2019年の散歩中にたまたま見かけたこの洋館。その時点では近々取り壊されて数軒の分譲住宅となる予定でした。
それから5年の間に著名な漫画家を中心とした保存活動が巻き起こり、巨額の費用を投じて買い取りに成功。改修期間を経て3月から一般公開されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/dc/a94089d2fd92e1be964822f15fdcb722.jpg)
あの日、門扉の向こうから写真を撮っていた時にはこの中を見られる日が来るとは夢にも思っていませんでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/52/3db92ceacc756406032296a3f673f613.jpg)
改修費用の捻出においてはクラウドファンディングにと高橋留美子など漫画家の融資を得てようやく開館にこぎつけられました。
建物を恒久的に存続させるために1階部分を喫茶室、2階をギャラリーとしてそれぞれで収益を得られるよう考えられています。
本来であれば公的機関か、企業のバックアップがあってしかるべき文化財保護案件ですが、残念ながら今の日本ではそれすら厳しい状況のようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/32/d0eadde0e6d2985eefd780bdbfad5d6f.jpg)
コロニアル様式の建物では窓枠の段差が多ければ多いほど建物の格式が高いと言われています。(これ書いてるの4月1日です)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/a0/c83fb9a1cdb2b4ea1b17be3148688e15.jpg)
2階では現在三原順の原画展が開催されています。三原順と言えば「はみだしっ子」シリーズで1970年代後半から80年代にかけて絶対的な人気があった漫画家です。
1995年に45歳の若さで早逝したため、現在では当時のファン以外では知る人も少ないかも知れません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/6c/b52e34cfb821ae89894ec660dfa6a144.jpg)
グレアム、アンジー、サーニン、マックスという、それぞれの事情で親と別れた4人の子供が共同生活をするというお話。
それぞれにかなり偏った特徴のある性格であり、ファンの間でも誰に共感を得るかが大きく分かれました。ちなみに私はサーニン推しでした。Rさんはアンジー派閥。
同年代でも話が通じる方が少ない話題なので、夫婦で共有できるのがありがたい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/48/87d66c20badbb4074d4d5a9d1cfa66d9.jpg)
ギャラリーは2階の二部屋。けっこうたくさんの原画展に行っていますが、思い入れが深そう!という点ではこちらが一番だったかも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/20/69d008f918f8a730f5573625e0b1d09a.jpg)
学生時代に手に入れた単行本は、たぶん40代半ばで手放しました。
内省的なのに自己主張が強い登場人物の理屈っぽいモノローグがページを埋め尽くすこの物語を、大人になった自分が読み返すとは思えませんでした。
18~20歳くらいの私にはよい糧となりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/c3/e454e8b2f34c02f8637159383293cf67.jpg)
原稿にはあるけど印刷された本にはないあれやこれやの書き込みが原画展の楽しみの一つです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/43/fb9d1e3a6adffef3312cfb7913e17147.jpg)
1982年発刊のまんが専門誌「ぱふ」4月号の81年まんがベストテン!という特集記事を見ると。
人気投票の第1位が「日出処の天子」、2位「エロイカより愛をこめて」3位に「はみだしっ子」となっています。
40年前はそういう時代でした。
それから5年の間に著名な漫画家を中心とした保存活動が巻き起こり、巨額の費用を投じて買い取りに成功。改修期間を経て3月から一般公開されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/dc/a94089d2fd92e1be964822f15fdcb722.jpg)
あの日、門扉の向こうから写真を撮っていた時にはこの中を見られる日が来るとは夢にも思っていませんでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/52/3db92ceacc756406032296a3f673f613.jpg)
改修費用の捻出においてはクラウドファンディングにと高橋留美子など漫画家の融資を得てようやく開館にこぎつけられました。
建物を恒久的に存続させるために1階部分を喫茶室、2階をギャラリーとしてそれぞれで収益を得られるよう考えられています。
本来であれば公的機関か、企業のバックアップがあってしかるべき文化財保護案件ですが、残念ながら今の日本ではそれすら厳しい状況のようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/32/d0eadde0e6d2985eefd780bdbfad5d6f.jpg)
コロニアル様式の建物では窓枠の段差が多ければ多いほど建物の格式が高いと言われています。(これ書いてるの4月1日です)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/a0/c83fb9a1cdb2b4ea1b17be3148688e15.jpg)
2階では現在三原順の原画展が開催されています。三原順と言えば「はみだしっ子」シリーズで1970年代後半から80年代にかけて絶対的な人気があった漫画家です。
1995年に45歳の若さで早逝したため、現在では当時のファン以外では知る人も少ないかも知れません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/6c/b52e34cfb821ae89894ec660dfa6a144.jpg)
グレアム、アンジー、サーニン、マックスという、それぞれの事情で親と別れた4人の子供が共同生活をするというお話。
それぞれにかなり偏った特徴のある性格であり、ファンの間でも誰に共感を得るかが大きく分かれました。ちなみに私はサーニン推しでした。Rさんはアンジー派閥。
同年代でも話が通じる方が少ない話題なので、夫婦で共有できるのがありがたい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/48/87d66c20badbb4074d4d5a9d1cfa66d9.jpg)
ギャラリーは2階の二部屋。けっこうたくさんの原画展に行っていますが、思い入れが深そう!という点ではこちらが一番だったかも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/20/69d008f918f8a730f5573625e0b1d09a.jpg)
学生時代に手に入れた単行本は、たぶん40代半ばで手放しました。
内省的なのに自己主張が強い登場人物の理屈っぽいモノローグがページを埋め尽くすこの物語を、大人になった自分が読み返すとは思えませんでした。
18~20歳くらいの私にはよい糧となりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/c3/e454e8b2f34c02f8637159383293cf67.jpg)
原稿にはあるけど印刷された本にはないあれやこれやの書き込みが原画展の楽しみの一つです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/43/fb9d1e3a6adffef3312cfb7913e17147.jpg)
1982年発刊のまんが専門誌「ぱふ」4月号の81年まんがベストテン!という特集記事を見ると。
人気投票の第1位が「日出処の天子」、2位「エロイカより愛をこめて」3位に「はみだしっ子」となっています。
40年前はそういう時代でした。