ありゃりゃサンポ

近現代の建築と一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域を徒歩で塗り潰す計画進行中。

新国立競技場

2023年02月12日 | 新国立競技場ができるまで
2013年の9月、ブエノスアイレスで開かれたIOCの総会で、2020年オリンピック・パラリンピックの東京開催が決定しました。
その頃、週に何度か仕事で国立競技場周辺を自転車で移動することが多かったことから、建て替えになる国立競技場に俄然興味が湧きました。
そこから6年間にわたって新国立競技場建設までのあれこれをブログに記録して来ました。
建物としては2019年秋に完成し、コロナによる1年間の延期を経て2021年に無観客でオリンピック開催。
2021年の7月、オリンピックの開催期間中に一度見に行っていますが、立ち入り制限のフェンスの外から雰囲気を眺めるに留まりました。
それ以降は完全に忘れていたのですが、先週たまたま原宿に所用があり、ついでの散歩で千駄ヶ谷まで足を伸ばして久しぶりに国立競技場に行きました。

千駄ヶ谷駅から接近し、大江戸線国立競技場駅の出口付近から。もう今は建物の前に侵入を阻むフェンスはないんですね。知らなかった。

さすがに中に入るための階段は閉鎖されています。。。。と思ったら、今この写真を見ると階段の右側が開いてるんじゃない?
周囲に植栽がされている外周デッキ部分が無料で公開されていることをたった今知りました。しまった、登ってくればよかった。また行こう。

Bゲート。私はここではBさんなのでなんとなく親近感がわきます。10年見続けてきてようやく競技場本体に触れることができました。

東京体育館へのデッキを真横から眺める。正面に見える階段を上って、建設現場を眺めて来ました。逆からのこの風景は感慨深い。その場所からの最初の写真。2016年11月。

ブリッジ手前は立って見るとずいぶん広い。

ブリッジの上から見下ろす外苑西通り。

階段そのものには一切手が付けられませんでした。

再び競技場再度に戻って。壁面には2021年オリンピックの競技ごとのメダリストの名前が金属プレートで刻まれていました。

オリンピック委員会のビルと、古いアパートを建て替えた55㎡でも1億5千万円の豪華マンション。

ホープ軒の前は流れのある庭園風になっていました。2018年8月のブログに載せた完成予想図のこのあたりです。まだこれから植樹でもするのかな。

仙寿院前交差点。見えている2本のヒマラヤ杉は元々ここにあった並木の中でお情けで残された2本です。

仙寿院前大階段から見る新国立競技場全景。

都営霞ヶ丘アパートのあった土地は建設期間中は作業所になっていましたが現在は空き地のようになっています。霞ヶ丘アパートの失われていく日々もよく記録しました。

記念写真的撮影ポイントから。

仙寿院坂上。競技場南側がけっこう広いスペースになっています。この一帯が旧日本青年館が建っていた場所。

少し青空が見えてきました。庇に貼られた木材を見ると、うちの押し入れで布団の下にある押し入れすのこを思い出します。

神宮球場側に回り込んできました。円形の建物なのでどこで眺めてもそんなには変わらないのですが、過去の風景と照らし合わせながら見ると興味深いのです。

巨額の建設費で話題になりましたが、出来上がったものは一見立派ですが個々の設備を見るとかなりローコスト、というかチープな印象です。工事現場の足場程度のもの。

ネットワーク系のインフラも天井にむき出しでついています。

2021オリンピックの聖火台がひっそりと飾られていました。これを見ると開会式を見た時の残念な気持ちを思い出してしまいます。

ほぼ一周ぐるっと回って来て三井ガーデンホテル。オリンピックが中止になった年に格安で宿泊することができました

ぐるっと一周して国立競技場駅に戻って来ました。今度は地上部を歩きます。

旧国立競技場のあちこちにあった絵画や彫刻作品などは廃棄されることもなく再び新競技場周辺に置かれています。これは三井泉さんのオブジェ。
水泳の飛び込みのポーズの像のくり抜かれた部分にも立った女性の姿が表現されています。

人工のせせらぎ。この地下に暗渠がある渋谷川をイメージしています。

2019年にほぼ同じ場所で写真を撮影していますが、その時はフェンスの上からスマホを中に向けて撮りました

1964年のオリンピックのメダリストの名前が掘られた大理石の銘板はこちらにありました。2014年10月に旧国立競技場からこれを剥がしていく作業をレポートしています。
すごく手間と時間のかかる作業だったので「正直、全部保管しなくても数枚あればいいんじゃね?って気もします。」などと感想を書いています。

向かい側のビルに移る競技場の姿が面白いことになっていました。スーパーデフォルメ国立競技場。

仙寿院前の広いデッキテラスの地上部分にも旧国立競技場の遺産となる作品が設置されていました。高さが4m以上ある大きなもので以前はスタンド席の壁面にありました。
「アート作品」ですからこういうのを残さないで壊してしまうと、SNSで大叩きされる危険がありますので壊したくても壊すわけにはいかないんでしょう。

ということで、本当にようやく、完成した新国立競技場を間近で体験することができました。そのことはうれしい。
本来だったらもう少し晴れやかな気持ちで見て回りたかったというのが本音ですが、それはまあ仕方がないことです。あれから10年。いろいろありました。
こんな風に一つの建築物の計画段階から完成までを10年かけて記録に残せたおかげで、自分の10年もしみじみと思い返すことができます。それは良かった。
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国立競技場 July Morning.26.2021(2)

2021年07月28日 | 新国立競技場ができるまで
昨日のつづきです。

ビクターの前を通り過ぎて、その向かいにできた大きなマンションの脇の道でJOCのビルに行くことができました。

かつてこの場所にはくの字型の7階建ての古いマンションがあって、そこはオートロックでなかったので上に上がって壊されていく霞ヶ丘アパートの写真を撮っていました。
THE COURT 神宮外苑という新しいマンションは55㎡でも1億5千万円~だそうです。前のアパートに住んでいた人たちはどうなったのかな。

JOC前。朝8時だとそんなに人もいません。

フェンスの向こうは各国の関係者。

クーベルタンとピースのひと。

関係者入り口で入場パスのチェックと検温と消毒。一応区切られてはいますがフェンスが低いのでその気になったら入れそうな。

秩父宮ラグビー場前。ここはオリンピックが終わった後で建て替えが決まっています。今は何も使っていないようです。
国立競技場のすぐ横に國學院高校と都立青山高校が並んでいて、夏休みのはずですが登校する生徒たちがたくさんいました。

たまたまなんですがこの日(7月26日)に秩父宮ラグビー場の基本計画が発表されました。せっかくなので少し触れます。
上の図がそこからの抜粋なんですが、まずラグビー場と第二球場を壊してそこに新球場とホテルと新ラグビー場(途中まで)を作る。ここまでが~2027年。ここで一段落。
この後2033年から二期工事として新ラグビー場のスタンドを完成させる。という流れのようです。まだこんな大工事をやる気なんですね。

青山通りで外苑銀杏並木へ。こちらには元々あった石垣の上に会田誠画伯の作ったお城が並んでいました。
昨日の藤森照信の茶室もこれもオリンピックの合わせて開催されているパビリオントウキョウ2021というアート&建築系イベントの一つです。
これ以外にも妹島和世、藤本壮介、石上純也、草間彌生他の方々の作品が全部で9か所展開されています。

青山通り側の閉鎖状況。

銀杏並木の右側は以前とまったく変わらず歩けます。

絵画館前広場から左へは当然通行禁止。右に回って行きます。元々路面にあった矢印の標識が黒いゴムマットで隠されていました。

京都造形芸術大学前で信濃町方向は通行止め。

帰りは明治記念館横から迎賓館経由で帰ります。朝8時でも日なたは相当暑かった。ジョコビッチが怒るのも無理ないです。かわいそうに。
今回のオリンピックに関しても「黙して見守る派」でしたが、正直最後まで本当に開催されるとは思っていませんでした。なので開催されただけで驚いています。

今回歩いたコース(赤線)と立ち入り禁止区域(紫の線)まとめ。
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国立競技場 July Morning.26.2021(1)

2021年07月27日 | 新国立競技場ができるまで
東京でオリンピックが開催されることが決まった2013年の9月から間もなく8年。
国立競技場とその周辺のドタバタ出来事を興味を持って見守って来ましたが、気がつけばオリンピックが本当に始まっていました。
結局、観客を入れないで開催ということになって、せっかくお金をかけていろんな人が頑張って作った競技場の機能がフルに発揮されることはなくなりました。
仕方ない。ただでさえ先のことは分からないのにこんな世界を巻き込む疫病と重なるなんて。運がなかった。
会場で見ることはできませんが、せめて地元で国際的なイベントが行われているという空気だけでも見ておこうと朝早く外苑方面に向かいました。

実際の交通規制はどれくらいなのかに興味がありました。かつてのお仕事ルートで飯田橋から四谷、四谷三丁目から信濃町を通過して北東から絵画館前。
信濃町から円周道路の中央までは行けました。

絵画館前を横切って競技場前に出る場所は通行止め。ま、そうでしょね。戻ります。

北周りで行って水明亭の前の三角地帯の先で通行止め。

三井ガーデンホテル前。通行はできますが道にネットフェンスが張られていて道路を横切ることはできません。

外苑西通りは首都高4号線の先で通行止め。
千駄ヶ谷の方に上って行くのは大丈夫なのでそっちへ。

千駄ヶ谷駅前。朝7時45分です。

東京体育館の入場ゲート。ボランティアの人が頑張っています。ご苦労様。

東京体育館の敷地に沿って競技場方向に下る坂は車は通行止めですが歩行者・自転車は通れます。

あちこちに謎の記号が書かれた標識が立っていて、このENGはマスコミ関係の乗降場所だとか。警備のボランティアさんに聞きました。

坂を下れば目の前に競技場の威容。この道沿いでどれだけ写真を撮ったことか。
こんな状況で競技場と向かい合うなんて思いもしなかったな。切なさが胸にこみ上げました。残念です。ほんとに残念。

「TM」の意味を教えてくれそうな人はいませんでした。下に時刻表があって巡回バスの停留所みたいです。

このデッキの上を歩くのを楽しみにしていたんですが。オリンピックが終わったら公開スペースになるのかな。

ホープ軒は無事に営業していました。朝8時前から営業している、、、と思ったら24時間営業だったんですね。

仙寿院前交差点。神宮球場に上って行く道はもちろん通行止め。

ビクターのスタジオの前に出現したもじゃもじゃの小屋は藤森照信の茶室でした。とりあえず一旦ここまで。(2)につづく。
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三井ガーデンホテル神宮外苑

2020年09月29日 | 新国立競技場ができるまで

8月にさしたる目的もなく両国のアパホテルに格安で宿泊したのが意外に面白かったので、すぐその後で第2弾の企画を立ててホテルを予約しました。
2013年から見続けてきた新国立競技場の目の前の三井ガーデンホテル神宮外苑。かつて神宮外苑プールがあった跡地に建てられました。

宿泊した日は時折霧雨の降る曇天でした。晴れていればこんな感じです。だいぶイメージ違う。これはオープン前の2019年の10月に撮った写真です。
競技場の真横のこのビルが何なのか、撮影した時には実は知りませんでした。オリンピック委員会のビルと同様に、何らかの関連施設かと思っていました。
これが単なる三井不動産系列のホテルだと知ったのはしばらく後ですが、自分がここに泊まる時が来るとは予想もしていませんでした。

整然と並んだ蚕棚のような格子デザインはなかなか良いです。躯体の外に張り出したバルコニーは競技場の楕円と呼応するかのような円弧を描いています。
デザイン監修が日建設計で実質設計が清水建設の設計本部。

チェックインを済ませて早速部屋に。窓いっぱいの競技場に大感激です。

今回は宿泊プランの中から【新国立競技場側~高層階ステイ~】というプランでした。
コロナの前までは一泊一人2万円近い料金でした。オリンピック期間中は8万から10万くらいと予想されていて、それでも予約は不可能と思われていました。
それが今回は二人で16,000円です。国立競技場ウォッチャーの私には安すぎるくらいに思えました。まあそれは人それぞれですが。

コンパクトですが左右もきっちり遮蔽されていて過ごしやすいバルコニーに出るとこんな眺め。
ルームナンバーは1133でした。ワンフロアに一面で11の部屋がありますが、ちょうどど真ん中になるのが33号室。競技場をシンメトリーに眺めるなら33号室です。

レンズをワイドにするとこんな眺め。競技場の真後ろが渋谷。

13階にはルーフバルコニーがあります。ここからだとさらに左右を広い範囲で眺めることができます。GoogleMapで360度体験ができます。

絵画館をこの角度で見られるとは思わなかった。

日も暮れかかった17時45分ごろ。これは部屋のベランダからの眺め。

さらに夜も更けるとこうなります。ど真ん中でひときわ白く光っているビルが渋谷スクランブルスクエア。左から漏れてくる強い光は神宮球場のライトです。
この日はヤクルト戦が行われていて、この距離だとアナウンスや応援の音が響いてきます。それも神宮にいることの醍醐味ですね。

1階フロント横ロビー。とてもきれい。奥はベーカリー。

ベーカリーの奥にレストラン。テラスと庭が設えてありました。食事なしのプランだったので外で食べたのですが、ここも良さそうですね。

エントランス付近から見上げる。木目のように見えるバルコニー周囲ですが、なんと本当に木材(杉)を使っているんだそうです。
都心のホテルには珍しく大浴場もあります。この料金が続くのなら海外からの旅行者が戻ってくる前にお天気を調べてもう一度泊まりたい。
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日本オリンピックミュージアム

2019年11月07日 | 新国立競技場ができるまで

国立競技場の向かいに日本スポーツ協会のビルができました。上の方までねじれたガラスの壁面が特徴的なんですが逆光でいい写真撮れなかった。
明治44(1911)年に加納治五郎さんが設立し日本のスポーツの黎明期に10年以上奮闘したあの日本体育協会は2018年に日本スポーツ協会と名を変えています。

ピカピカのビルの正面には岩松了こと二代目会長、岸清一さんの銅像が代々木の岸記念体育館からこちらに移転されています。(岸記念体育館は2019年8月~解体)

日本スポーツ協会の入っているビルがJAPAN SPORT OLYMPIC SQUARE。このビルの1階2階が日本オリンピックミュージアムとして先月から公開されています。

受付。1階はこれと言って特に見るものはないです。

ガラスケースに聖火リレーのトーチが飾られていますのでこれだけ押さえておきましょう。大人用の野球のバットほどの長さがあります。思ったよりでかい。

なんとなくこぎれいな空間が作られています。

2階がメインの展示スペースです。歴代の聖火を運んだトーチ。

青いトラックの上を各種の陸上競技で走った時のスピードが足跡で投影されたりします。その他いわゆる「ハイテクを駆使しました」的な体験型展示がいくつか。

投擲系の競技で使われる円盤や砲丸や槍を持って見ようコーナー。男子用の砲丸は7kg以上あるそうですがびっくりするくらい重いです。

迫力の4Kシアターとか。壁面展示や競技場の模型とかもありますが。入場料500円は正直ちょいと高いかなと言う気もします。(個人の感想です。面白いの声も多数あります)

最近のニュースやワイドショーでオリンピックの話をする時にレポーターがこの場所に立って話しているのをしばしば見かけます。
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国立競技場 Oct.23, 2018 だいたいできていた

2019年11月06日 | 新国立競技場ができるまで

シリーズ「国立競技場ができるまで」。ほぼ1年ぶりの更新です。さすがにこれだけ間が空いたのは初めて。
昨年の11月は庇最上部の裏側の板を張り終わって、体育館の方に歩道橋が作られたところまで。本体部分に関しては外観はほぼ出来上がっていました。
その時はまだ周囲を覆う足場がありましたからこんな風にむき出しの競技場を見るのは本当に初めてです。

絵画館前からアプローチして左側を見たところ。左端の青空のあたり、2015年の春までは旧日本青年館が建っていたところです。

逆方向。奥に見たことのない建物がありました。1年見に来ないとビルの1本2本は平気で建ってしまいます。

隈研吾作品で表面に簀の子のように張られた木材が3年ほどで表面が激しく劣化して玉ねぎの皮みたいに剥けているのを先日見ました。これは大丈夫かな。

フェンスの上からカメラを中に入れてゲートの一つを見ているところ。周辺に資材もなく外回りはほぼ完成なのが分かります。

ぐるっと回って来て東京体育館へ登る階段。この階段も最後には壊されるのかと思っていましたがなんとそのまんま存続なんですね。ちょっとうれしいかも。

このデッキ部分、どーんとこの幅で道の反対側につながるのかと思っていましたが、大半は道路を越えたところでおしまいで、向こう側まで行けるのはほんの狭い幅でした。

平面図を見ていると敷地のギリギリまで競技場が迫って来ていて、この狭い歩道で人の流れを処理できるのか?というようなことを以前書きましたが、、

フェンスの中を覗いてみるとこんな風に今の歩道の倍くらいの幅が通行帯として作られていました。なるほどねー。

仙寿院の交差点から神宮球場に登る道には、さらに大きなデッキができていました。1年間見ないでいると急激な変化が見られて面白い。

同じく仙寿院前。上の写真の左側方向です。確かこの辺り、周囲が暗くなりすぎるという理由でデッキ部分を当初の予定から縮小したんじゃなかったかな。

上の写真をフェンスの外から写した物。このあたりどの駅からも一番遠いところですが、どんな人の流れを想定してるのかな。

デッキの下から神宮球場を臨む。基本的に「人はデッキの上を歩いて移動」という設計思想なんでしょうけど、デッキの下ってやはりあんまり美しくないです。

デッキを通り過ぎて仙寿院方向を振り返ったところ。2016年4月に同じ場所からちょっと左を向いて撮影した時にはこんな風景でした。

坂を上って旧青年館前のT字路のあたり。というかこの広くなっている場所こそが青年館が建っていたところか!

2015年の12月に隈研吾案と伊東豊雄案が公開されてから4年間。長かったような気もしますが、この急激な変化を僅か4年で!という驚きの方が強いかな。
つい先日発表になった情報ですが12月21日に一般向けに完成披露のイベントが行われるそうです。
それから5月15,16日に新国立競技場での最初のライブとして嵐の公演が行われるそうです。これは昨日のニュースか。
私が最初に内部に潜入できるのはいつになるのかな。
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国立競技場 Nov.07, 2018 東京体育館への架け橋

2018年11月14日 | 新国立競技場ができるまで

外苑の周回路やその歩道がちょっとずつ舗装がきれいになっているようです。それまではあちこち日本とは思えないような荒れようでした。

2か月ぶりの新国立競技場。各層の庇に木材を貼りつける工事もひと段落したようで、外観としては前回の写真からそれほど変化ありません。

大きく変わったところ、千駄ヶ谷の東京体育館へのブリッジが無事に架けられたようです。

目測で幅30mくらいかな。この上は橋というより2階テラス広場みたいな感じです。

最初に正面の支柱の幅で橋を渡して、その後で隙間部分を広げた工程のようでした。

仙寿院側から。

で、この橋の脇になる例の階段がとうとう閉鎖されていました。
2年前に「新国立競技場の工事現場はここから眺めよう」なんてブログを書いたんですが、この春以降そのページのアクセス数が毎日多い。どこかにリンクされてるのかな。
2年前はほぼ更地だったのでここに上げればフェンス越しに工事現場がよく見渡せたんですが、今となってはそれほど意味のない場所になりました。
その上とうとう階段が通行止めになってしまいました。2年前の私のブログを見て、誰かが見に行ったりしなければいいんですが。

でも、東京体育館の北側からなら行けるんじゃね?と思って神宮橋の階段で上がって見ましたが、こちらもしっかり閉鎖されていました。

神宮橋から見る東京体育館。(2018.11.7)
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国立競技場 Aug.27, 2018 真夏のぐるっと一周

2018年08月27日 | 新国立競技場ができるまで

2か月半ぶりの新国立競技場。毎月一度くらいは見たいと思っていたのですが、7月に入ってからのこの猛暑。とてもここまで行く気にはなれませんでした。
ニュースで最近の進捗を見るにつけこのまま行かないとマジで工事終わっちゃうかも、という不安に襲われて今日は朝7時半から出かけていきました。
久しぶりの現場は前回話題にしていた大屋根の設置工事はとっくに終わり、隈研吾風外装工事(鉄骨やコンクリに集成木材を張り付ける)の真っ最中でした。
写真は大江戸線国立競技場駅出口付近。(今日はめっちゃ写真多いです。しかも一般の人にはみんな同じような写真に見えると思います)

最上部の外観はだいたいこれで完成予想図通りです。

絵画館前広場方向の交差点から。楕円の一番長い曲線方向なので屋根の縁が直線に近く見えます。

旧日本青年館前の信号近くのゲートが開いたタイミングで撮影。上から二層目の軒下の板も張られています。この辺りが一番工事が早い部分。

奥の白いビルが建て替えられた日本青年館ホールとホテル。手前の工事中のビルは日本体育協会・日本オリンピック委員会新会館。地上14階、地下1階の予定。

仙寿院方向に坂を下ってくると南に向かって歩行者デッキが作られています。

仙寿院交差点から見る競技場。こっち方向からのパースを見てみましょう。

実際の仙寿院交差点はイラストの左端中央の横断歩道がある位置かな。今歩いてきた青年館前から仙寿院交差点までの道は、巨大な空中デッキに飲み込まれて消滅します。

同じ場所を地上から見たパース。

千駄ヶ谷へ向かう外苑西通りの歩道。

この歩道も張り出したデッキの屋根の下になります。(向きが反対です)歩道の奥に小さな川が流れています。渋谷川のイメージなんだそうな。

観音橋信号前のゲートが開いたので一枚。

前回話題の東京体育館側の歩行者デッキの根元は特に進展なし。こちら側の完成予想図も貼っておきましょう。

私がいつも写真を撮っている体育館裏のテラスはその形がそのまま残るようですね。この光の向きだと午後3時過ぎくらいか。2年後の8月、ここはどれほど暑くなるんでしょう。

テラスに登る階段も特に変わりはなし。

午前中だとこっちからは完全な逆光になります。

階段上ったちょっと先に鏡面仕上げになっている壁があって、たまに若いダンサーが鏡を見ながら練習していました。今日は自撮りに使ってみました。時刻は午前8時44分です。
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国立競技場 Jun.05, 2018 歩行者デッキの橋脚

2018年06月11日 | 新国立競技場ができるまで

久しぶりにやってきました。国立競技場建設地。六本木からの帰りなので最初の一枚は仙寿院方向から。ずいぶんとボリュームが増しました。

東京体育館に上がるいつもの階段の前に見慣れない大きな白い構造物が。これは目の前の道路(外苑西通り)をまたぐ歩行者デッキの橋脚です。

正面に回るとその大きさが分かります。幅40mくらいの橋になるようです。

対岸もすっぽり工事パネルで囲まれました。透明な部分がありますので中を覗いてみます。

作業の方がいらっしゃるあたりが今年1月まで大きな欅の木が立っていたあたり。こちらも受けの橋脚の基礎工事中。

階段は半分ふさがれていますがまだ登れます。そのうちここが全面閉鎖になったらもう写真撮りに来られないですね。

登って振り返る。

北東方向。

南東方向。
最上段の長い支柱が全周立ち上がっているように見えますので建物の高さはここまで。構造としての地上工事はほぼ終了しているようです。
ということはいよいよ大屋根の工事です。
幅15m、長さ60m、重量130tのパーツを予め地上で組んで、それをクレーンで釣り上げて支柱の最上部に接合。
根元部分の鉄骨は別の場所で作り競技場外のクレーンで釣り上げ、内側屋根部分は競技場内で組んで競技場内のクレーンで釣り上げ。

(©大成建設・梓設計・隈研吾建築都市設計事務所共同企業体)
幅15mのパーツを108個接合して競技場一周になります。すごい工事になりそうです。見逃さないようにせねばな。
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国立競技場 Feb. 15, 2018 そこにあった欅

2018年02月22日 | 新国立競技場ができるまで

高台から見下ろす新国立競技場建設地。階段の右側には立派な欅が立っていました。2017年1月。

とても大きくて立派な欅でしたが建設現場の写真を撮る時にはとにかく邪魔で悩みの種でした。2017年8月。

紅葉の季節。ここに来るときはいつも西日の時間帯でした。2017年11月。

建物が加速度を増して完成に近づくのと無関係に欅はそこに建っていました。2018年1月。

これが先週。2月15日の写真。なんとなく違和感を感じました。なんか風景がすっきりしているなと。そして欅の枝が見えないことに気づきました。

見下ろしてびっくり。あの欅がいつのまにか伐採されていました。

いつもあの上の手摺ところから写真を撮っていたのす。今まで単なる邪魔な樹だとしか思っていなくて、ちゃんと見ていませんでしたがこんなに太い幹だったんですね。
邪魔だった樹がそこにいなくなって、うれしいかと言われると全然そんなことはなく。なんだか心に寂しい風が吹くのはどうしてでしょうか。
そこにあるはずのものがない。数十年間そこにあったものがある日無くなる。そういうことに心が対応することが難しくなっているようです。
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国立競技場 Dec. 20, 2017

2017年12月21日 | 新国立競技場ができるまで

月例国立競技場工事進捗。左の方、こちら側のスタンド斜面も見えてきました。かなりの急斜面に見えます。40度くらいはあるのかな。



コンクリートポンプ車も登場。これからますますヤシオリ作戦ぽくなっていくはずです。


撮影地点の生垣の上に雀御一行様がくつろいでおられました。


黄昏時の日本放送協会。明日は冬至です。寒さはまだまだこれからだけど、暗い時間はもう増えないよ。
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国立競技場 Nov. 16, 2017

2017年11月19日 | 新国立競技場ができるまで

仕事の関係で毎週一度、この道を通ります。地上からは夏までは白いフェンスしか見えなかったのに秋になってフェンスの上に躯体が見え始めたらそこから早い。
地盤や基礎の工事が大変で、そこを通過したら上に鉄骨を組み上がていく作業なんて簡単なことなのかもな。とにかく自転車で走っていても少し威圧感を感じ始めました。



地上から4層目に入って、そこから少し内側に傾くような角度になりました。二度目の設計コンペの時に私に「しもぶくれ」と言われた形が見えてきました。


仙寿院寄りの一帯はスタンド工事が手つかずです。見ての通り中に最大級のクレーンがうじゃうじゃいますので、それらが出ていく場所を残してあるんですね。きっと。


この1枚だけは1週間前の11月9日のもの。工事車両が出入りする時にフェンスの入り口が開かれるタイミングに少しズームしてみました。やはりなかなかの迫力。
撮った写真をどんどんアップして行かないとすぐに「今」の写真でなくなってお蔵入りしてしまいそうです。

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国立競技場 Oct. 29, 2017

2017年10月28日 | 新国立競技場ができるまで

30日の読売新聞夕刊に久しぶりに建設地を空撮した写真が載っていました。すり鉢型の観覧席が形に成りつつあることに驚いた人も多いのではないでしょうか。
ちなみにこの空撮が行われていた頃、私はいつもの東京体育館のテラスにいました。そして飛んでいる読売新聞のヘリコプターをこちらからも逆に撮影していたのでした。

どうすか。ヘリがバタバタうるさいなあと思いながら狙ってみました。

・・・しかし、ここまで書いたところで新聞の写真をもう一度眺めていたらちょっと違和感が。
写真だと左上にある赤い建物が神宮のスケート場です。ということは写真の左上が北になるんです。建設地の中央にある白い建物の影が西に出ている。ということは太陽は東。
私が写真を撮っていたのは夕方に近い午後4時くらい。テラスは写真の左側にあってその時太陽は背中にありました。・・・・・ってことはこの時のヘリが撮った写真ではない。
ということで、一瞬おおっと思いましたがその後冷静に解析してそうじゃないということが分かりました。嘘書かなくて良かったです。


それにしても本当にずいぶんな急ピッチで工事が進むものです。整地していた頃は半年くらい何も変化がない時もあったのに、上物に入ったらこのピッチ。

白い列はスタンドの階段でしょうけどかなり急な角度です。

新聞記事によると明日がオリンピック開幕式の1,000日前なんだそうです。

今はまだこんな感じでのどかに眺めていますが、もっと形になってきたら本当にこの場所に人がわらわら集まりそうです。


地上で見ても建造物が敷地の端まで迫って来ていることが分かります。旧競技場の時はこちら側は競技場との間に幅50mくらいの公園がありましたから。
その分が丸々建物の大きさの差だとすると、新競技場がどれほどでかいのかってことですね。

どこまで合っているかは分かりませんが敷地間際まで来てるってことは旧競技場の写真で言うとこういう感じではないかと思っています。

敷地で言うと北の外れにある都営大江戸線の国立競技場駅の出口。この風景もこの先がらっとかわるんだろうと思って1枚貼っておきます。
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国立競技場 西側

2017年10月03日 | 新国立競技場ができるまで

国立競技場建築現場ウォッチング。絵画館の前から建設地を見たところ。

本体の鉄骨の地上フロアレベルがどんどん組み上がっています。

同じ場所から2014年4月の写真。いつも気の向くままに見てるけど、私もそろそろ定点撮影とかした方がいいのかな。遅いか。

日本青年館跡地の前にあった住居地図。普段見ているのは右の黄色い矢印のあたりから。今日の写真は赤い矢印からです。

写真として、今それほど面白みがなくても2年後に出来上がった時に振り返るために残しておかないといけません。
それにしてもけっこう敷地ギリギリのところに建てているようでちょっとびっくりです。
敷地の形からここが一番狭いような感じではあるんですが、これだと大型のバスがすれ違うのも難しいくらいに見えますが。
ひょっとすると本体の工事の終盤で道路の位置をずらして敷地全体の拡張とかもするのかな。知らんけど。
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新国立競技場建設地 2017年8月

2017年08月27日 | 新国立競技場ができるまで

新国立競技場の定点観測。競技場に近い高さの観覧席の骨組みが見えてきました。暑い夏もそろそろ終わりです。がんばって下さい。


そこから数百メートル離れた竹下通り。ただの平日なのに、大晦日にサンマルコ広場に向かうのと同じくらいの混雑がここでは毎日繰り広げられています。
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