ありゃりゃサンポ

近現代の建築と一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域を徒歩で塗り潰す計画進行中。

2024春ドラマ

2024年07月08日 | 映画とテレビ

●舟を編む ★★★★
2月から4月の放送で、2024冬ドラマで「まだ完結してないのですが、かなり良いです。」と書いていました。
三浦しをんの原作を蛭田直美が脚本。マジメさんに野田洋次郎、かぐやさん美村里江。主人公の辞書部員岸辺みどりを池田エライザ。
10年前に松田龍平のマジメさん、宮崎あおいのかぐやさんで映画化されていますが、ドラマは映画の時間のちょっと後の設定。映画を見ていなくてもまったく問題なし。
池田エライザは歌っているのは見たことがありますが、ドラマはほとんど初見。安定した演技力に、美貌とは裏腹の朴訥な雰囲気がとても良かったです。
彼女を見ているだけで幸福な気分になれました。野田洋次郎はじめ周辺も全部良し。本を作る舞台裏がある程度リアルに描かれました。
ちょと残念だったのは、編集者、デザイナー、製紙会社が出てくるのに、印刷会社が一切登場しなかったこと。編集部とは紙屋さんよりはるかに密接なのに。


●アンチヒーロー ★★★
春ドラマの中では一番話題性、視聴率共に高かった法廷ドラマ。弁護士チームが長谷川博己、北村匠海、堀田真由、悪い検察が野村萬斎。
悪い検察組と思わせて実は全面的にいいもんだったのが木村佳乃。(←いいもんなのは配役を見て早い段階で予想がつきました)
ピンチに見えてもすべてが長谷川博己の計画通り、想定内であるという点が若干鼻につきましたが全体的には面白かったです。
自らの信念と目的を達成するために違法な行動に走る主人公がどうかというテーマでしたがいいんじゃないでしょうか。ドラマだし。


●おいハンサム2 ★★★★
「おいしい給食」や「おいハンサム」のように、実生活では周囲に誰もそのドラマを見ている人がいないマイナーな作品なのに続編や映画が作られるのは不思議です。うれしいけど。
season1の時は由香の夫をはじめとするモラハラ男子が見ていて辛かったのですが、season2では女性側の力が増していてその心配もありませんでした。
大半の時間が食事と世の中のちょっとヘンを小ネタにして積み上げただけなのでストーリーとしてはこれと言ってあるようでなし。それでよし。シイナさん面白かった。

●季節のない街 ★★
Disney+で作られた宮藤官九郎脚本の作品。出演陣は豪華すぎるくらいですが、ドラマとしてはいまひとつ面白くなりませんでした。
夏ドラマで始まった「新宿野戦病院」が同じコースを歩みそうです。
クドカンドラマって期待されがちですが手放しで面白かったのは実は半分くらいです。
【面白かった】 11人もいる! あまちゃん ごめんね青春! ゆとりですがなにか いだてん 不適切にもほどがある!
【ビミョー】 監獄のお姫さま 勉強させていただきます 俺の家の話 季節のない街
あまちゃんといだてんがあるので全てが許される感じです。許す。

●イップス ★★
バカリズムと篠原涼子。面白くしようとする意図と熱意は充分感じられたのですが、、、。最終回の犯人もちょっと受け入れにくかったです。

●街並み照らすヤツら ★★★
尊敬するワイルドスピード森川さん目当てで見始めましたが、相当にヘンなドラマでした。褒めてます。キューブ制作のケラリーノ作品に近い空気感。
女性刑事の吉川愛は全行動がヘンでしたし、シュン(曽田陵介)のヤバい感じはヤバすぎます。刑事宇野祥平とトミヤマ(森下能幸)との長すぎるバトルシーンもヘンでした。
自分がどこまで理解できたか心もとない部分もありますが、なんかすごいものを見たような見なかったような。

夏ドラマ始まっていますが、ほぼ見るものがありません。夏だけNetflixでも契約しようかな。
コメント (2)
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