ありゃりゃサンポ

近現代の建築と一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域を徒歩で塗り潰す計画進行中。

こたさんの空想地図@多摩美の卒展

2024年03月12日 | 観戦・見物・見学
SNSで以前からフォローして見ていた「こた」さんの卒業制作作品が見られるということで恵比寿ガーデンプレイスに行ってきました。
こたさんは現役の多摩美術大学生ですが、その独特の世界観ですでにプロの絵本作家としても活躍していらっしゃいます。

ネットで画像を見て、どうしても現物の作品が見たくなってしまったのはペンで描かれた幅6mに及ぶ巨大な空想地図です。





みっちり書き込まれた「地図」はほぼ下書きなしの一発ペン入れで何か月もかけて書き進められました。

こちらが作者のこたさん。近くに人がいないタイミングでいろいろ質問させてもらったのですが丁寧に答えていただきました。

ほぼ全体像。メイン展示室の外廊下のような場所で高窓から思いっきり日が射してしまい、見る環境としてはかなり悪かったのが残念。
ただしご本人は「電車の窓からの光みたい」と面白がっておられましたが。

作者自画像も入っています。
小学校6年生の時にはもうこんな絵を書いていたそうで、一種の天才なのですが、これからどんな作品を生み出してくれるのか楽しみな一人です。

印象に残った他の方々の作品を少々。

バイオリンとエレキギターのコラージュ。面白いんですが、バイオリン部分も画像処理で6弦にして弦が繋がるところまでやって欲しかった。

やさぐれたヒーロー。

上から吊られている類人猿。ちょっと「童夢」の浮かぶおじいちゃんを思い出しました。

思い出が閉じ込められた箱。

模様が印刷されたプチプチ。

なんか分からないけどこういう執念で作り込まれた物は好き。

今どきなので萌え絵系は多かったです。

アートを見た後はガーデンプレイスの大屋根もアートに見えました。
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箱根駅伝と忠臣蔵四十七士墓参

2024年01月04日 | 観戦・見物・見学
1月3日。ヒマだったので思い立って箱根駅伝の復路を見物に行きました。箱根駅伝観戦は2018年以来5年ぶり2度目。前回は増上寺に行きました

今年は泉岳寺前で。板橋からだと三田で乗り換えがありますが駅を出たら目の前が第一京浜なので行きやすい。
以前この辺りを歩いたときには三田から品川の間に広大な空き地が続いていましたが、それらの空き地にはあっという間にビルが建てられていました。
連続した土地で「品川開発プロジェクト(第I期)」と「泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業」で合わせて10本程度が建設されます。

泉岳寺A2出口を出てアパホテルの前に位置取りしました。ガードレール最前列ならどこでも同じです。
けっこう見やすい場所でしたが、ガードレール前でせいぜい2列。ビルの植え込みなどの少し高くなった場所にもう1列くらい。増上寺よりは空いてます。
青学の応援場所が近くにありそうでしたが、移動すると最前列でなくなるのでここで良し。

到着予定20分くらい前にパイロンをパイロンを置いて交通整理開始。内側1車線だけ車を通します。

先頭の白バイ。かっこいい。

日テレの中継車が来て、、

白バイ2台の先導の後ろでいよいよランナーが見えました。

ぶっちぎりで独走する青山学院。前評判では駒沢1強だったはずなのにスポーツって分かりません。
常にギリギリまで力を出しているつもりでもその時々の心の持ちようでパフォーマンスは変わるのでしょう。

原監督の声もよく聞こえました。5時間くらいずっと何かをしゃべり続けているってすごいことです。

青学が去って5分後に2位の駒澤大学が来ました。
直径200kmに亘る関東地方の中で、わずか6kmしか離れていない2校が1位と2位というのも不思議な感じです。

國學院大學と法政大学。

選手が近い場合は監督の乗った車は選手の近くを走れないので声掛けもできません。
最終走者が走り去るまで全部で30分くらいでした。

5分ほど歩いて泉岳寺へ。

Rさんは忠臣蔵には詳しいのに泉岳寺は初めてだそうです。
普段はタダですが、年末年始は全員300円でお線香を買って墓参です。

一つ一つのお墓の前に2本ずつ置いて行くのですが、数が多いので途中から腰に着ます。

もうもうと立ち込める線香の煙。この時来ていた福は夜になってもお線香の香りが染みついていました。
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伊藤ゲン展『明るい夜』

2023年08月18日 | 観戦・見物・見学

西武池袋本店2階のアートカプセル+という小さなギャラリーで開催中の伊藤ゲン展を見てきました。

売り場と通路を挟んで向かい合っていて、特に入口も出口もないオープンな展示スペース。バキバキの婦人雑貨コーナーなので普通はこないあたりです。

こんな感じの絵。

撮影は自由でSNSなどで宣伝していただけるとありがたいという作者からのメッセージ。

今回の展示のことはたまたまSNSで見かけました。
どこにでもある普通の生活の中の物を見つめて絵にするという方法が、私が数年前から応援している倉持リネンさんと近かったので原画をみたくなりました。

ダブルソフト。

私の推しのリネンさんの作品。ビニール袋に入ったパンを描いた作品を比較のために並べてみます。似た雰囲気ですがアプローチがかなり違います。
リネンさんの形と光をとらえる力はすごいです。ゲンさんの作品は精度よりは雰囲気重視。どちらもそれぞれに良い所があります。

伊藤ゲンさんは60歳前後。芸大を中退して唐十郎の劇団で8年間舞台美術を担当していたとのこと。経歴はそれだけです。それ以外の40年間は何をされていたんだろう。
2020年以降、コロナ禍で家にいることが増えて絵を描くようになって2021年から始めたtwitterで作品を発表。すぐに評判になり最初の個展が2022年12月。
有名な人の目にも止まるようになって、最初の個展から8か月で池袋西武で個展。けっこうとんとん拍子ですね。
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3人のリアリズム展@銀座紫水

2023年06月21日 | 観戦・見物・見学

Twitterでフォローしているお気に入りのアーチストさんの個展を銀座で見てきました。



部屋の中央に置かれているのは今回の展示のために合作した物。コップ部分は色鉛筆で。オレンジは木彫りでできています。

色鉛筆画はいわゆるだまし絵的な手法で、ある角度から見た時にリアルな3D的に見える物。角度を変えて横から見ると極端に変形されています。
木目の板の上に柄が置かれているのですが、ガラスを通して見える木目は鉛筆で彩色したものです。正しい角度から見ると本当に脳がバグります。

任天堂のゲーム機。色鉛筆とは思えない漆黒。

これは有名な作品でネットニュースやテレビでも紹介されたので見たことがあるかもしれません。

何年か前にSNSでこの絵が仕上がって行く過程を見ていてこれはすごいとフォローしました。

正しい角度から撮影するのがなかなか難しいのですが、在廊していた作者自らが上手に撮影してくれました。

作者の慧人さん。まだ20歳です。若!好青年! 他のお客さんがいないタイミングでいろいろお話させてもらいました。
これから世界的なアーチストとして活躍されることでしょう。楽しみにしています。

こちらはキボリノコンノさんの木彫りの氷。下の木の台から白い氷、解けて木目が透けて見える水の部分も全部一塊の木片です。

木彫りのチーズトースト。引っ張られて薄く伸びているように見えるチーズですが、、、

裏から見ると実は薄くなくて、しっかりと木の厚みが残って左右をしっかり支えています。なんで表から見ると薄く見えるのかと言うと、そう見えるように塗っているから。
ちなみに裏向きに持ってくれているのは慧人さん、お使い立てしてすみませんでした。

もう一人、こちらもリアルな木彫り作品なのですが、作っているのはなんと小学3年生の「いっちゃん」こといつきちゃん。末恐ろしい。

アートに限らず若い人の才能がどんどん進化していくことには驚くばかりです。素敵な展示会でした。満足。
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ボートレース戸田

2023年01月06日 | 観戦・見物・見学

戸田のボートレース場。荒川土手のお花見や荒川左岸サイクリングで何度か来ているのですが、ちゃんとレースをしているのを見たことはありませんでした。

午前11時ごろに到着。煮詰まったおじいじゃん達が圧倒的に多いのですが、若い友達同士や、カップル、小さな子供も一緒の親子連れなどいろんな人がいます。

入場ゲートで100円払います。

外から見ても立派だった観覧席は中もすごくきれいでした。

まだ次のレースの時間でないのにボートが全速でスタンド前を通過していきました。
これは「展示走行」というもので出場する選手がボートやモーターの調子をお客様に見てもらうためのものです。競馬でいうパドックみたいなもの。
いかにも知っているように書いていますがこれらは後から知ったことで、見ているその時には何をしているのかまったく分かっていませんでした。

せっかく来たのだから賭けてみようと舟券売り場に来ましたが、ここでも何がなんやらであたふたしました。

いろいろな賭け方がある中で「1着と2着の二つ選んで、どっちが1着でも2着でもかまわない」という2連複というので4種類、合計千円分買うことができました。
当然ですが当たることはないのですが、水面を跳ねるように走ったり、カーブで絡み合うボートを見るのはなかなかいい物でした。
レースは10時45分の第1レースから約25おきにあって、最後は16時の第12レースまで。100円で6時間も居させてくれるのですからお年寄りが集まるのも無理ありません。

フードコートも充実しています。

入り口近くの「ファイン」でもつ煮込みと戸田メンチとお稲荷さん。

奥の「しぶき」でオムライス。

どれを食べても驚きの美味しさ。大手の外食企業が請け負っているのではなくて、昔からやっている手作りの食堂が施設が新しい施設でもそのまま続いているような感じ。
このレベルの食堂が地元にあったら、入場料100円払ってでも食べに行きます。

戸田公園駅から無料の送迎バスで来られるので、次は花見とセットでまた来ます。
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凄い!ジオラマ展 情景師アラーキーの世界

2021年10月18日 | 観戦・見物・見学





世の中にはものすごいジオラマを作る人が何人かいらっしゃいます。
精巧なジオラマを見ると、なぜかぐっと胸に来るものがあります。無条件で好きみたい。
SNSで素晴らしい作品を見かけるともっと見たくて、作者をフォローしています。作品のタイプは様々ですが、10人くらいの方を見ているかもしれません。
情景師アラーキーこと荒木さとしさんは特に早い時期から見ていました。
上のジオラマは昭和の駄菓子屋さんですが、視線を下げて店の中を除くとこんなことになっています。

建物自体の大きさは左右40cmくらい。お店の奥の棚に並んだプラモデルの箱、手前のおもちゃも一つずつゼロから手作りです。リアリティはんぱねえ。

『戦国時代、朝鮮出兵後に破竹の勢いで亜細亜統一を果たした豊臣秀吉。和風と各国の文化が混在した文化で国は栄えた。
 これは1940年代に欧州連合国との世界大戦の際に豊臣国旗艦として建造された≪超弩級海上要塞 赤城≫」・・・という世界観で作られた架空の戦艦の模型。



蕨のイオンモールの小さなスペースでの展示でしたが、お昼過ぎからけっこう賑わって来ました。(展示期間はもう終わっています)

忘れちゃったけどなんかのSF映画の1シーン。車よりも道端のゴミの描写がすごい。

港の片隅に打ち捨てられた木造船。船は厚紙で実際と同じように骨組みから作り接着剤で固めて木目を彫刻したとか。そんな技術的なことはどうでもよく思えてきます。

上のジオラマでトラックの後方のドラム缶の上に猫がいますがこんなサイズです。これを見るとすべてがどれほど細かい作業か分かります。



1枚3mmほどの落ちている葉っぱも紙から切り出しています。

修理中のガンダム。



一番気に入った「小林メカトロ照会」。映画で見たロボットたちが中古で売られています。新品のロボットを運んでいる軽トラがかっこいい。

お店の右わきにはさらに古くなって、もう売り物にもならないスクラップなロボットが。隅から隅まで作り込まれているので見るのにすごく時間がかかります。
それと、こないだ買った4倍の単眼鏡がすごく役に立ちます。

すごいです。楽しかったです。他にもフォローしている人で現物の作品を見たい人がたくさんいます。
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浅田真央サンクスツアーな休日

2021年04月08日 | 観戦・見物・見学
2017年に現役引退した浅田真央ちゃんが今まで応援してくれた全国各地の人たちに感謝を届けに回るサンクスツアー。
開始2年後の2020年にようやくチケットが取れたと思いきや、コロナ禍で延期になっていた東京公演が1年後にようやく開催の運びとなりました。

会場が江戸川区のスポーツランドという東京の東のはずれで都営新宿線の終点間際の篠崎という駅から徒歩20分くらい。
せっかくそんなところに行くのなら少しは足跡を残して来ようと近隣の見どころを探してスケートの前に江戸川ポニーランドというところでお馬さんを見てきました。

ショーが開演12時というすごい時間帯だったので少し早めにお昼ご飯に。篠崎駅のパン屋さんで買ったのを牧場で食べました。

江戸川堤防脇の住宅は三階建てが目立ちます。やはりもしもの時の浸水対策なんでしょう。たぶん。

旧江戸川との分岐点の江戸川水閘門。昭和18年竣工。水門と閘門が並んでいます。本流の水量が多い時には旧江戸川に放水したり、平常時は東京湾の海水の遡上を防いだりしています。
この時は江戸川の水位が多かったようで、轟音と共に放水中でした。

サンクスツアー会場前にて。

3月後半でとの緊急事態宣言が解除されなかったら三度の延期となっていたはずです。あぶなかった。

古くて小さな体育館に作られたリンクでした。観客は千人くらいなのかな。代々木で見るのとは全然違う距離感で面白かったです。
真央ちゃんが笑顔で滑っているだけで泣けるし、あの衣装でのソチ五輪のラフマニノフのラストの再現を見たらさらに泣けます。
最後に生で見たのがソチの年(2014)の世界選手権。さいたまスーパーアリーナで完璧なショートプログラムを見ました。あれから7年かー。

すっかり満足し会場を出て、Rさんがまだ歩けるというので少しだけ江戸川区散歩に付き合ってもらいました。
先ほども見た江戸川水閘門の今度は閘門の方。たまたまレジャーボートが通過していくところでした。

江戸川本流の分岐点の行徳可動堰。

江戸川水門と同じように通常は閉められていて増水時に開放。
解放時にはシリンダー状の堰が傾斜した溝に沿って回転しながら引き上げられていく仕組みでしたが、2015年の改修でシェル構造のローラゲートに変わりました。

戦艦の艦橋のような堰柱。

昨年3月に新しい橋ができたおかげでとんでもなく間近で見ることができるようになりました。

川の向こうは千葉県市川市。

帰りは本八幡駅から神保町へ向かう予定だったのですが、途中の船堀駅で途中下車して船堀タワーに登りました。
都内のタワーとしてはスカイツリー、東京タワーの次に高いんだそうですが、荒川より西に住む人にはほとんど知られてないですよね。私もこの日まで知りませんでした。

115mのタワーの103mのところに展望台があります。なんと無料。実は文京シビックの展望台とほぼ同じ高さなんですが周りの景色が真っ平らなのですごく眺めが良いです。

東京を真横から眺めるとこんな感じなのか。
牧場~フィギュア~水門~タワーとなかなか盛りだくさんな休日になりました。
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ブルーインパルスの感謝飛行

2020年05月30日 | 観戦・見物・見学
ブルーインパルス久々の都内での展示飛行を見てきました。航空自衛隊の公式がそう呼んでいるのでタイトルは「感謝飛行」。

飛行ルートがはっきりしたのが当日の9時半くらい。どこで見るのが一番いいのかLINEでRさんと熱く考える。
どうせならたくさん見たいから飛行ルートが交差している場所が見られるところ。高台がビルの上で空が開けていて人が密集しなさそうなところ。
地図を見ていたら区の名前のついた小さな丸に気づいた。これは区役所だ。この情報を基にもう少し明確な飛行ルートを探す。

グーグルマップ上に引いてみた。浅草辺りで交差するのか。でもあの辺りは低地でビルも密集している。近くて高い場所と言えば日暮里崖線の淵の上野か鶯谷。
あのあたりで崖上から崖下を見通せる場所ーーー。で、思い出した。両大師橋。まちがいない。ここに決定!

飛行開始が12時40分の予定なので12時に上野駅集合。エキナカもお店は半分くらい閉まってたけどお気に入りのお弁当屋さんが空いてたので一番人気のを購入。

上野公園のベンチで食べようと思ってたけど、まだちょっとそんな雰囲気でなくて。観光案内書の裏手のベンチで食べました。お茶を買おうとしたら自販機まで営業自粛中。

両大師橋。私と同じようにこの場所に気づいた強者たちが数十人ほど集まっていました。

わくわくしながらブルーがやってくるのを待ちます。

来た! 思っていたよりも西寄りから来ました。そしてやや右にカーブして、

まさにこの頭上を通過。

江東区上空で90度北東に向きを変えてスカイツリーの後ろを通過。ここでスモークを止めて松戸の手前でまたこちらに戻ってくるのを待ちます。

戻って来た!

今度は南西に川崎の方に向かいます。

目黒や世田谷辺りで待っている友人にLINEで「そっちへ行ったぞー」と連絡。すぐに写真で見られた報告が来ました。
会社の後輩からもビルの上から見られたと写真が来たりしてなんか離れてオフ会でもしているような盛り上がり。
めっちゃ面白かったです。みんなで同時にすごいプロのがすごいプロに感謝する飛行を見る。良い企画だったんじゃないでしょうか。

Rさんと別れて最後は板橋まで7kmちょっと歩いて帰りました。
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ZOZOチャンピオンシップ

2019年10月25日 | 観戦・見物・見学
日本で見られる夢のPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」の初日を見てきました。

6時半に家を出てから電車を3回乗り継いで1時間20分。駅前の送迎バス乗り場はご覧の状況。人の列は突き当りからずっと左に続いているの見えますか?

習志野カントリークラブまでは3.5kmということだったので歩いて行く人も多数。5分ほど並んでからやっぱり歩いて行くことにしました。
歩道もない危険な道をレミング的大移動。

途中、送迎バスの道を確保するためか大きく迂回させられて4.1km。50分かけてようやくゲートに到着。
中もすごい人でした。平日の予選初日という事で甘く見ていましたが、後から発表の入場者数は18,000人。日本のトーナメントの最終日より多い。
お目当てはもちろんタイガー・ウッズ。最初から最後までタイガーだけを見るという人も多くて、タイガーと一緒に千人単位が大移動を繰り返します。
私たちはそれより少し先回りしながら前の方待機する作戦。30分先に行って場所を確保してアイアンショット、ドライバー、パターと一通り拝むことができました。
待っている間も次々に世界のトップ選手がやって来ます。正直ドライバーの玉は早すぎでまったく負えませんがアイアンはものすごい球筋が見えて満足。

曇りの予報でしたが途中から陽も差して、絶好の観戦日和でした。帰りも歩いてこの日の歩行距離は14.3km。さすがにちとくたびれましたが楽しかったよ。
2日目の今日は大雨で中止になっちゃったようですね。楽しみにしていた人たちにはお気の毒なことでした。
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秩父 龍勢祭 2019

2019年10月15日 | 観戦・見物・見学

最強クラスの台風が日本各地を荒らしまわった翌朝。私たちはたどり着ける保証もない中、秩父駅を目指していました。秩父に繋がる鉄道も道路も全て寸断されているのに。
東海より北のあらゆるイベントが前日までに中止を決める中で、一貫して開催の意思を示た龍勢祭り。世間を無視するかのようなその姿勢に秩父人の頑固さを見ました。
朝8時に家を出て東上線で池袋へ。8時半池袋発の急行電車で9時半に飯能駅までは来られました。ここで運航休止中の秩父行きが動くのを待ちます。

一緒に行く建築家と工務店のおじさん二人とも合流。ホームのベンチで1時間待ちましたがまったく進展がない。
午後まで運休が決まっているため誰も人がいない特急レッドアロー専用のホームに移動してビールを飲み始めます。とりあえず12時までは待って駄目なら帰ろう。

飯能に着いてから3時間。12時半を過ぎましたが動く気配がない。残念だったけど仕方ないねと駅の外のいい感じの居酒屋に入って手羽先揚げ20本をアテにさらに飲みます。

単なるおっさんの昼飲み状態。龍勢祭りに行けなかったのは残念だけど見ての通り充分楽しかったからこれはこれでいい思い出だとか言いながら。
1時間ほど経ったところでRさんがふとスマホを見ると、15分後の13時44分に秩父行きの電車が出るというお知らせが! 店を出て駅の階段を2段飛びで駆け上がる親父たち。

14時30分。一行は無事に秩父駅に到着。知人のお迎えの車が来ているはずでしたが、会場と駅の間の道路もあちこちで通行止めということですぐには来ない。

送迎車で田舎道を40分。会場に到着したのは15時半過ぎ。家を出てから7時間半後のことでした。陽も傾きかけた秋空に農民ロケットの軌跡がきれい。祭り終了まで残り1時間。

私たちを毎年招いたいただく昇雲流の龍勢は、お昼ごろ手羽先を食べている間に打ち上げが終わっていましたが、桟敷席にて無事に集まれたことを祝って乾杯。

今回、チームでとても立派な半纏を作っていたのですが、なんと嬉しいことに私たちの分2着もあってプレゼントしていただけました。綿絽のごっつい半纏です。

帰る故郷を持たない私が、参加5年目にしてようやく故郷の祭りを持つことができたようで素直に感激しました。後ろ姿もかっこいいし。

龍勢が奉納される椋神社にもお礼のお参り。人出は例年の1/3くらいということでしたが、あの台風の翌日、交通網壊滅の中でよくこれだけ賑やかにできたものです。

1時間の間に最後4発の龍勢打ち上げを見ることができました。最後の一発は特に見事に仕掛けが開いて、長い時間ふわふわと浮かんでから打ち上げ場所近くに落ちてゆきました。

満足して秩父駅まで送ってもらっているつもりでしたが、車が着いたのは駅ではなくてこんなところでした。

メンバーの一人のご実家のお店なんですが非常に美味しい。ホルモンのイメージが変わりました。なんだか昼前からずーっと一日中ビールを飲んでいたようでもあります。

帰りの西武線がラッキーなことに特急ラビュー。さすがに池袋までぐーすか寝て帰りました。帰宅9時半。長すぎる一日が終わりました。
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いたばし花火大会 2019

2019年08月05日 | 観戦・見物・見学

花火大会が行われる荒川河川敷。夕陽に向かって土手を登る。

今年も行きの満員電車を回避したくて板橋駅前でタクシーを拾ってしまいました。
去年は首都高5号線の下を走って西台まで行ったのですが、今年は17号だけで戸田橋ギリギリまで行きました。そこから会場は1km未満。近い近い。
来年以降もこの行き方で決まりです。打ち上げ15分前。

打ち上げ始まりました。今年は60回目ということで普段以上に力が入っている感じ。

尺玉が何十発とか誇っていましたが、大きいのは音が骨身に響くので実はあんまりうれしくないです。席が発射場所に近すぎる故の悩みか。

ナイアガラの滝。煙がこっちに来ると大変なんですが今年はいい感じの風向きできれいでした。

目の前のぼんぼりと100m天上の花火がどちらもきれいに。やはりRX100の夜間性能は素晴らしい。

今年はお弁当を作りました。行楽弁当は初めてだったのですが唐揚げもおにぎりもうまくできました。海苔は三陸旅行のお土産。
唐揚げは醤油とお酒と一緒にマヨネーズを大さじ2(鶏肉200g)もみこむレシピ。ジューシーさが増すようです。知らんけど。

フライドポテトは軽く粉をはたいて揚げたのにあまりカリカリにならなかった。もっと高温で長い時間やっても良かったのかな。
揚げ物もまだ下手ですがだんだん面白くなってきました。
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Panasonicオープンレディースゴルフ2日目

2019年05月10日 | 観戦・見物・見学
5月4日。平日より1時間遅く7時半ころ起床したRさんが千葉でやってる女子ゴルフ見に行こうかなと。
慌てて場所と時刻表を調べたら9時8分新宿始発の「新宿さざなみ3号」に乗るのが一番効率がいい。指定席は売り切れているので早めに並ぶことを考えて家を出るのは8時半。
起床して1時間で洗面して朝食を作って食べて片付けて洗濯機を回して干して観戦用の荷造りをして着替えてお湯を沸かしてポットに入れて帰りの指定席を予約して。
この辺りのコンビネーションとスピード感は他のご夫婦に負けない自信があります。

新宿さざなみというのは休日の朝の下りと夕方の上りのみ3本だけ運行する新宿発の特急で、これがない平日だと東京駅で乗り換えないといけなくてけっこうめんどくさい。
この日は何万人も集まるフェスが蘇我駅で行われるということで、指定席は売り切れ、自由席も通路まで人が立っている状況でしたが私たちは段取り良く無事に座れました。
気候がいい季節のゴルフ観戦はけっこう好きです。
折り畳みのチェア2つ、カップヌードルとおつまみとお菓子、ステンレスのポット2つ(1つは熱湯900ml、1つには冷えたワイン)、コーヒーとカップ、敷物。
これだけあるとかなりの荷物量になりますが、思いリュックを背負って歩く訓練にもなります。

Rさんは贔屓の女子ゴルファーの応援をしたりスイングを見たり。芝生の上でだらだらできて外でワインが飲めるのが嬉しい。
4時間くらいあっという間に過ぎてしまいます。
この日は都心では皇居の一般参賀に集まった14万人が暑い中何時間も並んだそうですが、千葉のゴルフ場は薄曇りの柔らかな日差しと涼しい風でとても快適でした。
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秩父 龍勢祭 2018

2018年10月16日 | 観戦・見物・見学
泊まった宿から龍勢祭りの会場までは1.5kmくらい。20分も歩けば到着する予定でしたが、出かけようとしたら宿の送迎バスが近くまで送ってくれることに(ラッキー)

いつもと反対側、椋神社の下から会場にアプローチします。

2015年から今年で4回目。すっかり我が家の年中行事となりました。

今日も残念ながら曇り空。ロケットの軌跡が見えるでしょうか。

この祭りだけは間違いなく青空がいいのですがなかなか快晴には当たりません。それでも朝方までの雨がぴたりと止むのは椋神社の神通力。

応援している昇雲龍の打ち上げは30のうちの5番目。打ち上げの時に、口上を述べるこの櫓に登らせてもらえるのは申し訳なくそしてうれしい。

笛や太鼓のお囃子を間近で聞きながら発射の瞬間を待ちます。

今年は順調に打ち上がりましたが上空での仕掛けの展開が今一つ上手くいかず。それもまた龍勢。

終われば後は気楽に飲むだけです。年に一度だけ会う顔ぶれと。

龍勢造りの責任者である棟梁から流派のTシャツをプレゼントされました。(欲しい欲しいと思いきりねだった)嬉しすぎ。
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国立印刷局東京工場

2018年10月14日 | 観戦・見物・見学

私たちが普段使っている1万円札や千円札が、王子の飛鳥山公園の南東すぐの場所で印刷されているって知ってましたか。
私はほぼ地元なので、そこでお札を刷っていることはおぼろげに知っていましたが、それが「1万円札と千円札」に限定されているとは知りませんでした。

国立印刷局。造幣局とは違います。全国に4か所(東京・小田原・静岡・彦根)に工場があって、紙幣の他に債券や証券、官報などを手分けして印刷しています。
先日散歩しててふと、工場見学ってやってないのかと思って調べたらやってました。毎週、火曜と木曜日で要事前予約申し込み。
この門から中は原則撮影禁止。カメラもロッカーにしまいますので写真がほとんどありません。

この日の見学者は4人。おばあちゃんと孫、30代の男性、そして私。案内兼監視役が2名つきます。
最初に国立印刷局を説明するビデオが15分。未知の世界の話でとても面白い。その後、移動して実際に紙幣を刷っている現場を上のフロアから窓越しに見学します。
私は元の職業柄、印刷工場や印刷機には一家言あります。なので一般の雑誌やパンフレットを刷っている一般企業の印刷機との違いがめちゃくちゃ面白い。
平判の印刷機で、凹版(部分的に深凹版)とオフセットが合わせて10色以上、一気に刷れる機械なんてもちろん見たことも聞いたこともなかった。
機械のほとんどの部分がブルーのパネルで覆われていて、見学なのに全然見えないのが難点ですが、それでもいろいろと質問に答えてもらいました。

生産枚数は毎年日本銀行から1年分!の発注があって、この工場では2018年度は1万円と千円札で合わせて30億枚!
民間の印刷会社だと時期による需要の変化が一番辛いのですが、こういうところは計画生産できて楽ですね。ただし日銀の原価管理が厳しくて値引きを要求されたりするそうです。
品質管理とセキュリティの厳格さは半端ではない。わたしみたいなちゃらんぽらんに務まる雰囲気ではなさそうです。

工場の見学終わって、本館(上の航空写真のピンクっぽい建物)の前を通って元の集合場所に戻るのですが、昭和6年に建てられたこのビルがすごそうで中が見たかった。
建物全体はPrintingの頭文字のPの形になっているんだそうです。コンクリート初期の装飾性のある外壁が格好良かったです。

その建物の入り口わきに高さ3mくらいのコンクリート製の鳳凰像があって、それが明治の東京名所絵図に書かれた当時の印刷局の正面屋上に書かれているそのものです。

これね。

見学者用の展示室。ここは写真撮影オッケー。

ここでしか買えないお土産も売っています。工場見学、今まで行きたくて行けなかったやつがたくさんありますので順次回って行きたいなと思っています。
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築地市場見学

2018年08月06日 | 観戦・見物・見学

2018年10月6日に営業を終了する予定の築地市場。水産関係の仕事をしている知人がやっている見学ツアーに参加してきました。
営業終了後は直ちに建物の解体作業が始まりそうですので場内市場を見るのはこれが最初で最後になりそうです。失われる物の記録として写真多めになります。

ツアーの集合は午前9時30分。もっと早朝に行くのかと思っていましたが、増加した見学者が業務に邪魔ということで10時前には入場することはできないのでした。

最初は晴海通り沿いの場外に2016年に誕生した「築地魚河岸」という一般客用の観光&買い物施設から。新しいビルに70ほどの小売店が並んでいて楽しめます。

10時になったのでいよいよ場内に突入、のはずでしたが実はその後さらに入場規制が厳しくなっていて見学は11時からになっていたのでした。

扇形の施設の一番外側の鮮魚のセリ場前の通路。セリそのものはとっくに終わっていますが目的の半分以上が建築物メインなので充分楽しめます。

セリ場。周りに壁のない吹きっさらしの場所です。排気ガスも様々な動物類からも衛生的に防御する手立てはありません。

荒廃した天井。80年前の建物ですので当然多くの場所でアスベストが使われています。

市場の主役、ターレット。

トラック、バイク、ターレット。人とモノを運ぶあらゆるものがかなりのスピードで走り回っています。危険度は高いですが邪魔なのは見学者ですのでそれらの妨げになってはいけません。

鉄骨の向こうはすぐに隅田川の末端の河口です。

大きくカーブしている施設の構造がよく分かります。1935年の開業当時は超先進モダンな設備でした。そして現在に至るまで市場としては世界最大です。

扇の内側を覗くとは550軒あるという仲卸が広がります。



床の多くの部分が石畳。これも80年経っているものと思われます。小さい車輪のターレットや台車には不都合の多い床面です。

完全に本日分の仕事が終わっている店が8割程度。残りは僅かですが小売りをしています。

案内の鈴木さんが買い物を楽しむようしきりに勧めるのですが、明らかに邪魔ものである自分たちが気になってなかなか声がかけられません。

この雑多な風景は私にとっても相当に魅力的な異世界でした。外国から来る観光客にとってはさらにワンダーな風景であることはよく理解できます。

床に見える白い水玉模様は天井のトタン板が劣化して空いた穴から差し込む光です。

今回の参加メンバー。音楽仲間たちとその友人親子など。左から2番目が日本魚食協会会長の鈴木さん。「三度の飯より魚好き」というサイトを運営しています。

卸売りを出て道具店など見学。ここは有名な有次さん。

飲食店の並ぶ小路はどこもこの混雑。

見学ツアーは混雑を避けて勝どき門近くにある厚生会館1階の食事処へ。



すんなり座れた上に食事も非常に美味しかったです。確かに穴場や。こんなの出てきたら日本酒飲まないわけには行きません。大きい徳利が何度も運ばれてきました。

これで見学ツアーは終了です。とても面白かった。
豊洲市場が開場して1年くらいして落ち着いたら(落ち着くといいな)、豊洲にもなるべく早く見学に行こうと思っています。
コメント (8)
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