ありゃりゃサンポ

近現代の建築と一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域を徒歩で塗り潰す計画進行中。

都内梅見ポタ

2024年02月16日 | 後楽園円月橋日記

久しぶりにクロスバイクで梅を見に都心方向へ。最初に伝通院前から牛天神北野神社の梅祭り。



甘酒が振舞われていましたが、自転車なので飲めません。

続いて小石川後楽園へ。10年以上買っていた年間パスポートが昨年の夏で切れていて2年ぶりに買い直しました。

梅園前はこんな感じ。午前10時だとまだ静かです。

種類によって早いの遅いの差があります。

こちらはまだまだ蕾。

勤め先が近かったおかげで後楽園には本当にしょっちゅう来ていました。今は年にせいぜい2~3回です。

最初は円月橋の解体修理をきっかけに日本庭園にはまりました。修理が終わったのが2012年ですからあれから干支が一回りしたようです。

12年間でいろいろなことがあって、昔と今とどっちがいいのかよく考えます。
生まれてから63年ほど生きてきましたが、人生の最大の区切りを考えると50歳の時の東日本大震災のような気がします。
もちろんそれまで50年間いろんな体験をしてきましたが、それまでの出来事は全て「一連の流れ」の中でした。その流れが突然ぶち切られたのが2011年3月。
そこからちょっと歯車がぎくしゃくしながら今日に繋がるっているような感覚です。私には。
後楽園の涵徳亭、いまは「びいどろ茶寮」。ここで食べるお昼ご飯は高くても650円だったのですが今は今どきの値段に変わっていました。

後楽園を出て言問通りで根津へ。この長屋、いつのまにかちょっとおしゃれになってました。昔はこうです。
建て替えたのか?とも思いましたがそうではなくておそらく後から取り付けられたものを取っ払って、建てた当初の姿に戻したようでした。

日暮里の一由そばへ。同時に家を出て王子でゴルフの練習をしていたRさんと日暮里で待ち合わせです。午前11時だとまだすんなり入れます。

11時半になるとこの行列。昔と違って大きなスーツケースを転がした海外からの旅行者が来るようになりました。
お店の前でポーズを取って写真を撮り合ったりしているのでツーリスト向けの情報として広まっているんでしょうね。
「地元の人で賑わう美味しくて安いローカル食堂」は旅行者からすれば一番望ましい場所です。私だって旅行中はそういうお店に行きたい。
今はまだ10分20分待てば食べられますが、そのうちここに100人とか並ぶようになったらもうそのお店は失われたも同然です。そんな日が来ないことを願う。

「あたたかい普通のそば、コロッケ、ごぼてん半分、玉子生」という注文で650円。紅ショウガ天半分の半分はRさんからのおすそ分け。
初めて来たときは370円で食べていましたから、ここも10年で倍近くに上がったのかな。それでもまだ安いけど。

おそばを食べ終わったらそこでRさんとはお別れして私は鶯谷から明治通りまで尾竹橋の未踏破部分を塗りつぶしに行きました。
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小石川後楽園の花と花

2022年07月02日 | 後楽園円月橋日記

まだ最高気温が25.9度だった6月18日のこと。都内を自転車で散歩していて小石川後楽園に寄りました。ひょっとすると去年11月に雪吊りを見て以来?
一番驚いたのが、その間に入園券の券売機が設置されていたこと。今まで手売りでしたから。1938年の開園以来84年目にして最大の合理化かも。
さすが令和の券売機、電子決済も幅広く対応しています。

5月末から咲き始めていた花菖蒲、とっくに終わっているものと思っていましたが意外にたくさんの花が残っていてくれました。

どうしてこういう色と形になったんでしょうね。自然のデザインは不思議すぎます。

涵徳亭前の芝生にはこんな小さく可憐な花が咲いていました。ひとつ2~3mmの米粒くらいの花。
花菖蒲と、この米粒みたいな花を人間に例えて何か言いたい気がしたのですが、暑くて特にいいことも思いつきませんでした。
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後楽園の雪吊り。千鳥ヶ淵でボート。

2021年11月26日 | 後楽園円月橋日記

天気の良い朝に今日はどこへ行こうかとぼんやり考えながらTwitterを見ていたら小石川後楽園で伝統技能見学会「雪吊り」を開催するというお知らせを見ました。
現在時刻は9時20分。見学会は10時から。まだパジャマだけど急げば間に合うと計算して9時30分に家を出て9時50分に後楽園着。自転車です。

見学会と言っても、この時間にたまたま後楽園にいただけという人も含めて10人程度でしたがしっかり解説がされたのでとても面白かったです。
職員の方が持っているのは「藁ぼっち」と呼ばれる支柱の先端にとりつける飾り。小石川後楽園では園内で稲作が行われていますがそこで採れた稲わらを使います。

手順としては「帆柱」と呼ばれる支柱を立て、枝ぶりにあわせて「かんざし」と呼ばれる竹を傘の骨のように出してそこに枝を結ぶ。
かんざしの先端を「鉢」という円形に形作った割竹に固定して円錐形を作る。最後に帆柱の先端の「藁ぼっち」から伸びた藁で鉢を吊る。という手順です。
雪吊は雪国の庭園で風雪からりんごを守るために行われていたのを庭園に応用したものですが、その姿が冬の情景として美しいということで雪国以外にも広がりました。
「兼六園式」「北部式」「南部式」と異なる作り方があります。小石川後楽園では北部式、浜離宮恩賜公園では「南部式」、芝離宮恩賜公園では「兼六園式」で作られます。
「北部式」「南部式」というのは東京独自の言い方です。かつて東京都の公園管理組織が北部と南部に分かれていた時に生まれた差異だそうです。
こんな風に最低限の説明を聞くだけでも知らなかった時とは見方が変わります。学ぶというのはそういうことなんだと学びをさぼっていた過去を反省する私。

園内の紅葉も始まっていました。

飯田橋の竿品香で麻婆豆腐を食べた後で、都内の秋を見ておこうと少しぶらぶらしました。靖国神社の銀杏は緑のと黄色のと葉が落ちちゃったのと混在していました。

はたして私は今でもボートが漕げるのか、という井の頭公園での疑問を解決すべく数十年ぶりにボートに乗ることにしました。

千鳥ヶ淵のボートについては以前仕事中に来て乗るか乗らないか悩んだ話をブログで書いています。あれから8年。ついにこの日が来たよ。
漕げるかどうかですが普通に焦げました。中学生の頃、碑文谷公園で30分20円でしょっちゅう乗ってましたからね。身体が覚えていた。
ただし、体力の衰えは隠しようもなくオールを引く力はとても貧弱で、握る手も痛くよたよたした進みになったのが中学生の頃とは違いました。

まずは千鳥ヶ淵を分断する首都高環状1号線の橋へ。オリンピックでわさわさしていたとはいえ、よくこんな場所に高速道路を作ろうと思ったな。今なら大炎上間違いなさそう。
ロープが張ってあってボートで橋の下には入れないようになっています。

ぐるっと回って靖国神社の二の鳥居に近づいてきました。この突き当りを右に回りこめば田安ダム(命名わたし)の真横まで行けるんですが残り時間が5分しかなくて断念。

朝10時に後楽園に行ってから楽しく遊んでいるうちに3時間経過していたので、帰りにもう一度後楽園に雪吊りを見にいきました。
3本ある帆柱の1本のではもうたくさんの縄が張られていました。午前中に解説されていた職員の方が私を覚えてくれてたようで話しかけてくれたのでまたいろいろ質問。

「用と美」の世界。美しいです。ちなみにここで使う縄だけで全部繋げると1,700mにもなるんです。
唐門の前では結婚式の前撮りが行われていました。花嫁さん花婿さん見えますか? この時カメラマンさんは私の横にいて無線で指示を出していました。
現在途切れている唐門の左右にある塀を江戸時代のように延長して本当に内庭と外庭を塀で分けるという計画があるんだそうです。マジですか?
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8か月ぶりの小石川後楽園

2021年06月13日 | 後楽園円月橋日記

最後に行ったのは10月の後半でした。唐門の仕上げ作業中で妻壁に宮彫りを取り付ける作業を偶然見ることができてうれしかった日。
2020年12月になってコロナ陽性者が急激に増えたことから休園に。当初は2月7日までということだったのですが結局先週まで半年以上の休園となってしまいました。

開園の報せを聞いて最初に向かったのはやはり内庭。入園者がいなかった半年以上の間もお庭の手入れは怠りなく、季節は冬から初夏になっていましt。

初めて見る完成状態の唐門。公開されたのは昨年12月19日でしたが、いつでも見られると高をくくっていたらその10日後から休園に。

こちらが内庭側。門としては表に当るこちらには扁額が掛けられていました。扉が閉まっているのを見るのも初めてです。

扁額の題字は朱舜水の筆になるもの。あれほど手のかかった極彩色の彫刻をあっさり隠してしまいました。モッタイナイ。

組木の透かしも復元。先代同様に今後300年以上この地で在って欲しいもの。

唐門の公開と同時に今までは梅祭りなどごく一時的にしか使っていなかった東京ドーム脇の東門も常時開門となりました。
飯田橋寄りの門よりも駅からのアクセスが良く、造園時の正式な入り口に近いこちらから入園することを園としては勧めているようです。

東門入ってすぐの所に新しい園内案内板も設置されていました。

東門が入って最初に見るこの景色が水戸家中屋敷から見る内庭の姿。ここから唐門へと案内されて大泉水に沿って庭を鑑賞するというのが本来の姿です。
しかしここまで復元して門の左右で塀が途切れているというのが惜しい。せめてこの位置から見える範囲まで広げられればいいのに。

木漏れ日と苔。

唐門復元、東門開門に加えてもう一つ変わっていたのがこちらのバリアフリールート。
東京ドーム側の外壁に沿った道自体は従来からありましたが、作業用通路で一般の入園客は歩くことができませんでした。
大泉水に沿って松林や梅園に行くルートは狭く多少のアップダウンもあったため、車いすでも通行できる平坦なコースを新たに設定したようです。

バリアフリーとは言え、細かい石を敷き詰めた道は車椅子で行くのは大変かも。道の一番奥には見たことのなかった稲荷神社がありました。
小石川後楽園の年間パスポートを買うようになって10年近く経ちますが、園内にはまだこんな知らない所があったんですね。

稲荷神社のお狐様。お初にお目にかかります。

バリアフリールートは九八屋の左脇に出てきます。菖蒲田はまだまだ見ごろと言ってもいいくらい咲いていました。

神田上水と藤棚を見下ろす小山の上のベンチ。会社員だった頃、買ってきたお弁当を食べる私の定位置でした。
かつてここにはカヤの巨木が斜めに突き出すように立っていたのですが7年前の大雨の時に倒れてしまいました。そんなことを知る者ももうワシくらいじゃ。

見頃の菖蒲田の前にこんなに人がいないのは珍しいです。数日前に再オープンしたなんて園のTwitterでもフォローしてなければ知らないですよね。

飯田橋側の門を入ってすぐのところにある園内の工事中個所を知らせるボード。
2011年の円月橋の解体修理から始まって得仁堂の解体修復、大泉水の石橋、並行して間知石の積み替え、そして長く続く白糸の滝修復、終わるや否やで唐門復元。
このボードには必ず複数個所での工事や散策ルートの変更が案内されていました。
今日のボードにはどこにもその案内がない。これはこのボードが掲示されて以来初の快挙ではないかと思うのです。素晴らしい!
このボードには東門のバリアフリールートが載ってないですね。書き足しておきましょう。
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唐門 宮彫り取り付け

2020年11月03日 | 後楽園円月橋日記

10月28日。3か月ぶりの小石川後楽園。唐門のその後が気になって真っ先に内苑に向かうと、門の周囲に人がたくさん。
脚立に向かって写真を撮っている人がいる。なに?完成したの?

裏側に回って状況を理解しました。門の前に彩色された装飾彫刻が置かれています。どうやら今日はそれを取り付ける日で、その作業の最中だったのでした。
先に表面(庭園側)の方の取り付けが済んでこれから裏面(内苑側)の取り付け。3か月ぶりにやって来て画竜点睛に立ち会えるなんて、なんてラッキーな。

近づいて彫り物を見に行きたいのですが、一般ピープルは柵に阻まれて遠巻きに見るしかありません。今日の見学者は私含めて2名でした。
写真の方はご近所にお住まいで週に3回ほどいらしてるんだそうです。同好の士といろいろお話しできました。

いよいよ取り付け、、、なんですが、トラブル発生。けっこう枠にぴったりのサイズで作っているようなんですがどこかがひっかかって入らない。

集まって相談中。やっぱり少し鉋で削ったりするようです。トラブルと書きましたがまあ普通の出来事のようです。

トランクケースの中には顔料も入っていました、乳鉢のままラップかけて運ぶんですね。彩色を担当したのは斎藤漆工芸さん。
削っている間に先に嵌め終わっていた表側を見に行きます。

一緒に見ていた女性が先に来ていました。なかなか気合入っています。(場所はすぐ裏ですがここに来るにはかなり戻って回り込まないといけないの)

左右2枚の妻壁と欄間。孔雀と鶴でしょうか。ここに彫刻が入ると一気に雰囲気が変わりますね。

池の反対側から眺めました。超広角レンズのせいもありますが小さく見えます。かつてはこの板塀が左右に続いて庭園と水戸の屋敷を分けていました。

水道橋駅に近い普段は使わない門の中も工事中。向こうはトイレですが手前はチケット売り場のように見えます。
今後、こちらから入場させるようになるのか。それとも紅葉の時期だけの一時的なことなのか。

入らなかった欄間は何か所か削ってから削った所に膠を塗りました。膠が乾くまで作業が止まりそうだったので今日はここまで。
工事終了は11月10日と書かれていたので次に行く時にはもっと近くで見られることでしょう。染まり始めの紅葉は白糸の滝の前。
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小石川後楽園 唐門初お目見え

2020年08月01日 | 後楽園円月橋日記

久しぶりの小石川後楽園。内庭で建設中の唐門復元の進捗を見に行ったら、もう出来上がっていました。

去年の7月末のblogではまだ基礎の石垣を掘り起こしたりしているところだったのに。扉も入れていませんし周辺整備もまだですが8月末には間に合うでしょう。
水戸の上屋敷の庭園入り口にしては簡素でコンパクトです。唐破風の左右両隅に水紋の巴蓋が角のように立っているのが特徴的。

棟や破風の裾、鬼瓦の下部が真っ白な漆喰で装飾されています。元々は門の左右に土塀が続いているのですが、門だけの復元なのがちょっとユーモラス。
そういえば工事の開始前に戦争で焼ける前の唐門の写真を資料として一般から募集していましたが、あれって集まったのかな。あれば見て見たい。

レンゲショウマ咲いてます。

すごく低い茎の先で下向きに咲くのでかっこいい写真を撮るのが至難。これは諦めて花の後ろ姿を撮ったもの。

大泉水の南側。敷石の両脇は砂利だったのにいつのまにか叩きで舗装されています。やっぱりこういうのも車椅子などの対応なのかな。

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小石川後楽園オープン。花菖蒲満開。

2020年06月03日 | 後楽園円月橋日記
3月28日から臨時救援していた小石川後楽園。この度二か月ぶりに再オープンしました。
入り口のところで年間パスポートの有効期限を二か月先に延ばす手続きをしてから入園。真っ先に向かうのは白糸の滝です。

仮設の通路も水止めの土嚢の堰も完全になくなってすっきり!

意外に大きな水の落ちる音。7年ぶりの姿なんですがあまりそんな気もしません。

滝から落ちた水は飛び石の間を抜けて大泉水へ。

滝からの流れは水面に白い泡の筋を作ります。

回り込んで滝の「上流」。円月橋から流れてきた神田上水は奥に向かって滝に、左に向かって菖蒲田へ。

でも実際に白糸の滝で落ちている水の大半は少し手前の岩の陰から噴き出していました。大泉水の水をポンプで循環させているのです。

花菖蒲は見頃を迎えていました。いつもなら木道が作られるんですが、今年はありません。

まだ人出は僅かでしたが、それでも咲いているうちに見てもらえてよかったですね。

カルガモの姿は見られませんでした。元気で育っていることを臨みます。こいつはマガモ。

大堰川清掃中。

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。これなに?

内庭に向かう手前で通行止めに。唐門の復元工事現場には大きな足場がありました。
最後にここに来た1月末にはコンクリートの基礎がようやくできたところでした。唐門の完成予定は来月。早く見たい。
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小石川後楽園 今年の梅は。

2020年02月09日 | 後楽園円月橋日記
上野の帰りは湯島から春日通りで。



白糸の滝の上流の川筋が姿を現しました。

仮設橋と仮設の堤は少しずつ取り壊されていきます。

梅園。結構咲いています。今年は暖冬なのですごく早いのかと思いましたが、過去のブログを読み返してみると今頃は毎年普通に咲いてますね。
2018年は1月末にがっつり雪が降っていました。会社に行く前に後楽園に寄って写真を撮りまくっている。お気楽な会社員だったなー。(遠い目)

マクロでのピント合わせはRX100より遥かに楽にできます。

番いのメジロが花の蜜を吸っているのを撮影してるカメラ女子を後ろから写す私。

田んぼの脇に一列だけ咲いている水仙。

後楽園を後にして神楽坂に向かう途中。それまでキリンビバレッジの営業所があった所が更地になって、牛天神の背後の絶壁が見えるようになりました。高い!
中央大学の擁壁と繋がる一番高い場所で、水戸藩上屋敷の庭の一部だったところ。どうやってこんな崖ができたのか知りたいと思いつつ10年経ちました。


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小石川後楽園の二つの工事

2020年01月22日 | 後楽園円月橋日記

白糸の滝前。2014年夏から足かけ7年もの間そこにあった仮設橋がいよいよ撤去されました。まだ向こう側に少しだけ残ってるけど。

その向こう側から見たところ。

白糸の滝の上流部分。あと2か月もするとここに川があって両岸にはたくさんの植栽がされるはずです。
2013年から始まる長い工事が(と言っても8割くらいの間は放置されてたように思えなくもないけど)、いよいよ終わろうとしています。


逆にすごく早く工事ができるのがこちら、唐門の復元工事。最初に触れたのが2019年7月でしたが2020年の7月にはもう完成させる気のようです。
こういうのもオリンピックに間に合わせようとしてるんでしょうかね。気にしなくていいのに。

土台となる江戸時代の礎石の上にはコンクリートのブロックが作られました。完全に伝統工法だけで復元するのではないようです。
両側から木材でサンドして最終的には見えなくなるところですからコストと機能優先で。

これを復元します。短期工事ですので見に行ったら完成していたということのないように春以降は要マークです。

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後楽園からのランチ女子会

2019年12月09日 | 後楽園円月橋日記

後楽園も紅葉真っ盛りです。これは12月4日のお昼ちょっと前。自転車で神田に向かう途中で立ち寄りました。

白糸の滝の前の仮設橋撤去工事のことを書いたのは2週間以上前ですが撤去自体はほとんど進んでいなかったです。

松林側も特に変化なし。ポンプで堰堤の内側の水を抜いているようでした。堰堤を崩したら再び水が来るのに。この後どういう手順なのかちょっと気になりました。

白糸の滝に注ぐ流路を作っているところ。工事に入る前にこの場所がどんな景色だったか記憶が曖昧です。
写真を撮っている場所に小さな石橋があるので小川だったことは疑いないんですが、滝に向かって全体が雑木の茂った築山だったような印象もあります。

ランチ会は小川町駅かJR神田駅から5分くらいのトラットリアマッコというお店でした。開店10分前には私しかいなかったのにその5分後に10人以上の行列。人気店です。

昼は生パスタとポップオーバー、夜はローストビーフが一押しの肉イタリアンだそうです。私は久しぶりのポップオーバーを2個食べたかったのでサラダランチに。
写真だと伝わりませんが大きなボールにいっぱいのサラダで充分お腹が膨れます。後輩のママさん社員と2年目の高身長女子と3人で女子会。
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小石川後楽園 白糸の滝の仮設橋の撤去始まる

2019年11月18日 | 後楽園円月橋日記

【仮設橋撤去のお知らせ 白糸の滝工事の迂回路として設置されていた仮設橋は撤去作業に伴い閉鎖されます。閉鎖2019年11月5日から】
白糸の滝の改修工事、本当に終わるんですね。写真を見ると本当に一番手前側の部分がもう撤去されています。

反対側。こっちももう手前の部分がなくなっています。作るんじゃなくて撤去なんだから一日くらいで終わってしまうようにも思えますがそうでもないのかな。
橋の土台になっている部分は土嚢を積み重ねてあるだけなんですが、これを全て運び去るだけでもけっこう大変かもしれません。
けっこうできてから年数が経っています。ここの工事は本当に長かった。

ちょっとこの橋のことを振り返ります。

工事に入る前の白糸の滝の写真を探してみましたが、まともな写真が見つかりません。これは2012年の2月。滝が滝であったころ。

2013年の2月14日にこんな写真を撮っています。これはその日のブログでも使った。森の中に急に小人たちが現れたようで「コロボックル出た~」と書いています。
これが工事の事前調査をしているところだったんですね。

2013年9月19日。これもブログから。「ずっと通行できなかった場所に仮設の通路が出来ていました。」と書かれていますので、これが仮設橋を始めて見た時だったんでしょう。

2013年12月9日。紅葉きれいだなー。これを見ると川の中に積まれた土嚢は始めは単なる堰堤的な役割で、その上を歩いていたのではなかったことが分かります。
いろいろ歴史があったんですね。白糸の滝の工事はほとんど目に見える部分がなかったので、個人的な注目度は低かったです。
とにかく2013年から始まった工事がいつになっても終わる気配がない。3年過ぎたあたりからは工事の終了がいつなのかということだけを気にしていたという記憶です。

といいながらHDDの中をほじくっていたら土嚢の上を通路として使いだした時の写真がありました。2014年8月6日です。
ブログで書いたキャプションは「大泉水の工事も第4コーナーを回った感じです。白糸の滝の前は新しい簡易通路が作られていました。今だけできる水上散歩。」
第4コーナーでも、今だけの水上散歩でもなかったですね。この後、5年以上ここを使い続けることを想像もしていなかった私。

工事の終了予定は2020年の3月。4か月先のことですが6年間見ていた身からすると明日のことのようです。
小石川後楽園のことを120本も書いてきて、ようやく初めてタイトルに「白糸の滝」が入りました。
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円月橋 通行止め

2019年10月18日 | 後楽園円月橋日記

通天橋は調査中のため通行できません。通り抜けるには大堰川にかかる「飛び石」をご利用ください
うっそーって思いました。

これは2012年の写真ですが、これが大堰川の飛び石です。まあ普通の人には何の問題もない。そんなに飛ばなくても歩いて渡れます。
でも後楽園に来る人の中にはけっこう老人も多い。杖を突いている人も珍しくないんで、そんな人にこれを渡れというのはちょっと。

そう思ったので見に行きました。確かに橋は通行止め。飛び石に行くにはここから左下の斜面を降りて行きます。すると。

なんということでしょう。飛び石の横にちゃんと木製の橋が作られているではありませんか。やっぱりそうだよね。


田んぼの稲は無事に刈り取られて干されていました。

彼岸花は完全に終わっていました。こういう写真をわざわざアップでブログに乗せる人っていないでしょ。アートでしょ。

水道橋の方に抜ける脇の小径。昔は砂利道だったんですがこの数年の間いつのまにか舗装されていました。
やっぱり少し歩きにくいですもんね。昔は自転車だったのでなおさら進みにくかったです。舗装前の写真ないかな。

ありました。2011年。だいたい同じ場所からです。とりあえずシャッター押しておくとひょんなことで後で役立ちます。
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小石川後楽園 唐門復元工事

2019年07月26日 | 後楽園円月橋日記

朝方まで降っていた雨でまだ濡れている石畳。

蓮の咲くのは明け方から午前中なんですが、夕方にも咲いているへそ曲がりがいます。

全体で見るとこんな感じ。

八つ橋の前の高台の上のベンチにキノコが生えていました。

直径2cmくらい。食べられますか?

内庭の淵ではまた新たな工事が始まっていました。昭和20年に戦災で焼失した唐門を元の場所に復元しようとしています。
江戸時代には現在東京ドームがある場所に水戸藩上屋敷があり御殿の庭として内庭がありました。内庭の一番奥の場所に後楽園への正式の入り口として唐門がありました。

現在、後楽園の入り口は飯田橋駅に近い角にありますが、そこは元々は内庭の奥の唐門から入る後楽園のさらに一番奥地にあたる場所です。今と表裏が真逆です。

これが復元しようとしている唐門。
小石川後楽園は水戸上屋敷のお庭とざっくり考えていましたが内庭と後楽園の境にこんな門があるということは、水戸家の人でも自由に出入りできたわけではなかったのかも。

復元工事の完了予定は2020年7月。白糸の滝の整備に6年もかかっている後楽園にしてはずいぶん早いですね。これもオリンピック関連のひとつでしょうか。
まあでも久々の伝統工法による復元物件。年間パスポートも買ってあるし、完成までの成り行きが楽しみです。
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小石川後楽園の花菖蒲

2019年06月12日 | 後楽園円月橋日記

花菖蒲。きれいね。最近、写真を撮った人ブログがアップされる日がかなり大きくずれてきていて私的には悩みの種なんですが。
これがアップされた今こんなにきれいに咲いているとは思えませんのでご注意ください。この写真は6月5日に撮ったものです。

こうやって見るとめっちゃ広そうな菖蒲田ですが実際はけっこうささやかです。

最後に後楽園の写真を撮ったのは去年の11月。街はどこもかしこも工事中だなあという話の時にここ食事処涵徳亭も工事中だったのでした。
その時に「涵徳亭も何やらリフォーム中でした、きっとイマドキ風のおしゃれなカフェかなんかになるんでしょう。絶対そうだよ。がっかりだよ。(早い)」
なんて書いていましたが、外から見たところちょっとテーブルが新しくなったくらいで別に「おしゃれなカフェ」にはなってなかったです。逆にがっかり。
涵徳亭でがっかりと言えば、それよりも一新されたメニューの値段。700円前後でお弁当やうどんが食べられていたのに今のメニューは1500円から。
海外からのお客さんも増えてるしけっこう花のシーズンや休日は賑わってますからね。このくらいの値段でも行ける!と思ったんでしょう。私は行かないよ。

白糸の滝はまったく進展なし。最初にここで何やら調査を行っているのを見たのが2013年。それからほどなくしてこの仮設道ができて早6年ですよ。

あの石橋の工事でさえ1年半でけりをつけたというのに、6年て。こうなったら絶対に完成披露の時には説明会に参加して理由を聞きたい。

帰りにふと見たら2020年3月完成予定って書いてありました。忘れないぞ。

円月橋にもシダ類を中心にいろいろ草が生え始めていました。今時は「草生える」というと違う意味になっちゃいますがここは文字通りで。

涵徳亭前の網代の塀。やっぱニッポンっていいすね。
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小石川後楽園

2018年07月21日 | 後楽園円月橋日記

蓮を見に行ったんだけどそんなに咲いていなかった。もうちょっとしてから、もっと早い時間にこないとダメだな。
蓮を見る度にに思い出す。『蓮の花は葉の上に落ちて朽ちる。池の中で腐って池を汚すことはしない』と、でたらめなメルヘンを書いたら普通に信じられたこと(笑)
世の中に伝わるちょっといい逸話って、おそらく8割くらいがそんな風に創作されてきたんだろうと思う。そういえば最近ホラ吹いてないな。

猛暑の中、腕や顔を水で冷やそうと水飲み場の蛇口を捻ったらかなり暖かいお湯が出てきました。どこかに水を貯めてるんでしょうね。ゴルフ場の蛇口は地下水で冷たいです。

レンゲショウマのつぼみもたっくさん。
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