ありゃりゃサンポ

近現代の建築と一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域を徒歩で塗り潰す計画進行中。

高尾山~景信山

2023年12月28日 | アウトドア

紅葉もとっくに終わって静けさの戻った高尾山。川沿いに造成中の高尾山口駅前公園は来年2025年4月のオープンを目指しています。

今日は6号路から。

前回、富士道~琵琶滝道というマイナールートで降りて来ましたが、復習のためにその逆で登ってみます。

20分ほどで1号路の十一丁目茶屋下に出ます。距離は短いのですが全体の高度の7割くらいを一気に登るのでちょっとしんどい。
薬王院に人込みを避けて行くのなら悪いコースではありません。

誰かが置いたクリスマスのペーパークラフト。

浄心門から右に登っていく階段が目に入りました。どこに繋がっているのか分かりませんが行ってみよう。

意外なほど広い平地があってその奥に碑がありました。林野庁殉職者慰霊塔。全国で植林や保全、調査に従事された方で事故で亡くなられた方々を祀っています。
平成13年という古い記録でも1,700名以上の方が祀られているそうです。今は緑豊かな高尾山も基本的には人の手で作られた森です。感謝、合掌。
ちなみに来た道以外に下りる道はなさそうに見えますが石碑の裏から急斜面で山頂側に下りることができます。

少し先の、男坂と女坂が合わさる場所にもかつて行ったことのない上り坂がありました。行ってみます。今日はとにかく行ってみる日ということにしました。

こちらも坂の上は開けていて、様々な像や石碑が置かれた一番奥に仏舎利塔がありました。1930年にタイ国王室から寄贈されたものだそうです。

薬王院。ここの手水舎でお清めの柄杓を使ってペットの犬に水を飲ませている中年夫婦がいました。旅行者かと思いきやまさかの日本人。天罰が下りますように。

大本坊の後ろから富士道に向かいます。

山頂。寄り道が多かったので80分もかかってしまいました。

富士山がバッキバキに見えます。年明けに御殿場に行く予定があります。晴れるといいな。

続いて、45分かけて城山山頂。

相模湖越しの富士山も美しいです。

茶店の前でお昼ご飯。前日に大山ミートで買っておいたとんかつをサンドイッチにしてきました。美味しい。

40分歩いて最後は景信山。3つ縦走するつもりではなかったのですが、今年の最後だしお天気もいいし。勢いで行ってしまいました。

小仏12時半のバスに乗りたくて少し急ぎ足で景信山から降りている所。時刻はまだ11時58分なんですが、冬だと真夏の午後4時くらいの角度で太陽が見えます。
高尾山、今年は4月10月12月の3回だけでした。夏が異常に厳しくて長かったから仕方ないね。
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高尾山 富士道と琵琶滝道

2023年10月07日 | アウトドア
ようやく、やっと、少しずつですが秋を感じる気候になりました。青天の朝、予定を変更して久しぶりの高尾山に行ってきました。4月以来ですからほぼ半年ぶりです。

ケーブルカー駅に向かう参道がすっかり様変わりしていました。案内川と参道との間が整地されて今にも建設工事が始まるぞという風景。
週末ごとに大量に訪れる観光客の同線を整理し、ある程度の人がプールできるような公園を作ろうとしているようです。

人が集まるわけですからもちろん商業施設だってどんどん増えています。どっちみち混雑も商売も私には関係ないんですが。

ケーブルカー駅8時20分。Tシャツ1枚だと少し肌寒いくらいですが、歩き出せばあっという間に汗が出ます。

2023年に遊歩道のように改良された稲荷山コースから。いいか悪いかわかりませんが、えらく楽な道になったのは確かです。
最後の階段の少し手前で前を歩いていた人が野生の猿に襲われました。昔からいることはいたのですが、餌を求めて攻撃的になってきたら怖いですね。

1時間弱で山頂。今日は富士山もくっきり見えました。

帰りは3号路でと決めていましたが、その前にまだ一度も歩いていない登山道があることを知ったので、そこに足跡をつけに行きます。
この地図で「現在地」から薬王院に向かって伸びている灰色のルート。薬王院から山頂に向けて車で荷物を運ぶこともできるいわば裏ルートです。

尾根の中腹をほとんど高低差のない道が続きます。車も通るということですが舗装されている訳ではありません。

薬王院の施設らしき建物の裏手に福徳弁財天がありました。

しゃがんだ状態でないと歩けない狭い洞の奥に弁財天さまがおられました。

建物の脇のがけっぷちを往く。車は建物の内側に専用のルートが別にありました。

上を見上げると2023年初めて見る紅葉。

左手は大きな木造建築に変わりました。後で分かりましたがこれが高尾山薬王院の大本坊でした。

大きな2本の木が富士道の入り口の目印。その向こうは通常の境内と1号路です。

高尾山大本坊の門。この門は僧侶専用なので一般人は通ることができません。

大本坊客殿。本坊は薬王院の僧侶や修行者の生活の場です。予約しておけばこの中で精進料理をいただくことができます。

向かいには書院と方丈殿。高尾山薬王院がかなり大きな組織であることを改めて感じました。そもそも高尾山は山全体が薬王院の所領です。

この階段下が1号路と富士道の分かれ道。登山客は右の階段で本堂~本社を抜けて山頂に向かいます。階段に登らずにまっすぐ行けばさっきの大きな2本の木から富士道。
春や紅葉シーズンにはこの階段が人で埋まって先に進めなくなりますが、こういう時にここからまっすぐ裏ルートを往けばすいすい行ける(らしい)です。

滅多にこちらには来ないので来た時くらいはお参りして行きます。
このまま1号で下るのはあまりに面白くないので、富士道を戻って当初の予定通り3号路で下ります。

3号路は山の中腹を同じ高さでジグザグに進むコース。各登山コースが木道や階段で整備されていく中でほとんど手つかずで昔ながらの雰囲気が味わえます。

お地蔵さんが並ぶ広場。この手前の分岐でもうひとつまだ歩いていなかった琵琶滝に下りるルートを行きます。その名の通り琵琶滝道。
琵琶滝の後ろに見える階段が気になっていましたが、6号路と1号路を横に繋ぐ貴重なルートです。

普段より時間をかけて歩いたので下山した時には11時40分。お昼を食べていくことにしました。ずっと昔から変わらぬ佇まいでそこにある高橋屋さん。

余りにいい場所にあっていつも混んでいるイメージで、過去に入ったことはありませんでした。中もいい感じですね。

鴨せいろ。絶対足りないだろと思いましたが、知るまで全部飲んだら充分足りました。美味しかった。刻みノリがかけ放題なのが贅沢気分。

本日のルート。黄色い丸で囲んだ部分がお初の道でした。
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高尾山 稲荷山コース改修完了

2023年04月06日 | アウトドア
昨年11月以来の高尾山。考えて見れば2023年初めての山登りでした。
年始早々から3月いっぱいの予定で稲荷山コースが改修工事に入って通行止めに。その工事が終わったら行こうと考えていました。

登り始めからこのような階段がぽつぽつあります。

根っこ地帯も歩きやすくなりました。

かと思えば意外とそのままの場所もあって、どういう基準で階段を設置していったのか考えながら歩いて行きました。

今回の改修のハイライトはやっぱりここかな。稲荷山の120m手前の道が2階建てになっていた場所。
改修で下は歩けなくなって、岩の上を歩く上の道がゆるやかな手すり付きの階段になりました。

稲荷山展望台直前の傾斜がきついところもがっつり階段。

展望台はウッドデッキのテラスに変わっていました。2018年までは屋根付きの東屋があって、2020年には屋根部分が撤去されていました。

そして2023年に全面改修で明るいテラスに変貌。良くなったことも悪くなったことも思いつきますが、まあこれが令和風ということなんでしょう。

元々階段が備わっていた場所にもさらに段差を低くした踏み板が追加に。うーんこれはちょっと過保護すぎ?

ちなみにこちらが1年前の同じ場所。特に段差が大きいということもなかったんですけど。

平らな尾根部分に板が敷かれていました。普段は不要ですが、雨が降った後に水たまりになって歩けなくなる場所なのでこれは助かります。
板の間隔が絶妙でした。板の上で2歩歩いて3歩目で次の板に渡る。足元を気にせずすいすい歩けるようにきっちり計算されています。

高尾山山頂直前の階段。こちらは2022年3月の改修で作られたものです。1年経ってもまったく痛んでいませんでした。

高尾山頂。薄曇りときどき晴れの天気で富士山も見えませんでしたが、春以降の登山は直射日光が当たらないことが一番ありがたいので問題なし。
山頂にはよ~~くドラマで見る有名俳優がお子様といらしていてちょっとテンション上がりました。貴重な撮休だったんでしょうか。

もみじ台。高尾山はこの5年間で16回目ですがそういえば桜満開の季節に来たことがありませんでした。来年は狙ってみようかな。

桜の季節に来ていないということはこの辺りも過去には葉っぱか紅葉か枯れ枝でしか見ていないという事です。

一丁平。見ての通り上の方の枝に少し花が残っている程度でした。4,5日前に来ていたらきれいだったろうな。よし来年は花見高尾山だ。

城山まであと1kmという場所でしたが今日はここでUターンします。登山道は文字通り花道。

帰りはもみじ台も高尾山頂も巻き道ルートで体力温存。もみじ台の南側の巻き道にこんな休憩所があったの知りませんでした。なかなか良き。

と思って新宿駅で買った権兵衛のおにぎりを食べ始めたのですが、すぐに男女連れがやって来て騒がしくなったので残念ながら途中で退散。

8時半に登り始めて11時半に降りたので往復3時間。私にしてはのんびり歩きました。新しい階段のおかげで足の疲れは格段に少なくなった気がします。
稲荷山コースはたくさんのコースの中でも一番山歩きらしい雰囲気があったのですが、改修で「傾斜のある公園の中を散歩している」くらいになりました。
他と比べて歩く人が少ないというのが最大のメリットだったのでそれが変わらなければいいなと願います。
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小川町から嵐山 比企城館跡群を歩く

2022年12月13日 | アウトドア
とある晴天の日に東上線小川町からの小さな山歩きを楽しんだら、そこは「鎌倉殿の13人」ゆかりの場所だったというお話です。

東上線の小川町を9時少し前にスタート。ここからタクシーで行くアドニス小川というゴルフ場には2016年から数年間で15回くらい行きました。でも、ここ3年はご無沙汰です。
寂れたローカルなターミナル駅だったのですがコロナで来なかった3年半の間に、若者たちによる町おこしが進んだように見えました。
これは使われていなかった駅前にある古い料亭の建物をリフォームして町の案内所のようにしたもの。これだけで駅前の印象がずいぶん変わりました。

駅から3分ほどの場所にある小川町の「迎賓館」割烹旅館二葉さん。健在です。ゴルフの前にここで一泊したのは6年前のことでした。

道のカーブに合わせて湾曲して建てられた長屋。全部繋がった一軒の建物です。レトロブームの昨今、こういうポテンシャルの高い古民家が小川町には多く残っています。
今日の目的は山歩きなのでこのくらいにしておきますが、町の探索だけで相当楽しめそうな小川町~寄居界隈です。

駅から10分も歩けば家並みも少なくなります。たぶん正面に見えているあの山の中に入って行くんでしょう。

登山口。人里と山の境界を越えるときはいつも少し緊張します。

落ち葉が数十cm積もっているふかふかの登山道を登り始めます。

道も道標もしっかりしていて歩きやすい。登山道ではなくて遊歩道です。近くに「仙元山見晴らしの丘公園」という長さ200mの滑り台で人気の公園があります。

歩き始めて45分で仙元山山頂に到着。標高289.8mという低い低い山です。

地図で確認すると馴染みのゴルフ場まで1.5km程度でした。少し林に入って奥を覗くとクラブハウスとグリーンが見えました。
たぶん探せばあちらからこの山が写っている写真が見つかるような気がしますが探し出すのに30分はかかりそうなのでやめておきます。

ここからは尾根に沿って東にカーブしながら小さな山頂を次々に越えて行きます。城山を過ぎて大日山。

物見山。特に眺望もないのでどんどん進みます。

埼玉県の古い一級基準点。三角点とかこういうののマニアな人もいますよね。私はたいして興味ありませんが。

比企城館跡群のひとつ小倉城跡に到着。比企郡の狭い範囲にある 菅谷館跡、松山城跡、杉山城跡、小倉城跡の中世の城跡が比企城館跡群として国指定の史跡に登録されています。
比企城という文字を見て最初は佐藤二朗こと比企能員の住居跡?と思ったのですが、そうではなく地名としての比企にある城と館跡の集合としての名称でした。
小倉城は地形を利用した土塁、堀、切岸、虎口などが明確に残っており、時代的に珍しい石垣もたくさんあるのでその筋の人々には貴重な城跡のようです。

郭が5つもあってけっこう広い。大河ドラマに合わせて売り出し中のようで幟がたくさん立てられていました。

大堀切跡。郭2への侵入を阻むクランク状の堀跡。

嵐山渓谷に繋がる槻川(つきかわ)が潤す里の眺め。比企能員の館の場所は明確ではありませんがこの方向の先10kmほどの場所と推測されています。
大河ドラマを見ていると頻繁に所領と鎌倉とを行き来している印象です。ずいぶん遠いと思っていましたが鎌倉街道の上道が近いので行き来はし易かったようです。

あと少し歩いて嵐山渓谷でお弁当を食べようと思っていましたが、いい感じの丸太があったので小倉城跡でお昼にしました。

武蔵嵐山渓谷。京都嵐山の風景にも比類するということで昭和初期からそのように呼ばれ始めました。〇〇富士みたいな感じの便乗商法ですが見事定着。

渓流沿いの石畳や紅葉で有名ですが今日のコースはそちらには行かずに川から離れて大平山に登りました。今日最後の山頂です。
私より遥かに高齢のご夫婦らしき人がのんびりお弁当を広げていました。

山の麓の春日神社に参拝。

山を離れて嵐山町に入って行くと古民家カフェがありました。カレーが美味しそう。

埼玉県比企郡嵐山町菅谷。この周辺が比企城館跡群として二つ目の菅谷館跡。義時と壮絶なタイマンバトルをした中川大志こと畠山重忠の住居があったところです。
比企の滅亡はまあ仕方ないと見ていましたが、畠山が討たれてしまったのは本当にもったいない!と思いました。

菅谷館は東京ドーム3個分ほどの広大な遺構が発掘されていますがその一角に埼玉県立嵐山史跡の博物館があります。

私なんぞは今年になって初めて鎌倉時代に関心を持ちましたが、坂東武者たちの故郷ではずーっと誇りとして大事にされていたんですね。
これは菅谷中学校の塀に作られていた鎌倉街道を往く武者たちの図。

駅の1階に売店と案内所を兼ねた資料室があって、そこには比企城館跡群3つ目の杉山城のジオラマがありました。

本日のコース。約13km。ちょっと自然を感じたかっただけだったのですがけっこう歴史散歩っぽくなりました。
武蔵嵐山、よさそうな季節にまた来て嵐山史跡の博物館を見てカレーを食べなければ。
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高尾山から景信山紅葉ハイク

2022年11月11日 | アウトドア

高尾山駅前の民家を改装して新しいカフェがオープンしていました。8時からオープンしているので京王線に乗る前におにぎりを買いそびれた時など役に立つかも知れません。
でも野菜のサンドイッチがハーフで750円、コーヒーが640円という価格なので私にはちょっとハードルが高い。(けっこうお金にはシビアです)

ケーブルカー駅前は紅葉7分と言ったところ。赤青黄色緑全部あってきれい。

稲荷山コースに行きかけたら階段の上の方に人が7~8人見えたので止めて6号路に変更。紅葉見物の人で混む季節は6号路は登りの一方通行になります。

琵琶滝。祠の右手の階段は6号路と1号路を結ぶ琵琶道、谷底からケーブルカー山頂駅まで一気に登るのでかなりえぐそうな道です。混雑を避けるにはいいらしい。今度行く。

混雑と言うほどのことはありませんが、こんな感じで前に人がいることがままありました。タイミングを見て追い抜きながら進みます。

6号路の最後の階段。高低差が約80mあります。20階建てのビルを階段で登るようなものです。

階段を過ぎればすぐに山頂に到着。どのコースで行っても高尾山口駅からだいたい60分で山頂です。私の体力にちょうどいい。だから好き。

山頂も紅葉が見頃でした。

富士山はおぼろげなシルエットで見えました。ちょっと前に8合目から上が白くなっていた日がありましたが全部溶けてしまったようです。

もみじ台の茶屋は開店準備中。真っ赤になるのはあと1週間くらいかな。

メタモルフォーゼ途中の紅葉もいとをかしです。

高尾山から45分で城山。平日の早い時間しか来たことないので営業中の城山茶屋を見た記憶があまりありません。

午前10時くらいでしたがお腹が空いていたのでおにぎり食べちゃうことにしました。ファミマの「具だくさんシリーズ」はどれも美味しいです。
周りでは携帯用のコンロで調理したりお湯を沸かす人が本当に多くなりました。キャンプブームで道具をそろえた人が激増した感じ。
以前は私もやりました。それはそれで楽しいんですが、今では食事にあまり時間を割きたくない気持ちの方が強くなりました。荷物になるし。

自然が並べた落ち葉アート。Reeさんがグラデーションに並べる落ち葉の写真にもほれぼれしますが、自然の作品もなかなか味わいがあります。バラちらしみたいで。

城山の公衆トイレ。女性用が7室。男性用が1室。男女共用が1室。個室のおよそ8割が女性用と言う振り切った配分ですが、それでも男の方が早く済むような気がします。

城山山頂で30分ほど過ごしてからその先へ。高尾山から8kmで陣馬高原下まで11km。そんなには歩きません。

城山から40分ちょっとで景信山。

新宿の高層ビル群もよく見えました。

ここもあと1週間で見ごろになっているはずです。

景信山に着いたのが11時8分。次の小仏バス発のバスは11時40分。間に合わせるのは無理ではありませんが、せかせか歩きたくなかったので山頂でまったりしました。

行儀のよいニャンがいました。この猫って8月末に高尾山で会ったこいつと同じやつでしょうか?毛並みそっくりなんですが判断がつきかねます。
高尾山のは耳先カットがあるけど景信山のはカットのあるなしの判断が難しい。猫って4kmくらいの移動はするんだろうか。

40分ほどかけて下山。一般道に出た先に南浅川の上流端の標識がありました。こんな流れの途中に上流端?
上流端の意味を調べて見ると、国や都道府県が河川として管理する最も上流地点のことらしい。ここより上流も川は続いているけど国や都が管理するのはここまでだと。
源泉とか源流という地理的な定義とはちょっと違うみたいでした。南浅川。この後多摩御陵の横を流れる美しい川になります。

小仏バス停に12時25分に到着しました。バスは毎時40分発。バス停の後ろに見えているのは絶賛掘削中の新小仏トンネル工事のために中央高速の道路を少し脇にシフトした部分。
ということで2022年4回目の高尾山でした。12月上旬にもう一度行けるかな。
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11年前の高尾山

2022年09月02日 | アウトドア
高尾山で1号路を歩いた記録を遡って調べていたら2011年の秋に一度二人で突発的に出かけていました。
紅葉の季節の晴れた祝日で、とんでもない混雑ぶりで、もう2度とこんなタイミングで高尾山に行かないと心に誓った日でもありました。
その日の写真フォルダを見ていたら、けっこう今回の写真と同じ場所で写真を撮っている。
11年の歳月を隔てても同じ人は同じ場所でシャッターを切るものなんだとちょっと感心しました。
11年前のブログでは写真も今よりずっと小さく使っていましたので、この機会に大きなサイズで11年前と見比べてみようと思います。

●高尾山口駅を出て登山口に向かう売店前。


11年前の混雑がすごい。新宿からの京王線がすでにラッシュのようでした。
改札を出て人が一斉にこの道で同じ方向に向かうので特に人が多いように思いましたが、薬王院周辺から山頂までほぼこんな感じでした。

●薬王院の売店前


これは写真を撮っている向きがちょうど反対向きなのですが場所としては同じところです。
これだけの人がいればお札やお守りも今の何倍もたくさん売れたのは間違いありません。
本当に比べるなら、今年の11月23日に行かないといけないのですが、たぶんここまでの混雑にはならないような気がします。

●浄心門前の燈籠が並んでいる所


11年前のこの時、下山前にトイレに行きたかったのですが1時間待ちみたいなことを言われてふもとまで我慢した覚えがあります。
この日から7年間は高尾山に近づくこうという気にもなりませんでした。
会社を辞めて2018年の12月に人がほとんどいない平日の高尾山に行って、初めてその高尾山の良さに気づいて今日に至っています。
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高尾山 ↑稲荷山↓1号路

2022年09月01日 | アウトドア

8月の最後にしてはやけに涼しかった日。高尾山に行きました。登りは稲荷山コースで。

1時間で山頂です。2018年から数えて14回目の高尾山。もう途中の写真もありません。それはそれでなんか寂しい。
子供たちはまだ夏休みですからもうちょっと賑わっているかと思いましたが閑散としていました。

とりあえず城山までは行こうと思って歩き始めたのですが、食料がないのが不安だったので一丁平の手前でUターンしました。
新宿駅のおにぎりが行列で買えず、高尾山口駅の売店が改装休業、もみじ台の茶店も開業前とアンラッキーが続きました。

山頂の周回路(5号路)経由で1号路で下山することにしました。さすが高尾山のメインストリートなのできっちり整備されています。

森の向こうから法螺貝の音が聞こえてきました。こないだナチュラルホルンを吹いていた彼だったら法螺貝でも音階が吹けるのでしょうか。

山頂からアクセスると注連縄を吊った権現造の本社からお参りすることになります。

薬王院は真言宗智山派の関東三大本山のひとつですが、現在は典型的な神仏習合です。
明治維新後の神仏分離令の時には、当時の住職が山麓にあった一の鳥居と、この写真の二の鳥居を一晩のうちに倒して石燈籠に置き換えたそうです。

本社の下にある本堂。こうやって見比べると神社とお寺の間に建築的な違いはさほどないことが分かります。

お土産屋さんに売られていた天狗Tシャツ。

山のお寺の花手水。

1号路は完全に舗装されていて、1mたりとも土の上を歩くことはありません。この辺りではやっぱり楽だと思っていたのですが。

ケーブルカー山頂駅を出て目の前にある高尾スミカ。2018年成瀬・猪熊建築設計事務所。
2020オリンピックに向けた高尾山再開発で、以前紹介したタカオネと599ミュージアム、そしてこのスミカが重要な3つの建築物です。

40mの坂道にあったいくつかの売店と茶店を一つの大型施設にリノベーションしたもの。
1階でたぬきそばを買って、それを持って見晴らしの良い2階で食べようとしたらそれは許されていないのでした。

1号路で降りるのは初めてではないかと思っていたのですが、調べて見ると退職後に最初に高尾山に来た時に1号路で下山していました。
今回思い知ったのですがコンクリートで舗装された1号路での下山は実は足に相当なダメージが来ます。
傾斜だって同じ頂上を目指すのですから他のコースよりも緩やかなわけではないです。「初めての人は1号路」と言われていますがお勧めできません。
下山は稲荷山か6号路で。3号路や4号路を使うのでしたら最後は遠慮せずにケーブルカーかリフトを使いましょう。
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至仏山

2022年08月06日 | アウトドア
クマ目撃の興奮さめやらぬまま6時に山の鼻小屋の朝食を美味しくいただき6時半にチェックアウト。
自然観察園のシカ除けネットを通り抜けたその先に至仏山への登山口があります。午前6時42分登山開始です。

いきなりヤブの中に突っ込んでいくようでこわい。このコースは現在は高山植物植生保護のために登りの一方通行になっています。

至仏山というととにかく「滑る蛇紋岩」という声ばかり聞こえて来るのでそれがどんなものなのか、いつごろ現れるのか少しびくびくしながら進む私。

30分ほど登って振り返ると早くも尾瀬ヶ原を見ることができます。至仏山の登山道から尾瀬ヶ原と言う景色が一番有名ですが確かにきもちいい。
この高さではまだ森林越しに見ていますが先に進んで森林限界を超えると見える範囲がどんどん広がります。

それがうれしくて少し進んでは振り返って新しい風景のように思えて写真を撮るという繰り返し。こうして見比べてもそんなに変わらないんですけどね。

整備された木道、階段部分も多いのですが、どうしてここはほったらかしなんだろうと思うようなガレ場もあります。ほとんど直登なので傾斜もきつい。汗だくだく。
この日はとにかく晴天にならないことを願っていました。これで太陽が直接体に当たると本当に暑さでやられそうだったので。

くたびれると少し休んで後ろを振り返る。上り始めて1時間。宿泊した山の鼻小屋から自然観察園一帯も見えるようになってきました。

鎖場も数か所ありますが、鎖に触れなくても登って行けるような鎖場ばかりです。

階段が壊れている箇所はけっこうあります。登るのに問題はないのですが、下手に踏んだ時に崩れたりしないよう細心の注意で進みます。

登り始めて1時間半。完全に樹林帯を抜けました。美しい登山道と美しい尾瀬ヶ原。標高も2,000m越えました。気温は体感で22度くらい。

ゴールまでもう少し。階段と言うのは本当にありがたいものだと実感します。

午前8時51分。日本百名山至仏山山頂に着きました。標高2,228m。登山口から所要時間2時間9分。へとへとではありませんが2時間登ればもう充分です。満足。

登って来た登山道の反対側には急峻な谷があってここに溜まった雲が強い風で山頂の上を吹き抜けていました。
せまい山頂には15人ほどの女子高生の団体が休憩していました。その中の一人に上の記念写真を撮ってもらって、すぐに先に進みました。

鳩待峠に戻る前にもう一つ見えている小さなこぶ、小至仏山を越えて行かなければなりません。

尾根道なので傾斜は少ないのですが大きな岩の道で所々歩きにくい。

小至仏山に続く登山道が見渡せます。この場所から小至仏山の山頂まで15分と書かれていてちょっとそれは無理やないのと思いました。

が、本当に15分で着きました。ニンゲンってけっこう移動速度早い。360度見渡せる素晴らしい景観の山頂です。
今日は尾瀬ヶ原に物資を運び入れる日だったようで、鳩待峠と山の鼻を何度も往復するヘリコプターを眺めていました。

これで後は下るだけです。下り大好き。登りきらい。登山道もしっかり階段で整備されているようだし、早く着きすぎても下でバスを長く待つだけなのでのんびり歩きます。

我が家の公式飲料、塩となつみかん再び登場。

鳩待峠と尾瀬ヶ原が見渡せるこの休憩所にかなり長くいました。やっとドコモの電波も通じたので灼熱のトウキョウにいる人たちとSNSで連絡したり。

鳩待峠手前の3kmは延々と笹藪の中。ほとんど木道で歩きやすいのですが何も見えないし1時間以上ただ前に進むだけの退屈な時間です。
至仏山に登るのにこの道を往復するというルートもあるのですが、それはちょっと面白みがなさすぎる気がします。

11時18分無事に鳩待峠に戻って来ました。クマのことを考えなかったわけではないのでとりあえず山中で出会わずに済んで一安心です。

駐車場に向かう途中で頭上をヘリがかすめて行きました。

駐車場の奥から山小屋の食料や木道の資材を運び出していました。

乗り合いタクシーで尾瀬戸倉バス停へ。横にある尾瀬ぶらり館という観光案内所兼資料館のような施設でお風呂に入る予定だったのですがお風呂は定休日。
すぐ近くの健太という食堂でお昼ご飯を食べる計画だったのですがこちらも定休日。ぴえん。
尾瀬ぶらり館でリュックを預かってもらい、500m離れた場所にある「かもしか村」というお蕎麦屋さんを教えてもらったのでそこに行きました。

かもしか村で食べた肉汁そば。そばも出汁もすばらしく美味しい。ビールジョッキの凍らせ方もおつまみのらっきょうも白いトウモロコシも素晴らしく美味しい。
かもしか村。尾瀬戸倉での食事で覚えておいて損はしない一軒でした。
13時30分尾瀬戸倉発の関越交通尾瀬号で新宿バスタを目指したのですが前橋と東松山の渋滞がひどくて大幅遅れ。
練馬で関越自動車道を下りた先もではなさそうだったので練馬区役所バス停で下ろしてもらい西武池袋線と埼京線で18時に帰宅しました。大正解。
ひとりでバスに乗ってひとりで山小屋に泊ってひとりで2千m級の百名山に登るという全面的に「ひとりでできるもん」的な山行、なんとか大過なくなしとげました。
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尾瀬でクマに遭遇

2022年08月05日 | アウトドア
朝5時半に山小屋のサンダルをつっかけて尾瀬ヶ原に行こうとしました。朝もやの尾瀬ヶ原と燧ケ岳ごしの朝焼けが見れないかと思って。
となりの尾瀬ロッジの前で木道が直角に左に曲がるところで草むらの中で何か黒いものが動くものが見えました。

クマでした。距離にすると7m~8mくらいの場所でこちらを見ています。
「クマの目撃情報が頻発している」とは聞いてはいましたが、実際に出会うのは限られたケースで、クマとも遠く離れているイメージでした。
なので恐怖感はなかったですがかなり驚きました。

その左の方には子熊もいました。小さなかわいい耳をこちらを不思議そうに見ています。

ちょっとアップに。マジでかわいい。

尾瀬ロッジから女性の方が二人向かって来たので「クマがいますよ」と声をかけると「はい、いつもいますよ」と臆することなくカメラを向けています。
服装から見て、もしかすると尾瀬ロッジで働いている方かも知れません。ここにクマが出現するのを見慣れている感じでした。
あれはツキノワグマで、あそこで水芭蕉の根を食べているとかそんな話をとなりのハイカーらしき女性と話しているのが聞こえました。

一歩前に出ようとすると母クマが低いうなり声を出したのでロッジの方に数メートル逃げました。これ以上近づくことは許されないようです。
はじめに見てから2分ほどで木道を越えて至仏山方向に歩いて行きました。

「クマと人との接触をさけるために刈り払いを実施しました」と書かれたプリントの真横にクマ。

母熊で少し大きめの犬くらい。動物園で見るのしのし歩く熊よりはずいぶん小さく感じました。
それで恐怖心も薄かったのですが、実際に襲われたら長い爪で一発で致命傷を受けるそうです。
臆病な動物で大きな音を立てたり、背中を向けて逃げ出したりしない限り人を襲うことはないと言われています。
過去の熊襲撃事件もほとんどが北海道のヒグマが起こしたものですが、2016年に秋田県で発生した4人が亡くなる事件はツキノワグマによるものです。

すっかり人を見慣れていて人を恐れていないツキノワグマ。今はまだ積極的に人を襲うことはないかも知れませんが、相手は動物なので油断は禁物です。
ツキノワ親子は去ってくれましたが、まだ別の個体が潜んでいるかもしれません。この先の尾瀬ヶ原に一人で向かう気にはなれませんでした。
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遥かなる尾瀬 2022夏

2022年08月04日 | アウトドア

一人登山で1年ぶりの尾瀬に行きました。新宿バスタを6時35分に出る関越交通の尾瀬1号で尾瀬戸倉のバス停まで3時間半。運賃4,400円。
一人バス予約だと知らない人と長時間隣り合わせになるのが不安だったのですが、行ってみたら大型のリムジンバスに乗客わずか2名でした。ほぼ貸し切り。

10時にバス停。乗り合いタクシーがタイミングよく10時10分に出発して鳩待峠に10時30分。

靴ひもを結び直してすぐに下山開始。クマの目撃情報が頻発していると聞いていましたが、まさか自分が至近距離で遭遇するとは。でもこれは翌日のお話。
気温は30度を切ったくらい。歩けば汗が出ますが木立を抜けてくる風が気持ちいい。山に来てよかったと思う瞬間です。

2021の焼き印がある木道。東京電力さんはコロナ下でも木道の整備を続けてくれています。ありがとうございます。
尾瀬一帯で総延長65kmの木道は、平均すると1mあたり12万円のコストがかかるそうです。東電の経営が引き続き順調であることを願います。

ほぼ1時間歩いて11時30分山の鼻到着。

宿泊する予定の山の鼻小屋でお昼を食べるつもりでしたがまだ「支度中」だったので至仏山荘できのこそば。
夏休みだからもう少し賑わっているかと思っていましたが、バスの乗客2名が示すように人は少なかった。遊びに来ている立場からすればいいことなのですが。。。。

おそばを食べ終わって再び山の鼻小屋に行くと今度は中に人影が見えました。リュックを預かってもらおうとしたら準備ができているとのことで12時前でチェックイン。

山の鼻小屋は一人から個室利用ができます。2食付いて12,000円。至仏山荘は相部屋の2段ベッドが並んだ部屋で9,500円(2食付き)。
2,500円違いで個室が使えるのなら迷うことなく山の鼻小屋です。左隣の国民宿舎尾瀬ロッジも一人で個室利用できてこちらは13,000円。
清潔な部屋に布団と座卓があるだけですが快適そのものです。富士登山の時の山小屋は畳1枚に3人寝かされましたから。

初日の午後は尾瀬ヶ原を少し散策するだけです。去年来たのは6月だったけど8月だと緑の濃さが圧倒的に違います。もしゃもしゃ。

振り返ると至仏山。明日登る登山道が山肌に刻まれています。

8月の尾瀬は実は人気がありません。新緑もないし水芭蕉も咲いてないしニッコウキスゲも終わっているので。でもそのおかげでこんな風景を独り占めできるのです。

といってもなんかいろいろ咲いている花はあるんですが名前も分からなくてそれほど萌えません。

疲れが明日に残らないように牛首の手前でUターンして来た道を戻ります。

きれいな青空と白い雲は見えるけど、自分には直接太陽が当たらないようにほどほどに雲がかかっているといいな、と願っていたらその通りの天気になりました。
全国的にとんでもない暑さだったようで、それを聞くと涼しい高原でのんびり歩ける幸せが3倍くらい濃く感じます。

去年行かなかった山の鼻の自然観察園を一周しようと思いましたがクマーで閉鎖されていました。まだ午後1時半だけど部屋に帰ろう。

普通、山小屋と言うと水が貴重品で歯磨きすらできないこともありますが、ここ尾瀬では水は豊富でこんな立派なお風呂に入れます。
地下に立派な浄化設備があって、自然の水と同じレベルまできれいにしてから自然に返されます。
トイレにはウォッシュレットまであるのですが、それもトイレットペーパーの使用量を減らして浄化設備の負荷を減らすためなんだそうです。

こちら男子トイレの水を流すボタンの部分の結露。尾瀬で使われる水道水は100%湧き水ですが、それがいかに冷たいかが如実に分かります。

山の鼻山荘の食堂。ここはハイカーが立ち寄って休んだり食事ができるスペースです。宿泊者の食堂は奥に別にあります。

3時に熱々のお風呂に入って3時20分に生ビール。小屋の入り口付近に肘掛けの付いた椅子が置かれていて多くの時間をここで過ごしました。部屋にいても暇だし。

18時夕食。アユの唐揚げ、和風ハンバーグ、茶碗蒸しなどたっぷりで美味しい。これに山盛りのご飯と味噌汁、ごまだれそうめんまで出てきて食べきるのが一苦労でした。

18時半に部屋に戻って早くも寝る体制。この時間で気温は20度くらい。ひんやりした風と鳥と虫の声がレースを越えて入って来ます。
寒い季節に来るとこたつ布団もあるそうです。

方向的に西側になる自然観察園へ日没を見にいきました。ホントにささやかなオレンジ色を見ただけでしたが充分満足しました。
後は明日の朝まで寝るだけです。携帯はauしか通じないのでSNSや動画に頼ることもできません。幸い21時から3時まで6時間爆睡したので意外と短い夜でした。
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高尾山 いろはの森コース

2022年06月18日 | アウトドア
6月4日以来、ほとんど晴れ間のない関東地方。お出かけしたい気持ちはあれどやっぱり天気の良い日を待ってしまいます。

10日ぶりに昼間に晴れマークのあった13日。朝食後に思い立って高尾に向かいました。高尾駅に着いたら小仏行きのバスが40分待ちだったのでぜいたくしてタクシーに。

日影バス停の少し先の林道入口からスタート。

駐車場の手前で川を渡って山道に入って行く人が。後で地図を見て城山東尾根コースと知りました。ここから一直線に城山に向かうコース。
YAMAPの地図だと実線じゃなく点線で書かれているんですよね。私もいつか行かねばならぬ道ですがちょっとこわいね。

こちらは林道を進んですぐに日影沢キャンプ場。通年利用できて無料なんだそうです。きれいなトイレもありました。

ここで林道と別れて左のいろはの森コースで高尾山頂に向かいます。山頂から右回りに林道を下りて右側の道からここに戻って来る予定です。

ここからが登山道。マイナーな裏高尾コースと言うことでもう少し荒れた登山道を想像していましたが、最後までちゃんと整備されていました。

30分少々で4号路とぶつかります。

今までに通ったことのない道を選びながら山頂へ。

富士山がすっきり見えました。雲が多めな日だったので期待していなかったのですが。うれしい。

もみじ台に向かう階段を下りたらすぐに日影方面におりるコースへ。

細いけど問題なく快適に下山できます。山頂と日影沢林道を繋ぐこの部分は高尾ビジターセンターが配布している地図には載っていません。なんで?

すぐに日影沢林道との分岐が見えました。

予定通り日影沢キャンプ場に戻って来ました。

行きに駅からタクシーで贅沢したので帰りは高尾駅まで5km歩きました。これでチャラですね。

高尾山周辺の道もだいたい歩きました。太い線はなんども通っているコース。本日のコースは中央辺りの矢印を描いた周回コースです。
残っているのは茶色で書いた2本か。真夏が来る前に片付けておこうかな。
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高尾山 稲荷山コースのリニューアルと団体と

2022年04月27日 | アウトドア

今年初めての高尾山に来ました。高尾山どころか今年初めての登山です。

いつものように稲荷山コースへ。新緑真っ盛り。実際には階段を登っているのにイメージ的には緑の深海に降りていくような気がします。
これまでもちょろちょろと出かけてはいましたがほとんどが街中で、ここまで自然に包まれるのは半年ぶりくらいです。ちむどんどんしました。

しかしそれも束の間で10分も歩かないうちに遠足の団体に追いついてしまいました。今日は9時30分登山開始と普段より出遅れたのでこういうこともあり得ます。

今日の稲荷山コースでは3月にリニューアルされた階段を見るのが楽しみの一つです。稲荷山展望台を過ぎた後の階段はまだ旧タイプ。

こちらがニュータイプの階段。古いタイプだと踏む部分が土なので人や雨風でどんどん流れて低くなり数年で歩きにくくなりますが新しいのは板の上なのでその心配がありません。
傾斜が少ない部分はこんな感じ。山頂直前の200段の急階段だけを作ったのかと思っていましたが、頂上から1.5km以上の大半がこのような木道になっていました。
稲荷山コースは一般にはコースの中で一番ハードと紹介されていますが、今回の改良でかなり誰にでも歩きやすいコースに変わりました。人が増えないといいのですが。

土台部分は金属パーツで。木道は安全面もあるでしょうがこれ以上道の土がなくならないようにと言う環境保全の意味も大きいのです。

ラストの頂上直下の階段。すごくきれいです。どのくらい耐久性があるのか見守りたいもの。

以前の階段はほぼ200段でした。新しい階段は275段ありました。一段の高さが抑えられたおかげか、今までよりずっと楽に登れます。

高尾山山頂。富士山ばっちり。ものすごく大勢の若者たちがいました。遠足はさっきの小学生だけではなかったようです。
これでは落ち着かないのでとりあえず城山まで行こうと先に進みました。遠足なら高尾山から先にはいかないはずですから。

しかし奥高尾に入っても若者たちの団体はいなくなるどころかさらに密度を増して来ました。がんばって追い抜いてもいくらでもその先にいるので途中で抜くことは諦めました。

城山に着いて彼らが何なのかようやく分かりました。K学院大学付属の中学と高校が合同で競歩大会をやっていたのです。生徒総勢1,300人!
高尾山はゴールどころか最初のチェックポイントで城山が第二チェックポイント。なんとこの後景信山まで行ってから下山。
さらにそれで終わりではなく、下山後は高尾駅まで歩き通すというコースなんだそうです。なんてハードな。みんなほんとうにそんなに歩けるんでしょうか。

城山山頂がまるで学食のようです。茶店も大繁盛していました。

高校生のグループに混じって権兵衛のおにぎりを食べました。けっこう楽しかった。でも、この団体が景信山まで行くのでしたらもうここで下山するしかありません。

小仏峠までの道も通学時間帯の駅の階段のような混雑ぶり。私は同じ向きなのでまだいいのですが、向こうからすれ違う人は本当に時間がかかったと思います。

小仏峠から下山開始。今日はのんびり行こうと思っていたのに時計を見たら30分後にバスの発車時刻だったので結局駆け下りてしまいました。
バス停に着くと、早い子供たちはすでにどんどん景信山から下りてきていました。ここからの舗装路5kmはひょっとすると山中の登りより辛いかも知れません。
私が高校生だったら絶対無理な気がします。今だったら行けるかな~。どうだろ。今度やってみるか。
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大菩薩嶺

2021年11月25日 | アウトドア

新宿発7時半のあずさ3号で大月まで。大月で各駅停車の中央本線乗り換えて9時4分に甲斐大和駅に着きました。
9時20分のバスに乗って上日川峠まで行く予定だったのですが、私のリサーチミスで9時20分のバスがあるのは土日祝日のみ。平日は9時50分しかありません。
45分もバスを待つなんて数年前の私ならちょっと考えられないところですが、あちこちで一日に2本しか便がないような時刻表も見ている今では平気です。

9時50分のバスに乗って10時30分に終点の上日川峠バス停。ロッジ長兵衛の横から登山道に向かいます。
本日目指すのは大菩薩嶺。都心から最も行きやすく初心者でも登れる百名山として人気です。
この一週間前に3人グループで登る計画があったのですが天候不良で中止に。グループ登山は楽しいのですがどうしても日時と天候にしばられる。
この秋は天候で山登りが何度も何度も中止になりました。一人の登山であれば確実に晴れると分かっている日の朝にリュックを背負えば山登りができます。

スタート地点は標高1,600m。今日の最高到達地点は標高2056mなので高さ的には最後の400m登ればいいだけです。
標高が高いので木立の葉は完全に落ちていました。青空を見ながら落葉樹林の中を歩くのは気持ちいいです。

30分ほどで次の山荘、福ちゃん荘へ。大菩薩周りは狭い範囲に山小屋がたくさんあるので手ぶらで来て山小屋で食べるのも楽しそう。

ここから左右に選択肢は分かれます。目指す大菩薩嶺に対して右から登るか左から行くか。左からの人が多いので左から行きます。

少し登って振り返ると富士山どーん。ネットでよく見る見晴らしからの写真もだいたいこんな風景なのでこの先は要らないんじゃないかと思うくらい。

福ちゃん荘から40分で雷岩。富士山に向けて開けていて眺めの良い場所です。

とりあえずそこにいた人にシャッターを押してもらって記念写真。
いわゆる山頂の大菩薩嶺はここから200mほど進んだ先。木に囲まれたところで特に何も見えません。行って戻っても10分程度なんですが別に行かなくてもかまいません。

雷岩に戻ってランチタイム。これは岩の上にスマホを置いてタイマー自撮り。友人が絶賛していた新宿駅東口改札近くのBERGという店でホットドッグを買ってきていました。

ここから気持ちの良い尾根道を南東に下って行きます。

一か所だけ小さな岩場を越えますがまあ階段みたいなもんです。

また山小屋。たぶんここが小説で有名な大菩薩峠。

ここから鋭角に向きを変えて南西方向に下りつつ福ちゃん荘に向かいます。この写真でいうと雷岩から右上の尾根を下りてきて左下に下って行くところ。
ここから先は緩やかな散歩道のような下山でした。

無事に上日川峠に戻って来ました。スタートしてから戻るまで2時間45分。
まあまあいいペースで歩けたおかげで朝30分遅いバスになったのに帰りは予定の時刻のバスに乗ることができました。汗をかかない季節の登山。次はどこに行こうかな。
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高尾山から陣馬山。

2021年11月05日 | アウトドア

6時半に家を出て6時36分の埼京線から6時56分発の京王線特急に乗ると7時49分に高尾山口駅に着きます。

8時50分に高尾山山頂。稲荷山コースでちょうど1時間で登りますが、アプリの計算だと標準タイムの1.7倍ほどの早さです。
そんなに無理に急いでいるということはありません。一番疲れないちょうど良いリズムで歩くと結果的にそうなります。

写真を撮ったら息を整えてすぐに出発。紅葉平は紅葉が始まっていませんが途中にに赤くなった木もちらほらと。9時16分に一丁平。

9時30分小仏城山。関東平野は今日も平和そうです。

ハイシーズンだと平日でも茶屋が営業しています。でもまだ9時半なので特に用はなし。

15分休憩。相模湖と富士山。去年相模湖までは行ってみましたが、きっとその先の山々にいろんなコースがあるんだろう。

この時間で城山から先となると見かける人もかなり少なくなります。30分で4人追い越しました。10時15分景信山山頂。

チェックポイントで全部ご褒美に富士山が見えるというのがこのコースのいい所。日本人は富士山さえ見せておけばたいていご機嫌です。

せめて11時を過ぎてからお昼にしたかったのでもう少し前進することにします。ここから陣馬山まではただ長い尾根が続くだけで厳しい登りはありません。

11時27分明王峠。さすがにその前からお腹が空いていたんですがテーブルがあって展望の良いここまで我慢しました。一番富士山に近い席は先約あり。

茄子と豚肉の味噌炒め弁当と玉子焼き。ご飯の横の黄色いのはパイナップル。地味弁ですが美味しいです。ただ濃いめのおかずに対してご飯が足りなさ過ぎました。

明王峠を11時44分に出て12時16分に陣馬山山頂。

かながわの景勝50選と彫られています。50か所はこんな感じでした。ざっと見たところ行ったことあるのは1/3くらいでした。

陣馬山はこの1年で3回目ですが初めてお茶屋さんが営業中でした。ちょうどお弁当が足りなかったところなので、富士山に近いテラスで名物の陣馬そばを食べることに。

陣馬そばはやたらと具材の多いお蕎麦でした。ちょっと太陽がまぶしいけど富士山が見えるから平気です。
時計を見ると12時28分。急いでおそばを食べて急いで下山したら13時25分のバスに間に合うななどど考えてしまうのが私の欠点なんでしょう。きっと。
陣馬山から陣馬高原下バス停までは標準で60分のコースです。10分でおそばを食べて45分で降りれば間に合います。たぶん行けるだろう。
ということでここから先は写真が1枚もありません。登山口まで30分で降りて最後はバス停まで10分小走りでしたから。結局バスの出る7分前に余裕で着きました。

本日のルートです。歩いた速度によって色が変わります。青に近い色は標準速度、黄色、オレンジから赤とスピードが速くなっていきます。
これを見ると私は山頂の手前でスピードが標準を大きく上回るようです。景信山から陣馬山までのゆるい尾根は比較的ゆっくり。
そして陣馬山からゴールのバス停までが真っ赤っ赤。早く家に帰ってごろごろできたのは良かったのですが、あ~またせかせかしてしまったという自責の念も強く残ります。
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百蔵山登山

2021年10月28日 | アウトドア

京王線で高尾。乗り換えて中央本線で猿橋という駅で降り立ちました。板橋からちょうど2時間。高尾山に行くより40分も時間がかかります。
ホームからきれいな山がふたつ見えます。今日登ろうとしている百蔵山は左の山なんですがこの時はまだどれが何という山なのか分かっていない私。

自宅最寄駅から2時間というのは辛いですが、それでも電車を降りたらもうバスなど乗らないですぐにそこから登山口を目指せるのは素敵です。
赤い大きな橋は中央高速。橋の向こう側に高速バスの猿橋バス停があります。新宿バスタから72分で来られるのでそのルートもアリですね。

駅から登山口まではアスファルトの道を40分ほど歩きます。この道の周囲は住宅や工場やグラウンドなどがあるんですが傾斜がけっこうバカにできません。
後で傾斜図を見たら登山道とほとんど同じ角度で登らされていました。振り返ると富士山が見えるのでがんばれます。

分岐。百蔵山は西から登るルートと東から登るルートの2本あってこれはその分岐点。どっちに行っても最後はここに戻って来ます。

意外と造形的にできのいいトトロに見送られて進みます。

ようやくここから山に入ります。山頂まで4.3kmの道程ですがここまでで2.8kmはもう終わっています。お得と言えばお得かも知れません。

ようやく登山らしい登山。でも山の中の写真はどれも大差ないのでこの1枚だけ。

登山道でもところどころで富士山が応援してくれます。

大同山という小ピークで折り返すと初めて尾根道になって傾斜も少し緩やかに。

8時46分から歩き始めて10時8分に百蔵山山頂に到達。標準タイムの58%くらいの時間で行けました。そんなに無理に急いではいないのに。

山頂は20mくらいの範囲で開けていてテーブルと椅子もあって休めます。上る途中で男性を二人抜いて、山頂でこのカップルとすれ違いました。出会った人はそれで全部です。

頂上からの下りはかなり急でした。使わなくても行けますが100m以上にわたって鎖とロープが設置されています。
ここを上りで来るのは大変です。西ルート、東ルートあると書きましたが今回の渡しと同じように西で登って東に下りるのが楽なんじゃないかな。個人の感想ですが。

中央高速をくぐって、ここから駅の方には行かないで東にある名勝猿橋に向かいます。
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