池袋でやっていました。来年は大規模な改修工事に入るとか。
そのために来年末のメサイア公演の開場がまだ決められてないんですって。ホール問題こんなところにも来たか。

練習終わって表に出ると冷たい空気の中に名物のクリスマスツリーが立っていました。

20時過ぎで練習終わりなので、ささっとご飯でも食べて帰りましょうということになって7人で中華料理店に入りました。
が、ささっと帰らない方針の人達の勢いに負けて、結局2時間ほど。明らかに歌っている時間よりお酒を飲んでいる時間が長かったです。
楽しいね!


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